新主人公・春日一番とともに成り上がれ! 助演女優オーディション開催!!
「大人向けのエンタテインメント作品」というコンセプトに基づき、巨大歓楽街に生きる熱き男たちの生きざまを描く「龍が如く」シリーズ。2005年から続いた桐生一馬の伝説は『龍が如く6 命の詩。』で最終章を迎えたが、現在は春日一番を主人公とする「新・龍が如くプロジェクト」が展開されている。好評配信中のスマートフォン向けオンラインゲーム『龍が如く ONLINE』に続き、開発が進んでいるのがPlayStation®4用ソフトウェア『龍が如く最新作(仮)』だ。
7月10日(水)、東京・秋葉原UDXシアターにて、『龍が如く最新作(仮)』助演女優オーディションの合格者発表会が開催された。オーディションのグランプリ受賞者は、『龍が如く最新作(仮)』への出演権を獲得。春日一番の仲間としてゲームに出演できるうえ、副賞100万円が与えられる。「龍が如く」シリーズは、過去にも数多くのオーディションを実施してきたが、メイン級キャラクターの出演者を募集するのは今回が初めて。注目度も高く、応募総数は約1,000名に達した。
第一次審査、第二次審査を経て、ファイナリストに選ばれたのは10名。すでに春日一番役の中谷一博さんとの掛け合いによる演技審査、歌唱審査も終え、合格者発表会では最後の自己PRを残すのみ。これまでのオーディションを振り返るレポート動画を公開するとともに、緊迫感あふれる合格発表会の模様をレポートしよう。
「龍が如く」最新作 助演女優オーディションレポート動画
モノマネ、板割り、魂のスピーチ… ファイナリスト10名が最後の自己PR!
イベントの開会に際し、まず「龍が如く」シリーズ総合監督 名越稔洋氏によるスピーチが。今回のオーディションに懸ける思いを、次のように述べた。「約15年前、『龍が如く』を作り始めたことを機に、さまざまなことに挑戦してきました。『龍が如く』は、当時のゲーム業界では異端と言える作品。世の中に多数の作品がある中で、このタイトルだからできることにチャレンジしようと思っていました。そのひとつがオーディションです。私は大学時代に映画の勉強をしてきました。映画と同じように、ゲームだってオーディションをしていいじゃないかと考えたのです。ゲームに実際のキャストが参加することで、新しいエネルギーを生み出し、作品がさらに盛り上がるきっかけにしたい。我々の夢に参加してもらう人を増やしたい。そんな思いで、オーディションを開催しました。今回は、助演女優と銘打っている以上、役者としてしっかり活躍してもらえる方を探したいと思っています」
続いて、10名のファイナリストがステージ上に登場。最後の自己PRを行なった。
宮越 愛恵さん
みやこし まなえ/レースクィーン・モデル
アニメ、マンガ、ゲームが趣味だという宮越さん。特にゲームは1日5時間以上、長い時は半日以上プレイするとのこと。歌やふりつけを覚えるのが早いということで、最終審査で歌った「loneliness loop」(『龍が如く5 夢、叶えし者』澤村遥の楽曲)を振りつきで披露した。「喉から手が出るほどグランプリが欲しいです。祈るような思いできました!」とアピールした。
藤田 あさかさん
ふじた あさか/看護師
幼い頃から合唱、陸上、ピアノ、バンド、サッカー、空手などさまざまな活動をしてきた藤田さん。最終スピーチでは、その中で得たふたつの学びについて語ってくれた。「ひとつは、どんな種目、競技でも最後は自分との勝負になるということです。自分に勝ち続けることは成長につながると思い、日々努力しています。もうひとつは、人とのつながりの大切さです。個人種目でも団体競技でも、ライバルや自分を支えてくれる仲間のおかげで頑張れます。今、私がここに立っているのも皆さんのおかげです。感謝の気持ちを忘れず、自分にしかできないキャラクターを演じられるよう頑張りたいと思います」
椎名 結加さん
しいな ゆいか/会社員
椎名さんのアピールポイントは、「龍が如く」シリーズへの愛。「歌も演技も経験ない私がここに立てたのは、みなさんがその熱い思いを受け止めてくださったから。新作が発売されると寝不足になるほどやり込み、プレイ後はロケ地巡りに行くほど大好きです。作品に参加できたら、このゲームがさらに素敵なものになるよう全力で頑張ります」
相沢 菜々子さん
あいざわ ななこ/タレント・モデル
「覚悟の黒で来ました」と話す相沢さんは、身体の柔らかさが自慢。まずは軽くY字バランスを披露し、オーディションに懸ける思いを次のように語った。「私は春まで理工学部で情報工学を学んでおり、ゲームは身近な存在でした。『龍が如く』については熱いロマンの詰まった作品だと認識していました。でも、審査を通じて制作者の顔つきを見て、認識の甘さを実感しました。また、演技審査で春日一番役の中谷一博さんにお会いし、春日一番の隣に立ちたいと強く思いました。演技審査では失敗してしまいましたが、その分学びを得たので、今度は私が恩返ししたいと思います」
安 美咲さん
やす みさき/女優
「本気でグランプリを獲りに来ました」と気合をみなぎらせる安さん。「グランプリ獲得」「『龍が如く』出演」と書かれた2枚の板をスタッフに渡すと、拳で真っ二つに! 圧巻の空手パフォーマンスに、会場に拍手が広がった。
北川 都喜子さん
きたがわ ときこ/女優
「人生の可能性は、誰もが無限にあると私は信じています。北川都喜子としての可能性を信じ、世の中の常識にとらわれず、自分らしく生きたい!」と、高らかに宣言した北川さん。続いて英語でスピーチを行なうと、「今があることに感謝して、目的意識を高く持ち、常に前向きに。私の次の目標は、春日一番とともに戦い、人生をより熱いものにすることです」と述べ、木刀で殺陣を披露!
