“教えて『バイオ』先生!”と題し、「バイオハザード」シリーズ担当ライター(先生)とシリーズ未経験者(生徒)による対話形式で『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション(以下、バイオ7GE)』を100倍楽しむための基礎知識と魅力の数々をレクチャーしていく特別企画。最終回となる今回は、『バイオ7』ファンが大きな期待を寄せる2本の新規エピソードのインプレッションをお届けしよう。さらに新たな趣向で制作された本作の”恐怖”についても総括する。
すでに『バイオ7』を購入しているなら、「NOT A HERO」は無料でダウンロードしてプレイ可能。「END OF ZOE」は、1,500円(税込)で別途購入してダウンロードすることでプレイできる。さらに有料DLCの「発禁フッテージ Vol.1」「発禁フッテージ Vol.2」「END OF ZOE」の3つをセットにした「DLCパック」も3,000円(税込)で発売中。3つの有料DLCを個別に購入するよりもお買い得だ。
End of Zoe 通常Ver.(新しいウィンドウで開く)
オンライン配信版 ¥1,528
End of Zoe グロテスクVer.(新しいウィンドウで開く)
オンライン配信版 ¥1,528
BIOHAZARD 7 resident evil DLCパック 通常Ver.(新しいウィンドウで開く)
オンライン配信版 ¥3,056
BIOHAZARD 7 resident evil DLCパック グロテスクVer.(新しいウィンドウで開く)
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『バイオ7』からシリーズに初挑戦! その感想は?
生徒:先生こんにちは、みなさんこんにちは! 先生、風邪っぽいのは治りましたか?
先生:はい、こんにちは! すっかりよくなったよ、かゆみも止まって……。もうすぐ年が変わるというのに、寝込んでいる場合じゃないからな。
生徒:ですね。さっそくですが『バイオ7』の本編と、「NOT A HERO」「END OF ZOE」をクリアしましたよ!
先生:そりゃ早いな。もっと、じっくり遊ぶべきだと思うが……。で、初挑戦の「バイオハザード」はどうだった?
生徒:過去作との比較はできませんが、ビジュアルによる直接的な表現の恐怖はもちろん、雰囲気とか、仕掛けとか、サウンドとか、いろいろなバリエーションの恐怖が盛り込まれている印象で怖いんですが、すっごく楽しかったです! やっぱり主観視点で体験する恐怖は迫力が違いますね。主人公とプレイヤーの一体感が味わえますし、見たもの、聞いたもの、感じたものがダイレクトに伝わってくる感じで、探索中でも戦闘中でも手に汗をかくし、冷や汗も止まりませんでした。操作に関しても最初は少しとまどいましたが、プレイしていたらすぐに慣れましたし。慣れてきたらカメラの移動スピードを速くするのもいいですね。テキパキ動けるようになるので対応しやすくなりました。これまでに主観視点の「バイオハザード」はなかったんですか?
先生:スピンオフの作品では『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』などが主観視点だったが、ガンシューティングというゲームの性質上、エリアを自由に動き回ることはできなかった。初代『バイオハザード』のサバイバルホラーとしての形を受け継いで制作されているナンバリングタイトルでは、『バイオ7』が初めてになるな。
生徒:プレイ中は緊張の連続でしたが、テープレコーダーでデータのセーブができる部屋が安全地帯になっていて、ひと息つけるのがよかったですね。体力とか弾薬とかギリギリの状態でも、あの部屋に逃げ込めば……! って、もう少しがんばれたりしました。あと、アイテムの所持数が増えるリュックサックの配置場所も絶妙ですね。なるべく早いタイミングで入手するのがベストかと思いますが、私はちょっと遠回りしてしまって。あとで気がついて、やり直したくなりました。
先生:セーブできる部屋でひと息つけるのは「バイオハザード」シリーズの伝統というか、おなじみのポイントのひとつだな。自分も最初は「部屋の外は怖いから出たくない」とか「もうこの部屋で暮らしたい!」って気持ちになったものだ。あと、リュックサックの配置場所は、ちょうどアイテムが持ちきれなくなって、いったん戻るか、先に進むか、迷うタイミングになっているな。そこは『バイオ7』の発売当時、「テストプレイを重ねて入念に調整している」という話を開発スタッフさんから聞いて、すごく納得したのを覚えている。
生徒:難易度は「Casual」でプレイしましたが、「Normal」でもクリアできそうな感触でしたね。難易度によってどんな違いがあるんですか?
