リアル? それともフィクション? 雪山を舞台にしたホラーアドベンチャー
PlayStation®4で11月11日(金)より配信開始の『KHOLAT(ホラート) -ディアトロフ峠の惨劇-』は、とある怪奇事件を題材に制作されたホラーアドベンチャーゲーム。舞台は1990年代のウラル山脈。主人公は、地図とコンパスと自分自身の能力だけで「逃亡者」を捕まえようとするところより物語は始まる。
事件が起こる雪山を探索するうち、誰もいないのに変な声が聞こえたり、ありえない幻視を見たり……物語は「ディアトロフ峠事件」という、逃亡者が解決できなった怪奇事件の真理へと近づいていく。
リアルとフィクションをないまぜにした世界で、謎を解いていく一人称視点のホラーアドベンチャー『KHOLAT -ディアトロフ峠の惨劇-』。不可解な謎の多い、この事件の真相はいかに……?
現実にあった事件「ディアトロフ峠事件」とは
本作のモデルとなった 「ディアトロフ峠事件」は1959年に起こった実際の事件だ。ウラル山脈でスノートレッキングをしていた大学生9名が謎の死を遂げたこの怪事件。男性7名と女性2名の学生たちが目的地のオトルテン山に行く途中、天候の悪化から道に迷い……西にあったホラート・シャフイル山(マンシ語で「死の山」の意)でテントを設営することになったという。
数日経っても連絡が来ないことから、大学側は救助隊を派遣。その後、軍と警察も動き、彼らのテントを発見する。しかしテントは引き裂かれ、人が不在なのに荷物は置き去りにされ、テントからは靴下と裸足の足跡が残されていたという。
のちに見つかった9人の遺体は、下着のままだったり、肌がオレンジ色に変色していたり、外傷はないのに骨が折れていたり、舌と目が失われたり、とにかく謎が多いものだった。
この事件が実際にどのようなものだったのか……50年経った今でも未解決の事件である。
捜査当局は「抗いがたい自然の力」によって9人が死に至ったと結論付けたこの事件。ゲームではどのように描かれるのだろうか……。
雪山の「孤独感」が生む……極上のサイコホラー体験
本作の大きな特徴はホラーゲームでありながら、化け物が突然飛び出してくるといった直接的な要素より、雪山という環境が生み出す孤独による緊張感をメインにしていること。
物語は、聞こえてくるナレーションと雪山で見つけたノートを通して語られていき、詳しい説明はない。得られた情報をどう整理するのか、どう事件をとらえていくかはすべてプレイヤー次第である。
リアルなグラフィックと環境音……オオカミの遠ぼえや、風の音、夜の静寂など、実際に雪山を探索しているような感覚でプレイできる本作の物語。作中に現れる幻や怪奇現象も、そうしたリアルさを持った恐怖として体験できる。
当時のソ連領は秘密兵器実験を行なっていた背景設定も手伝い、これが超常現象なのか、そうでないのか……。リアルとフィクションが混在する、現実と虚構の狭間にプレイヤーは迷い込んでいく。
探索:不可解な事件の謎を解く鍵は?
ゲームの基本は道のない地図とコンパスだけで雪山を探検する、本格的なサバイバルゲーム。オートマッピング的な通過したポイントが分かるような機能などはなく、地図を見ても自分がどこにいるのかといった情報は示されない。そんなリアルで苛酷な環境と戦いながら、地図に書いてある座標を巡っていく。さらに、ときおり現れる幻にも用心しなければならない!
目の前で繰り広げられる謎の怪奇現象が意味するものとは……?
捜査:探索で得た情報で事件の真相に迫る!
本作をクリアするための情報は、雪山を探索するだけでは終わらない。探索で得た情報を元に1959年の事件の捜査に関するレポートを集め、新聞の記事や主人公が所属している研究部のリポートなどを収集することで、事件の全容が明らかとなっていく。
断片的な情報を少しずつ組み合わせ、事件の詳細を読み解いていく。
主人公が見る幻は何なのか。そして本作の事件はなぜ起こり、どんな結末を迎えるのか……。手探りで雪山を探検しつつ、現実なのかそうでないのかわからない幻に怯える恐怖などが体感できる『ホラート -ディアトロフ峠の惨劇-』。現実の未解決事件を元にしたホラーアドベンチャーを体験してみよう。
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ホラート -ディアトロフ峠の惨劇-
・発売元:インターグロー
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:ホラーアドベンチャー
・配信日:2016年11月11日(金)
・価格:PS4® ダウンロード版 販売価格 2,600円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
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