誰が生き残るべきかを選挙で選ぶデスゲームがついに開演!
本日4月27日(木)に発売となったPlayStation®4/PlayStation®Vita用ソフトウェア『追放選挙』は、荒廃した世界のテーマパークを舞台に、選挙によって生き残る者を決定していくという、サスペンスの要素を含んだアドベンチャーゲーム。
本作の発売を記念し、今回は本作のストーリーやキャラクター、ゲームシステムなどを一挙紹介。
記事の後半では、これまで紹介していなかった、生死を賭けた選挙とその結果による「ゲーム展開の一例」が明らかに! 購入前にもうちょっとだけ中身を知っておきたいという人は、ぜひチェックしてほしい。
主人公の目的は……奇妙なデスゲームを「利用」しての復讐!?
本作の主人公・要の目的は、選挙で追放する人物を選ぶデスゲームを通じ……このデスゲームによって妹を追放した者たちへの復讐を果たすことにある。
舞台となる「アリスランド」と呼ばれる遊園地の外は、人を食らう化け物が闊歩する凄惨な世界。気がつけば、この遊園地で生き残っているのは、主人公を含む12人の少年少女だけとなっていた……。
そこからさらに2人の生き残りを選別するための「話し合い」こそが選挙を模したデスゲームであり、本作はその「追放選挙」を主軸に描かれていく。
誰をどういった順番で追放するか。それは、プレイヤーの選択によって決定され、追放する順番によって物語の展開も変化する。
なお、今回判明した新事実だが、選挙で追放された人物に関する記憶は「主人公の要以外の生存者」からは抜け落ちてしまうという。この奇妙なデスゲームを勝ち抜いた先に待つものとは、いったい……?
ウソを見破ることができる「共感覚」を用い、選挙を有利に進める主人公の一条 要(いちじょう かなめ)。本作は彼を主役に描かれる、デスゲームを利用した復讐劇でもある。
選挙による一票が誰かの死を運命付ける
謎の主催者が宣言する12人の中から「2人の生き残り」を決定するための話し合い。それこそが「追放選挙」であり、主人公は3日に一度開催される選挙に臨むため、その3日で参加者との交流を深めたり、人間関係や弱みを調べ、知り得た情報を武器に選挙を勝ち抜いていく。
選挙で敗北した者を待つ運命は死
選挙が終わると、敗れた参加者は化け物が巣食う遊園地の外へ追放される。そして、最後に人数が2人となるまで、この無慈悲なデスゲームは続いていく……。
人を喰らう化け物たちにより、追放された者は死を迎える。その独特の演出にも注目したい。
復讐者と化した主人公・要と本作の登場人物たち
ここでは要を含む選挙の参加者12人のパーソナリティと、デスゲームの主催者である「アリス」を紹介する。複雑にからみあうさまざまな思惑のもと、生き残りを賭けた選挙がスタートする。
幼なじみである要に対し、絶対的な信頼を寄せる苺恋。その信頼は「幼なじみへの愛情」を越えて、要には絶対服従する「異常なまでの依存」といえるほど。
要と苺恋に保護され、かくまわれることとなる少女。記憶を失っているようだが……?
男性同士の「一線を越えた」友情を好み、弟・勇璃とその親友・道宗を暖かく見守っている彼女。常に持ち歩いている日記には、勇璃と道宗のカップリングを筆頭に、一線を越えた妄想を書き連ねているとか!?
