【E3 2018】サバイバルアクションがより戦略的に! 『The Last of Us Part II』メディアセッションレポート

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【E3 2018】サバイバルアクションがより戦略的に! 『The Last of Us Part II』メディアセッションレポート

安息の暮らしと凄絶な戦いのギャップを表現したデモプレイを披露

文明崩壊後のアメリカを生き抜くジョエルとエリーのドラマを描き、1,700万本以上の世界累計実売(2018年4月時点)を記録したサバイバルアクション『The Last of Us』。PlayStation®4用ソフトウェア『The Last of Us Part II』はその続編であり、成長したエリーを主人公とした物語が展開される。

米国・ロサンゼルスで開催された「E3 2018」では、Sony Interactive Entertainmentのメディアセッションが実施された。開発会社Naughty Dog(ノーティードッグ)から、共同ディレクターのKurt MargenauとAnthony Newman、ライターのHalley Gross、そしてディレクター兼ライターのNeil Druckmanが登壇し、実機デモプレイを披露しつつゲームの注目ポイントを解説した。

※「E3 2018」での発表内容です。日本での発売など詳細は未定です。

左から、共同ディレクターのKurt MargenauとAnthony Newman、ライターのHalley Gross、ディレクター兼ライターのNeil Druckman。

デモプレイの冒頭は、教会で陽気なバンジョーの音楽が奏でられるなか、ダンスパーティーに興じる人々の姿が。エリーはカウンターに立ち、女友達のディーナが躍る様子を静かに見ている。そこへ、ディーナの元彼の男が近づき言葉を交わすも、ダンスを終えたディーナはエリーの腕を取り、チークダンスに誘う。

エリーとディーナの様子はとても親し気。文明が崩壊した過酷な世界を生き抜くため、エリーがどんなことをしてきたかも知っているようで、それでもなお友達でいてくれるディーナとの親密な関係が見て取れる。安息の場所で大切な友達を見つけたエリーとディーナが、キスを交わす場面も映し出された。

その直後、場面が転換した先は、じめじめとした森の中。エリーは男の喉元にナイフを突き立て、その息の根を止めていた。身を屈めて進んでいくと廃墟があり、さらに多くの敵の姿が見える。エリーがどんな目的でここにいるのかはわからないが、気配を消しながら1人ずつ仕留めていく様子から、この敵対する集団に強い憎しみを抱いているのはたしかだろう。

敵に発見されてからは、さらに激しい戦闘へと突入。死角に身を隠して背後から襲ったり、クラフティングで爆裂矢を作って狙撃したりと、さまざまな手段で敵を倒していくなか、腹這いになって車の下に隠れるといった前作にないアクションも見られた。

傷つき、追い詰められながらも敵をすべて倒したが、エリーの姿は凄惨そのもの。冒頭が陽気で心安らぐシーンだっただけにギャップが大きく、強い暴力性を感じるデモプレイとなった。

Naughty Dogスタッフへの質疑応答で、自由度の高い戦術アクションが明らかに!

デモプレイの披露が終わった後、開発陣への質疑応答が行なわれた。新たなサバイバルアクションシステムを中心に、グラフィックの進化やシナリオについても聞くことができたので紹介しよう。

──エリーは前作でさまざまなサバイバル戦術を身につけていましたが、本作ではどのように影響していますか?

前作から5年が経過し、エリーは新たな戦術を身につけています。彼女はジョエルと違い、小柄で力がないため、クリエイティブに戦う必要があります。近接攻撃を回避したり、腹這いになって物の下に隠れたり、隙間を通り抜けて不意打ちしたりできます。しゃがみや伏せの動作も、プレイヤーが任意で行なえます。また、隠れる草木の高さによって、ステルスの効果が変化するように計算されています。

プレイヤーはこうしたシステムを簡単に学びつつ、クリエイティブに活用することで多彩な戦い方ができるようになっています。

──エリーが肩に受けた矢を自分で引き抜くシーンがありました。あれは演出の一部でしょうか、それともプレイヤーが操作したものですか?

