数々の栄光に満ちたレースカーを生み出してきたジャガー。その系譜を受け継ぐピュアEVレースカーを「東京モーターショー2019」で初公開!
東京ビッグサイトおよびお台場周辺エリアで11月4日(月)まで開催されている、クルマの祭典「第46回 東京モーターショー2019」。10月25日(金)に、その「FUTURE EXPO MEGA WEB」会場にて、PlayStation®4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』に11月末のアップデートで登場する最新の「ビジョン グランツーリスモ」を初公開! 自動車メーカー「ジャガー」とのコラボによるピュアEVレースカー「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé(クーペ)」がお披露目となった。
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パワートレインは軽量コンパクトかつパワフルな最新の電気モーター。それを駆動するバッテリーは、フォーミュラEを戦う「ジャガー I-TYPE 4」や、世界初の量産電気自動車レースシリーズ「I-PACE eTROPHY」で鍛えられたリチウムイオン式となる。
ハイライトは、ジャガー・アドバンスド・デザインが「グランツーリスモ」のために手掛けた造形だ。衝撃的なフォルムを実現するために、バッテリーモジュールをコックピット周辺に配置し、低重心とパーフェクトな重量配分を実現している。
「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」の詳細はこちら
会場内のステージには、「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサーを務める山内一典と、ジャガーのデザインディレクターであるジュリアン・トーマソン氏が登壇。プロジェクトの背景やデザインコンセプトなどについて語るトークセッションと、「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」を用いたエキシビションレースが行なわれた。
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサーを務める山内一典と、ジャガー デザインディレクターのジュリアン・トーマソン氏。
「ジャガー」×「グランツーリスモ」!! キーマン2人が待望のコラボについて熱く語る!
トークセッションは、山内による「ビジョン グランツーリスモ」の解説によって幕を開けた。「ビジョン グランツーリスモ」プロジェクトは、2013年に全世界の自動車メーカーに対して行なわれた、「皆さんが考えるグランツーリスモ(スポーツカー)をデザインしてくれませんか?」という山内のお願いによってスタート。
そのお願いには”自由にスポーツカーをデザインしてほしい”ということだけでなく、”皆さんは今でも自動車づくりを楽しんでいますか?”というメッセージも込めていたと、山内は語った。その想いに応え、この6年の間にさまざまな自動車メーカーが「ビジョン グランツーリスモ」に参加。今回発表された「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」が、その最新モデルとなる。
山内が、ジュリアン氏をはじめとするジャガーのデザインチームと出会ったのは2年前のこと。”ビジョン グランツーリスモのクルマをつくりたい!”というジャガーの熱意を受けて、「グランツーリスモ」チームとジャガーのデザインチームとで、デザインを練り上げてきたそうだ。
ジュリアン氏は「ビジョン グランツーリスモ」に対し、「このプロジェクトは、最高のパフォーマンス、最高の美しさ、そして最高のイノベーションを盛り込んだ、本当に最高のスポーツカーをつくる機会をデザイナーに与えてくれました」とコメント。若いメンバーたちの情熱が最高のジャガーをつくってくれたと、笑みを浮かべた。
ジャガーだとひと目でわかるデザインと、次代の電気自動車に対するこだわり
「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」のデザインは、ジャガー歴代のレーシングカーであるCタイプとDタイプをモチーフとしている。そのことについて、ジュリアン氏は「CタイプとDタイプはジャガーの真髄とも言うべきクルマで、その歴史とレガシーが詰まっているモデルです。デザイナーたちはミュージアムでこれらのクルマを毎日見ており、同じ感情を呼び起こすクルマをつくりたいと考えて、このデザインになりました」と語った。
また、EVの開発にコミットしているジャガーは電気自動車を次のレベルに押し上げるため、美しく、そして走っても楽しいクルマをつくるために努力を重ねているという。1000馬力というハイパワーを誇るこの「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」に関しても、電気自動車によるレースであるフォーミュラEのエンジニアが設計し、実際につくれることを確認しながらデザインしたそうだ。
C、D、Eタイプからインスピレーションを得たというコックピットデザインは、現代的でドライバー・オリエンテッドなインテリアフィロソフィーを、ピュアで美しく、繊細なディテールと融合させ、アナログとデジタルの絶妙なバランスで両立。電動ルーフハッチからコックピットへのアクセスは、プレイヤーのドライビング体験を一層鮮烈なものにする。
クルマの操作に必要な情報は、サイドグラス、センターパネル、そしてホログラフィックディスプレイに表示。路面とほぼシームレスになる視界は、正確無比なマシン操作を実現してくれるはずだ。
ジャガーから送られてきたデザインにより、「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」がポリフォニー・デジタルのスタジオでつくり上げられていく過程を見ていた山内は、「このクルマはものすごくエレガントで、獰猛なネコ科の動物に見えてくるんです。まさに”ジャガー”そのものなんですよ」とコメント。これこそがブランドにおける本質的な仕事だと、ジュリアン氏のデザインチームに讃辞を贈った。
ジュリアン氏によると、ジャガーの本質は”美しいラインと美しい彫刻のようなデザインでカッコよくレースをすること”であり、デザイナーたちはそこから毎日インスピレーションを受けているという。
また、ジュリアン氏は「グランツーリスモ」シリーズを初代からプレイしており、現在は3人の息子たちと一緒に遊ぶこともあるそうだ。「自分の人生の中で愛しているものが融合できて、すごく楽しませてもらっています(笑)」と笑顔で語り、トークセッションは幕を閉じた。
11月末のアップデートに先駆けて、「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」を用いたエキシビションレースを実施!
