『ウイニングイレブン 2019』の発売から1週間が経ち、パワーアップした「myClub」や、「ビカム・ア・レジェンド」での追体験プレイ、「クイックマッチ」でのオンライン対戦など、それぞれが思い思いの楽しみ方で本作を遊ばれていることでしょう。
電撃PlayStationがお贈りする特集第2回では、「操作して遊ぶ楽しみ」から少し見方を変え、本作に用意されている「見て楽しむ」という遊び方を追求! 日本代表チームを軸に、ロシアワールドカップの決勝リーグで惜しくも敗れたベルギーと、世界一の栄光を掴んだフランスを相手にしたCOM同士の対戦の模様をレポートしていきます。
なお、今回の対戦は「エキシビションマッチ」で「監督モード」にした状態で行なっているほか、試合展開や結果は電撃PlayStation編集部のプレイによるものです。
【日本対ベルギー】ワールドカップの悪夢をSAMURAIたちが振り払う!
前半は日本ボールでキックオフ。序盤からベルギーのエリアでボールを回し、前半3分に早くもチャンスが訪れます。大島選手があげたパスを宇佐美選手がつなぎ、ボールは本田選手へ。素早いパス回しに翻弄されたためか、ベルギーのゴール前はがら空きです!
さらにボールはゴール前にいた大迫選手へとつながりますが、惜しくもあと一歩が届かず、ゴールネットを揺らすことはできません。
こぼれたボールをエデン・アザール選手、トム・ムニエ選手、ロメル・ルカク選手とつながれてピンチを招きますが、相手のパスミスを逃さず槙野選手が大きくクリア。再び攻め込まれた際にも、川島選手がボールをがっちりと掴み、相手の攻勢を止めます。
前半16分。大きな縦パスが通ってベルギーがチャンスを迎えますが、ルカク選手へのボールを吉田選手がクリア。ここから日本は細かくパスをつなぎ、少しずつベルギーのゴールへと迫っていきます。
試合が動いたのは前半27分。相手との競り合いに勝った原口選手がボールをサイドまで一気に持っていき、3人の選手を引き付けたのちにゴール前にいる大迫選手にパス。さらにそこから本田選手へと渡ったボールが、ついにベルギーのゴールネットに突き刺さります!
先制されたベルギーはアグレッシブな攻めを試みますが、日本の守備に阻まれて思い通りのサッカーができません。そしてそのまま時間は過ぎ「日本1-0ベルギー」で前半を終えます。
後半はベルギーボールでスタート。一刻も早く1点を返したいベルギーですが、それが焦りになったのかすぐに日本にボールを奪われます。日本もこのチャンスを逃さず、ベルギーゴール前でボールを死守した大迫選手から原口選手、そして走り込んできた宇佐美選手へとボールが渡り、後半開始早々に待望の2点目を獲得!
しかし、2-0と聞くと、日本としてはあの悪夢が蘇ってくる部分も……。観ている側のそんな不安を払拭するかのように、日本選手たちは活躍します。互いにボールを奪い合う展開ながら、どちらもゴールネットを揺らすことはありません。
そして、ついにワールドカップで目にしたかった光景が広がります。後半26分。宇佐美選手がつないだボールを本田選手がトラップし、素早くゴール前の原口選手へ。踏み込みを利かせた強烈なシュートは、夢にまで見た3点目となります。
後半45分には原口選手がこの試合2点目となるゴールを決めて試合終了。終わってみれば「日本4-0ベルギー」という大差での勝利になりました。日本の得点力もさることながら、ボールの支配率は大差がないにもかかわらず、ベルギーにシュートを1本も打たせない守備力も光った展開だったと言えます。この結果をワールドカップで観たかった! というのは贅沢でしょうか(笑)。
【日本対フランス】スタジアムを沸かせたのは”半端ない”あの男!
