多くの謎を含むRPG『Death end re;Quest』……ゲーム世界と現実世界から「事件」を追え!
PlayStation®4で4月12日(木)に発売となる『Death end re;Quest』は、開発中止になったはずのゲーム世界が突如ネット上に再現され、その世界に閉じ込められたゲームディレクター・二ノ宮しいなを救うため「現実世界」と「ゲーム世界」の双方からゲームを攻略していく……かつてない設定が魅力のRPG。
主人公の水梨 新(みずなし あらた)はゲーム世界を旅するしいなと協力し、本作に秘められた謎を解き明かしていくことになる。
発売が来月に迫った今回は、序盤のゲームの流れを追いながらゲームシステムをおさらいしていこう。公式サイトでは本作のバトルシステムをより詳しく紹介したムービーが公開されているので、こちらもあわせてチェックしよう!
『Death end re;Quest』公式サイトの「MOVIE」コーナーはこちら
【序章】しいなとなってゲーム世界「ワールズ・オデッセイ」を旅しよう!
本作の物語は、しいなが記憶を失った状態でゲーム世界で目覚め、記憶の手がかりを求めて旅立つところからスタートする。途中、モンスターに襲われていた行商人・ルークを救い、彼からさまざまな情報を得て王宮へと向かうしいなだが……。
本作のバトルはキャラクターのすばやさによって行動順が決まるターン制のコマンドバトル。各キャラは「トライアクト」システムと呼ばれる、一度に3回の行動選択が可能なシステムをベースに、戦略を組み立てていく。
各スキルには効果の反映される範囲が設定されており、キャラごとに近接戦闘、遠距離攻撃など得意な攻撃範囲が存在する。戦闘ではバトルフィールド上を自由に移動することもできるので、有利な位置取りを考えて戦うことも必要だ。
訪れた王宮で、バグったモンスターに襲われるしいな
ルークの情報により、ハーティス王宮へとやってきたしいなだったが、王や衛兵たちは「エントマ(バグ)」により精神を侵されていた。狂った衛兵たちに襲撃されるしいなは再び戦うことになるが、戦いの場にも「エントマ」は侵食しているのだった。
バトルフィールドに寄生するエントマはフィールドバグと呼ばれ、触れるとキャラクターに不利益な効果が起こるほか、キャラクターのバグ侵食率「汚染度」も上昇してしまう。
敵を吹き飛ばす攻撃「ノックバグ」を使い、フィールドバグに敵をぶつけることでフィールドバグを排除できる。敵の中にはフィールドバグのかたまりの中へ隠れる行動をとる、厄介な敵も存在する。
汚染度が上がれば「グリッジスタイル」で一発逆転!……もできるけど?
フィールドバグへの接触やバグった敵からの攻撃でキャラクターの汚染度が80%を超えると、バグによる「グリッジスタイル」への変身が行なわれる。このとき、キャラクターの能力はチート級に強化されるが、汚染度が100%に達すると行動不能になるリスクも存在する。
グリッジスタイルでの行動終了後は汚染度が10%減少する。汚染度80%を下回ると変身が解除されるため、いかに80%を下回らず、100%を越えないよう立ち回れるかがグリッジスタイル活用の鍵といえる。
【一章】ハーティスの王女・リリィとともに再び王宮へ!
バグったモンスターの脅威から逃れ、王宮から脱出したしいな。自身がこのゲーム世界「ワールズ・オデッセイ」のディレクターであることを思い出した彼女だが、ログアウトすることができず困惑する。
現実世界から通信する水梨新とともに、バグだらけのゲーム世界から脱出する方法を模索する彼女は、ハーティスの王女であるリリィ・ホープスと出会い、王である父を救ってほしいと頼まれるのだった。
リリィとともに向かった王の間では、強大なボスも立ちはだかる。リリィと協力し、エントマを生み出す「クイーン」を打倒せよ!
新によるゲーム世界への介入! 「バトルジャック」
バトル中、フィールドバグを減らしていくことによって、水梨新による行動「バトルジャック」システムが開放される。バトルジャックにはコードジャック・召喚・インストールジャンルという3つのシステムが存在し、いずれも形勢を逆転できるような力を秘めている。
インストールジャックはゲームのジャンルを一時的にRPGから別のジャンルにしてしまう、とんでもないスキル。そのひとつ、シューティングで敵を遠距離から一方的に攻撃!?
