世界中で親しまれているブロック玩具レゴ®をモチーフにした、人気ゲーム「レゴ®ゲーム」シリーズ。2013年に他機種で登場し、好評を博したオープンワールド・アクションアドベンチャー『レゴ®シティ アンダーカバー』が、PlayStation®4用ソフトウェアとして登場!
3月14日(火)に東京・秋葉原UDXシアターで行なわれた「ワーナーゲーム2017 ラインナップ発表会」でお披露目された『レゴ®シティ アンダーカバー』。
今回はゲーム内容の紹介に加えて、本作はもちろん、数々の「レゴ®ゲーム」を手掛けたTT GamesのプロデューサーであるMatt Ellison(マット エリソン)氏のインタビューをお届けしよう!
大ヒット「レゴ®ゲーム」がオフラインでの2人同時プレイ対応でPS4®に登場!
『レゴ®シティ アンダーカバー』は、広大な都市「レゴ®シティ」を舞台にした、オープンワールドのアクションアドベンチャー。プレイヤーは警察官のチェイス・マケインとなり、脱獄した犯罪者のレックス・フューリーを追うことに。本作は映画などの原作が存在しないオリジナルタイトルで、ゲームだけの物語を楽しめる。オブジェクトを壊してブロックにし、それを組み立ててパズルを解くといった、「レゴ®ゲーム」ならではの遊びも存在!
オープンワールドで構成された「レゴ®シティ」を探索!
サンフランシスコをモデルにしたという「レゴ®シティ」は、20以上もの個性豊かな地域に分かれている。広大なフィールドには「レゴ®ゲーム」ではおなじみの、映画や音楽などへのオマージュやパロディが盛りだくさん! メインストーリー以外のサブミッションに挑戦したり、釣りやレースなどのミニゲームを楽しんだりと、さまざまな遊びや、やり込み要素に満ちている。
「レゴ®シティ」では、基本的に自由に動き回ることができる。メインストーリーを進めたり、アイテムや乗り物を入手したりすることで、行ける場所やできることがさらに増えていく仕組みだ。
複数の変装によってさまざまな能力を習得!
主人公のチェイスは変装の名人であり、格闘技の達人。警察官はもちろん、泥棒や宇宙飛行士といった複数の変装が用意されており、着替えることでそれぞれの変装に秘められたユニークな能力を使用できる。状況に合わせて変装を駆使し、潜入捜査(アンダーカバー)を成功させよう!
チェイスの外見だけを変更できる衣装も多数用意されており、その数はなんと300以上!
PS4®ならではの美麗なグラフィック! オフラインでの2人同時プレイ対応に加えて、乗り物の数も増加!!
PS4®版はマシンパワーを活かし、グラフィックの強化やロード時間の短縮を実現! また、他機種版は1人プレイ専用だったが、PS4®版はオフラインでの画面分割2人同時プレイに対応している。これにより、家族や友達と協力してストーリーを進めたり、レースなどのミニゲームで勝負したりといった楽しみ方も!
また、本作では「レゴ®シティ」にあるスポーツカーやバイク、ヘリコプターといった、100種類以上の乗り物が操縦可能! 種類は他機種版から増加しているそうなので、どんな乗り物が増えているのか楽しみだ。
『レゴ®シティ アンダーカバー』の魅力やこだわりをプロデューサー自らが語る!
2008年のTT Games入社以来、「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」など、数々の「レゴ®ゲーム」に携わってきたというEllison氏。ここ3年ほどはプロデューサーとして「レゴ®ゲーム」を手掛けてきた彼に、こだわりや本作の魅力について語ってもらった。
TT Games プロデューサー
Matt Ellison(マット エリソン)
想像力を駆使して何かをつくる楽しさ。それが「レゴ®ゲーム」の基本!
