2016年5月27日(金)に30周年を迎えた「ドラゴンクエスト」シリーズと、2017年12月18日(月)に30周年を迎える「ファイナルファンタジー」シリーズ。両シリーズの30周年を記念したコラボタイトル『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』が、PlayStation®4/PlayStation®Vita用ソフトウェアとして登場します。「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏がデザインし、26年にわたって親しまれているボードゲーム「いただきストリート」。遊んだことがなくても、ゲームを遊んでいる人なら名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回の特集記事では、長年愛されてきた「いたスト」シリーズ最新作の魅力を語っていきたいと思います。ですが、その前に……。じつはこのシリーズ。コンシューマとしては6年ぶりの最新作になります。だいぶ期間が空いたので、そもそも、なぜ、このシリーズが長寿作品として愛されてきたのか。知らない人もいるのではないでしょうか。そこで、まずは電撃PlayStation編集部のスタッフに、それぞれが抱く「いたスト」の魅力について聞いてみました!
電撃PS編集部が考える「いたスト」の魅力とは?
ゲームが大好きでしょうがない電撃PS編集部の面々に「いたスト」の魅力っていったいなんでしょうか、と赤裸々に語ってもらいました。ただし、放っておくと長々と語り始めそうな雰囲気があったので「一言に凝縮してください」とお願い。その結果はというと……。
・銀行前のマスの買い占め
・友情ブレイカー(笑)
・5倍買いしてでもエリアを独占
・堀井雄二さん!
・みんなでワイワイできる
・人の内面がわかる
・ひりついた雰囲気を「DQ」と「FF」のキャラが和ませてくれる
・定石を抑えたうえでの駆け引き
という意見が出てきました。編集部としてはボードゲームとしての戦略的なおもしろさが一番、といった意見が多かったです。とっつきやすいシンプルなシステムながらじつはとても奥が深い。そういったところが長年愛され続けている理由ではないでしょうか。
なかにはなにやら不穏なワードも入っていたりしますが、聞いたのはもちろん魅力。ここらへんは意外とみんなで遊べるボードゲームを楽しむために必要な、ちょっとした要素(スパイス)だったりしますよね。しかし、なかには「やったことがないです」という人も。そんなみなさんに向けて、「いたスト」とはどのようなゲームなのか、説明していきたいと思います。
ダイスの出目と戦略が勝敗を分ける! 「いたスト」ってどんなゲーム?
「いただきストリート」は、いわゆる「すごろく」をベースにしたボードゲームです。基本はダイスを振ってマス目を進み、途中のマスにあるスペードやハートなどの4つのマークを集めながら”ぎんこう城”を目指して進むだけ!
マークをすべて集めるとぎんこう城で賞金をもらえるので、手に入れたお金でお店や株を購入して目標額を集め、誰よりも早くゴール(ぎんこう城)にたどり着くとクリアになります。ようは、一番早く稼いでゴールした人が勝ち、というルールです。
シンプルなルールなので誰でもわかりやすく、株や土地の買収による戦略性とダイスの出目による運のバランスが絡まりあい、対戦が白熱するボードゲームになっています。土地を買収しまくって「私のお店によってって」とばかりに通行したプレイヤーから買い物料をせしめたり、株価の上昇で一発逆転を狙ったり、戦い方はプレイヤーしだい。シンプルだからこそ、燃えるのです。
もちろん、対戦だけではなく、本作は1人プレイでも遊べます。というよりも、1人プレイの楽しさも「いたスト」シリーズの魅力。1人プレイでは、のこる3人はNPCとしてキャラクターごとに特徴のある動きをしてくれます。また、「いたスト」は、ターンごとにキャラクターがしゃべって掛け合いをするのですが、この「ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー」シリーズでは、歴代の「DQ」キャラや「FF」キャラが集合して作品を超えた夢のクロスオーバーが展開します。
「いたスト」の世界に合わせて、原作のイメージを(いろんな方向に)膨らませたキャラクター同士の掛け合いは必見! 本編では絶対に見られないようなクスリとくるセリフや、勝負に熱くなるあまりにポロリとこぼれる意外なセリフまで、「いたスト」だからこそできる”ギリギリ”のセリフが見どころですよ! いや、本当にギリギリを攻めてますよ。
フルボイスにミュージアム! 新機能も盛りだくさん!
「いたスト」に「DQ」と「FF」を加えて、これでおもしろくないわけがないと言い切っていいくらい期待している人も多いと思われる本作ですが、最新作ならではの見どころもたっぷり。
まずは、なんといってもキャラクターのフルボイス化でしょう。今回は、なんとキャラクターがシリーズ史上初のフルボイスに! 「DQ」キャラも「FF」キャラも、声付きで掛け合いを繰り広げてくれます。声優のチョイスも、関連作品の「ドラゴンクエストヒーローズ」や「ディシディア ファイナルファンタジー」でおなじみの人たちなので、キャラクターイメージが損なわれることもありません。いろいろな意味で崩れるようなセリフも飛び交うかもしれませんが、そこは「いたスト」らしさ。
早すぎたツンデレ・マリベルのこまっしゃくれつつも可愛いセリフから、我らがノクティス王子のフラットなセリフまで「DQ」ファンも「FF」ファンも納得のフルボイスです。思わず「オレ、いたストのこと好きだわ……」と言いたくなるかもしれません。
さらに、30周年ならではのお楽しみ”ミュージアム”も新たに追加。プレイ中にもらえる”いただきコイン”を集めることで、歴代シリーズの名場面が見られます。シーンを選ぶとキャラクターの解説が聞けるのですが、もちろんここでも作品の枠を超えたコメントが! なかには”クリフトのザキ”など、名場面というより迷場面的なシーンもあるので、シリーズを知っているほどニヤリとできるでしょう。
また、キャラクターによる解説はそれだけにとどまりません。新要素の”ハイライト機能”では、勝負の決め手となったシーンを勝者が解説。一緒に対戦したキャラクターたちと、勝利の決め手になったシーンを振り返ることができます。遊ぶときはもちろん、戦い終わったあとも楽しめるのがうれしいところですね。もしかしたら、ステージをうまく攻略するヒントがつかめるかもしれませんし、単純に歴代キャラがワイワイしているのを見るだけでもたまりません。
ほかにも、PS4®のローカルでのマルチプレイとPS Vitaのアドホック通信でのマルチプレイ、PS4®とPS Vitaの”クロスプレイ”による対戦が可能になっていたり、インターネットを通じたマルチプレイで日本中のプレイヤーと対戦を楽しむことができるようになっていたりと、対戦に関する機能も充実。1人でも対戦でも楽しめる新たな「いたスト」。次回の特集でも、その魅力をガッツリ掘り下げていきたいと思います。では、また!
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いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY
・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation®4/PlayStation®Vita
・ジャンル:ボードゲーム
・発売日:2017年10月19日(木)予定
・価格:PS4® パッケージ版 希望小売価格 7,800円+税
PS4® ダウンロード版 販売価格 8,424円(税込)
PS Vita パッケージ版 希望小売価格 5,980円+税
PS Vita ダウンロード版 販売価格 6,458円(税込)
・プレイ人数:1~4人(オンライン/アドホック時:2~4人)
・CERO:A(全年齢対象)
※クロスセーブ、クロスプレイ対応
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© 2017 ARMOR PROJECT/ SQUARE ENIX All Rights Reserved.
DRAGON QUEST characters: © ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX
FINAL FANTASY characters: © SQUARE ENIX
CHARACTER ILLUSTRATION:SHIRO AMANO
※画面は開発中のものです。
※画面はすべてPS4®版のものです。
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