秋と言えば、読書の秋、食欲の秋……などなどいろいろなことがはかどる季節なのですが、ビデオゲーム界隈ではここ10年ほど、あるビッグタイトルの発売される時期として認識されつつあります。
それが「コール オブ デューティ(以下、CoD)」。世界で2,000万本以上の販売本数を誇るFPSシリーズ「CoD」は、『モダン・ウォーフェア』で知られるInfinity Ward、『ブラックオプス』のTreyarch、そして『アドバンスド・ウォーフェア』を手がけたSledgehammer Gamesの3つのスタジオが3年周期でタイトルを開発しており、毎年11月ごろに新作が発売されるのです。
今年はInfinity Wardが開発を担当する『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』が11月4日(金)に発売されます。ユーザーのみなさんのなかにも「CoD」新作の発売を待ちわびている方もいるのではないでしょうか。
今回は、「CoD」シリーズの魅力と最新作『インフィニット・ウォーフェア』の見どころについて、ユーザーのみなさんのアンケートをみながら電撃PS編集部が解説していきます。
「CoD」シリーズの魅力は、戦争映画ばりのドラマチックかつ激しい展開の物語に登場人物のひとりとして参加できる「キャンペーン」、そして世界中のプレイヤーとスピーディなバトルを楽しめる対戦モード「マルチプレイヤー」、さらに最大4人のCo-opプレイでゾンビと戦う「ゾンビモード」が3つの柱として挙げられます。
今年発売される『インフィニット・ウォーフェア』の舞台はなんと「太陽系」に拡大。本作は人類が活躍の場を地上から宇宙へ拡大していく未来世界で対立する2つの陣営「UNSA」と「SetDef」の戦争を描いています。プレイヤーはSetDefの奇襲攻撃から生き残った宇宙戦艦「リトリビューション」の艦長としてUNSA残存部隊を指揮しつつ、みずからも宇宙空間と大気圏を自在に飛行できる戦闘機「ジャッカル」を駆り、SetDefに一矢報いるべく戦いに身を投じます。
『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』 ストーリートレーラー(日本語吹替版)
マルチプレイヤーは、昨年発売された『ブラックオプスIII』で採用されたスラスターによる2段ジャンプやウォールラン(壁走り)といったアクションを踏襲しつつ、新要素「コンバット・リグス」によって幅が広がるカスタマイズや立ち回り、そしてパーツを集めてユニークな武器を作成できるなどプレイヤーの個性が反映されやすい、さらに進化したバトルが特徴です。
こちらは10月15日(土)~18日(火)と10月22日(土)~25日(火)の2期に分かれてオープンベータテストが実施されますのでぜひこの機会に体験していただければと思います。
『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』 マルチプレイヤー トレイラー
また、近作の「CoD」では対戦だけではなく、ほかのプレイヤーといっしょに強敵に立ち向かう協力プレイモードが充実している点も見逃せません。『インフィニット・ウォーフェア』では、協力プレイモードとして個性的なキャラクターがゾンビの群れと戦う「ZOMBIES IN SPACELAND」を搭載。襲いかかるゾンビの群れを撃ちまくる爽快感あふれるゲームプレイはもちろん、1980年代のテイストに満ちた世界観も魅力的です。
『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』「ZOMBIES IN SPACELAND」トレーラー
アンケートから見るユーザーのみなさんのお気に入りの1作は?
ここでは10月6日(木)まで当ブログで募集したアンケートから「一番好きなタイトル」と「一番気持ちいいと思う瞬間」を見ていきましょう。実際のアンケートは10月3日(月)付けの記事のコメント欄をチェックしていただければと思います。
まず一番好きなタイトルですが、今年で発売10周年を迎えた「モダン・ウォーフェア」から「ブラックオプス」シリーズ、そしてSledgehammer Games発の初「CoD」タイトルである『アドバンスド・ウォーフェア』までかたよることなくピックアップされている印象を受けました。
「モダン・ウォーフェア」シリーズは、かつての強いロシアを求める超国家主義グループが仕掛ける戦争の危機に立ち向かう兵士たちの物語を描いたタイトルで、プレイヤーの意表を突く展開や主観視点で繰り広げられるドラマチックな演出が魅力的でした。キャンペーンとマルチプレイヤーの2本立てという「CoD」の特徴を世に知らしめたシリーズでもあります。『インフィニット・ウォーフェア』の『レガシーエディション』および『ダウンロード特別版』には1作目のリマスタードが収録されているので興味がある方は体験してみては?
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア リマスタード』 Reveal Trailer -Full Version-
「ブラックオプス」シリーズは、東西冷戦時代に実施されたとされる秘密作戦を描いた1作目、その数十年後の近未来を舞台に過去の因縁から現代にいたる壮大な物語が展開される2作目、そしてそのさらに未来、機械化した体を持つスーパーソルジャーが活躍する戦いとそんな時代における人間の定義に迫る3作目と、タイトルによって異なる特色があります。それぞれの時代背景からなるシステムを採用したマルチプレイヤーもさることながら、手ごわいゾンビの群れから生き残る協力プレイモード「ZOMBIES」も好評を博しています。
またコメント欄にある『WaW』は日本では未発売の『Call of Duty: World at War』ですね。この作品は「ブラックオプス」の前にTreyarchが手がけた第2次世界大戦が題材の「CoD」で、実は「ブラックオプス」とも世界観のつながりがあったりします。
『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』 ローンチトレーラー
『アドバンスド・ウォーフェア』は、国家に代わって民間軍事企業(PMC)が戦闘を代行する世界を舞台に、PMC「ATLAS CORPORATION」にスカウトされた主人公の戦いを描く作品。エクソスケルトンと呼ばれる外骨格スーツを装着して戦うのが特徴で、ミッションごとに性能が異なるスーツを選択して戦いに臨めるほか、スラスターによるハイジャンプや高速スライド(平行移動)などを駆使する独特なアクションがポイントです。
『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』
© 2014 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY ADVANCED WARFARE are trademarks of Activision Publishing, Inc.
