生者と死者、二つの世界を巡るアクションRPG。キャラクタートレーラーを公開!
2019年夏発売予定のPlayStation®4用ソフトウェア『鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)』は、生者の世界と死者の世界を行き来するアクションRPG。時田貴司氏がクリエイティブプロデューサーを務め、『いけにえと雪のセツナ』『LOST SPHEAR』を制作したTokyo RPG Factoryが開発を手掛けている。
物語の舞台は、輪廻転生が信じられている辺境の王国「中ノ邦」。人々は、強い憎しみや悲しみの感情に囚われ、輪廻の輪から外れた「迷イ人(マヨイト)」となることを恐れ、感情を押し殺して生きている。
プレイヤーは、対を成す二つの世界──生者の世界「現シ世(ウツシヨ)」と死者の世界「幽リ世(カクリヨ)」を行き来し、「迷イ人」を救済する「逝ク人守リ(イクトモリ)」となり、この邦を巡る数奇な”命”の物語を体験することとなる。
『鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)』1st Trailer
このたび、主要キャラクターおよびキャラクタートレーラーが公開された。ストーリーや基本システムといったゲームの概要と合わせて、紹介しよう。
『鬼ノ哭ク邦』紹介映像 “キャラクター” 編
【ストーリー】
対を成す二つの世界で紡がれる”命”の物語
輪廻転生によって命が繁栄した世界。人々は授かりし命を謳い、来世への祈りを捧げた。
死に対する悲しみは、生者を縛り、死者をためらわせる。すなわち、死を悲しむことは、輪廻転生を妨げる禁忌に他ならない。だから人々は、その悲しみを笑顔に変えて、死者を送る。
しかし、涙を忘れようとした人の心にも、救いが必要だった。そうして生まれたひとつの役割──人は彼らを、「逝ク人守リ」と呼んだ。
彷徨える死者の魂「迷イ人」を救済する、いわば、生者と死者、この世とあの世の調停者の役割を担う存在。「逝ク人守リ」は、迷イ人の未練を断ち、来世へと送る者。生者と死者の想いに触れ、命を尊ぶ者。
これは、ひとりの「逝ク人守リ」、その命の物語──。
【世界設定】
死と転生を繰り返す、輪廻転生が理の世界
輪廻転生の世界
『鬼ノ哭ク邦』の舞台には、生者の世界「現シ世」と死者の世界「幽リ世」が存在し、人は死と転生を繰り返している。輪廻転生は当たり前のものとして認識されており、人々の倫理観もそれを前提としている。
民衆に広がる輪廻転生への懐疑心
「中ノ邦」は、輪廻転生により繁栄した王国。しかし近年の出生率の低さからか、来世への不安が民衆に広がりつつあるようだ……。
独自の倫理観
この世界では、悲しみや憎しみといった”強い想い”に囚われると、輪廻転生の輪から外れてしまうと信じられている。例えば親しい人の死に対し、「悲しい」という感情は抱くものの、輪廻転生の輪から外れることを恐れ、感情を表に出さないよう振る舞うのが一般的だ。
迷イ人(マヨイト)
「迷イ人」は、禁忌とされる”強い想い”に囚われたがゆえに、死んで肉体から分離した魂が「幽リ世」で実体化した存在。「迷イ人」になると輪廻転生の輪から外れ、いずれは魔物と化す。魔物化する前に「逝ク人守リ」によって浄化されると、「現シ世」に転生できるようになる。
逝ク人守リ(イクトモリ)
「迷イ人」を救済、もしくは処理するために作られた邦の戦闘部隊。「迷イ人」の想いを満たし、輪廻転生の輪に戻すのが役割だが、それが不可能であるとわかった場合は魔物化する前に処理することとなる。主人公も「逝ク人守リ」のひとりだ。
鬼ビ人(オニビト)
純粋かつ非常に強い想いを持つ「迷イ人」は、まれに魔物化せず、「鬼ビ人」となる。彼らは記憶をなくしているものの、純粋な想いに基づいた意志と、強大な力を持っている。主人公は「幽リ世」で「鬼ビ人」と出会い、その力を借りて共に戦うことに。
【登場人物】
迷える魂を救う者、怨念の鎖に縛られる者
「輪廻転生を理とするこの邦にとって、死は希望でなくてはならない」
カガチ
CV:橋詰 知久