鎌滝 えりさん
かまたき えり/女優
身長170cmのスレンダーな体躯と、甘く柔らかな声が印象的な鎌滝さん。「声のお芝居は、技術が必要だと思います。ずっと挑戦したかったので、春日一番と一緒にお芝居させていただけたらうれしいです」と最後の自己PRを行なった。
里々佳さん
りりか/女優・モデル
里々佳さんは、「自分の殻を破りたい」という思いで今回のオーディションにチャレンジしたそう。ステージでは、さらなる挑戦としてまだ妹にしか見せていないというモノマネを披露! CHARAになりきって、『優しい気持ち』を熱唱してくれた。
沢 すみれさん
さわ すみれ/タレント
徹夜でスピーチ原稿を用意したものの、あえて原稿は読まずに思いの丈を伝えた沢さん。「秀でた才能がない私にも、ひとつだけ誰にも負けないことがあります。それは周りの人に恵まれる運の良さです。ただ不器用にまっすぐ仕事をする私の姿を見つけてくれた人が、新しいステージへと導いてくれました。今回のオーディションでは、演技という新しい目標を見つけました。新たな夢を得て、ここに立てたことが私の人生のターニングポイントであり、成り上がりの第一歩です。ここにいらっしゃる皆さん、私が成長したら『沢は俺たちが育てた』と言ってください。そして、一緒にお仕事してください」
柳 いろはさん
やなぎ いろは/タレント
「『龍が如く』に救われた」と話す柳さんは、あふれる思いを抑えきれず涙ぐみながらスピーチ。「自分の環境が変わり、追い詰められた時に助けてくれたのが『龍が如く』でした。今回のオーディションも応募する以外の選択肢はありませんでした。ぜひ恩返しをしたいと思っています。春日一番とともに戦い、もし彼が弱音を吐いたら私がお尻をビシバシ叩いて引っ張っていきたいと思います。勝負は思いの強いものが勝つ、そう『龍が如く』に教えられました。私はグランプリを獲ります!」
グランプリは鎌滝えりさん! ほか、4名が審査員特別賞を受賞
10名の自己PRが終了すると、いよいよ最終審査。本来はグランプリ1名を決める予定だったが、急遽審査員特別賞を設けることに。特別賞受賞者も、『龍が如く最新作(仮)』に登場する予定だ。
そして、ついに名越氏から審査結果を発表! グランプリに輝いたのは、鎌滝えりさん。審査員特別賞は、宮越愛恵さん、柳いろはさん、里々佳さん、沢すみれさんの4名が受賞した。
グランプリ
鎌滝えりさん
ゲーム出演権に加え、副賞100万円を獲得! 「選んでいただいたからには、春日一番を誰よりも愛し、一緒に戦い、歩んでいけたらと思います」とコメント。ちなみに、賞金は引っ越し代に使うとのこと。
審査員特別賞
最後に名越氏は、「たくさんの方の情熱とエネルギーをいただいて作品を作っています。また、彼女たちの活動が広がっていくきっかけに、我々も助力できればと思います。今回応募してくれた1,000名の思いを背負って、彼女たちには頑張ってもらいたいと思います」と総評を述べた。
キャストの持ち味を活かすか、あえてぶち壊すか。プレイヤーの驚きや喜びを生み出したい
審査発表後は、会場に集まったメディアとの質疑応答が行なわれた。その模様をお届けしよう。
──鎌滝さん、今のお気持ちをお願いします。
鎌滝:これから、春日一番と一緒に芝居できる日々が始まります。声のお芝居は難しいと思いますが、何ができるか、どうしたら追い付けるか楽しみです。
──どんな演技をしていきたいですか?
