
「三国志」に登場する著名な武将たちを操作し、一騎当千の爽快感が味わえるアクションゲーム「真・三國無双」シリーズ。そのナンバリング最新作である『真・三國無双8』が、ついに登場する。
「真・三國無双」シリーズはもとより、「無双」シリーズ全体でも初となるオープンワールドを採用。広大な中国全土を1枚のマップで再現しており、各地への移動と戦闘がシームレスに体験できるうえ、大陸中で同時発生する戦闘に自分の好きなルートで参戦できるなど、自由度の高いゲームプレイが可能になっているのが特徴だ。
今回は、オープンワールドや新生したアクション、登場が判明した新武将を紹介していこう。
オープンワールドだからこそ可能になった表現と、大きく進化したシステム
本作ではオープンワールドを採用したことにより、中国各地へ自由に訪れることができるほか、時間や天候がリアルタイムに変化するなど、ゲームの構成そのものも表現方法も、大きく進化している。
広大な中国大陸に存在する、特徴ある地域
中国各地にある、特徴的な地域。中国の広大さがあるからこそ、「雪原」「ジャングル」「砂漠」といった、全く異なる特徴を持った地域が、オープンワールドの1枚マップの中で共存する。
雪原
中国北部の、雪が積もる極寒の地域を表現。
ジャングル(南部)
中国南部のジャングル地域。北部とはまったく違った植生や、ジメっとした雰囲気、南部地域らしい建物によって表現されている。
砂漠
砂漠地域。乾いた空気、強い日差しが特徴だ。
リアルタイムで変化する、時間や天候
時間や天候の変化を、リアルタイムで表現。個性的な特徴を持つ各地域は、時間や天候によっても、実にさまざまな表情を見せてくれるだろう。
「三国志」ファンならひと目でわかる、象徴的な場所も再現!
地域色だけでなく、「三国志」ならではの象徴的な場所も、しっかりと再現されている。洛陽や虎牢関、嵩山(すうざん)など、「三国志」の世界にどっぷりと浸り込めるはずだ。
虎牢関
「三国志」最強の将、呂布との戦いが繰り広げられる虎牢関を、これまでにないスケールで再現。このような巨大な建築物であっても、プレイヤーは自由に、さまざまな場所を探索することが可能だ。
洛陽
「三国志」の、さまざまな物語の舞台となった洛陽。本作では戦場としてだけでなく、民が生活する街としての役割も果たすようだ。
嵩山
五岳のひとつである嵩山。これまでは遠くに見えるだけだった、中国の山々にも登ることができる。時には、高低差を活かした戦術を仕掛けることも……。
黄河
中国文明が誕生したと言われている黄河も、オープンワールドのマップ上に再現。
オープンワールドならではの、自由度の高い戦闘
オープンワールドだからこそ、戦闘へのアプローチ方法は多彩になる。ひとつの戦場であっても、さまざまな方法での攻略が可能になるのだ。
今までとは異なる、”オープンワールド×無双”のゲーム進行
本作では、達成すると歴史が大きく動く「主要任務」が常に発生しており、それを攻略していくことでゲームが進行する。ただし、「主要任務」は難易度が高く攻略が困難なため、それに紐づく「任務」や、道中で発生する「依頼」をこなし、「主要任務」の難易度や攻略ルートの変化、武将の成長などをさせながら、攻略を目指すことになる。
「主要任務」の攻略ルートは、無数に存在する。史実に沿ったルートだけでなく、ほかの「任務」をすべてこなしてから臨んだり、あえて「主要任務」のみの攻略を目指したりするなど、プレイヤーに高い自由度を提供する。
主要任務
「主要任務」である「洛陽争乱」を受注すると、反董卓連合軍として共に戦う関羽と夏侯惇が、連合軍陣地で邂逅した際の会話シーンが発生。このイベントが終わると、董卓との戦いが始まる。
任務の受注
いくつかの戦いを終えると、途中で「洛陽争乱」に紐づく「任務」である、「虎牢関制圧」を受注できる。「任務」をクリアすると、「主要任務」の難易度が下がるといったメリットがあるため、できる限り多くの「任務」をこなすことが攻略の鍵となるだろう。
依頼の受注
マップ上を移動していると、街道や村といった場所でさまざまな「依頼」が発生する。画面は、非道な董卓の行ないに対して立ち上がった義勇軍を支援するための「任務」を受注したところ。
生まれ変わった、新たなアクションシステム
『真・三國無双8』のアクションは、簡単操作はそのままに、周囲の状況に即して変幻自在な立ち回りを実現する「ステートコンボシステム」へと生まれ変わっている。
このシステムは、コンボの起点となる「トリガー攻撃」、敵の状態に応じて変化する連続攻撃の「フロー攻撃」、コンボを締めくくる強力な一撃である「フィニッシュ攻撃」の3つで構成されており、以下の4つを中心にした攻撃連係が存在する。
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吹飛トリガー → ドライブフロー
敵を吹き飛ばした後、その敵に対して鋭く突進しつつ広範囲の敵を一掃する。 -
転倒トリガー → アタッチフロー
敵を転倒させた後、その敵に対して集中攻撃を行なう。 -
気絶トリガー → ストームフロー
敵を気絶させた後、その場で周囲の敵を巻き込みつつ攻撃する。 -
打上トリガー → エリアルフロー
敵を打ち上げた後、空中に浮かせた敵を集中攻撃する。
ゲーム中に登場する武器はすべての武将が装備できるが、その武将が得意とする武器(得意武器)を装備することで、専用のアクションを繰り出せる。なお、本作では弓が復活。弓による攻撃も攻略の鍵を握るようだ。
吹飛トリガー → ドライブフローの例
吹飛トリガーをヒットさせ、吹き飛び状態になった敵にドライブフローで追い打ち。遠くに吹き飛んだ敵を追いかけるように動き、攻撃を畳みかける!
