文明崩壊後のアメリカを生き抜くジョエルとエリーのドラマを描き、世界的な大ヒットを記録したサバイバルアクション『The Last of Us』。PlayStation®4用ソフトウェア『The Last of Us Part II』はその続編であり、成長したエリーを主人公とした物語が展開される。
米国・アナハイムにて、ソニー・インタラクティブエンタテインメントアメリカ(SIEA)主催のコミュニティ・イベント「PlayStation® Experience 2017」が開催され、会期初日の現地時間12月9日(土)に本作のパネルセッションが行なわれた。開発スタッフや主要キャストによるトークで盛り上がったステージの模様をレポートする。
※以下、敬称略
Naughty Dogスタッフとキャスト陣によるトークにゲームファンが大興奮!
パネルイベントのオープニングでは、ジョエル役のTroy Bakerが弾くギターに合わせ、エリー役のAshley Johnsonが歌を披露。この『The Wayfaring Stranger』は悲しみに満ちた世界を旅しながら、存在するかもわからない約束の地を目指す人生を綴っており、Johnsonの歌声が会場に沁みわたった。
その後、ステージには開発会社Naughty Dog(ノーティードッグ)のゲームディレクターであるNeil Druckmannと、共同ライターのHalley Grossが加わり、パネルディスカッションがスタートした。
司会を務めるインターネットセレブリティのHannah Hartは、さっそく本作の気になるポイントについてDruckmannに質問。エリーは母親に会えるの? という問いに対して、オープニングで披露された曲が「ひとつの比喩になっているかもしれないね」と回答した。ジョエルの生死については「みんなが知っているように、この世界に安全な場所なんてない。それはジョエルやエリーにとっても同じことだよ」と、真相への言及は避けながらも、前作と同じくらい危険がつきまとう世界であると述べた。
さらに、意味深なコメントに会場がざわつく場面も。Druckmannは「物語の最初と最後はほとんどイメージできていたが、その中間で決めかねていた部分があった。その時Grossが最高のアイデアを出してくれたんだ」と語り始めたところでいったん口を閉じたが、会場の後押しもあって「仕事の初日の後、Halleyは家に帰って彼女の夫に話したんだ。”私は誰かを妊娠させちゃったかもしれない”とね」とコメント。果たしてこれは何を意味するのか……?
ここで、10月に公開された最新トレーラーに出演していたキャストとして、Lev役のIan Alexander、Yara役のVictoria Grace、そして謎の女性を演じたLaura Baileyがステージに参加。13歳のLevと16歳のYaraは姉妹であり、Yaraはとても複雑な過去を背負っているとのことだ。
また、本作には楽しい瞬間もあるが、ストーリーの多くはダークな世界観で展開され、正義とは何かを追い求めるうえで善と悪の間にある「グレーゾーン」も扱っていくという。
物語の舞台はシアトル! 驚愕の新情報は「E3 2018」で公開予定!
パネルイベント終盤では、Druckmannにさらなる質問に対して回答。最新トレーラーの公開以降、ファンの間で噂されていた物語の舞台は「大部分がシアトル」であると明らかにされた。また、現在の開発状況は「たぶん、全体の50~60%。レベルデザインの開発は終わっていて、これからもっと困難なフェーズに入っていく」とのこと。
最後に、Hartは「私は少しだけゲームを見せてもらいましたが、本当に驚きの内容でした。みんながこれを見るのはいつになるでしょうか?」と質問すると、Druckmannは来年開催される「E3 2018」でのお披露目を約束した。どんな内容が明かされることになるのか、楽しみに待ちたい。
※「PlayStation® Experience 2017」での発表内容です。日本での発売など詳細は未定となります。
©Sony Interactive Entertainment America LLC. Created and developed by Naughty Dog LLC.
コメントの受付は終了しました。