誰にも知られないよう、親友である「道宗への想い」を内に秘めている。親友が姉・実乃璃に恋心を抱いていることも気づいており、親友を応援したい気持ちと、自らの気持ちの間で葛藤しているらしい……。
常に親友である勇璃と行動をともにしており、彼の姉・実乃璃に対しては淡い恋心を抱いている。その2人を守ることだけを優先するが、若さゆえに考えが至らず、空回りすることが多い。
実はアーシャ・カーシャが起こしたとある事件によって、双子に対して「強い復讐心」を抱いている。常に双子とともにおり、復讐の機会をうかがっている。
彼女らは「自分だけが白秋と結ばれること」を望んでおり、じつはお互いの存在を邪魔に思っている。常軌を逸した倫理観を持っており、白秋を独占するためなら、他人を傷つけることもいとわない。
過去の出来事から、極度の人間嫌いになっている雷神。議論などへは参加しないが、本心としては興味があるため、盗み聞きをすることもある。
他人に対して一切の興味を持たないが、なぜか要に対して興味を抱き、一方的に接触してくる。その度、苺恋に制止され、両者の関係は険悪なものになる。
彼が愛おしそうに撫でている何かは、異形の怪物……のようだが、これはいったい?
参加者の嘘を見抜き「追放選挙」を生き残れ!
要(プレイヤー)は選挙までの間、アリスランド内でそれぞれの時間を過ごしているほかの参加者とコミュニケーションをとりながら、選挙に必要なさまざまな情報を入手していく。
ときに親交を深め、ときにはあざむき……彼らが持つ弱みに付け込む必要もあるだろう。誰から順に追放していくかを考える期間でもある。
赤色で示された文字は、「共感覚」によって嘘だと判明している箇所。全員を救いたいと話す要自身の言葉もまた「嘘」である。
舌戦を制して支持を集める選挙パート
選挙では議論の中でヒントとなるキーワードを集め、対立候補の意見に切り込み、相手の主張を崩すことで、ほかのメンバーの支持を集めていく。ヒントとなるキーワードを見逃すな!
議論の中で、ヒントとなるキーワードはボタン操作で「記憶に刻み付ける」ことができる。
重要と思える意見に「切り込む」ことで、新たな流れを作り……相手の意見を突き崩そう!
パターン数1300以上!? 多岐にわたるマルチストーリーの一例を紹介!
「追放選挙」では、誰かが立候補して追放すべき対立候補を指名する。誰を対立候補として選び、実際に追放へと追い込んでいくのか。それはすべてプレイヤーの行動次第だ。
なお、キャラクターが追放される順番によって変化するストーリーのバリエーションは、なんと約1300通り。あるキャラクターを残した場合と、早期に「追放」した場合では、シナリオの展開は当然ながら変化する。今回は、その中からひとつのパターンを一例として紹介する。
デスゲームの主催者により開催される「追放選挙」
謎の機械人形・アリスは2人の生き残りを決めるためのデスゲーム「追放選挙」の開催を宣言する。妹を殺された主人公・一条要は、この選挙を利用して、参加者9人への復讐を誓う……。
多数決によって生き残りを決める、理不尽なデスゲーム。その仕組みをアリスは参加者たちに伝える。
妹の追放を決めた参加者たちへ復讐するため、要はこの選挙を利用すると心に決める。
雷神と接触し情報交換を持ちかけると……
周囲に攻撃的な態度を取る一方で、ほかのメンバーの偵察を行なう雷神。要は彼を利用して、情報交換を持ちかける。
嘘の情報を流し、ほかの参加者の情報を引き出そうとする要。
「追放選挙」はアリスの管理のもと、匿名性を維持したまま進行していく。要は対立候補の主張の穴を突き、選挙を切り抜ける……。
次に生き残ることに興味がない志歩理が追放される
他者を寄せ付けないミステリアスな雰囲気を持つ志歩理。一度目の選挙が終わり、ほかのメンバーの動向を探る要は、志歩理が選挙で生き残ることに興味がないと知る。
志歩理との会話は要領を得ず、有益な情報はまったく得られなかった。
選挙の結果、追放される志歩理。化け物の潜む外の世界で、彼女は……。
化け物に興味を示す料理人 一政
キッチンを訪れた要に軽食を振る舞う一政。彼は外の世界を眺めながら、「化け物を食べたらどんな味がするんだろう」といった疑問を投げかける。