先生:「Casual」よりも「Normal」のほうが敵の動きが早くなったり、ゲームオーバーになったときに再開できるチェックポイントの数が減ったりするが、「Casual」をクリアして手ごたえをつかんでいるなら十分対応できると思う。1回目のプレイとは違う選択肢を選んだり、「アンティークコイン」やファイルの見落としがあるなら、2回目は違う難易度で挑戦してみるのがいいな。あとゲームを4時間以内にクリアすると「丸鋸」という武器が手に入る。攻撃範囲は狭いが超強力で、モールデッドなら一撃で倒せるぞ。「バイオハザード」シリーズでは最強の武器として「無限ロケットランチャー」が定番だが、今回は採用が見送られたようだ。古びた邸で撃ったら邸が壊れてしまいそうだしな。
生徒:4時間以内にクリアできるんですか!? しかもご褒美が「丸鋸」ってスゴイですね。私はまだ首振り人形の「ミスターエブリウェア人形」も全部見つけられていませんし。まだまだ遊べる要素はたくさんありますね!
待った甲斐があったと感じられる「NOT A HERO」のクオリティ
先生:本編とは違う印象を受けたと思うが、「NOT A HERO」はどうだった?
生徒:こんなにしっかり作られている『バイオ7』の最新エピソードが「無料」で楽しめるなんて驚きですね。これもユーザーをビックリさせる仕掛けのひとつでしょうか?
先生:まったくそのとおりだな。私もプレイしたが、バイオテロ対策のプロフェッショナルの戦いぶりが楽しめて本当におもしろかった。『バイオ7』の主人公であるイーサンは、邸で見つけた武器や、手作り感たっぷりの「バーナー」や「グレネードランチャー」を使って戦っていたが、クリスは最初から対バイオテロを想定した武器&装備で完全武装。タクティカルナイフ、ハンドガン、ショットガン、手榴弾を使いこなして戦えるスタイルがカッコよかった。ファン目線だと「射撃で敵をひるませる→距離を詰める→近接攻撃」という最近のシリーズでおなじみの戦法が『バイオ7』の世界とシステムのなかで利用できたのもよかったな。クリスがヘルメット+マスク姿なので、PS VRでプレイすると、より強く一体感も味わえたりしてオススメだ。それにしても『バイオ7GE』で本編終了直後に「NOT A HERO」がすぐにプレイできる人がうらやましい。発売早々に『バイオ7』をプレイした私なんかは、それこそ一日千秋の気持ちで待ったんだからな。
生徒:本編が終わってすぐにプレイできましたから、まさに”興奮さめやらぬうち”という感じで楽しめました。本来は2017年の春に配信される予定だったんですよね。そこで配信に踏み切っていたら、この完成度にはなっていなかったかもしれませんし。
先生:確かに。そこからさらに作り込んだからこそ現在の完成度になったと。そう考えると待った甲斐があったといえるな。
生徒:それにしてもクリスはカッコイイですね。パンチは強いですし、爆弾の通路をくぐり抜けたり、細菌ガスで充満した通路を進んだり、捕らわれた仲間を助けようと必死に行動したり。最後までドキドキでしたが、そのタフさに救われたところがありました。”歴戦の勇士”ということですが、クリスって何者ですか?
先生:「バイオハザード」シリーズを代表するヒーローの1人だな。初めて登場したのは1作目の『バイオハザード』で、ラクーンシティ警察の特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員として活躍した。その後、『バイオハザード CODE:Veronica』『バイオ5』『バイオハザード リベレーションズ』『バイオ6』でもバイオテロの脅威に立ち向かい、死地からの生還を幾度となく果たしてきたバイオテロ対策のプロフェッショナルだ。『バイオ5』からは世界中に拠点を持つ対バイオテロ部隊「BSAA」の隊員として活躍している。最近では「バイオハザード」のフルCGアニメーション映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』でも活躍していたな。ちなみにクリスの年齢だが、1作目の年代が1998年で当時25歳だったから、2017年が舞台の『バイオ7』では44歳になるかな?