打上トリガー → エリアルフローの例
打上トリガーで打ち上げ状態となった敵に発生するエリアルフロー。空中の敵をまとめて攻撃し、地面に叩きつける。さらに叩きつけた後は、追い打ち攻撃を狙うことも可能だ。
地形に合わせてアクションが変化する「インタラクティブアクション」
本作では、周囲の地形やものに応じてアクションが変化する、「インタラクティブアクション」を実装。川を泳いで渡る、あるいは高い山や壁を越えるなど、さまざまな場所を移動できるほか、その場にあるものを利用した特殊な攻撃が行なえる。
インタラクティブアクションの例 「鉤縄」
ジャンプでは飛び越えられそうにない高い壁も、本作では「鉤縄」を使用して一気に登ることができる。これまで行けなかった場所にも行けるようになるだけでなく、正面突破以外の戦略を立てることも可能だ。
新武将、程普参戦!! シリーズおなじみの武将たちも登場!
「三国志」で名を馳せた、多くの武将たちが登場するのも、「真・三國無双」シリーズの大きな特徴。『真・三國無双8』では、すでに発表されている周倉に加え、呉に所属する程普が新武将として登場することが判明! 両端の刃で交互に斬る、突くといった攻撃を中心に行なう「双矛(そうぼう)」が得意武器の程普。豪快な動きに加え、各動作に流れや止めを織り交ぜ、力強くも無駄のない体使いを見せるという。
また、シリーズではおなじみである3人の武将の登場も判明したので、併せて紹介しよう。
辛口の人格者
程普
程普(ていふ)。字は徳謀(とくぼう)。孫家三代を支えた宿将であり、孫呉の領地拡大と安定に力を尽くし貢献する。勇猛な武人として長く前線で戦い、時には年長者として参謀的な役割も果たした。
程普の無双乱舞。宙に浮いた敵を切り刻む、強烈な攻撃が炸裂!!
隻眼の将星
夏侯惇
夏侯惇(かこうとん)。字は元譲(げんじょう)。武勇に優れた隻眼将軍で、主君の曹操は従兄弟にあたる。冷静沈着な将であり、ひとりの武人としても一流の強さを持つ。曹操の信頼に応え、覇道を支えるため、戦場を駆ける。
仁に惹かれる若き龍
趙雲
趙雲(ちょううん)。字は子龍(しりゅう)。忠義に篤く、誠実な若武者。乱世に仕えるべき主を求め各地を歴訪した末に、劉備の人柄に惚れ込んで臣下となる。後に、蜀の五虎大将に数えられる。性格は穏やかだが、戦場では大軍に対し単騎で斬り込むほどの闘志を示す。
義の刃を持つ軍神
関羽
関羽(かんう)。字は雲長(うんちょう)。蜀の五虎大将の筆頭に挙げられる。義を重んじ武に長けた稀代の英雄で、劉備、張飛と義兄弟の契りを結び、蜀の建国に尽力した。長い髯を帝に「美髯公」と賞賛され、それが通称となる。義兄の劉備とはまた異なる人間的魅力で、敵味方問わず人を惹きつけた。
単騎で大軍を相手取るといった、「無双」シリーズならではの魅力やゲーム性を引き継ぎつつ、オープンワールドという新たな方向性を打ち出した『真・三國無双8』。今後の情報にも大いに期待しよう。
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真・三國無双8
・発売元:コーエーテクモゲームス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:タクティカルアクション
・発売日:未定
・価格:未定
・プレイ人数:未定
・CERO:審査予定
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※画面は開発中のものです。
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