『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』がPS4®で大胆にリマスター!! PS VR対応でジェフティに乗る夢も実現!
2003年にPlayStation®2で登場し、その圧倒的なビジュアル、サウンド、ストーリーテリングでロボットアクションゲーム史に金字塔を打ち立てた『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』。2012年にはPlayStation®3のHD EDITIONにて、その評価をさらに確たるものにした。
その名作が2018年春、PlayStation®4用ソフトウェアとなって登場! 独特のビジュアル表現「ZOEシェーダー」はそのままに4K/HDRへ対応し、サウンドも次世代サラウンドフォーマットに準拠したリマスタリングが行なわれている。
さらに、今作はPlayStation®VRにも対応! オービタルフレーム「ジェフティ」のコクピットに乗り込み、縦横無尽に飛翔する新次元のハイスピードロボットアクションを体験できるようになった。
『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』デビュートレーラー(ロングver.)
「東京ゲームショウ2017」のプレイステーション®ブースでは、PS VR試遊コーナーにて本作のVR版が出展された。VR空間で繰り広げられるハイスピードロボットアクションを体験した、PS.Blogスタッフによるレビューをお届けしよう。
【プレイインプレッション】
プレイ感覚はほぼそのままに、迫力と臨場感がさらにアップ!
今回プレイできたのは、巨大戦艦を撃滅するバシリア上空での戦闘。冒頭ではおなじみのコクピット内での会話デモが見られたが、遠くに見える戦艦の姿がはっきりした立体感を持って見えるのがなかなか新鮮!
今までなら、ここからジェフティを背後から見る三人称視点に移行するわけだが、VRでのプレイ時はコックピット内からの視点のままバトルがスタートする。コックピットをぐるりと見渡し、自分(ディンゴ)の足や操作パネルに置いた手が見えることに「おお~っ」と思いつつ、戦闘へ。
VR版でも基本のアクションに変わりはなく、特長的なダッシュはもちろん、ショットやホーミングレーザー、ブレードといった多彩な攻撃もこれまでどおり。「ダッシュで戦艦に近づき、ザコの群れをホーミングレーザーで一蹴。戦艦の主砲から放たれる極太レーザーをかわしつつ、側面の砲台をブレードで破壊し……」といった本作ならではのスピーディなバトルを、視点が変わっても違和感なく行なえた。
通常視点だと、高速で動き回りながら敵を殲滅していく爽快感やスピード感が気持ちいいのだが、VR視点ではスピード感よりも、迫力と臨場感を強く感じる印象。迫るビームをかわしつつ、敵を撃破するといった流れがコックピットの目の前で展開される光景は、これまでのプレイでは味わえなかったもの。また、今回のデモ版で登場した戦艦は武装を破壊してコアを露出させ、強力な特殊兵器のベクターキャノンを撃ち込んで倒すのだが、このキャノンの発射シーケンスがカッコいい! コクピット内で聞くADA(エイダ)のアナウンスも臨場感たっぷりで、つい「発射!」と声を出してしまいたくなる。
この種の動きの激しいVRアクションだと、どうしてもVR酔いが気になる人も多いと思うが、個人的にはまったく問題なし。全体的に視点が安定しており、攻撃を受けた際に衝撃で視点が激しく揺れ動くような演出も目立たなかったため、違和感なくゲームの世界に入り込めた。シリーズを繰り返し遊んだというファンも、また違った迫力のプレイを楽しめるので、ぜひ一度体験してみてほしい。(PS.Blogスタッフ・竹内)
VRと相性抜群なロボ操縦アクションにワクワクが止まらない!
空を駆けるジェフティに乗り込み、戦況を知らせるアナウンスを聞いたら、まずは操縦席からあたりを見回す。手元に光るコンソール類、そして前方に見える上空の広大なフィールド。主人公と一体になっての操縦が始まるというワクワク感がたまらない! 戦闘が始まると敵機の撃墜で大忙しになるが、操縦席の空間に入り込む体験はまさにVRならではで、試遊の際にはぜひチェックしておきたいポイント。
今回の試遊では、5機の敵戦艦を撃沈するまでのミッションをじっくり体験。次々に襲いくる敵機を撃ち、時にはかわしながら遂行していく。戦況に応じたウェポンの変更など、多くのアナウンスは音声で聞こえてくる仕組みだ。この音声が”操縦している感”を高める演出になっているのだが、本作では次世代サラウンドフォーマットのドルビーアトモスも採用。試遊時のヘッドホンではまだ詳しくチェックできなかったが、製品版では立体音響によって高まる臨場感、没入感もかなり楽しみだ。
フィールドを駆け巡り、敵戦艦の弱点である動力部にたどり着いたら、自機のウェポンを強力なベクターキャノンに切り替えて攻撃スタンバイ。エネルギーのフル充填・発射によりトドメをさすことができる。ターゲットをロックしたらR2ボタン長押しでチャージ、離してファイア! ……DUALSHOCK®4によるシンプルな動作ながらも、けれん味のあるチャージ時の演出も相まって非常に盛り上がる。ロボットを操れる感覚サイコー! と思える瞬間である。
くしくも今回の試遊が「ZONE OF THE ENDERS」シリーズ初体験となった筆者だったが、自機のジェフティや敵機、戦艦といったメカのカッコよさには早くも虜になってしまった。そして何よりこうしたメカの操縦席に乗り込む感覚は、座ってじっくりプレイするVR作品にもうってつけ。VRはこうでなくちゃ! とすら思わされる期待の一本だ。(PS.Blogスタッフ・柳)
何もかもが懐かしいのに、そのすべてが新体験。「未確認浮遊快感」はここまで進化した!
「ベクターキャノンモードヘ移行。エネルギーライン、全段直結。ランディングギア、アイゼン、ロック。チャンバー内、正常加圧中。ライフリング回転開始。――撃てます」
ああ、このフレーズを新作で聞ける日がくるなんて、ただただ嬉しい! 第1作『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』で惚れ込み、『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』はPS2®版もPS3®版も遊びたおした思い出のゲームだけに、PS4®でのリマスターとPS VR対応となる本作の登場は感涙もの。今回のVR版で体験したバフラム艦隊戦も、前述のベクターキャノン発射シーケンスを何度も楽しめるお気に入りのステージだ。
PS VRでのプレイはコクピット視点になり、主人公ディンゴと自分が完全に一体化。広大な火星の空を飛び回れる没入感が気持ちいい。ちなみに、視界の右下にはジェフティがシルエットで表示されており、どんなアクションをしているかがリアルタイムで確認できる。ジェフティの華麗なポージングやアクションも本作の魅力の1つだけに、VRでのプレイでもあえて残しているのは心憎い演出だ。
操作する爽快感も文句なし。マルチロックオンレーザーも、近接でのブレード連撃コンボも、小刻みなダッシュでかわす砲撃も、ADAのナビゲーションボイスも、何もかもが懐かしい。それなのに、VRならではの臨場感と浮遊感によって、そのすべてが新鮮に感じられる。かつてのキャッチコピー「未確認浮遊快感」が示した本作の魅力は、PS VRに対応したことでここまで進化した。(PS.Blogスタッフ・松田)
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ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS
・発売元:コナミデジタルエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:ハイスピードロボットアクション
・発売日:2018年春予定
・価格:未定
・プレイ人数:未定
・CERO:審査予定
※PlayStation®VR対応
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『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』公式サイトはこちら
©Konami Digital Entertainment
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