【TGS2018レポート】誰でも簡単にゲームをクリエイトできる『Dreams Universe』でゲームづくりを体験!

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【TGS2018レポート】誰でも簡単にゲームをクリエイトできる『Dreams Universe』でゲームづくりを体験!

◆2018年9月22日(土) 記事中の一部内容を修正し、更新いたしました。

コンテンツを作り、共有し、交流する。究極のクリエイティブプラットホームの手触りはいかに?

「リトルビッグプラネット」シリーズや『Tearaway ~はがれた世界の大冒険~』を手掛けた制作会社、Media Molecule(メディアモレキュール)による最新作『Dreams Universe(ドリームズ ユニバース)』。「東京ゲームショウ2018」開催中に行なわれたメディアセッションでは、本作の遊び方のデモンストレーション、およびクリエイト部分に関するレクチャーが行なわれた。その模様をお伝えしよう。

セッションはいきなりゲームプレイから始まった

今回、メディアセッションの案内役を務めてくれたのはMedia MoleculeのコミュニケーションズマネージャーAbbie Heppe(アビー・ヘップ)さん。まずは、アビーさんに解説してもらいながら『Dreams Universe』をプレイすることになった。

Media Molecule コミュニケーションズマネージャー
Abbie Heppe さん

最初に遊んだのは、本作ストーリーモードの一部である、ジャンプで足場を渡って先に進んでいくアクションゲーム。

「このSFアクションゲームは、すべて『Dreams Universe』の機能とワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)だけで作られています」と説明するアビーさん。ちなみに『Dreams Universe』のストーリーモードは、SF、ファンタジー、ミステリーの3ワールドで構成されているという。そのどれもが、主人公の落ちこぼれミュージシャン「アート」の空想の中で起きている出来事なのだそうだ。

ステージの途中にあった食虫植物のような仕掛けにやられ、思わず声をあげたら、アビーさんは少し嬉しそうな様子(こういう楽しさは世界共通らしい)。なお、食虫植物などの「ステージの素材」はゲーム中入手することができ、以後はプレイヤーが自作したゲームの中でも使えるようになるとのこと。また、自作ゲームの中に部品を隠しておけば、それを発見した別のプレイヤーも入手、および使用できるようになる。サンプルゲームといえどもただ遊んで終わりではなく、クリエイト部分への誘導が用意されているわけだ。

創造できる世界に制限なし!

次は、ハンマーを操作して遊ぶ対戦アクションゲーム『HAMMER TIME!』をプレイすることに。この記事の冒頭で紹介した『Dreams Universe』TGSトレーラーでも紹介されている作品なので、ぜひ映像もチェックしていただきたい。

このゲームはなかなか凝った内容で、各ラウンドでルールが変化していく。第1ラウンドではハンマーを動かして釘を打つことと、相手と同じ色の風船を割ることで点を取り、時間内に多く点を取った側が勝利となる。第2ラウンドは相手のゴールにボールや風船を押し込むサッカーのようなルール。第3ラウンドはハンマーで床を叩いて崩し、相手をステージから落下させるルールだった。

初プレイながらそれなりには健闘はしたものの、アビーさんもほぼ手加減なし。こちらがが操作するハンマーは、床の穴から奈落へと落ちていった……。

その他にも、どこか懐かしい雰囲気のシューティング『Ferovium』や、ファンタジックな世界を舞台にした横スクロールアクション、足が生えた目玉がバッドトリップしたような世界を闊歩するミュージックPV風の作品など、さまざまなサンプルゲームが紹介された。

アビーさんによれば「目玉のゲームはMedia Moleculeのサウンドデザイナーの作品で、ある日風邪で休んでいると思ったら、こんなものを作っていた」らしい。

これらのゲームは、素材を流用しているとはいえ、わずか1日から数日程度で作られたものばかりだという。『Dreams Universe』で、いかに簡単にゲームが作れるかを物語るエピソードだ。

各クリエイターの作品ごとに、毛色の違った世界やルールで遊ぶことができる。

素材を配置するだけでもステージを作れてしまう!

多彩なサンプル作品の紹介のあと、『Dreams Universe』の柱となる要素、クリエイトに関するレクチャーが始まった。

「いきなり白紙の状態から作るのもいいですが、最初は途中までできたものに手を加えることや、他の人がつくったものを流用するところからスタートするのもオススメです」とアビーさん。今回は小惑星の表面のような場所をテンプレートとして使い、クリエイト部分の操作を体験させてもらった。

ちなみに『Dreams Universe』では、プレイ中のゲームを、すぐさまエディットモードに切り替えることが可能だ。サンプルゲームや、他のプレイヤーの作品をプレイしている間にアイデアが湧いたら、その場で改造してしまうことだってできる。

「ここにあるものだけでも、大きさや形を変えてみるだけでも風景を作り出せます。実際にやってみませんか?」。そう言って、アビーさんは以下のような操作方法を教えてくれた。

・コントローラーを上下左右に振ってポインターを操作。
・ポインターを合わせた物体をR2ボタンで掴む。
・方向キーの上下で物体のサイズを大きくしたり、小さくしたりできる。
・L1ボタンを押したままR2ボタンで物体を掴むと、元の位置に残ったまま物体が2つに増殖(同じ物体を並べて置くのに便利)。
・アナログスティックの押し込みで物体の向きが変化。

……などなど、教わったことを駆使して、岩を組み合わせたオブジェのようなものを作ってみると、その場にいた全員に笑いが広がった。

「今実際にやってもらったように、限られた種類の岩からでも豊かな風景を作り出せるものです。ほかにも、すでに用意されている素材や、他の人が作った素材をどんどん置くのも気軽に作るいい方法です」とアビーさん。

即興で生まれる自分だけのミュージック

「最後にもうひとつ、音楽の気軽な作り方を試してみましょう。まずは音を聞きながら、サンプルの中から好きなドラムパートを選択してみてください。次に曲のベースパートも同じように選んでください」。アビーさんの説明通りに選んでいくと、あっという間にドラム&低音パートができあがる。

今回試した音楽の作り方は、既存のドラム&低音パートの上にコード(和音)を重ねていき、即興で曲にするという方法だった。コントローラーの方向キーやボタンを押すとコードが鳴り、リアルタイムで曲になっていく。また、コントローラーを空中で動かしたり振ったりすると、電子楽器・テルミンのように音を変えることもできた。

アビーさんと一緒に、それぞれのコントローラーで音を奏でていくうちに……なんだかスペーシーな80年代風? のテクノサウンドが誕生。

また、声のサンプリングなども可能で、音階を作ったり、スクラッチのように鳴らすことなどが可能だという。Media Moleculeの人たちも、この機能を使ってよく遊んでいるらしい。作曲に使うだけでなく、キャラクターにセリフをしゃべらせるなど、使い道はいろいろありそうだ。

最後にアビーさんは、「たった15分でもここまで作れるので、今度は時間があるときに、思うがまま作ってみてほしいです。今日お見せしたのはとても気軽に作れる方法ですが、『Dreams Universe』は、プロフェッショナルが細かく、しっかりした素材を作るための機能も備えています」と語り、メディアセッションを締めくくった。

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Dreams Universe (ドリームズ ユニバース)

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:ゲームクリエイティブプラットフォーム
・発売日:未定
・価格:未定
・プレイ人数:オフライン時 1~2人 ※オンライン対応要素は未定
・CERO:審査予定

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『Dreams Universe』公式サイトはこちら

©Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Media Molecule.

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