この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!
怪異と史実が混ざる戦国時代で、金髪碧眼の侍が活躍!
トライアル&エラーを繰り返しながら困難を突破していく骨太なゲーム性で、国内のみならず、世界中で高い評価を獲得した『仁王』。現在、本編+有料DLC 3種類がセットになった大ボリュームの『仁王 Complete Edition』が、好評発売中。豊臣秀吉の没後、徳川家康が台頭してきた戦国時代末期を舞台に、怪異と史実が融合したダークな物語が描かれる本作。史実で徳川家康に仕えた三浦按針という航海士をモデルにした、金髪碧眼の侍ウィリアムが主人公だ。自身の守護霊を奪った因縁の相手を追い、日本を訪れるウィリアム。徳川家武将などの助けを借りながら戦いに身を投じる彼が、妖怪が闊歩する極東の国で目にするものとは。
本作の特徴は、DLCを含めると「刀」「二刀」「槍」「斧」「鎖鎌」「大太刀」「旋棍」の7種類の武器が使用可能なところ。近距離武器には「上段」「中段」「下段」の構えが存在し、「上段」であれば大振りだが強力な一撃、「下段」であれば低威力だが素早い攻撃といったように、状況に合わせて攻撃を使い分けられる。また遠距離武器として「弓」「銃」「大筒」も使用可能だ。多彩な武器を使い分け、強敵との戦いに挑んでいこう。
アクションに自信がないプレイヤーは、マルチプレイでほかのプレイヤーの助けを借りることも可能。”お猪口”を社(やしろ)で使用すれば、ほかのプレイヤーを”まれびと”として招喚し、ボス戦や道中の戦いをサポートしてもらえる。ほかにもステージの最初から2人でプレイできる”常世同行”などのシステムも存在。幅広い協力プレイを楽しもう。
史実を元に描かれる、魅力ある戦国武将たち!
本作には、服部半蔵や本多忠勝といった徳川家の武将たちをはじめ、立花宗茂や島左近など、主に戦国時代後期に活躍したさまざまな戦国武将が登場。
彼らのキャラクター性は基本的に史実に忠実で、描かれるエピソードのチョイスもシブイ! ”関ヶ原の戦い”の前哨戦で捨て石となった徳川家臣の鳥居元忠など、比較的マイナーな武将にスポットが当たっているのも歴史好きにはうれしいポイント。また、すでにこの時代で故人となっている武将も登場しており、平蜘蛛の釜を抱いて爆死したエピソードが有名な松永久秀なども魅力的に描かれる。戦国好きであるならば、史実とファンタジーをうまく融合させた夢の共演に魅力を感じるだろう。
さらに、本作には武将たちの姿になれる”姿写し”という要素も存在。固有のグラフィックが存在する武将であれば、なりきりプレイを楽しむことも可能だ。
気力の駆け引きが重要となる緊張感のあるバトル
ウィリアムも含めて、本作に登場する敵味方すべてには”気力”というパラメータが存在。気力は攻撃やガード、ダッシュなどの行動で消費され、0になった状態で攻撃を受けるとダウンし、大きなスキが生まれる。いかに気力をキープしながら敵の気力を削っていくか。さながら剣豪同士の立ち合いのような、敵の攻撃を見極めながら戦う緊張感が味わえる。そこに、敵の出方を探りつつ構えを臨機応変に切り替えるという本作ならではの要素が加わって、戦いはまさに真剣勝負! また、ゲージを消費して憑依した守護霊による「九十九武器」を繰り出せば、一定時間無敵状態となって強力な攻撃を繰り出すことも可能だ。緊張感と爽快感を両立させた、魅力あふれる本作のバトルシステムを体感してほしい。
コアプレイヤーも納得の膨大なやり込み要素!
装備やアイテムの収集など、豊富なハック&スラッシュ要素も本作の魅力。敵や宝箱から入手できる装備には、攻撃力の上昇や特定の攻撃の強化などの特殊効果がランダムで付与されており、鍛冶屋では特殊効果の付け替えや移し替えも可能。有用な特殊効果を厳選しつつ、自分のプレイスタイルに合わせて装備をカスタマイズする楽しみが用意されている。同じステージを繰り返しクリアして、どんどん戦力を強化していける点もポイントだ。さらに、メインミッションだけでなく、マイナー武将も登場するサブミッションも存在するなど、本作のモードはバリエーションが豊富。
また、DLCを収録した本作では、ボスラッシュとステージ探索が融合した「無間獄(むけんごく)」がプレイ可能。ランダム要素が強く、じょじょに出現する敵が強くなっていくモードとなっているので、本編をやり込んだプレイヤーであっても毎回新鮮な気持ちでチャレンジできるのがうれしいところだ。
DLCで描かれる、戦国時代の終焉を見逃すな!
本編の物語では”関ヶ原の戦い”までが描かれるが、DLCではその後の展開が楽しめる。伊達家が暗躍するDLC第一弾『東北の龍』、大坂冬の陣での真田幸村らの活躍をテーマとしたDLC第二弾『義の後継者』、乱世の終焉が描かれるDLC第三弾『元和偃武(げんなえんぶ)』と、それぞれ見ごたえのあるシナリオが収録されている。
一般的に若々しいイメージが強い伊達政宗だが、『東北の龍』では壮年の域に達しており、老練な雰囲気に。また、大坂夏の陣で豊臣家に味方した真田幸村は、ひたすらに忠義に尽くす兵(つわもの)としての姿が描かれる。本編と同様に、ただ史実をなぞるだけではない、意外性のある展開が楽しめるところも歴史好きの興味を引くはずだ。とくに真田幸村ファンの人であれば、クライマックスに非常においしい見せ場が用意されているので期待してほしい。戦国時代の終焉を別視点から描くこれら3本のシナリオを、『Complete Edition』で心行くまで楽しもう。
仁王 Complete Edition(新しいウィンドウで開く)
オンライン配信版 ¥6,380
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仁王 Complete Edition
・発売元:コーエーテクモゲームス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:ダーク戦国アクションRPG
・発売日:パッケージ版 2017年12月7日(木)予定
ダウンロード版 好評配信中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 5,800+税
ダウンロード版 販売価格 6,264円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~4人)
・CERO:D(17才以上対象)
※セーブデータおよびトロフィーは、『仁王』と『仁王 Complete Edition』で共有することができます。
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