10月12日(金)発売予定のPlayStation®4用ソフトウェア『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』(以下『CoD: BO4』)。先だって実施された「マルチプレイヤーモード」「BLACKOUT」の先行ベータには、世界中のプレイヤーたちが参加し、大きな話題を呼んだ。
その熱は「東京ゲームショウ2018」でも冷めやらず、プレイステーション®ブースには多くのファンが集結。用意された試遊台では「マルチプレイヤーモード」がプレイでき、新規マップでの5対5の白熱した対戦を繰り広げていた。また「東京ゲームショウ2018」初日に行なわれた『CoD: BO4』のライブショーも大きな盛り上がりを見せた。そんな中『CoD: BO4』のメディア向けセッションが開催されたので、ここではその様子をお伝えしよう。
発売前にあらためて『CoD: BO4』の3本柱をチェック!
今回のセッションは開発チーム「TREYARCH」を代表して、『CoD: BO4』の広報ディレクターを務めるJohn Rafacz氏が担当。
「『CoD: BO4』は私たちが手掛けた中で、最もソーシャルなゲームになります。シリーズのコミュニティ、そこに集うプレイヤーたちに、これから何年にも渡って遊んでもらえることを想像しながら制作しました」と挨拶。まずは「マルチプレイヤーモード」「ゾンビモード」「BLACKOUT」と、本作の3つの軸について解説があった。
これまで以上にチーム戦を主眼に置いた「マルチプレイヤーモード」
今作の「マルチプレイヤーモード」は陸上戦をベースにしており、「スライディング」はあるものの、『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』などで採用されていたブーストを利用しての「スラストジャンプ」や、壁に張り付きながら移動する「ウォールラン」は非搭載となった。逆に武器、パーク、装備品を決められたコストの中で取捨選択する「PICK10」、それぞれが特殊装備を持つ「スペシャリスト」といったカスタマイズ要素はパワーアップして収録。自分に合ったプレイスタイルで”地に足をつけた戦い”を体験することができる。
ほかにも大きな変更点として、チームの人数が5人になったことや、視界に入った敵をミニマップ上に表示させる「Fog of War」システムの採用。さらには体力の回復が自動ではなく手動になり、敵味方ともにキャラクターの頭上に体力バーが表示されるようになったことが挙げられる。
これらに関してJohn氏から、「すべての要素はゲームをより戦略的にして、ある種のペースを生み出します。また個人的な活躍はこれまでと同様に重要なポイントではありますが、今までよりもチームプレイを重要視しており、今回のシステム変更はそれらを反映させたものになります」と説明があった。
マルチプレイヤーモード公開トレーラーはこちら
※動画には過激な表現が含まれますので、ご注意ください。
10周年を迎えた「ゾンビモード」は3つの物語を収録
最初は『コール オブ デューティ ワールド・アット・ウォー』のオマケ的要素であった「ゾンビモード」も、今年で10周年! 『CoD: BO4』ではリリース時点で3つのストーリーが収録される。
タイタニック号を舞台に沈没の謎を解明する「VOYOGE of DESPAIR」、古代ローマのグラディエーターとなり古のゾンビたちと戦う「IX(ナイン)」は新たなキャラクターたちによって物語が紡がれる。突如姿を消した父親を探しに出たスカーレット・ローズは、3人の仲間たちとともに、押し寄せるアンデッドの群れを切り抜け、人類の脅威となる力を秘めた神器の謎を解いていくが……。
ゾンビモード紹介トレーラー「混沌」はこちら
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残りの1本は、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の「Mob of The Dead」を再構築。エドワード・リヒトーフェン、タンク・デンプシー、マサキ・タケオ、ニコライ・ベリンスキーの4人は、アルカトラズ刑務所の地下に眠る「秘密の研究室」へとたどり着く。クロノリウムに記された未来が書き換えられていることを知った彼らのところへ、予言通り”例の敵”が4人を永遠に投獄すべく猛攻を仕掛けてくる。彼らが必死に守ろうとした未来が、今また絶体絶命の危機にさらされることに……。
ゾンビモード「Blood of the Dead」紹介映像はこちら
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今ではシリーズには欠かせない存在に成長した「ゾンビモード」については、「今回は多くのカスタマイズが可能となっています。初心者用モード(Zombie Rush)も用意していますので、初めて遊ぶプレイヤーのみなさんにも楽しんでいただけます。どんな物語が展開されるか楽しみにしていてください」(John氏)。
すべては生き残るため! 最大100人で戦う「BLACKOUT」
本作で最も注目されているモードと言っても過言ではないのが、100人同時対戦のバトルロイヤル「BLACKOUT」。プレイ人数はSOLO(1人)、DUO(2人)、QUADS(4人。3人でも可)で、さまざまな武器や防具、アイテムを拾い集めて戦い、時には乗り物を駆使しながら、最後の1名(1チーム)になることを目指す。
