全世界のレゴ®ファンの夢を実現するPlayStation®4用ソフトウェア『LEGO®ワールド 目指せマスタービルダー』が本日4月6日(木)に発売! 今回は3月に行なわれたイベントでのエグゼクティブプロデューサーへのインタビューの模様を、制作プレイレポートとともに電撃PlayStationがお届けします。
プロデューサーのロズ氏が『LEGO®ワールド』の魅力や未来を語る!
去る3月14日(火)、ワーナー ブラザース ジャパンの2017年タイトルのプレゼンを行なう「ワーナーゲーム 2017 ラインナップ発表会」が開催されました。会場では、本作を開発したTT Gamesのエグゼクティブプロデューサーであるロズ・ドイル氏が登壇し、本作の魅力を含めて紹介されました。
そして発表会後、ロズ氏へのインタビューの機会が設けられました。インタビューでは、開発の経緯から今後の展開まで、さまざまなことを聞けましたので、まずはその内容をご覧ください。
――これまでの「LEGO®ゲーム」シリーズは”映画を原作にする”など、アクションや原作再現に力を入れたものがリリースされてきましたが、このタイミングで”作る”ことに特化した本作を開発された理由を教えてください。
ロズ・ドイル氏(以下、敬称略):これまでもレゴ®社とゲームを通してかかわってきましたが、そのなかでも当然、我々からもレゴ®社からも、本作のようなクリエイティブなゲームを作りたいという話はしていました。
ではなぜ今までリリースしてこなかったと言うと、1つは「今お話になったアクションアドベンチャータイプのゲームを作るのに我々が忙しかった」というのがありますね。そしてもう1つの理由は「作りたいゲームを作るのに、テクノロジーが追いついていなかった」というのがあります。これらの理由からPS4®の登場にあわせて開発を始めたしだいです。
――開発にあたって、既存のサンドボックス型ゲームを意識した部分はありますか?
ロズ:もちろん意識はしました。例えば、私の息子も大好きな『Minecraft(マインクラフト)』は、多くのユーザーに”デジタル レゴ”と呼ばれることもあります。ですが、開発にあたって我々が自分たちに課したのは、どのように”レゴ®らしいゲームを作るのか”という点。私たちは、既存のサンドボックス型ゲームのプレイヤーに本作に移ってほしいのではなく、両方楽しんでほしいと思っています。
―― 既存のサンドボックス型ゲームにはない、本作ならではの部分を挙げるとしたら?
ロズ:やはり”レゴ®である”ということでしょう。レゴ®といってもブロックのことだけではありません。キャラクターやクリーチャーはもちろん、レゴ®を遊んでいる人ならなじみ深いもの。そういったレゴ®らしさを限界まで盛り込んでいるのが、本作ならではの魅力でしょう。
――ブロックやキャラクターなどを合わせると、本作にはどの程度のレゴ®パーツが用意されているのでしょうか?
ロズ:ブロックだけでも200種類、キャラクターは60種類、クリーチャーは100種類、乗り物も100種類。さらにプリセットで用意している建築物は今後もどんどん増やしていく予定です。ですからひと言で言うなら、たくさんですかね(笑)。
――キャラクターは60種類とのことですが、個々のキャラクターによる特殊な能力などあるのでしょうか?
ロズ:吸血鬼ならコウモリになれますし、クモ女なら小さなクモになれます。このように一部の特殊なキャラクターには能力が設定されています。
――頭や脚などを別々のキャラクターから選んでキャラクターメイキングできますが、そういった場合にも特殊な能力は使えるのでしょうか?
ロズ:特殊能力は頭のパーツに紐づいていますので、例えば頭が吸血鬼なら、首から下がどんなキャラクターのものであってもコウモリになることができます。
――オブジェクトにはレアなものはあるのでしょうか?
ロズ:オブジェクトやクリーチャーを含めたレゴ®パーツは、訪れた惑星の環境や地形によって異なるものが手に入ります。またドラゴンなど、レアなクリーチャーといったものも用意していますね。
――オブジェクトは「発見」(パーツを見つけてアンロック)すると配置できるようになりますが、壊すと二度と発見できなくなるようなものもあるのでしょうか?
ロズ:“プレイヤーが行なった地形の変更や新たな建築”にはアンドゥ(元に戻す)機能が用意されていますが、爆発などで壊してしまったオブジェクトなどは復元できません。とはいえ、そうやって壊してしまったとしても、あらゆるオブジェクトには再度出会う機会がありますので、取り返しがつかなくなるといったことはありませんね。
――本作には時間の経過による昼夜の変化はありますが、天候の変化は用意されているのでしょうか?