鎌滝:まだ役柄がわからないので、どんなお芝居になるかわかりません。「龍が如く」は、学生時代からシリーズをほとんどすべて見てきたので、物語も把握しています。春日一番が主役の新しい「龍が如く」なので、春日一番と一緒に戦っていけたらと思います。
──審査の中で印象的だったエピソードを教えてください。
鎌滝:いろいろなオーディションに参加してきましたが、今回は今までで一番楽しくやらせていただきました。声優の中谷さんと掛け合いができたのが一番印象的でした。勉強になることばかりでした。
──鎌滝さんは女優として活動されています。このお仕事を始めた経緯、「龍が如く」シリーズへの思いについて教えてください。
鎌滝:この仕事を始めたのは、姉が推薦してくれたからです。私は、もともとインドアで引きこもりがち。人と目を合わせられず、会話もできなかったのですが、この仕事をしてみたら楽しいことがいっぱいでした。人のことも大好きになり、お芝居によってすべてが変わりました。実は姉も引きこもり気味で、全く外出せずにゲームをしていました。それが「龍が如く」シリーズだったんです。私はゲームが下手なのですが、いつも姉の隣で「龍が如く」を見ていました。
──名越監督に質問です。鎌滝さんを選んだ決め手を教えてください。
名越:今回は若手スタッフを中心にオーディションをしましたが、私も要所要所で書類などを見せてもらっていました。鎌滝さんは自然体で、まさに女優さんという印象。すでに魅力が完成されている方もいましたが、今回の作品はゼロからのスタートなので、我々と一緒に作品を作っていただける方だとうれしいと思い、鎌滝さんを選びました。彼女の雰囲気、空気感、そして女優としての存在感に惹かれました。
──鎌滝さんが演じるのは、春日一番のパートナーです。どのような演技に期待していますか?
名越:脚本は、キャストが決まってから手直しする部分もかなり多いんです。パートナーが鎌滝さんに決まったことで、「もっとこうしたら面白いかな」「こういうことをやらせてみたいな」という思いも湧いています。鎌滝さん自身が楽しみ、やる気になってもらえるものを提案したいです。すべてはこれからですね。
──鎌滝さんは、ご自身のどんなところを脚本に活かしてほしいと思いますか?
鎌滝:女優の経歴はまだ浅いのですが、これまではけっこうハードな役が多かったんです。『龍が如く最新作(仮)』もハードなものになってくると思います。今までやったことのないようなお芝居にも挑戦したいです。
──まだ正式タイトルが決まっていませんが、鎌滝さんが名付けるとしたら?
鎌滝:恐ろしい質問ですね……。時代も令和に代わりました。10年以上続いたシリーズが新しいものになるので、「始まり」がつくのもいいですね。今までと全く違うタイトルがいいのではないかと勝手に思っています。
──審査員特別賞の4名は、どのような形で出演するのでしょうか。
名越:ストーリー以外にも、サブストーリーなどドラマがたくさん込められている作品なので、彼女たちのキャラクターにマッチする形で登場させたいですね。鎌滝さんもパッと見は清楚ですが、それをぶち壊したいという思いもあります。本人のキャラクターを活かすにせよぶち壊すにせよ、観る人の驚きや喜びにつながればいいなと思います。美しい女性がコンテンツに加わった、というだけで終わりにしたくありません。どのようにいじっていくのか、ご期待ください。
『龍が如く最新作(仮)』の詳細は、8月29日(木)に公開予定!
『龍が如く最新作(仮)』の詳細は、8月29日(木)に公開予定!
「主人公が変わり、それに合わせてさまざまなものが変更されています。もちろん、ゲームとしても進化しています。その全容、驚きの情報を多数公開しますので、ぜひ発表をお待ちください」(名越氏)
フレッシュな顔ぶれが加わり、新展開が期待される『龍が如く最新作(仮)』。乞うご期待!
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龍が如く最新作(仮)
・発売元:セガゲームス
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:未定
・発売日:未定
・価格:未定
・プレイ人数:未定
・CERO:審査予定
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『龍が如く最新作(仮題)』助演女優オーディション 特設サイト
©SEGA
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