シューティングコントローラー対応! VRでのチーム戦が繰り広げられるマルチプレイFPSが登場!
米国・アナハイムにて、ソニー・インタラクティブエンタテインメントアメリカ(SIEA)主催のコミュニティ・イベント「PlayStation® Experience 2017」が開催され、PlayStation®VR専用タイトル『Firewall Zero Hour』が出展された。同イベント前日の「PlayStation® Presents」で発表されたばかりで、ハイクオリティなVRゲーム『ROM: Extraction』を手掛けたことで注目を集める開発会社First Contact Entertainmentの最新作となる。
本作は、チームベースの戦術的マルチプレイFPS。4対4のチームが攻撃側と守備側に分かれ、機密情報が入ったノートパソコンのハッキングをめぐる攻防が繰り広げられる。
攻撃側の目標は、ファイアウォールのアクセスポイントをバイパスし、ノートパソコンを見つけてハッキングをしかけること。守備側は、ファイアウォールアクセスポイントを保護し、ノートパソコンをハッキングから守ることになる。攻撃や防衛に使用できる多彩な装備にも注目だ。
対戦終了時にはゲーム内通貨と経験値が手に入り、装備品や装飾品のカスタマイズや、キャラクターの成長要素も用意されている。
PlayStation®VR シューティングコントローラーにも対応し、VR空間でのリアルな銃撃戦を体感できるのはもちろん、ボイスチャットによるチームメイトとの連携を楽しめる期待のタイトルだ。
緊迫感あふれる4対4のチーム戦をプレイレビュー!
「PlayStation® Experience 2017」にて早くも試遊台が出展された『Firewall Zero Hour』。PS.Blogスタッフも会場内のメディア向けブースにてプレイできたので、そのレビューをお届けしよう。
今回の出展バージョンでプレイできたのは、とある一軒家のマップ。攻撃側の一員として、屋内のどこかにあるノートパソコンのハッキングを目指すことになる。対する守備側の4人は開発スタッフが担当。いずれもPS VR シューティングコントローラーでの操作で挑む。
ちなみに製品版では、参加プレイヤーが足りない場合や、オフラインのシングルプレイで遊ぶ場合、NPCが入って補うそうだ。
出撃前には装備の選択が。メイン武器をアサルトライフル、サブマシンガン、ショットガンの中から選ぶことができ、サブ武器はハンドガン、さらにグレネードなどの装備も。このあたりはゲームを進めることで、選択肢が増えていくだろう。
全員の準備が完了してミッションが開始されると、一軒家に近い物陰がスタート地点になっていた。実際に見渡す動作に加え、スティック操作でターンもできるため、後方の様子もすぐに確認可能だ。しゃがみ動作や装備変更の操作をひと通りチェックしたところで、味方の前進に合わせて家に近づいていく。
味方の2人が家の裏手に回っていったことから侵入ルートは複数あると思われるが、まずは男らしく正面玄関から突入を試みる。ここまで守備側の迎撃がない様子から、おそらく侵入したところを待ち伏せているのだろう。味方の1人が扉を開けるのに合わせ、グレネードを放り込みつつ玄関ホールに突入する。薄暗い屋内でどこに敵が潜んでいるかわからない状況は、かなりの緊迫感だ。止まっていると狙い撃ちされそうで、手当たりしだいに進んでいくが、屋内は思った以上に入り組んでいる。
そして味方と離れてしまった最悪のタイミングで敵とコンタクト! 撃ち合いに負け、何もできないまま倒される結果となった。サブマシンガンを装備していたので、大まかに銃口を向けて撃てば当たると思ったが、しっかりサイトを覗いて撃ったほうがよさそうだ。倒された後は、リスポーンすることなく観戦状態に。味方がノートパソコンをハッキングしてくれたおかげでミッション成功となったが、こちらは不完全燃焼だったので再戦を願い出た。
2戦目はメイン武器にショットガンを選択。操作と屋内の構造を把握できたおかげか、今度は味方から離れることなく冷静に進んでいく。そして屋内でアクセスポイントを探していると、味方から「Behind you!」の声が。すぐさま振り向き、姿を見せた敵を一撃で仕留めることができた。
この試合でもノートパソコンをハッキングすることはできなかったが、味方と声を掛け合い、連携できたときは鳥肌ものの快感! スリルを味わいながら、何度も試合を重ねられるテンポのよさも好印象だった。製品版ではロケーションも装備の種類も豊富になるとのことで、さらなる緊張感と快感を味わいたいと思わせてくれた。(PS.Blogスタッフ・松田)
※「PlayStation® Experience 2017」での発表内容です。日本での発売など詳細は未定となります。
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