個性的な悪役、多彩なプレイスタイルが許されるアクションの幅広さなど、国内外から高い評価を得ている「ファークライ」シリーズ。3月29日(木)に発売される最新作『ファークライ5』は全世界規模で注目されている話題作です。第1回の記事ではおおよその物語の流れや主要人物などを紹介しましたが、今回はよりゲームの内容に着目。実際のプレイがどのように進み、どんなことができるのかを紹介していきます。
各地域で仲間を集めることが、エリア解放につながる!
前回で紹介したとおり、主人公はカルト教団”エデンズ・ゲート”の指導者、ジョセフ・シードを逮捕しにきた保安官の1人。トラブルにより、単身脱出に成功したものの、ジョセフを捕らえるためには現地のレジスタンスと連携する必要を感じ、仲間を集めることになる、というのが大筋です。つまり、ゲーム序盤は、各エリアで活動しているレジスタンスとコンタクトを取り、協力を取り付ける流れとなります。
舞台となる町、ホープカウンティはいくつかのエリアに分割されており、それぞれがエデンズ・ゲートを取り仕切る”シードファミリー”の面々によって支配されています。まずは各エリアに点在するミッションを受け、達成していくことで、レジスタンスたちの信頼を得ることが第一。そのエリアのレジスタンスの勢いは「レジスタンスポイント」によって表されており、物語に関係するストーリーミッションやサイドミッション、また各地で発生するエデンズ・ゲートの活動を妨害することによってポイントが上昇していきます。
レジスタンスポイントが一定以上になるとイベントが発生し、物語が進んだり、そのエリアのレジスタンスの活動が活性化したりといった変化が起きていきます。自分の行動が徐々に情勢を変えていくのを実感できますが、一方でエデンズ・ゲートから目を付けられ、強力な刺客が送られてくることも……。
ちなみに、主人公の成長要素も存在します。さまざまな条件が設定されたチャレンジを達成することでポイントを獲得し、それを使用してPERK(能力)を習得していく仕組みです。PERKには単純に主人公の身体能力を向上させるものや、ピッキングなどの追加アクションを得るものまでさまざま。自分のプレイスタイルに合わせて成長させていきましょう。
PERKの種類はじつに豊富。どの能力を伸ばしていくか、プレイヤーの選択しだいでまったく異なるゲーム体験が可能です。
フィールドに生えている薬草を摘んでバフ(能力を強化する薬品)を生成することも可能です。バフにはいくつかの種類があり、それぞれ役立つシーンもさまざま。場面によって有効なバフを選ぶことで、攻略がよりラクになるでしょう。
バフによって生成に必要な素材は異なります。よく使うバフは必要素材を覚えておき、薬草を見つけたら回収するクセをつけておくといいかも?
どんな戦い方が好き? 目標達成への豊富なアプローチを紹介!
ミッションを遂行するにあたり、避けられないのはエデンズ・ゲートの信奉者たちとの戦闘。特定のイベント戦闘のようなものを除いたほとんどのシーンで、どう切り抜けるかはプレイヤーに一任されています。例えばミッション内容が人質の救出だった場合、人質が殺される前に電光石火の速攻で敵を倒すのか、見つからないように1人1人始末していくのか。また、走行中の敵の車を止めるときは運転手を射殺して止めるのか、別の車を障害物として使って止めるのかなど、さまざまな手段を講じることができるのが本作の魅力です。
気づかれた瞬間に人質を殺されてしまうことも。ときには真正面からの強襲でない隠密行動が必要です。
直接攻撃をかけるなら、銃火器は欠かせない相棒となります。室内戦で無類の強さを誇るショットガンや、中距離が得意なアサルトライフル、遠くの敵を狙撃できるスナイパーライフルといった基本的な銃は揃っていますし、片手で使えるハンドガンやサブマシンガンは運転中にも使えるので、活躍の場も多いでしょう。これらの銃器は自分好みのアタッチメントを着けてカスタマイズしたり、弾丸の種類を切り替えることができたりと、同じ銃でも仕様によって大きく使い勝手が変化するのも特徴です。
敵を倒して拾った武器を、さらにカスタマイズすることも可能。改造を加えたお気に入りを使い続けるのも、次々武器を変えていくのもプレイヤーの自由です。
ステルス戦闘が好みなら、サプレッサーを付けた銃や、弓、投げナイフなどの武器が最適! 攻撃時に音がほぼ鳴らないため、一撃で仕留められればこれほど有利な武器はありません。ただし、敵の死体はその場に残るため、別の敵が死体を発見してしまうと隠密行動の利点が台無しに……! 素早く敵の死体を見えない場所に移動するか、周囲の敵をテンポよく倒していくといった工夫も必要です。
双眼鏡を使って、遠距離から敵をマーキングすることもできます。敵の数や配置を知ることで、潜入がよりラクになるのは間違いなし!