仲間との連携「ノックブロウ」
一章で仲間になったリリィと協力して行なえる連携技「ノックブロウ」。ノックバグで敵を吹き飛ばした際に味方のいる場所を狙うと、味方による追撃でダメージ増などが狙えるというもの。吹き飛ぶ飛距離も伸びるため、フィールドバグの排除も積極的に行なえる!
味方のいる場所に敵を吹き飛ばし、追加ダメージ+αを狙え。
「キャンプ」でキャラクターたちとコミュニケーション
それぞれのダンジョンには行商人ルークによって建てられた、キャンプが存在している。キャンプではキャラクターは傷ついた体を癒すことができるほか、主人公の新がマスコットキャラクターの「エニグマ君」を介してメンバーとコミュニケーションを取ることができる。
キャンプでは操作キャラがエニグマ君に切り替わる。思い思いに過ごしているキャラクターたちに話しかけ、コミュニケーションをとってみよう。
キャンプでルークを呼び出すと、アイテムや装備品の購入ができるほか、「クエスト」の受注も可能。採取アイテムの確保やモンスターの討伐などのクエストをこなすと、さまざまな報酬を得ることができる。
【二章】ゲームからの脱出を目指して、しいなたちの旅は続く
王宮での戦いのあと、しいなと新は唯一残されたゲームから脱出する手段「エンディングログアウト」を目指し、ゲームの攻略を開始する。道すがら、行き倒れていた新米冒険家のアル・アストラと出会い、彼女からストルフィルという国の造船所で不思議なものを見たという情報を得る。しいなたちは、これが多くの謎の手掛かりであると考え、造船所へ向かう。
リリィはハーティスの民を救うため、しいなとともに冒険へと旅立つ。アルが見たという不思議なものは、この世界をバグ化している一因なのだろうか……?
フィールドバグはダンジョンごとに様相を変え、効果もそれぞれ異なっている。中にはプレイヤーにとって有益なバグも存在し、新が使うコードジャックにはフィールドバグをそれらの有益な物に変更するものもある。
ボスキャラを「召喚蟲」として使役!
二章では、一章で倒したクイーンを新のプログラム改変能力により、味方として活用する「召喚蟲」が使えるようになる。召喚蟲を出現させると、場のキャラクターにさまざまな効果をもたらすほか、召喚蟲自体の行動も可能となる。さらにモンスターは召喚蟲に集中して攻撃するようになるので、一時的な攻撃回避にも役立つだろう。
一章で戦ったクイーンを召喚蟲として使役! ただし召喚蟲は行動するたびにフィールドバグを再発生させていき、フィールドバグ値が100%に達すると消えてしまうので注意が必要だ。
【現実編】ゲームで見た謎を現実世界で解明!?
それぞれの章でダンジョンを探索するうち、ゲームの世界には存在しえない「現実オブジェクト」を発見することがある。写真や西暦表示の日記帳など、ファンタジー世界にはそぐわないそれらのアイテムは、何故ゲーム世界に混入したのか……その謎の解明は、ゲーム世界の攻略にもきっと役立つはず!
多くの謎を解くため、現実世界にいる新はゲームの攻略と並行しながら手掛かりを求めて奔走する。物語を進めるうちバグを消す手掛かりが見つかることもあり、ゲーム世界のバグを消去することで、通行止めになっていた場所を突破できるようになる。
現実オブジェクトのひとつ「公園の写真」
王宮を探索中に見つけた現実オブジェクトは、新が見覚えのある公園の写真。よく見ると滑り台の影に人影が写り込んでいる。
写真の山伏公園は心霊スポットとしても有名で、手がかりを求めてやってきた新はそこでオカルトマニアの喫茶店店主・安城一(あんじょうはじめ)と出会う。
一から、心霊写真についての話を聞く新。ゲーム世界とこの写真に、いったいどんな関係が……?
ネタバレ注意! ひとつ間違えると訪れるさまざまなシチュエーションのバッドエンド!
本作の見どころのひとつに、さまざまな状況下で発生するバッドエンドがある。ホラーアドベンチャー「コープスパーティー」シリーズなどを手がけた祁答院慎氏によるサスペンシブな物語は、本作でも健在!