輪廻転生の理を体現する若き「逝ク人守リ」。人の命を来世につなげることこそが、自分の使命であると考えている。ゆえに、任務遂行のためなら、自らの手で他者の命を終わらせることにも躊躇しない。
謎の少女リンネとの出会いによって、血の運命に巻き込まれていく。
「この邦の理は命を縛るためのものじゃない……。命と希望をつなぐものなんだよ」
リンネ
CV:三上 枝織
かつて、少年時代のカガチの前に姿を見せた不思議な少女。月日が流れ、「逝ク人守リ」となったカガチの前に現われた彼女は、昔と変わらぬ姿をしていた……。
自分の名前さえ忘れてしまった彼女のことを、カガチは花の名である”リンネ”と呼ぶようになる。
「名は黒夜叉……。憎しみの化身……過去の亡霊……」
黒夜叉
CV:──
忘れられた過去と漆黒の業火をその身に纏う、謎多き黒衣の剣士。怨念の鎖に縛られる黒夜叉の素顔を知る者はいない。
罪の起源に翻弄され、闇を彷徨い続けるその男は、”憎しみを開放するため”に執拗なまでにリンネをつけ狙う。どこからともなく現われては人を殺し去っていく男と、カガチは幾度となく対峙することになる。
「オレたち逝ク人守リが誇りを持つのは人が人であるためだ」
クシ
CV:小山 剛志
日頃は余裕とハッタリをモットーにのらりくらりとしている印象だが、実は優秀な「逝ク人守リ」であり、若者を導く頼れる存在。カガチの育ての親でもある。
自分のことをあまり語りたがらないため、本音を知る者は少ないが、ひとり娘のマユラへの愛だけは隠しきれず周知の事実となっている。
「あなたを助けたいの。無事に来世に逝けるようにね」
マユラ
CV:Lynn
心優しい若き「逝ク人守リ」。クシの娘でカガチの幼なじみでもある。他者とのつながりを大切にしており、それは「迷イ人」に対しても、憑依している「鬼ビ人」に対しても変わらない。しかし、そのことが「逝ク人守リ」としての自身を苦しめる要因にもなっている。
輪廻転生の理、そこに生じる様々な矛盾──。死者と生者の狭間でマユラは悩み続けている。
輪廻転生の理を守護する「逝ク人守リ」たち
カガチ、クシ、マユラの他にも多くの「逝ク人守リ」が理の守護に従事している。単独での任務のほか、輪廻転生の理に仇なす者や組織の捜査を行なうことも。
【システム】
「鬼ビ人」を憑依させ、「迷イ人」を救済せよ
対を成す二つの世界
本作には、生者の世界=「現シ世」と死者の世界=「幽リ世」という二つの世界が存在する。「現シ世」と「幽リ世」は対を成しているが、完全に同じではない。「迷イ人」は「幽リ世」にしか存在せず、中には地形が異なる場所も。そのため「逝ク人守リ」たちは二つの世界を行き来し、任務を遂行することになる。
二つの世界で紡がれる”命”の物語
プレイヤーは「迷イ人」救済のため、「現シ世」と「幽リ世」を行き来し、対象が「迷イ人」となった原因を探り、解決へと導いていく。「迷イ人」の想いを満たし、輪廻転生の輪に戻すことが「逝ク人守リ」本来の役割だが、それが不可能であるとわかった時には、魔物化を避けるための決断が必要となることも。
「鬼ビ人」をリアルタイムで切り替えながら戦うアクションバトル
主人公は「鬼ビ人」たちと出会い、その力を自らの肉体に憑依させることで、強力な魔物たちと戦いを繰り広げる。
「鬼ビ人」は、いわばジョブのような役割。固有の武器と特徴的なスキルを持っているため、憑依させる「鬼ビ人」によって立ち回り方も大きく変わってくる。戦況に合わせ、リアルタイムで「鬼ビ人」を切り替えながら、有利にバトルを進めよう。
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鬼ノ哭ク邦 (オニノナククニ)
・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:2019年夏予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定
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Developed by Tokyo RPG Factory.
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