ダークファンタジーを満喫できる物語と前作から大幅に進化したバトルがたまらない、百騎兵を操り主人の魔女のために戦うアクションRPG『魔女と百騎兵2』。その魅力を、電撃PlayStation編集部がお届けする特集の第3回は、本作ならではの”百騎兵アクション”の数々を、本作を先行体験した担当ライター・Lのプレイインプレッションから公開!
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前回までの特集記事はこちら
ダークファンタジーの極み、再び! 『魔女と百騎兵2』発売決定!!【特集第1回/電撃PS】
強大な力を持つ魔女たちと、戦闘システムを紹介!『魔女と百騎兵2』【特集第2回/電撃PS】
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基本はやはり「戦術換装」! 自分だけの攻撃パターンで敵を一掃するのが楽しい!!
体験したのは、2016年11月27日(日)に開催された「電撃PSプレミアムイベント」のスペシャルステージで披露された「雪幻の森」というマップ。文字どおり雪が降っている幻想的&神秘的な森でした……が、「そんなことより戦闘」と近くの敵に殴りかかります。本作の攻撃は基本的に□ボタンだけでOKとシンプルですが、5種類の武器を最大5つまで装備できる「戦術換装」のおかげで、自分の好みの攻撃パターンで戦えるのが最大の特徴。そして、あくまで”パターン”なので、対戦格闘ゲームのような連続攻撃の”コンボ”のような操作の難しさはゼロ。「各スロットにどの種類の武器を装備しているか」によって攻撃の範囲やスピードが変わるのがポイントです。ただし、好きな武器だけを装備していると、ある敵を攻撃している途中で別の敵の攻撃を受けることもあり、うまく戦わなければ敵を倒すどころか逆にピンチになる場合も。その場合は特定のスロットに攻撃範囲の広い武器を装備するなどの対策をとるといった、自分なりの戦術を考えるのも楽しいですよ。
攻撃は基本的に□ボタンを連打するだけで、装備している武器を順番に繰り出してくれます。シンプルですが、「刀剣」や「古塔」といった5種類の武器の装備により、攻撃方法などは大きく変化。さらに「刀剣」は主に「斬撃」など、武器ごとに属性があるほか、敵には弱点属性があるため、装備によっては戦いの難易度もガラリと変わります。攻撃を繰り出すのはカンタンですが、じつは奥深い!
写真では主に「刀剣」を装備していますが、1つ目のスロットとほかのスロットでは攻撃モーションなどが異なるので、どの種類の武器をどのスロットに装備するかは非常に大切。それを考えているだけで、ビックリするほど時間がたっていたり。とはいえ、好みを優先して相性が悪い敵にはテクニックで対処するもヨシ、連続攻撃が決まる組み合わせにするもヨシなのが、本作の魅力!
ファセットチェンジと「スキル」でさまざまな敵に対応!
「雪幻の森」の敵には「斬撃」に耐性を持つ敵がいて、そのような敵には「刀剣」ではあまりダメージを与えられません。しかし周囲には「斬撃」が有効な敵もいるため装備を別の属性中心に変えるのもNG。(オマケにいちいちメニュー画面を開くので、バトルも中断されてしまう)。そこで頼りになるのが、百騎兵の”職業”ともいえる「ファセット」の切り替え。今回は「ワンダー・ナイト」から「パワー・フォートレス」に変えてみたところ、主な武器が「打撃」属性の「鈍鎚(どんつい)」になり、「斬撃」に強かった敵にバリバリ大ダメージを与えられることに! ……まぁ今回は体験プレイだったので自分でセットしたわけではなく、あらかじめファセットに応じて適切な武器をセットしてくださっていた開発者さまのニクイ心意気のおかげ、というのが正直なところだったのですが(笑)。さらに、これまた「いい機会だから」程度で試しに新要素の「スキル」を使ってみたところ、これが強力で(ザコ中のザコだとは思いますが)敵を一撃で粉砕! この威力はクセになりそう!?