弓矢は当たればほぼ一撃で敵を倒せるため、とくに暗殺向き。矢弾を切り替えることで、着弾点を燃やしたり、炸裂させたりもできます。
近接武器も豊富に用意されています。銃相手に正面から挑むにはいささか力不足ではあるものの、背後から闇討ちするにはこれ以上に適したものはありません。自分の拳のほか、バットや鉄パイプ、パドルといったものもあり、見た目的にもおもしろい装備が揃っています。また、敵の背後から気付かれないように迫れれば、一撃で敵を倒すテイクダウン攻撃を繰り出せます。
シャベルやバット、パイプ、果てはボートをこぐパドルまで近接武器も多彩。あえて銃器を使わないプレイを試してみるのもアリ!?
もっとド派手な戦闘をしたいなら、火炎瓶や火炎放射器、ロケットランチャーなどがオススメ。火炎瓶は割れると近くの草木に燃え移るため、野外で使うと思った以上の範囲を炎上させてくれます。場所によっては自分にも燃え移るので扱いには注意が必要ですが……。
敵を直接燃やすのはもちろん、生い茂る草を燃やして炎の壁を作るなどいろいろな使い方ができます。
車はいろいろな使い方ができる”武器”でもあります。そのまま敵をひいたり、ブービートラップを仕掛けて爆発させたりできますし、銃座を取り付けてある車両なども存在します。車両は一定のダメージを受けると煙を吹きはじめ、やがて爆発するので、身を守るための壁として利用する場合は気をつけましょう。……もちろん、普通に乗り物としても使えます。
車のボンネットに近付くことで、破壊工作が可能。敵の車だけでなく、自分の乗っている車に破壊工作をしかけることもできます。
破壊工作後、一定時間後に車が大爆発。車を連ねて連鎖爆発を起こし、敵集団に大打撃を与えることも。
運よく手に入れば、ヘリコプターや飛行機を使うという方法も。対地攻撃を行なうだけでなく、ヘリコプター同士や飛行機同士のドッグファイトが発生することもあります。強力な兵器であるぶん、墜落すると容赦なく死んでしまうので、操縦には気を使いますが……。お金が溜まれば自分で購入することもできるので、いずれは手に入れたい一品です。
戦闘ヘリコプターはマシンガンのほか、ミサイルを発射することもでき、地上の敵を一網打尽にできます! ただし弾数が限られているので使いどころが肝心!
ちょっと変わった戦い方がお望みなら、餌を使うという手もあります。餌とは、その名のとおり野生動物の食物のこと。それだけ聞くとなんとも和やかですが、ホープカウンティにはグリズリーを筆頭とした凶暴な動物たちが多く生息しています。餌を投げると、その匂いに釣られて凶暴な動物が姿を現します。うまく敵の集団に投げ入れれば、阿鼻叫喚の地獄絵図を描くことができるかもしれません。とはいえ、野生動物はあくまでも野生の生き物。こちらに襲いかかってきてもなんら不思議ではありませんが……!
餌の効果により、野生動物が戦場に乱入。逃走時の囮としても役立つかも?
頼れる仲間たち! レジスタンスメンバーを引き連れて行動できる!
本作では、「ガンフォーハイヤー」と呼ばれる仲間(協力を得られたレジスタンスメンバー)を最大2人まで連れて行動できます。メンバーごとに使用武器や特殊能力が違うため、プレイスタイルやミッションの種類に応じて連れて行く仲間を選ぶと良いでしょう。もちろん、ずっとお気に入りのメンバーを引き連れるのも選択肢のひとつですが、人質救出任務なのにロケットランチャーをぶっ放すメンバーを連れていたら……どうなるかはおわかりですね?
