米国・ロサンゼルスで6月11日(月)18時(現地時間)より開催された「PlayStation® E3 2018 Showcase」。同イベントで発表されたPlayStation®4用ソフトウェア『Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)』(仮称)のプレイ動画について、開発会社Sucker Punch Productions(サッカーパンチプロダクションズ)のプロデューサー、Brian Flemingからのメッセージをご紹介します。
※「E3 2018」での発表内容です、日本での発売など詳細は未定のものが含まれます。
『Ghost of Tsushima』(仮称)は1274年の元寇を描いた、オープンワールドの侍アドベンチャーです。物語の舞台は、日本の鎌倉時代中期、戦も多く、変革の時代の中、プレイヤーは一人の侍(ジン・サカイ)となり、日本の歴史や侍映画の象徴とも言える、復讐や希望をテーマに冒険をしていくこととなります。
今回公開された内容とは?
『Ghost of Tsushima』(仮称)は2017年10月にParis Game Weekでデビュートレーラーを公開しました。あの映像からも、今作の世界観が垣間見えたでしょう。もちろん、ストーリーを伝えるトレーラーや、ミステリアスなティザーも魅力的ではありますが、ゲーム体験そのものを伝えることができるプレイ動画が最もエキサイティングだと思いませんか!?
今回この『Ghost of Tsushima』(仮称)のプレイ動画をお届けできる事を嬉しく思っています。今回このシーンを選んだのは、ゲームの鍵となる要素が多く含まれていると思ったからです。広大な美しい対馬の風景、荒々しいモンゴル兵の姿、そして、私達が今作のテーマとしている、”血と泥と鉄にまみれた”剣戟アクションです。 もちろんこれはほんの一部でしかありません。世界観や主人公にまつわる物語もすこしずつ公開していければと思います。
何はともあれ、『Ghost of Tsushima』(仮称)のプレイ動画をご覧ください!
マサコとの出会い
本作では、主人公はマサコと名乗る女武芸者と共に戦います。二人はモンゴル兵の侵攻から故郷を守るべく戦いに身を投じますが、マサコの悲痛な過去が主人公との関係に亀裂を入れていき……動画の中で二人は最後に戦う事となっています。
マサコと彼女にまつわるストーリーは、『Ghost of Tsuhima』(仮称)を彩るキャラクターの一部です。これらのキャラクターは主人公の物語のなかで大きな役割を担っていますが、それぞれにもサブクエストやサブストーリーが用意されており、今回ご覧いただいたデモはマサコのサイドストーリーの一部です。
『Ghost of Tsushima』(仮称)の世界
ここでは、主人公の生きる世界と,彼がモンゴル帝国から守ろうとする故郷について触れようと思います。序盤で主人公は周りを見渡し──遠くに燃え盛る炎や、寺院の風景、そしてその奥に広がる山脈を──美しくも危険に満ちたこの地をモンゴル兵の侵攻から守ることを誓っているのでしょうか。
主人公のたたずまいや戦い方は、彼自身がたどってきた旅の伏線となっています。雨が降り注ぐ中に立ち、鎧ではなく藁で出来た蓑を身にまとっています。彼が刀を振りかざす姿は、いわゆる武士のそれとは少し異なる、暗殺者のような様子が伺えます。
これは一体何を意味しているのでしょうか? それはこれからまだ壮大なストーリーが待ち受けていると言うことであり、また別の機会にお伝えできることでしょう。
紅葉を追って
動画の最後に主人公とマサコの戦いの際に舞う紅葉をご覧いただけたでしょうか。この紅葉は『Ghost of Tshusima』(仮称)のストーリーを象徴するビジュアルであり、またそれはゲームの制作の過程でも重要なものとなってきました。紅葉が舞う光景の制作は困難でもありましたが、同時にとても美しく、エキサイティングなことでもあったのです。まずは明確なビジョンを持って、数え切れないほどの紅葉の葉の一枚を選ぶところから始まり、それを風があらゆる方向に運んでゆく──。
その一枚の紅葉が最初に主人公が拾い上げたものであり、ストーリー全体を象徴するものとなるのです。この一枚の葉がビジュアルの開発に影響を与え、寺院のデザインなどにも影響しています。そしてそのアイディアがゲームのプレイそのものや、さまざまな要素に導かれているのです。そして今日このブログ記事を書いているこの瞬間も、開発チームではその小さな出来事を追いかけているのです。この赤い紅葉を追いかけるように。
『Ghost of Tsushima』(仮称)を作り上げるのは、主人公とマサコの戦いに出てくる、あの幾千もの紅葉を積み上げるような作業です。
今日のところはここら辺で失礼させていただいて、また次の赤い紅葉を追いかけなければなりません……。
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※「E3 2018」での発表内容です、日本での発売など詳細は未定のものが含まれます。
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