シリーズ最大となる広大なマップには、「NUKETOWN ISLAND」「FIRING RANGE」といったファンにはおなじみの場所をはじめ、ゾンビモードに関連するロケーション、まったく新規の場所などが混在する。スタート時にはマップのどこに降下するかプレイヤー次第だが、時間経過とともに段階的にバトルエリアが縮小。エリア外はダメージを受け、最悪倒れてしまうので、否が応にも交戦距離は狭まり、ほかプレイヤーとの激しい戦いが繰り広げられる。
さらに「BLACKOUT」ではプレイヤー以外に、特定の場所でゾンビが出現する。ゾンビたちを倒すと強力な武器やアイテムを入手することができるのだが、ゾンビたちの相手ばかりしていると横からプレイヤーに襲撃されることも。最後まで生き残るためには、周囲警戒はもちろん、的確な状況判断などが重要となる。
乗り物も2人乗りの四輪バギーATVやカーゴトラックをはじめ、水上を高速で移動できるタクティカルボート、偵察や逃走などに使えるヘリコプターなどがあり、陸、海、空で移動手段が用意されている。
これらすべての要素が交じり合い、「BLACKOUT」ではこれまでのシリーズとは一線を画す戦いが展開されるのだ。
バトルロイヤルモード「BLACKOUT」紹介映像はこちら
※動画には過激な表現が含まれますので、ご注意ください。
さらにエキサイティングに調整されている『CoD: BO4』
先日行なわれた「マルチプレイヤーモード」「BLACKOUT」の先行ベータで、多くのプレイヤーから重要なフィードバックを得られたと報告するJohn氏は、「マルチプレイヤーモード」に関しては「Fog of War」システムや、味方がビーコンの周辺にリスポーンできるようになる「タック・デプロイ」(特殊装備)の改善、ボディーアーマーやフリーカーソルUIナビゲーション、キルカムの調整など、リリース時には多くの変更点を加え、よりダイナミックな戦いを提供すると語ってくれた。
また「BLACKOUT」の先行ベータでは、広報チャンネルからアップデート内容を常にプレイヤーに届けることに初挑戦。「これまでになかったプレイヤーとのコミュニケーションが得られ、とてもいい機会になった」とのこと。もちろん「BLACKOUT」に関しても武器や防具、サウンド、所持品とアイテムのマネージメントなどでさまざまな調整が加えられ、今まで以上にユーザビリティを向上させ、「マルチプレイヤーモード」同様に公平な戦いが行なわれている印象を持てるようにすると語っていた。
そして最後には質疑応答が行なわれた。
――「マルチプレイモード」で重要視しているプレイフィールは何でしょうか?
早くスムーズで戦略的であること。チームプレイを一番に考えています。
――「BLACKOUT」はTwitchの視聴数が世界一でしたが、これは予想されていましたか?
私たちとしては最高のゲームを作りたいと考え、そこに集中していました。それをプレイヤーのみなさんに評価していただけたのは、大変嬉しく思います。
――『CoD』におけるeスポーツルールの変更により、チームの人数が6人から5人になりましたが、その理由を教えてください。
家庭で遊んでいるようなプレイ感覚でeスポーツルールを用意したかったこと、また『CoD: BO4』を一番楽しんでもらうのにはどうしたらいいのかと考えた結果、5人がベストという結論になりました。
――「BLACKOUT」を企画した理由は何でしょうか?
私たちはこれまでで一番ソーシャルなゲーム、コミュニティのプレイヤーたちを繋げるゲームを作りたいと考えていました。またこれまでのシリーズの世界観を活かすには、バトルロイヤルというゲームモードがとても適していると思ったからです。
――今回キャンペーンモードは収録されていませんが、もし次回作を作るとしたらキャンペーンモードの実装は考えていますか?
とてもいい質問ですね。ですが我々はこれからの3週間、何とか生き延びられるよう集中していますので、次回作についてはもう少しお待ちください。
――「BLACKOUT」でeスポーツのようなことは考えていますか?
“とても面白い質問ですね”、ということを答えとさせてください(笑)。
地上戦をベースにチームプレイを重視した「マルチプレイヤーモード」、エキサイティングな3つの「ゾンビモード」、そして広大なマップで生き残りを駆けた戦いを繰り広げる「BLACKOUT」。そのすべてを体験できるまであと約3週間。シリーズの新たな歴史がここから始まる!
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コール オブ デューティ ブラックオプス 4
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:ファーストパーソンシューティング
・発売日:2018年10月12日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,900円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 8,532円(税込)
ダウンロード版 デジタルデラックス 販売価格 12,900円(税込)
ダウンロード版 デジタルデラックス改 販売価格 16,900円(税込)
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
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