ロズ:リリース段階では天候は変化しません。ですが、今後のアップデートで追加したい要素として、すでに開発スタッフ間で共有しているものの1つではあります。
――ほかにアップデートで追加しようと考えているものがあれば、教えていただきたいです。
ロズ:スイッチやレバーで起動するギミックや、本来のレゴ®であれば電動で動いていたパーツなども用意したいと考えています。
――最後に、ユーザーのみなさまにメッセージをお願いします。
ロズ:やはり、楽しんでほしいですね。子どもだけでなく、大人も童心に返って遊んでほしいです。もし、子どものころのように創造力が働かないという人はぜひ、自分の子どもと一緒にプレイしてみてください。きっと自分では想像もつかないものを生み出してくれますよ。
【制作レポート3】
PSプラットフォームではおなじみの「トロ&クロ」を制作!
さて、アップデートによる発売後の展開も期待できる本作。特集第3回では新型PS4®を作ってみたのですが、正直物足りません。PS4®の本体が設置されているなら、次にほしくなるのは”プレイヤー”ですよね。そこで今回は『どこでもいっしょ』の「トロ&クロ」の巨大建築に挑んでみました。
最終的に2体とも作るのですが、まずはトロから。ここで役立ったのが、以前の記事でも紹介している「コピーツール」。頭を作ったら厚みを持たせるためにコピー&ペースト、手足はベースとなるパーツを作ってコピー&ペースト、と本当に便利な「コピーツール」が大活躍です。
そして、肝心の顔を作る際にも「コピーツール」が役立ちました。左右の目や眉が同じ形をしているので、片目を制作したらコピーして、もう片方の目の位置にペースト。左右で線対称となっている耳の模様や眉毛も片方をコピーして”180°回転”させたものを、もう片方にペーストにすればOKです。
いやあ、「コピーツール」さまさまですね。何度も活用していることからわかるかと思いますが、サンドボックス型ゲームにおいて「コピー&ペースト」という機能は思った以上に便利なもの。すでに本作のプレイを始めている人もこれから始めようとしている人もぜひ使ってみてほしいです。
ついでに、コントローラーも用意してみました。トロのサイズにあわせたため、新型PS4®とサイズが異なるのはご愛嬌。最初はUSBケーブルもありましたが、ゲームプレイ時はつながないことが多いので、最終的には削除しています。
ちなみに、コピー範囲を見誤りたくないときは、あらかじめコピーする範囲の目安になるようペイントしておくのがオススメですよ。丸型やナナメ型のブロックも豊富に用意されているので、トロの顔や耳、手足などもイイ感じに再現できたかと思います。
そして、後ろに見えるのは、まもなく完成予定のクロの姿。これを作る際にどんな工夫をしたか。ここまで読んだなら、もうわかりますよね。そう「コピーツール」です。
トロとクロの見た目は、色や表情こそ異なりますが、シルエットで比較するとほぼ同じです。そこで「コピーツール」でトロを丸々コピー。そしてクロを配置したい位置にコピー&ペーストすれば、簡単にトロが2体に。あとは「ペイントツール」で全身をクロっぽく着色して、新たに表情を描き、さらに赤い蝶ネクタイをつければ、クロが完成です!
記事制作をとおして、約1カ月ほど本作に触れてきましたが、レゴ®とサンドボックス型ゲームの親和性はもう完璧と言ってよいほど。探索によって新しいツールなどが手に入るたびに「これがあれば、新しいことができそう」と思わせる内容になっています。レゴ®やサンドボックス型ゲームで遊ぶことが好きな人ならきっと満足できるタイトルですので、ぜひ一度楽しんでほしいですね。
オンライン配信版 ¥3,278
——————————————
LEGO®ワールド 目指せマスタービルダー
・発売元:ワーナー ブラザース ジャパン
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アドベンチャー/サンドボックス/フリースタイルビルド
・発売日:好評発売中
・価格:PS4®パッケージ版 希望小売価格 2,980円+税
PS4®ダウンロード版 販売価格 3,218円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:1~2人)
・CERO:B(12才以上対象)
——————————————
『LEGO®ワールド 目指せマスタービルダー』公式サイトはこちら
© 2017 The LEGO Group. TM & © WBEI. (s17)
コメントの受付は終了しました。