生徒:もう20年近くもバイオテロと戦ってるんですね。「NOT A HERO」の舞台って、まさに黒幕の本拠地みたいじゃないですか。もう罠だらけに決まっていますよね。そんな場所に1人で踏み込んでいきますし。それだけの死線をくぐり抜けてきた自信もあるでしょうけど、精神的なタフさというか、そっちもスゴイですよね。過去作での活躍にも興味がわきました。
先生:それはよかった。クリスの活躍を追いかけて過去作をプレイしていくのもオススメだ。
「END OF ZOE」で『バイオ7』
生徒:イーサンは一般人でクリスは戦闘のプロ、はたして「END OF ZOE」の主人公はどんな人物か? と思っていたら、まさか素手でモールデッドをぶっ飛ばすワイルドな老人とは! もう最後の最後まで、いい意味で予想を裏切ってくれますよね。スタッフのみなさんも楽しみながら作っているのが感じられます。
先生:メインの攻撃がパンチで、本編や「NOT A HERO」とは異なるゲーム性になっているうえ、「左・右・右」で素早い連続ジャブ、「右・左・右・左」で強烈なフィニッシュブローが出せたりして、しっかりアクション部分も研ぎ澄ましているし。弾薬の心配をしないで戦えるという点で開放感も味わえたりして、『バイオ7』に秘められていた可能性のひとつとしてしっかり練り込んで作られている印象だな。これが本編だったら”何か違う”となるだろうし、補足的なエピソードで別の楽しみを提供したいというスタンスは、ほかのDLCと共通するところだな。
生徒:夢中で殴っているだけで敵が倒せるので、もっと戦いたくなりますよね。主観視点でプレイするボクシングゲームみたいでした(笑)。
先生:PS VRでプレイすると敵に攻撃される瞬間、避けようとして思わず体が動いたこともあったな。あと途中で出現する強敵との戦いはプロレスみたいな雰囲気になって。あの敵は手招きとか、けんけんパンチとか、低姿勢からのタックルとか、とび蹴りとか、いろんな攻撃を仕掛けてくるから、ガード状態でその動作を観察するのも楽しいぞ。
生徒:あとモールデッドのなかに、おかしなヤツがいましたね。両手と両膝をついてうずくまっているヤツとか、通路をフラフラ歩いているヤツとか……。
先生:ほかのエピソードでは襲ってくるばかりだったから、逆に新鮮だったし、不気味に見えたな。最初、落としたコンタクトレンズを探しているとか、土下座しているように見えたけど(笑)。ぶっちゃけると「END OF ZOE」では新たに”不意打ち”という攻撃が採用されているから、それを体験してもらうために設定されたと思うんだが、単純に向かってくる立った敵を倒すよりも楽しめたな。
生徒:「END OF ZOE」ならではといえば、私としては体力を回復する手段の「虫」もインパクトのある恐怖のひとつでしたね。あれはムリですって! 何気なく選んで実行して衝撃を受けて、ジョーの体力は回復しましたが、自分の体力は減った感じになりましたよ(笑)。
先生:まさかの”踊り食い!”。PS VRでプレイするときは、ちょっと覚悟が必要かもしれないな。さて、全4回で行なってきた『バイオハザード7 レジデント イービル』冬季集中講座もこれで最後だ。初めての「バイオハザード」はどうだった?
生徒:怖かったけれども、おもしろかったというのが率直な感想です! 「バイオハザード」シリーズを知らなくても楽しめる内容でしたし、追加コンテンツの「NOT A HERO」をプレイして過去の作品にも興味がわきましたし。自分としては大満足できました。本編で2周目とか4時間以内のクリアを目指したり、フッテージのほうも遊びつくしたいと思いますので、今年の冬休みは『バイオ7』づくしになりそうです!
先生:それはよかった。もう私に教えることはなくなったから、次回からはキミがバイオ先生だ! ではさらばだ!!
生徒:まず次回ってないですよね? あと私は新米なので、まだ先生はムリですって。次の機会があったらまたお願いしますよ先生。バイオ先生~っ!!
「コニカミノルタ VirtuaLink in DiverCity Tokyo Plaza」との期間限定コラボレーションイベント開催中!
『バイオハザード7 GE』の発売を記念して、まったく新しい集団体験型VRアトラクションを展開する「コニカミノルタ VirtuaLink in DiverCity Tokyo Plaza」とのコラボレーションが決定!
期間内に「VirtuaLink(バーチャリンク)」で通常のVR体験をされた方を対象に、体験版『バイオハザード7 ティザー ~ビギニングアワー~』がVRでプレイ可能! 全世界400万人が震撼した圧倒的な没入感をお台場で体験しよう!
また、『バイオハザード7』を象徴するキャラクター、”ジャック・ベイカー”の等身大フィギュアが「VirtuaLink in DiverCity Tokyo Plaza」フォトスポットに登場! フィギュアが再現する迫力の狂気を目の前で感じ、ぜひ一緒に撮影しよう!
『バイオハザード7』×「コニカミノルタ VirtuaLink」期間限定コラボレーション 概要
<開催日時>
2017年12月9日(土)~2018年1月31日(水) 10:00~21:00
<場所>
コニカミノルタ VirtuaLink in DiverCity Tokyo Plaza
〒135-0064 東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京 プラザ 2F
<料金>
1名様 1,500円(税込)
<備考>
整理券制となります。受付にてお問合せください。
※「VirtuaLink」を安全にお楽しみいただくため、利用制限およびご注意事項を設けております。 公式サイトにてあらかじめご確認のうえ、ご来場ください。
▼PS4®『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』のPS Storeでの購入はこちらから
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バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション
・発売元:カプコン
・フォーマット:PlayStation®4/PlayStation®VR
・ジャンル:サバイバルホラー
・発売日:好評発売中
・価格:
通常Ver. ダウンロード版 販売価格 4,990円(税込)
グロテスクVer. パッケージ版 希望小売価格 4,990円+税
グロテスクVer. ダウンロード版 販売価格 4,990円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO
通常Ver.:D(17才以上対象)
グロテスクVer.:Z(18才以上のみ対象)
※PlayStation®VR対応
※「通常Ver.」は、ダウンロード版のみの販売となります。
※「グロテスクVer.」ご購入の際のご注意
このコンテンツをPS Storeでご購入いただくには、クレジットカードによる決済が必要です。
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『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』公式サイトはこちら
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