ここではそうしたバッドエンドの一例を紹介するが、バッドエンドの条件などを自分で発見したいというユーザーは、ネタバレを含むため以下の内容は読まずにプレイしてほしい。
なお、バッドエンドに突入するパターンは複数あるものの、ゲームを最初からやり直すような事態はないのでご安心を。
バッドエンド・ケース1
一章で王を救うため、王の間の目前へとたどり着いたしいなたち。すると王の狂った声がこだまし、リリィは王の元へとひとり進んでしまう。リリィを追うしいなだが、ここでリリィを追わず、戻ってしまうと……。
バッドエンド・ケース2
二章で探索する造船所で、バグの侵食がひどい一室を発見するしいなたち。あからさまに不穏な空気を放つ場所なので、近づかないよう忠告する新だが、もしこれを無視して進むと……?
ストーリーの謎解明に役立つエピソードチャート
物語を進めていくと各エピソードはエピソードチャートに登録され、一覧として見返すことができる。物語の展開が複雑にからみあう本作では、多くの謎が発生し、さまざまな伏線もはりめぐらされている。
新たな謎が発生した際は「もしかして?」と過去の伏線に気付くこともあるはずなので、もしも何かに気付いたらエピソードチャートを利用してみよう。
開放したエピソードはバッドエンドを含め、すべてチャートに登録されていく。エピソードを開放していくとボーナスアイテムを手に入れることもできるため、もし凄惨なバッドエンドを見てしまっても……救いはあるのかも知れない。
豪華な限定版「Death end BOX」が発売! 予約特典のスペシャルゲームもお見逃しなく!
本作の限定版である「Death end BOX」は、アートブックやサウンドトラックCD、秘蔵のデータ集にクリアビジュアルポスターセットが同梱された豪華な内容! 予約特典とともにぜひとも入手したい逸品だ。
<限定版「Death end BOX」同梱物>
ナナメダケイ描き下ろし収納BOX
本作のキャラクターデザインを担当するナナメダケイ氏による描き下ろしイラストを使用した豪華収納BOX。マットな質感の仕様に加え、一部に箔押し加工を施し、謎に満ちた世界観を表現したデザインとなっている。
『Death end re;Quest』ビジュアルアートワーク
コンセプトアートやキービジュアル、キャラクター情報に加え、各種設定資料などを掲載した、B5サイズ全68ページの豪華アートブック。
『Death end re;Quest』オリジナルサウンドトラックCD
月蝕會議、杉浦勇紀氏らによる、本編使用楽曲を収録したオリジナルサウンドトラック。
『Death end re;Quest』秘蔵データ素材集CD-ROM
ナナメダケイ氏によるイラストデータや、本編映像、PV、設定集などを収録。ここでしかみられない秘蔵の情報も盛りだくさん。
クリアビジュアルポスターセット(5枚セット・B5サイズ)
本作のコンセプトアートやキービジュアルを、発色の良いクリアポスターに。
予約特典はなんとPCで遊べるRPG「END QUEST」!
予約特典の「END QUEST」はRPGツクールMVを利用して制作されたPCゲーム。これ単体で独立したひとつのストーリーを描いたタイトルでもあるのだが、『Death end re;Quest』本編の世界観や設定をより深く知ることができる「プレイアブル設定集」ともいえる内容となっている。
システムは往年のRPGを彷彿とさせる王道的なゲームとなっており、コマンド選択式のバトルやダンジョン探索などが展開する。ゲームの舞台である「ワールズ・オデッセイ」がバグに侵食される以前の設定となっており、プレイヤーは王道的なファンタジー世界が広がった世界を冒険していく。『Death end re;Quest』とこの「END QUEST」がどうつながっていくのかはゲームをプレイして確認を!
ゲーム世界と現実世界の双方から物語を追う、かつてないゲーム性が話題のRPG『Death end re;Quest』。バッドエンドの内容も含めたエンターテイメント作品となっているので、こうご期待!
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Death end re;Quest
・発売元:コンパイルハート
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:RPG
・発売日:2018年4月12日(木)予定
・価格:通常パッケージ版 希望小売価格 7,200円+税
限定版 Death end BOX 希望小売価格 10,200円+税
ダウンロード版 販売価格 6,912円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)
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