ガンフォーハイヤーは、個性的なキャラクターである「スペシャリスト」と、一般兵の「兵士」の2種類に大別されます。誰を連れて行くかは自由に決められますが、スペシャリストの場合は対応したクエストを、兵士の場合はフィールドで実際に出会って、お金を払って雇う必要があります。しかし、一度契約したら、以降はいつでも呼び出すことが可能です。急な呼び出しにも快く応え、車などですぐに駆けつけてくれます。ただし、一度帰したり戦闘不能になってしまった場合は、一定時間経過するまで呼び出せないので注意しましょう。
兵士はそれぞれ2種類の特殊能力を持っています。最初は公開されていませんが、兵士が直接敵を倒すことで開放されていくという仕組み。強力な能力を持った仲間を探すのもおもしろいです。
スペシャリストには人間だけでなく、犬やクマなどの飼いならされた動物も存在します。また、直接戦うのではなく、飛行機やヘリコプターでサポートしてくれる仲間もいるため、どの仲間を連れて行き、どう活用するか、という編成を楽しむのも遊び方のひとつです。
なお、連れているメンバーには、追従命令や指定位置への移動、指定ターゲットへの攻撃といった指示を出せるので、うまく活用すれば自分は見ているだけで敵をせん滅することも可能です。
ホープカウンティで自分だけの楽しみを見つけよう
自分の好きなタイミングで、好きなように世界を見て回れるのがオープンワールドゲームの魅力。本作でもその楽しみ方は健在で、動物を狩って毛皮を売ったり、高い山からウイングスーツで滑空したりと、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。なかでも本格的なのが釣り。魚が食いついてからロッドを左右に振ったり、リールを巻き上げて徐々に引き寄せていく、リアルなフィッシングが体験できます。
場所によっては、ウイングスーツで滑空しつつ空中のチェックポイントを通過していくミニゲームなども楽しめます。
渓流釣りで獲れる魚の種類は多彩で場所ごとに異なる。珍しい魚を探して山々を巡るのも一興です。
フィールドには宝が隠されていることもあり、助けた民間人などから情報を聞けることも。情報を得たあとはその場所が地図に表示され、サイドクエストとして登録されます。現場ではちょっとしたアスレチック的な場面や、宝のある場所に行くための方法を探すといったプロセスもあり、トレジャーハント的な楽しみも味わえます。
細かいことまで触れれば、まだまだ書ききれないほど多くの楽しみ方を模索できるのが『ファークライ5』。今回紹介したように戦闘そのものが爽快で魅力的な作品ではありますが、シードファミリーの狂気的な魅力と、彼らによって引き起こされる事件もまた目が離せません。ぜひ本作を購入し、実際にその手で味わってもらえればと思います。
次回はプレイレポートのほか、CO-OPプレイを初めとしたオンライン関連の魅力にも迫れればと思いますので、ご期待ください!
さまざまな特典が付属した「ファーザー・エディション」も登場!
本作の悪役であるファーザーことジョセフ・シードのフィギュアが付属した『ファークライ5 ファーザー・エディション』が数量限定で発売! オリジナル・コレクターボックスやサウンドトラックCD、スチールブックなど豪華特典が目白押しの一品です。『ファークライ5』の世界にドップリ浸かりたい方はぜひ予約を!
【特典内容】
・『ファークライ5』ゲームソフト(PS4®版)
・ファーザー フィギュア(ステンドグラス付き 全高31.1cm)
・スチールブック
・ホープカウンティマップ
・サウンドトラックCD
・オリジナル・コレクターボックス
・同梱デジタル特典
※予告なく内容・仕様が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
本編よりもっとカオスに!? 発売後に配信される追加DLCを購入できるシーズンパスも発売!
“ホープカウンティとは別の場所”で、本作のプレイを楽しめるという変わり種のダウンロードコンテンツが順次配信予定! 「ゾンビの群れとの遭遇」、「火星生物からの地球の防衛」という、衝撃的な舞台背景でゲームを楽しめます。シーズンパスでは、これらすべてのDLCをまとめて購入できます。
また、シーズンパスを購入すると、夏に発売予定の『ファークライ3 クラシックエディション』が発売4週間前にプレイできるという特典付き! 『ファークライ5』本編とシーズンパスが一緒になった『ファークライ5 ゴールドエディション』がオススメです!
▼PS4®『ファークライ5』のPS Storeでの予約購入はこちらから
——————————————
ファークライ5
・発売元:ユービーアイソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:2018年3月29日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,400円+税
パッケージ版 ファーザー・エディション 希望小売価格 17,000円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 8,100円(税込)
ダウンロード版 デラックスエディション 販売価格 9,396円(税込)※
ダウンロード版 ゴールドエディション 販売価格 10,692円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
※PlayStation®Plusに加入している方は、10%OFFとなる8,456円(税込)で予約購入できます。
※ダウンロード版ご購入の際のご注意
このコンテンツをPS Storeでご購入いただくには、クレジットカードによる決済が必要です。
——————————————
© 2017 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries. Based on Crytek’s original Far Cry directed by Cevat Yerli. Powered by Crytek’s technology “CryEngine.”
コメントの受付は終了しました。