拠点で3つまでセットできる「ファセット」のうち「パワー・フォートレス」は、初期の「ワンダー・ナイト」がバランス型なのに対して「鈍鎚」が得意な文字どおりのパワー型。もう1つの「魔撃」属性とともに、各属性に対応した「ファセット」&装備を用意しておくと、さまざまな敵に対応できます。
「ファセット」ごとに異なるものを取得する「スキル」。攻撃技から探索に役立つものまで、多彩な「スキル」が用意されていますが、使ってみた印象としては攻撃技はとにかく強力。ザコ敵よりはボス戦で使いたいカモ。まあ、私は威力に目がくらんで連発し、使用に必要なAP(アドレナリンポイント)があっという間になくなりましたが!
ほかにもユニークな要素が盛りだくさんで、アクションが苦手な人でも安心!
「戦術換装」や「スキル」などを駆使すれば、基本的にはどのような敵とも戦っていけます。アクションが得意な人などはこれだけで”無双”できるかもしれません。しかし、本作には百騎兵の活動エネルギーの「Gcal(ギガカロリー)」とAPを回復できる「オペタイム」に、一定時間無敵になる「ミスティカルダッジ」や百騎兵の分身を召喚する「戦術トーチカ」など、ほかにも多数のシステムが用意されています。それらを活用すれば、アクションが苦手な人でもバッチリ戦えるでしょう。とくに「Gcal」は、ローグライクのダンジョンRPGの「満腹度」のようなもので、行動すると減少して0になると拠点に戻されるものの、「Gcal」がある限りHPが減っても自動で回復していく(その際「Gcal」を消費)というありがたい存在。白状すると、私もかなり敵の攻撃を食らいましたが、この要素のおかげで心ゆくまでマップを探索できました!
攻撃の5撃目(5つ目のスロットの武器の攻撃)がヒットすると発動できる「オペタイム」。「スキル」を使って減少したAPの回復に便利なのはもちろん、純粋に「Gcal」の回復手段として活用するのもアリ。というか、私は”「ミスティカルダッジ」を狙う→失敗してダメージを受ける→「オペタイム」でHP回復のために減少した「Gcal」を補給”というのが定番の流れだったり……。さまざまな救済措置が用意されているのがうれしいですね。
爆弾や砲台など、それぞれ異なる能力を持つ分身を召喚する「戦術トーチカ」。オトリになってくれるものもあり、活用するとアクションは苦手という人でもバッチリ強敵を倒すことができるでしょう。
アクションRPGならではのやりこみ要素も強化され、アイテム集めの楽しさもアップ!!
個人的に今回のプレイで一番ビックリしたのが、マップ上でレベルが上がること。前作は本作よりダンジョンRPG的な要素が強く、アイテムはもちろん経験値もマップ上では一時的に入手するだけで、拠点に戻らなければゲットできなかったのです。でも、本作では戦っているとその場でレベルが上がるので、探索中に強敵が出現した場合に「拠点に戻ってレベルアップ後にリベンジ」というステップが不要に。ゲームの流れがよりスマートになりました。また、前作は一時的に所持したアイテムを捨てることができず、”レアアイテムが出たのに所持数がMAXでゲットできない”という悲しい思いをすることが多かったのですが、本作ではいらないものを捨てられるように! シリーズはハック&スラッシュ要素(いいアイテムをゲットしたら、それを使ってさらにいいものをゲットし、強敵を倒していく、というゲーム性の総称。ハクスラと略されることも)が大きな魅力の1つですが、それが本作は前作より大幅にパワーアップしている感じ。これは製品版をプレイしたら止められなくなるカモ!?
武器や防具にはレアリティがあり、当然のことながらレア度が高いほど性能も高くなっています。そして、それらを「錬成」で強化することも可能。私は前作を200時間ほどプレイしていますが、間違いなくその半分はアイテムを集めていた時間です。ダンジョンRPG的なアイテム集めの要素はそのままに、戦闘などのアクションRPG要素がより遊びやすくなっている本作。”ハクスラ”好きの人間にはたまらない逸品でしょう!!
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魔女と百騎兵2
・発売元:日本一ソフトウェア
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:ダークファンタジー・アクションRPG
・発売日:2017年2月23日(木)予定
・価格:通常版 7,200円+税
初回限定版 10,200円+税
ダウンロード版 6,171円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)
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