料理人として、化け物の味に興味のある様子の彼。しかし、「化け物を食べたいだけ」という嘘をついており、真意はまた別にあるようだ。
デスゲームからの離脱を目指す者も……
選挙から逃れるため、3人で集まって方法を模索する道宗たち。要はそんな3人に協力する振りをしつつ、彼らの甘さに付け込むのだった。
命をかけたデスゲームの最中にも関わらず、食事で一喜一憂する3人組。
化け物やアリスへの対策を講じる彼ら。要は、それが無意味なことと知りながら、協力体制を装う。そして選挙が行なわれ……。
選挙で道宗を失った姫野姉弟のその後
前回の選挙で3人組のうち、道宗を追放した要。彼を失った姫野姉弟がどのような変化をみせているのか……そうした「変化」を見守るのも、本作の注目すべきポイントといえる。
前述したように、選挙で追放された人間は、要以外の参加者の記憶から消えてしまう。姉弟は道宗を失ったが、彼との思い出はなくなり、誰を失ったか理解できない。
道宗を追放したことで姉弟にどのような変化があるのか、要は興味本位で探りを入れる。
さらに「姉と親友」を失ったケースの勇璃は……
大切な人を2人とも追放されたが、肝心な彼らに関する記憶も失ってしまった勇璃。勇璃は残された歪な感情を頼りに、要の元を訪れる……。
大切な2人の記憶が無くなった勇璃。彼は行き場のなくなった感情を、要にぶつけるのだった。
主人公と同様に選挙を利用し復讐を誓う者・伊純白秋
自らを慕う双子に対して、強い復讐心を抱いている白秋。彼は、双子の死を見届けたいために、要に対し取引を持ちかける。
白秋は双子への復讐を果たすため、要に対して、選挙で双子を選ぶように提案する。
白秋の望みは、双子の死を見届けること。その後の自分の生死はあまり興味がない。
カーシャを失い不穏な言動をみせるアーシャ
カーシャがいなくなり、白秋を独占できるようになったアーシャ。そんな彼女は要に対し、苺恋とノーリの動向を探るような言動をするようになる。
復讐のため、キスをしながら口に含んだ毒薬での殺害を試みる白秋。しかし、それはアリスによって阻まれることとなる。
仲良くするつもりはないが、苺恋とノーリと会いたいと主張するアーシャ。その真意はいったい……。
復讐を果たした白秋のその後
選挙により双子が追放され、憎んでいた双子がいなくなった白秋。だが、その双子に関する記憶がなくなっているため、行き場のなくなった殺意に虚しさを感じる。
復讐を成した白秋だが、肝心の双子の記憶がないため、対象のない殺意だけが残ってしまう。
ついに要の目的も完遂され……最後に3人が残る……
物語の終盤、要はついに復讐対象の9人を追放し、9人全員への復讐を果たす。しかし選挙は「後1回」残っており……。要は苺恋とノーリのどちらかを選ぶのか、それとも……?
選挙は残り2人となるまで行われる。復讐を終えた要がとる選択やいかに……。
発売直後の『追放選挙』をまとめて紹介し、ストーリーの一例もあわせてお伝えした今回。プレイの結果の一例ではあるが、「誰から順に追放していくか」で物語が変化する本作のストーリーの一端がおわかりになったと思う。生き残りながらも記憶を失っていく参加者たちの反応も興味深い。デスゲームを利用し復讐を果たす『追放選挙』、サスペンスタッチのアドベンチャーゲームが好きな人はぜひプレイしてみよう。
オンライン配信版 ¥6,285
オンライン配信版 ¥5,238
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追放選挙
・発売元:日本一ソフトウェア
・フォーマット:PlayStation®4/PlayStation®Vita
・ジャンル:デスゲームアドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:PS4® パッケージ版 希望小売価格 6,980円+税
PS4® ダウンロード版 販売価格 6,171円(税込)
PS Vita パッケージ版 希望小売価格 5,980円+税
PS Vita ダウンロード版 販売価格 5,143円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)
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