“「ゲームアーカイブス」 あの日、あの頃、あのゲーム”
第3回目は、1998年の名作をクローズアップ!
過去に発売された懐かしのタイトルを、PlayStation®VitaなどにPS Storeからダウンロード購入して楽しめる「ゲームアーカイブス」。
そんな「ゲームアーカイブス」の中でも、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された初代PlayStation®の名作を年代別に紹介し、ゲーム業界をよく知る、渡辺浩弐さんのコメントと一緒に振り返る企画がスタート! 渡辺さんが気になったタイトルをピックアップし、オリジナル版が発売された当時の印象や今プレイすべきポイントなどを語っていただいた。
第3回目は、1998年に発売されたタイトルをクローズアップ! PlayStation®黎明期の名作をチェックしよう!
渡辺 浩弐さんと振り返る1998年の名作ゲーム
XI[sai]
発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
フォーマット:PlayStation®3/PlayStation®Vita/PSP®「プレイステーション・ポータブル」
ジャンル:パズル
価格:617円(税込)
オリジナル版発売日:1998年6月18日(木)
【KOZY’S EYE】
初めての人でも、1行の説明と1枚の画面写真だけで理解できる。単純明快な法則だけで、多彩な展開を楽しめる。誰でもすぐにはまれるのに、上達には果てがない。……そういう意味でこれはスタンダードゲームといえると思います。時代を超えて遊びつづけたいですね。
上級者に、「6」の目だけで連鎖を続ける超絶テクニックを見せてもらったことがありますが、上手いとか凄いとかいうよりただひたすら「美しい」と感じました。ゲームのそういう一面を、芸術の1ジャンルとして定義しても良いのではと思います。
オンライン配信版 ¥628
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ファイヤーパニック~マックのレスキュー大作戦~
発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
フォーマット:PlayStation®3/PlayStation®Vita/PSP®「プレイステーション・ポータブル」
ジャンル:アクション
価格:617円(税込)
オリジナル版発売日:1998年7月30日(木)
【KOZY’S EYE】
高層ビルの火災の中に飛び込んでいく消防士、その名は「マックイーン」……ときたら某パニック映画のオマージュですね。うまい設定です。が、それは重要なことではありません。ポイントは、めらめらと燃えさかる火に放水してしゅるしゅる消していく、その感覚です。とにかく本能的に気持ちいい。ビニールシートのプチプチを指でつぶすあの感じにも似てるかな。
人が普段無意識に感じている快感をとらえて、具現化すること。それがゲームの根源です。設定なんか後付けでもいいくらいです。90年代の作品には、そんなゲーム創作の「巧み」をリアルに味わえるものが多くあります。
『ファイヤーパニック®~マックのレスキュー大作戦~』ソフトウェアカタログはこちら
ファイヤーパニック®~マックのレスキュー大作戦~(新しいウィンドウで開く)
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1998年、PlayStation®は世界で5,000万台を突破。単なるゲーム機ではなくもう一般的なメディアの一つと言ってもいいほどの存在になりました。
手前みそな話になりますが僕もこの年、PlayStation®のソフト(『2999年のゲーム・キッズ』)を作っていました。いつかアーカイブスに入るといいなあ。
1998年には、ほかにもこんなタイトルが!
次回は1999年前半のタイトルを紹介します。お楽しみに!
渡辺 浩弐(わたなべ こうじ)
1962年生、福岡県出身。作家。小説の他、マンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著書『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』他。
※PSP®向けPS Storeのコンテンツ販売サービスは終了しています。過去に購入したコンテンツの再ダウンロードや、PS3®に保存したPSP®コンテンツのPSP®への転送は可能です。
※一部タイトルは、PS3®に対応していません。
©1998 Sony Interactive Entertainment Inc.
©1997 Sony Computer Entertainment Europe (a division of Sony Electronic Publishing Limited) All rights reserved. Developed by Slippery Snake Studios Limited.
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