注目のPlayStation®VR専用マルチ対戦型ロボットアクション『RIGS Machine Combat League(リグス マシン・コンバット・リーグ)』(以下『RIGS』)が、いよいよ10月13日(木)発売! 今回は本作の魅力をおさらいするとともに、ゲーム序盤のプレイレポートとローカライズ・プロデューサーによる解説をお届けしよう。
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巨大ロボットを操縦する夢がついにかなう! 『RIGS』のポイント
【近未来を舞台に繰り広げられるロボットアクションスポーツ!】
本作の舞台は、”リグ”と呼ばれる巨大な競技用マシンを使用したプロスポーツが、熱狂的な人気を獲得している近未来。プレイヤーはこの世界にパイロットとして飛び込み、世界各地の主要都市に設けられた専用のアリーナで勝敗を競い合う。
試合形式は3対3のチーム戦となっており、シングルプレイ時は2人のAIキャラクターとチームを結成! マルチプレイ時は最大6人のプレイヤーによる試合と、2人のプレイヤーがそれぞれAIキャラクターを率いて戦う試合が用意されている。
<試合のルールは3種類!>
①パワースラム
アリーナ中央にあるゴールに、機体がオーバードライブ状態で飛び込むことでスコアを獲得! 相手チームの機体を撃破するか、パワースフィアと呼ばれるアイテムを獲得してゲージが溜まると、機体がオーバードライブ状態となる。
②エンドゾーン
アリーナ上のボールを奪い合い、相手ゴールへタッチダウンを目指すという、アメフトをモチーフにしたルール。
③チームデスマッチ
相手チームのリグを撃破すると、スコアを獲得できる。試合終了時に合計スコアの高いチームが勝利!
【こだわりのパイロット視点で抜群の臨場感を演出!】
本作のプレイ中は、ローディング画面以外は常にパイロット視点! リグを操縦する試合中はもちろん、メニュー画面さえもプレイヤーが手にした携帯端末から空間に投射されているというこだわりぶりだ。自分がパイロットとして本作の世界にいるという極上の体験を、存分に味わえる。
リグの搭乗中に下を向くと、自分の分身であるパイロット自身の姿も確認できる。
【”見た”方向へ照準を合わせる独特の操作!】
本作最大の特徴は、VRヘッドセットを向けた方向で武器の照準を合わせるという独特の操作方法だ。慣れるまでは少し戸惑うかもしれないが、従来のFPSのように右アナログスティックで視点を動かすよりも素早く狙いをつけられる。これによってスムーズに索敵を行なえるのはもちろん、相手から不意打ちを受けても対処しやすい。
【24種類のリグから愛機を選択!】
本作に登場するリグには、「ハンター」「ミラージュ」「テンペスト」「センチネル」という4つのクラスがある。さらに各クラスには武装やアビリティが異なる6種類のリグがあるため、プレイヤーは計24種類のリグを操縦できる。ゲーム中に獲得できるお金を使い、搭乗できるリグをアンロックしていく仕組みだ。
また、全てのリグは3つのパワーモードを切り替えながら戦うことも可能だ。「ターボモード」は機体の移動速度がアップし、「アタックモード」は武器の攻撃力がアップ。「リペアモード」は自機のライフが自動で回復するようになる。リグの特徴を活かした役割分担や、3つのモードの的確な切り替えが勝利のカギになる。
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製品版を実際に体験! 『RIGS』シングルプレイレポート!!
ここからは、発売を目前に控えた『RIGS』のプレイレポートをお届けする。今回体験できたのは実際に発売される製品版で、ゲーム開始からチュートリアル終了までのシングルプレイを堪能できた。
【近未来へやってきたことを実感させる、迫力満点のオープニングムービー!】
VRヘッドセットを装着してゲームを開始すると、まずはオープニングムービーがスタート! 本作の世界観が、リグを用いたプロスポーツのプロモーションムービーのような形で語られていく。ムービーといっても平面上にただ映し出されるのではなく、VR空間をフルに活用した立体的な演出で迫力満点!