こうして見て行くと「CoD」とひとくくりにいっても、発売された時期のゲームのトレンドや世界情勢の変化によって、それぞれのタイトルが多彩なラインナップになっていることを改めて感じます。
最高の瞬間はやはりマルチプレイヤーモード
そして「プレイ中の一番気持ちいい瞬間」はやはりマルチプレイヤーの参戦時がほとんどですね。死なずに相手を連続で倒したり、ポイントを獲得することで使用できるキル(ポイント)ストリークは、UAV(無人機)で相手の位置を偵察するものから、攻撃ヘリや爆撃機を要請して相手をめちゃくちゃに攻撃するものまでさまざまで、「死んだらポイントはリセット」の基本ルールも相まって獲得できたとき、使って活躍できたときの快感はたまらないものがあります。
S&Dやサーチと呼ばれているのは「サーチ&デストロイ」というやられると復活できないルールで相手チームを全員倒すか目標に爆弾を仕掛けて破壊できるかを競うもの。そんななかで、1人で6人全員倒しちゃったり、最後の1人でマッチに勝利するというのはやはり格別な思い出になると思います。
また、マルチプレイヤーなどのオンラインモードではほかのプレイヤーとその場で対戦&共闘することがほとんどです。たとえ見知らぬ相手でもそこは同じゲームで遊ぶプレイヤー同士、自分の考えた立ち回りがうまくいったり、言葉を交わさなくてもアドリブで連携が取れたりできるのはオンラインゲームのだいご味とも言えるでしょう。
「CoD」をプレイしていて一番気持ち良いと思う瞬間は?
『ゴースト』キルチェーン(9連続キル)を達成したとき
S&Dで6枚抜き
その場限りのメンバーと連携が取れて勝利したとき
サーチ(&デストロイ)で最後の1人の状態でラウンド勝利したとき
『モダンウォーフェア2』マラソン ライトウェイト コマンドー(いずれもPERK)を使ってナイフキルした時
スナイパーの弾をかわしてナイフキルした時
高キルスト(リーク)を出したとき
置きAIM(エイム)がバッチリ決まったとき
仲間と共闘して強い敵に打ち勝った時
ドミネーションの熱い試合でB旗を取ったとき
ゾンビモードのストーリーイースターエッグクリア
マルチプレイ(ヤー)で味方の人に褒められたとき
『モダンウォーフェア2』で25連続キルに到達したとき
『インフィニット・ウォーフェア』に期待しているのはどこ?
最新作の注目点は武器やアクションの特徴についてが多い感じでしょうか。「CoD」シリーズは武器によって得意とする間合いや射撃方法が異なるため、とくに対戦などのゲームバランスにおいて武器の性能は大きな位置を占めます。今回は、独特の能力を持つ武器を作成する「サルベージ」の要素があるため、さらに装備のバリエーションが増えるかと思います。さらに、2段ジャンプやウォールランを前提としているため、マップがどのような構造になっているかも興味のあるところだと感じました。
ゲームモード(ルール)は昨年発売の『ブラックオプスIII』になかった「感染(INFECTION)」があるか気になる方もいるようです。このルールはInfinity Wardが手がけた『ゴースト』にあったもので、最初は少人数の感染者vsその他の対抗者でスタートし、感染者に倒された人は感染者側で復活するという内容。対抗者は倒されるごとに減っていく仲間同士で協力してどこまで生き残れるか、感染者は劣勢な序盤から相手を倒していかに味方を増やせるかという、駆け引きのあるプレイが魅力ですね。
また、今回は舞台が太陽系に広がったということもありキャンペーンの内容にも注目されているのがわかります。ミリタリー系のFPSとしてプレイヤーの支持を集めてきた「CoD」ですが、その魅力のひとつは「戦争映画の体験」にあるといえます。新たな世界を舞台に据えた『インフィニット・ウォーフェア』がプレイヤーにどんな体験を与えてくれるのか、電撃PS編集部としても興味の尽きないところです。
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コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:ファーストパーソンシューター
・配信日:2016年11月4日(金)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,900円+税
レガシーエディション 希望小売価格 10,900円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 8,532円(税込)
ダウンロード特別版 販売価格 13,932円(税込)
ダウンロード特別版(アップグレード) 販売価格 5,400円(税込)
・プレイ人数:1〜2人(オンライン時:1〜18人)
・仕様:字幕/日本語吹替え 同時収録
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
※『レガシーエディション』は、『CoD: MW リマスタード』ダウンロードコードを含む商品です。
※『ダウンロード特別版』は、同日販売予定のシーズンパスと『CoD: MW リマスタード』を含む商品です。シーズンパスは、本編発売以降に予定されている追加コンテンツをプレイする権利です。
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