アクションシステムのひとつです。矢が刺さったままではエイムの精度に影響するため、プレイヤーは自分で矢を抜くアクションを起こす必要があります。デモプレイ中も、画面の右下にR1ボタンで矢を引き抜く操作ガイドが表示されていました。また、矢を引き抜いたあとも、その傷が回復するまでエイムの精度に影響します。

──今回はエリーが1人で戦っていましたが、NPCの仲間と協力したり、ビンを投げて敵の注意を引いたりといった、前作にあったシステムは継承していますか?

はい、あります。ビンを当てて敵をひるませたり、投げた方向に誘導したりといった戦術を利用できます。本作ではAIがより高度になっており、敵はその環境に合わせて行動します。聞き耳を立てて敵の位置を察知するアクションもあり、矢を引き抜くなど、さまざまなアクションにひもづく形で実装されます。

──デモプレイの最後で、命乞いをする敵にとどめを刺す場面がありました。見逃す選択もできるのでしょうか。

私たちは、敵との戦闘をできるかぎり柔軟にしようとしています。今回のデモプレイでも全員を殺すわけではなく、最初の数人は隠れながらやりすごしていました。プレイヤーには自由度が高く、さまざまなオプションを選択できる戦闘を提供します。

──エリーは何のために、誰と戦っているのですか?

エリーが戦っている敵は、「セラファイト」というシアトルで発足した集団です。エリーはジャクソンという場所でコミュニティの仲間と安定した生活をしていますが、そこに何かが起きたため、エリーは復讐の旅に出るのです。その中では、彼女の魂の在り方が問われるストーリーが展開されます。

──今回のデモプレイで人間の敵しか登場しませんでした。この時代で感染者はどうなっているのでしょうか。

もちろん、感染者たちは人間にとって大きな脅威としていまでも存在しています。前作よりも多くの、そして高度な攻撃を仕掛けてくるクリーチャーが登場します。

──ジョエルは登場するのでしょうか。

答えは「イエス」です。ただし、プレイアブルなのはエリーだけです。

──暴力表現がとても強く描かれているように感じました。何か意図があるのでしょうか。

「The Last of Us」シリーズは人間の文明が崩壊した世界を描いています。その中でエリーは小さな安息を得られるコミュニティを見つけ、友達もできました。しかし、そのコミュニティで暴力的なある出来事が起こり、エリーは正義のために復讐するのです。

私たちのアプローチとして、暴力をできるかぎりリアルにすることに注力しました。かなりリアルな暴力表現なので、目を背けたくなることがあるかもしれませんが、エリーがこの世界で生き残るための感情であり方法です。そのため、あえて意図的にリアルな表現をしています。

──エリーがキスをするシーンで触れ合った鼻が曲がるなど、アニメーションが向上したように見えました。

キスシーンを入れたのは、エリーとディーナの密接な関係性を表現するためでした。その際、肌と肌が擦れ合うフェイシャルアニメーションには、鼻が触れたときに曲がるようにするため鼻にもジョイントが多く入っています。キスの後、エリーが恥ずかしがって頬を赤らめるようなディティールにもこだわりました。

──近年はオープンワールドの大作がたくさんあり人気です。本作でエリアの概念はどのようになるのでしょうか?

このゲームはコアのストーリーがあり、そこをエリーが歩んでいきます。ただ、本筋のストーリーを歩む中でも、一つひとつの戦術で、あるいはさまざまなオプションで、自分なりに試して戦える自由度があります。あらゆる環境を利用できますし、あるエリアに進む道もひとつとは限らず、いろいろな選択肢があります。戦闘するエリアとそうでないエリアは完全に分かれていますが、そのつながりはシームレスに行なわれます。

──マルチプレイヤーモードは搭載されますか?

詳細はお話しできませんが、マルチプレイヤーモードは搭載されます。私たちもワクワクしている要素なので、ぜひ楽しみにしていてください。

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※「E3 2018」での発表内容です。日本での発売など詳細は未定です。

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