トークセッションに続いて、会場では公開されたばかりの「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」を用いた、エキシビションレースが行なわれた。ネイションズカップに出場するトップレーサーと世界各国から集まったカーメディアのジャーナリストがコンビを組み、8チームによる5周のワンメイクレースで勝敗を争う。
コースは首都高速道路をモチーフとした「Tokyo Expressway」。スタートは各カーメディアのジャーナリストが務め、2周以上走ったらピットインのタイミングで相棒のトップレーサーと交代してもいいというルールだ。
右から、プロのレースアナウンサーである実況の中島秀之氏、元アジアチャンピオンにして現在はポリフォニー・デジタルに所属している解説のYAM。
トップレーサーとジャーナリストが、その圧倒的なパフォーマンスを体感!
初めて触れるクルマということもあり、レースは序盤から波乱の展開に。1000馬力のハイパワーによる加速は予想以上に鋭かったようで、第1コーナーからコースアウトやクラッシュが続出! ステージ外からレースを見守っていた他の『グランツーリスモSPORT』レーサーたちから、「あれ、めちゃくちゃ速くない!?」という声が漏れていたのが印象深い。
ほとんどのカーメディアがなんとか2周を走りきったところで、相棒のトップレーサーと交代。アメリカのカーメディア「GT Planet」のドライバーを務める香港のKinLong選手と、日本の「Car Watch」のドライバーを務める宮園拓真選手が抜けだし、デッドヒートを繰り広げる。
そしてレースは、ファイナルラップの最終コーナーまでもつれ込むという白熱の展開に。2番手に付けていた宮園選手が、最終コーナー手前でスリップストリームによりトップへ。そのままゴールかと思いきや、最終コーナーでオーバーランしてしまい、KinLong選手が再びトップに! 体勢を立て直した宮園選手も食い下がるが及ばず、アメリカ「GT Planet」とKinLong選手のコンビが、見事に勝利を飾った。
「GT Planet」のジャーナリストは、「本当にファンタスティックなレースでしたし、最後に抜き返したKinLong選手の走りも素晴らしかったです!」とコメント。「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」は本当にパワーがあり、印象深く楽しいドライブができたと、勝利の喜びをあらわにした。
11月末のアップデートに先駆けて、「ビジョン グランツーリスモ」最新モデルの圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにすることができたエキシビションレース。『グランツーリスモSPORT』に実装されたら、ぜひ自分の手で運転してみよう!
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グランツーリスモSPORT PlayStation Hits
グランツーリスモSPORT Spec II
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・開発元:ポリフォニー・デジタル
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:リアルドライビングシミュレーター
・発売日:好評発売中
・価格:グランツーリスモSPORT PlayStation Hits
パッケージ版 通常版 1,990円+税
ダウンロード版 通常版 2,189円(税込)
グランツーリスモSPORT Spec II
ダウンロード版 通常版 3,190円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:1~24人)
・CERO:A(全年齢対象)
※PlayStation®VR対応
※PlayStation VRでプレイする際の対象年齢は12才以上です。
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