2戦目は日本対フランスという、1度は観てみたかったカードを観戦。世界を制したフランス相手に、日本がどれだけ追いすがれるかに注目です。
両チームのスターティングメンバーはこちら。ベルギー戦で大暴れした原口選手をはじめ、チーム全員での強固な守備に期待がかかります。
前半は日本ボールでスタート。序盤はフランスの守りに阻まれ、長友選手や大島選手、長谷部選手といった中盤でのボール回しが軸になります。大島選手まで一度ボールを戻し、再び組み立てようとしますが、それもなかなかうまくいかず。前半10分までほとんどフランスにボールを触らせないサッカーをするものの、シュートまでつなげることができません。
膠着状態が続く前半の15分過ぎ。日本はフランスのパスミスにつけ込み、サイドからゴール前まで一気にボールを運びます。フランスは攻めに転じていただけに、ゴール前は空き気味。大迫選手からのパスを宇佐美選手がノールックでのバックパスでつなぎ、ボールはキーパーの目の前に! しかし最後の一本が出せず、絶好のチャンスを生かすことができませんでした。
日本はボールをキープするもののなかなか攻め込めず、中盤でのパス回しが続きます。前半の25分の段階では日本のボール支配率が79%、フランスは21%という差があるにもかかわらず得点に結びつけられていないのは、フランスの力が大きいことを示すといえるでしょう。
前半の35分。久しぶりにボールを得たフランスは、そのポテンシャルの高さを見せつけます。正確無比なロングパスを日本のゴール前に出し、走り込んでいたアントワーヌ・グリーズマン選手がそれをトラップ。ボールは瞬時に蹴り出され、その先に待っていたオリヴィエ・ジルー選手がシュートを放ち、わずか数十秒のプレーで先制点を奪います。流れるようなプレーとはまさにこのこと!
圧倒的な連携と個人技を披露したフランスでしたが、わずか6分後。次は日本が魅せます。長友選手からのパスを大迫選手がゴールに向き直って、ダイレクトにシュート! これが見事決まって同点となり、「日本1-1フランス」で前半を終えます。
互いにスーパープレーを披露し、同点での折り返しとなった後半。フランスボールで始まったものの、1つのパスミスから日本が一気にフランス陣地へ。あと一歩というところまで迫りますが、さすがにそれはフランスが許しません。
中盤でボールを奪った日本に、再びチャンスが到来します。宇佐美選手がサイドからの戦術でゴール前にボールを持っていくと、トマ・レマル選手がたまらずそれをクリア。スローインからの組み立てで攻勢をかけ、大島選手、原口選手とボールが渡った先に待っていたのは、またしても”半端ない”あの人!
わずかなチャンスをものにし、見事逆転をはたした日本。逆にフランスはこのままでは終われないと、これまでにないほどの猛攻を仕掛けます。後半28分にはジブリル・シティベ選手のスルーパスをグリーズマン選手が受け、ゴール前のジルー選手へ。試合終了間際の後半41分には、キリアン・ムバッペ選手がワールドカップの再現といわんばかりのドリブルでボールを運びます。
対する日本もわずか1点のリードを守るため、守備に専念。世界一の選手らが見せるサッカーに全力で挑み、跳ね返します。そして時計の針はついに後半45分に。1分のアディショナルタイムをパス回しでしのぎ、ついにそのときが……!
日本代表勝利! ロシアワールドカップ覇者のフランスに、劇的な逆転勝ちをおさめます!!
この試合のヒーローはなんといっても大迫選手。ゲームでも”半端ない”ポジショニングでフランスの守備をかいくぐり、2本のシュートを決めてくれたのですから。もちろん、そこにいたるまでのつながりが良かったからこそというのもありますけどね。お見事でした。本当に。
文字と写真でのレポート形式ではありましたが、COM同士による対戦だからこそ起こりうるドラマを感じていただけたでしょうか? もちろん自身で操作したときにもさまざまなドラマがありますが、COM同士の場合はプレイヤーが持つテクニックがほぼ介入する余地がないというのがおもしろいところ。ボロ勝ちするときもあれば劇的な展開になることもあるなど、予想がつかない部分が魅力かなと思います。
美しいグラフィックとリアルな選手たちの挙動が相まって、感覚としては実際の試合を観ているのとあまり変わらないものになっています。「ウイイレ」シリーズ初心者の方も上級者の方も、ぜひ1度味わってみてもらえるとうれしいですね。おもしろいですよー!
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特集ラストとなる第3回では、『ウイニングイレブン 2019』の目玉の1つである「myClub」をフィーチャーしてお届けする予定。まだ本作に触れてないという方は、楽しみにしていてくださいませ。
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ウイニングイレブン 2019
・発売元:コナミデジタルエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:サッカーゲーム
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,600円+税
ダウンロード版 スタンダード エディション 販売価格 8,208円(税込)
ダウンロード版 レジェンド エディション 販売価格 10,368円(税込)
・プレイ人数:1~4人(オンライン時:2~22人)
・CERO:A(全年齢対象)
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