4つのクラスのリグが次々と登場するシーンでは、「ハンター」が自分のすぐ側を駆け抜けていったり、巨大な「センチネル」が自分を跨いでいったりなど、VRならではの演出に終始圧倒されてしまった。世界観の解説が頭から吹っ飛ぶほどのインパクトだったので、ゲーム発売後に落ち着いてじっくり観賞したいところ。
【まずはトレーニングモードでリグの操縦をマスター!】
オープニングムービーに続いて、プレイヤー自身となるパイロットの性別を選択する画面へ。とりあえず男性パイロットを選択してみたが、性別によってステータスなどに差異はないうえ、いつでも自由に変更可能とのこと。性別を決定したら、いよいよ視点がパイロットのものへ。チーフエンジニアと名乗る女性が登場し、リグの特徴や操作方法などの基本をレクチャーしてくれた。
武器の照準を視点で合わせるという独特の操作方法は、これまでに何度もお伝えしたが、機体の向きも視点によって操作できることがわかった。やはり慣れるまではFPSのゲームをプレイしているときのようにアナログスティックへつい指が伸びてしまうが、使いこなせると直感的な操縦が楽しめそうだ。方向転換の操作は、視点によるものと従来のFPSのようなアナログスティックによるものの両方に対応しており、こちらもいつでも自由に変更可能だ。
照準合わせや方向転換のレクチャーのあとは、テスト用の「ハンター」リグを用い、訓練用のアリーナで操縦トレーニング。前後左右への移動やジャンプ、武器の使用方法、パワーモードの切り替え、機体がやられたときの脱出訓練などを、チーフの解説を交えながら実際にプレイしながら学んでいると、なんだかリグの教習所に通っているような気分に。
また、R3ボタンを押すことで前進しながら近接攻撃を繰り出せるのだが、これを移動操作に組み込むことで、さらに軽快な動きが可能とのこと。実際に使ってみると、地上だけでなく空中でも前進しながら移動できるので、移動の幅が広がるうえに気持ちいい!
ひと通りのレクチャーが終わり、操縦トレーニングが終了。チーフの解説は丁寧でとてもわかりやすいうえに、訓練用のアリーナはいつでも戻って使えるので安心だ。
【最初のリグを購入し、チームメイトとともにリーグ戦へ!】
訓練用のアリーナから本部へ戻り、施設の紹介へ。ここからリグを購入できる「ショウルーム」や、マルチプレイを行なうための「オンラインロビー」、そしてAIキャラクターとともにリーグ戦を楽しめる「オフラインエリア」などへ行くことができる。
チーフの指示に従って「ショウルーム」へ行くと、24種類のリグから最初の愛機となる機体を購入することに。購入前に特徴やアビリティなどの解説を見られるが、ゲーム開始からここまでに、文字による解説がほとんどなかったことに気づいた。VR空間でずっと文字を追うのは疲れるため、本作ではテキストによる説明は最小限に抑えて、ボイスでの説明をメインにしているそうだ。
さんざん悩んだ末に、最初の機体は大柄な「センチネル」クラスに決定。アビリティは仲間の機体を修復できる「エンジニア」を選択してみた。リグにはクラス、アビリティ、そして武器の組み合わせによって機体名が設定されており、この組み合わせのリグは「エル・ディアブロ」というらしい。タフなボディで盾となり、仲間の回復も行なえる”天使”のような機体のはずだが、相手チームにとっては”悪魔(ディアブロ)”のような存在といったところだろうか。
最初のリグを購入したら、次は所属チームを選択。本作には18のチームが用意されているが、チームによって強さなどに特徴があるわけではないので、名前などから気に入ったチームを選んで大丈夫かも。今回は日本のチームっぽい「ニンジャ」を選択してみた。このチームでリーグ戦を勝ち抜いてトップディビジョンである「リーグ1」での優勝が、シングルプレイの主な目的となる。
次は、チームメイトとなる2人のAIキャラクターを選択することに。このときは、初陣ということでタダで雇える平凡なAIキャラクターを選んでみたが、AIキャラクターには搭乗する機体を含んだ強さによって報酬が設定されており、試合終了後に賞金からAIキャラクターへの報酬が差し引かれる仕組みとなっている。
なかには賞金の40%も要求するAIキャラクターもいるが、資金に余裕のある時や、絶対に負けられない試合でない限り、雇うのはためらわれる。賞金を取るか? それとも実力を取るか? の選択も、シングルプレイの醍醐味となりそうだ。
そしてついに初のチーム戦がスタート! 試合前にはチームメイトたちとの簡単なやりとりもあり、気合の入っている仲間の姿にこちらのテンションも上がっていく。今回のルールは「チームデスマッチ」で、5分の試合時間で相手チームのリグをより多く撃破したチームの勝利という、シンプルなルールだ。
操作方法は先ほどのトレーニングである程度マスターしていたが、「センチネル」はトレーニングで使用した「ハンター」よりも動きが遅いため、相手チームから不意打ちを受けるシーンも……。しかし、ジャンプでの回避や素早い視点移動によって反撃を試み、次々と相手チームを撃破! 戦闘中はパワーモードを「ターボモード」や「アタックモード」にしておき、相手を撃破したら「リペアモード」に切り替えて回復することで、安定した試合運びができた。
また、今回の試合会場となったアリーナは段差や隠れる場所が多かったため、なかなか姿の見えない相手を「敵はどこだ!?」と頭を動かしながら必死に探すこと自体が面白い。初陣だったため、いろいろなことを試しながらのプレイだったが、チームメイトの活躍もあって大差で勝利! チーム「ニンジャ」の門出を飾ることができた。
【チュートリアル終了! しかしプロ選手としての生活は始まったばかり!!】
最初の試合を終えたところで、基本のチュートリアルが終了。ここからは引き続きリーグ戦を行なったり、チャレンジモードでテクニックを磨きながら資金を稼いだり、マルチプレイで他のプレイヤーと熱い試合を楽しんだりなど、それぞれのプレイヤーだけの『RIGS』ライフが待っている。
VR空間で行なわれている白熱のロボットアクションスポーツに、ぜひあなたも参戦してほしい!