──「レゴ®ゲーム」に対するこだわりや、制作のポイントを教えてください。
ゲームに登場するレゴ®ブロックでできた乗り物などには、レゴ®社による厳密なガイドラインがあるんです。特徴をきちんと表現できているか、ちゃんと守られているか、といったことなのですが、私がレゴ®の大ファンということもあり、そこは目を光らせていますね。
また、ブロック玩具としてのレゴ®には、”自分の想像力を駆使して何かをつくる”という楽しさが根底にあると思うんです。そして、そういった要素はゲームの中にも必ず入っていなければならない。そのため、「レゴ®ゲーム」には何かを壊してブロックにし、それらを使って新しいものをつくる、といった要素が入っているんです。それこそが「レゴ®ゲーム」の基本であり、純粋な精神だと思っています。
オープンワールドにより、プレイヤーが自由に遊べる環境づくりを
──PS4®版の元になった他機種版は2013年の発売でしたが、企画自体はいつごろからスタートしたのでしょうか。
2010年に企画がスタートし、開発には3年かかりました。本作は我々が手掛けたゲームの中で、最も開発期間が長かったタイトルなんですよ。
──本作は原作のないオリジナル作品ですが、原作ありのタイトルと比較して開発にどのような違いがあるのでしょうか。
映画をモチーフにしたタイトルの場合は多くの人がその映画を観ているので、物語の展開がわかっているプレイヤーが多いんですよ。ですので、その知っているストーリーをレゴ®を通して新しい形で表現することが、映画をモチーフにした「レゴ®ゲーム」の醍醐味なんです。知っている物語に少しひねりを入れたり、どんでん返しを入れたりすることで、プレイヤーに楽しんでもらう。
それに対して原作のないオリジナルでは、我々がやりたいと思ったことを全てできるのがポイントです。ただし、原作モノでもオリジナルでも、誰もが楽しめるゲームをつくるという共通の想いが根底にあります。
──”やりたいと思ったことを全てできる”、それを実現するための手段として、本作ではオープンワールドが採用されたのでしょうか。
もちろんそういった側面もありますが、本作でオープンワールドを採用した大きな理由は、それまでの「レゴ®ゲーム」との違いを出すためだったんです。また、作品をもっと大きなものに、より幅のあるものにするため、という理由もありました。私は、プレイヤーのやりたいことをできる環境を提供することが、オープンワールド開発では重要だと思っているんですよ。
オープンワールドの開発自体は、「レゴ®ゲーム」でも「バットマン」シリーズで採用したタイトルがあったので、その経験を活かすことができました。
──本作にはメインストーリーを進めること以外にも、さまざまな寄り道要素がありますが、その中でも特にオススメのサブミッションやミニゲームなどはありますか?
たくさんあるので、どれか1つと言われると難しいですね……。例えば警察署にはジムがあり、そこでトレーニングができるんですよ。ただし、トレーニングしたからといって主人公のチェイスが成長することはないのですが、私のお気に入りです(笑)。
また、さまざまな能力を使用できる変装はとても重要な要素であり、ぜひ注目してほしい部分です。ゲームの攻略自体には関係ないお遊び的な衣装もたくさんあるので、ぜひ各地を探索して衣装をアンロックし、着替えを楽しんでもらえればと思います。
──パロディによるユーモアで、特に気に入っているシーンがあれば教えてください。
これもさまざまなシーンがありますが、お気に入りは船の上のシーンにおける、映画「タイタニック」のパロディですね。
多数の要望により、オフラインでの2人同時プレイに対応!
──PS4®版で2人同時プレイを採用した経緯をお聞かせください。
2013年の他機種版発売時に、やはり2人同時プレイを望む声が大きかったんです。そのため、PS4®版の開発にあたって、2人同時プレイに対応することが決まりました。1つのパズルを2人で分担して解く協力プレイはもちろん、レースで競い合うという対戦プレイも可能です。
――「レゴ®ゲーム」での2人同時プレイは、オンラインではなくオフラインでのローカルなプレイにこだわっていますが、それは本作でも同様ですか?
「レゴ®ゲーム」には友達や兄弟など、みんなで一緒にワイワイと遊んでほしいという想いがありますからね。本作では、1人で遊んでいる最中でもすぐに参加でき、抜けるのも自由です。出入りがいつでも可能というのはオフラインならではの特徴ですし、こだわりたいと思っています。
また、本作には随所にパロディが散りばめられていますが、中には知らないネタがあったりするかもしれません。しかし、一緒に遊んでいる友達や家族が知っていれば、教え合うことでより楽しく遊べるのではないでしょうか。
──それでは最後に、PS4®版の発売を楽しみにしている日本の「レゴ®ゲーム」ファンに向けて、メッセージをお願いします。
とにかく「楽しんでください!」という気持ちでいっぱいです。本作は我々としてもお思い入れの強いタイトルです。だからこそ改良を加えて、多くの方に遊んでほしいと考えました。
ストーリーはエンジョイしてもらえると思いますし、ボリュームも満点の内容で、長く遊んでもらえると思います。楽しんでもらった結果、皆さんのお気に入りのゲームの1つになってくれたら嬉しいですね。
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レゴ®シティ アンダーカバー
・発売元:ワーナー ブラザース ジャパン
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:2017年6月29日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 5,700円+税
ダウンロード版 販売価格 5,616円(税込)
・プレイ人数:1〜2人(オフラインのみ対応)
・CERO:B(12才以上対象)
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