スタイリッシュ&クールにユーザーの心を"盗む"シリーズ最高傑作『ペルソナ5』【ネタバレなしレビュー】

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スタイリッシュ&クールにユーザーの心を"盗む"シリーズ最高傑作『ペルソナ5』【ネタバレなしレビュー】

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この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!

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オシャレなUIからゲームシステムまですべてがハイクオリティな『ペルソナ5』

PlayStation®4で発売中の『ペルソナ5』は、現代日本を舞台に1年間の学園生活を体験できるジュブナイルRPG「ペルソナ」シリーズの最新作。プレイヤーは1人の高校生となって、心の世界「パレス」に入り込んで「オタカラ」を盗み出し、歪んだ欲望を持つ大人たちを改心させる「怪盗団」と、大都会・東京で日常生活を過ごす「学生」の二重生活が楽しめる。

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本作の大きなポイントは、ゲーム中で1日ずつ行動を決めて過ごし、1年間を通して物語を紡いでいくカレンダーシステム。平日は学校に通い、放課後や休日はダンジョンであるパレスに潜ってオタカラを探索するなど、物語主体のRPGでありながら自由度の高いゲームプレイを実現している。とくに、目を見張るのがスタイリッシュなユーザーインターフェース(UI)だ。シリーズを通して培われてきたクールなUIに磨きがかかり、独自のUIでありながらも直感的に使いやすくデザインされている。

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さらに、ゲーム自体も通常の難易度で遊ぶだけで100時間近くとなる大ボリューム! 昨今のRPGとしてもかなり長時間のプレイとなるが、さまざまな要素が用意されており、最後まで飽きずにプレイできる(それどころかクリアしてしまうのが惜しいと感じてしまうほど)。バトルも、敵の弱点を突くことで再行動できる「ワンモアバトル」が採用されており、戦略性の高さとテンポの良さを両立。それぞれに異なる仕掛けが用意されたパレスや、ランダムで構造が変わるメメントスなどの探索要素、町の人々と交流して協力者を増やしていく「コープ」システムなど、1周では遊びつくせないほどの魅力が詰まった作品だ。

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授業からデート、秋葉原のメイドカフェ通いまで……1年間の学生生活を疑似体験できる素敵なゲーム!

シリアスなストーリーだけじゃなく、何気ない日常生活も楽しい!

1年間を通して描かれる、予測もつかない大どんでん返しのストーリーや、個性豊かなキャラクターたちが魅力的な「ペルソナ」シリーズ。本作は、「THE GAME AWARDS 2017」の「Game of The Year」候補作としてもノミネートされており、日本に留まらず、世界中で大絶賛されている。ただし今回のレビューでは、本作最大の魅力といえる物語に関する言及は行なわない。なぜなら、公式でネタバレ禁止のお願いがされたほど伏線や仕掛けが巧みに機能する構造になっているため、物語に関して言及すると実際にプレイしたときの驚きを損なってしまいかねないからだ。

そこで今回、電撃PlayStation編集部が注目するのは、学生生活。ゲームの大部分を占める日常のパートでは、学校での授業から放課後まで実際の学生のように1年間を過ごしていくことになる。仲間たちと信頼関係を結ぶ「コープイベント」や、釣りやバッティングセンターといったミニゲームまで、遊べる要素も多彩だ。また、効率を求めて遊ぶと見逃してしまいがちだが、イベントが進むたびに変わっていく町の人との会話や、町の風景も秀逸。店の商品に至るまで細部まで徹底的に作り込まれており、少しでもプレイすれば引き込まれること間違いなし!

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乗換や満員電車も忠実に再現! どこまでも現実に近いリアルさが楽しめる”大都会・東京”の再現度!

「ペルソナ」はシリーズを通して架空の都市が主な舞台となっていたが、本作ではシリーズ初の試みとして現実に存在する大都会”東京”が舞台となっている。3Dで再現された東京のロケーションは、これまで以上にリアルかつ現実的。駅ビルを登って移動する地下鉄の乗換や渋谷駅地下などの再現度は、実際に東京を訪れたことがある人が驚くほど高く、ゲームへの没入感を高めるのに一役買っている。

渋谷以外にも舞台となる町は多く、秋葉原や新宿、四軒茶屋(三軒茶屋がモデル)といった有名な地区が登場。疑似的な東京観光を楽しめるのも本作の特徴だ。日常での活動は、コープやイベントの発生に必要な「人間パラメータ」を上げる手段にもなっており、ファミレスで勉強をしたり、映画館で映画を見たりとプレイヤーが自由に行動を決められる。個性的な仲間たちと過ごす1年間の体験は、濃厚で非常に魅力的だ。

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奥深いバトルと練り込まれたパレス(ダンジョン)探索は、シリーズ最高傑作の完成度!

日常生活を中心に注目してきたが、RPGのだいご味である戦闘やパレスの探索もやりごたえタップリ! パレスごとに用意されたギミックは毎回異なり、新しいパレスを訪れるたびに発見がある。

本作はシンボルエンカウント方式になっているが、ステルス要素があるのでイライラすることは皆無。ボタンひとつで壁に隠れたあと、背後から奇襲できるようになっており、誰でも簡単かつスタイリッシュにステルスアクションを堪能できる。バトルも戦略性が高く、それぞれのボタンとコマンドが直結したUIは視覚的にもわかりやすくて直感的だ。操作自体もテンポよく動かせて、勝利演出に至るまですべてがカッコよく、どこを取ってもスキがない作りになっている。

物語からシステムまで、プレイヤーをグイグイ引き込む魅力がたっぷり詰まっているので、一度遊び始めたら止め時が見つからなくなるかもしれない。冬休みや年末年始の時間を使って、じっくり本作を遊びつくして欲しい!

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PlayStation®Vitaがあれば、前作までの「ペルソナ」シリーズをすべて楽しめる!

「ペルソナ」シリーズはナンバリングの『ペルソナ3』までがPSP®「プレイステーション・ポータブル」で、前作の『ペルソナ4』がPS Vitaで『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』としてリメイクされている。PSP®タイトルはPS Vitaがあればダウンロード版をプレイできるので、本作が気に入った人は、PS Vitaを購入するのがオススメ。とくに、前作の『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は、シリーズの人気を不動の物にした傑作中の傑作。アウトローな立場で学生生活を営む本作とはまた違った方向性になっており、より学生生活を楽しみたい人にもオススメできる。まだ遊んでいないタイトルがある人は、PS VitaとPS4®を揃えて「ペルソナ」シリーズを制覇しよう!

ペルソナ5(新しいウィンドウで開く)

オンライン配信版 ¥5,378

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ペルソナ5

・発売元:アトラス
・フォーマット:PlayStation®4/PlayStation®3
・ジャンル:RPG
・発売日:好評発売中
・価格:
 PS4®:通常版 パッケージ版 希望小売価格 8,800円+税
     通常版 ダウンロード版 販売価格 8,800円(税込)
 PS3®:通常版 パッケージ版 希望小売価格 8,800円+税
     通常版 ダウンロード版 販売価格 8,800円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)

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『ペルソナ5』公式サイトはこちら

この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!

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