FPSを遊び慣れている人はもちろん、そうでない人も楽しめる!
シングルプレイ後に、ローカライズ・プロデューサー浦野 圭に話をうかがった。『RIGS』の発売をいよいよ明日に控えた、その胸中やいかに?
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ローカライズ・プロデューサー 浦野 圭
──やり込み要素の強いゲームだと感じましたが、どれくらいのボリュームがあるのでしょうか。
マルチプレイを楽しめることはもちろんですが、シングルプレイにもかなり力を入れています。トップリーグを目指したり、チャレンジに挑んだり、リグやパイロットのコスチュームを集めたりなど、とにかくやれることが多いですね。継続して遊べるVRゲームであることを、発売後にプレイして実感してほしいです。
──それだけのボリュームがあると、ローカライズはかなり大変だったのでは?
そうですね、テキストでの説明を抑えたためボイスの収録が増えたこともありますが、海外版と日本語版では設定を変更しているポイントもあります。例えば、最初に登場するチーフは日本語版だと女性なのですが、海外版では男性なんです。
チーフはチュートリアルだけでなく、試合中にもアドバイスをしてくれるのですが、試合中のアナウンサーが男性なので、チーフの声も男性だとどちらがしゃべっているのか混乱してしまうことがあったんです。そのため、日本語版ではチーフを女性に変更しました。ロボットアニメでは女性オペレーターがパイロットを支援してくれることが多いので、ロボットアニメ的な要素を盛り込みたかったということもあります。ちなみにPS4®本体の言語設定を英語に変えることで、日本語版でも男性のチーフを確認できますよ。
──個人的にお気に入りのリグはありますか?
空中をホバリングで移動できる「テンペスト」が好きですね。上空からアリーナを見下ろしながら、「エンジニア」のアビリティで仲間を回復させつつ相手チームを攻撃するのが楽しいです。
ルールによって動き方が変わってくるので、ゲーム全体を通してこのリグがオススメ! というのは難しいですね。例えば相手ゴールに直接飛び込む必要がある「パワースラム」だと、ダブルジャンプを持っている「ミラージュ」はスコアを稼ぐ役割のプレイヤーにはオススメです。
──本作の特徴である操作方法は独特ですが、慣れるととても遊びやすく感じました。
照準合わせもそうですが、方向転換もVRヘッドセットを向けた方向で行なえますからね。この操作は、FPSをマウスでプレイしている感覚が近いと思います。操作方法はいつでも変更できますが、慣れると直感的な操作が可能なので、ぜひ使いこなしてほしいです。
また、音響にもこだわっていて、敵がいる方向を音で判別できるようになっています。視覚と聴覚、そして身体で操作する一体感が、本作の魅力ですね。
──それでは、発売を楽しみにしているユーザーに向けてメッセージをお願いします。
本作は、FPSを遊び慣れている人はもちろん、そうでない人も楽しめるゲームとなりました。マルチプレイだけでなくシングルプレイも充実しているので、たくさんの方々にプレイしてほしいです。
また、自分もロボットが大好きなので、巨大ロボットを操縦できるという感覚は感動モノです。写真などではどうしても伝わりにくい部分ですので、ぜひVRヘッドセットを装着して、リグのコックピットに乗り込んでみてください!
巨大ロボットの操縦という夢がかなう日が、いよいよやってくる! ぜひパイロットとなって『RIGS』の世界へ飛び込んでみてほしい!
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RIGS Machine Combat League(リグス マシン・コンバット・リーグ)
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:対戦型ロボットアクション
・発売日:2016年10月13日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,900円+税
ダウンロード版 販売価格 7,452円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン:1~6人)
・CERO:A(全年齢対象)
※PlayStation®VR専用
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『RIGS Machine Combat League』公式サイトはこちら
©Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Guerrilla Cambridge.
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