VR空間でのバットマン体験がもたらす感動と興奮!
「E3 2016」で発表されたPlayStation®VR専用ソフトウェア『バットマン:アーカム VR』。本作の開発は、国内外で高い評価を得ている「バットマン:アーカム」シリーズのRocksteady Studiosが直接手掛けていることもあり、注目度も抜群!
PS VRのローンチタイトルとして10月に発売が予定されているのも見逃せない。PlayStation®ブースにも試遊台が多数設置され、途切れることのない来場者によって賑わいを見せていた。
『バットマン:アーカム VR』E3 2016最新トレーラーはこちら!
今回出展されていた試遊台のデモは、バットマンへの変身シーンをイチから体験できるパートと、事件の捜査を行なう探偵パートの2種類で構成。探偵パートの目的は、ナイトウイングを殺害した犯人の捜索ミッションとなっていた。VRヘッドセットでゲーム中のブルース・ウェインことバットマンの視界とシンクロし、PlayStation®Move モーションコントローラーでその手を操作、トリガーで道具やガジェットを掴むことができた。
まさに究極の”バットマンごっこ”を楽しめる、本デモコンテンツ。その体験と興奮はいかなるものか? PS.Blogの取材スタッフが堪能した『バットマン:アーカム VR』のプレイインプレッションをお届けしよう。
【プレイインプレッション①】
PS VRでバットマンになりきり!!
今回体験したのは、ゲーム導入部分のバットマン変身シーン。ブルース邸地下秘密基地でのコスチュームチェンジを、PlayStation®Moveで体験できるというものです。PS Moveを両手に見立て、これを使って「バットスーツを着る」「グローブを装着する」「ヘルメットを被る」「グラップルガンを腰のホルスターに収納する」などを次々とこなしていくうちに、何だか、本当に自分がバットマンになっていくかのような気分に……。豪華な”バットマンごっこ”というか、コスプレというか、ちょっとワクワクしている自分がいました。
特に昂ぶったのが武装中に行なわれたバットラングを投げて的に当てるチュートリアル。手首をクルっとひねる動きでバットラングがヒュンヒュンと飛んでいき、的の近くまでいったところで急激に軌道修正して命中。これは気持ち良い!!
ボタンを押すと衣装&武装チェンジが行なわれる従来ゲームと異なり、その変身の手間をあえてVRで再現するというアイデアが秀逸。指先だけでなく、全身で「バットマン」を体験できる、PS VRならではの楽しさを引き出した作品と言えるでしょう。 (PS.Blogスタッフ・山下)
【プレイインプレッション②】
ハイテクガジェットをこの手で操る! これが新時代のバットマン体験!!
変身パートでは、鍵をもらってピアノの蓋を開け、鍵盤を叩いて地下エレベーターを起動させるところからスタート。変身中はコスチュームパーツやガジェットがひとつずつ差し出され、手に取って装着していく。普通のゲームならムービーやリスト選択で終わるところを、いちいち自分の手で着けさせてくれるのがニクイ。たっぷり時間を使うシーンだが面倒だとは微塵も感じず、バットマン・フリークが泣いて喜ぶ至福の体験だ。
探偵パートでは、ナイトウイング殺害現場で犯人の手掛かりを見つけることが目的。まずは変身パートで身につけたスキャナーを構え(左腰のホルスターから掴んで取り出せる)、現場検証をしていく。このスキャナーは当時の様子をホログラム投影できるハイテクガジェット。手首を捻る向きで再生・逆再生も操作でき、ナイトウイングが襲われた状況が顕わになっていく。バットマンのガジェットを自分の体で直接操るこの感覚、たまらねぇ!!
操作が終了すると、上空にヘリが迎えに現われ、グラップルガンで颯爽と乗り移る。当然ここも、腰のホルスターから掴んで取り出し、ヘリを狙ってワイヤー射出するアクションを体験できる。
最初から最後まで、あらゆるものを掴んで使えるバットマンなりきり体験を満喫。PS VRの本気を感じる贅沢空間を、早く世界中のバットマンフリークに味わってほしい! (PS.Blogスタッフ・松田)
「究極のバットマン体験」をさらなる究極へ──。『バットマン:アーカム VR』開発スタッフインタビュー
2015年に発売されたPlayStation®4用ソフトウェア『バットマン:アーカム・ナイト』は、バットマンの活躍を体験できる「バットマン:アーカム」シリーズの最終章であり、”究極のバットマン体験”をテーマにした人気タイトルだ。
PS VRタイトルとして登場する『バットマン:アーカム VR』は、”究極のバットマン体験”をさらなる究極へ導くものだという。はたしてどのようなゲームになるのか、E3後の国内でのメディア向け体験会でRocksteady Studiosのブランド・マーケティング・プロデューサー Dax Ginn氏にお話をうかがった。
──PS VR対応の「バットマン:アーカム」シリーズ作品である本作は、どのような経緯で生まれたのでしょうか。
『バットマン:アーカム・ナイト』を制作したときに、これでバットマンのゲームはやりつくしたと感じていました。しかし、SIEから提供してもらったPS VRを遊んでみたところ、もう1作やってみようという意欲がわいてきたのです。VRの世界では、キャラクターやオブジェクトにディティールをもたらすために膨大な作業量が求められますが、最高のクオリティで実現できるよう、開発チーム一丸となってがんばってきました。
──今回のデモでは冒頭の一部を体験できましたが、最終的にどんなゲームとして楽しめますか?
これまでの「バットマン:アーカム」シリーズはバットマンのアクションを体験できるゲームでしたが、本作はさまざまな証拠を見つけて真相へとつなげていく、犯罪捜査の要素に絞ったミステリーゲームです。今回のデモは導入部分だけですが、製品版ではひとつの完全なストーリーが描かれます。
──コスチュームやガジェットを含め、さまざまなものを手に取ることができてテンションが上がりました。バットマンのファンは、とても楽しめると思います。
見て触れそうなものを、すべて触れるようにすることが、我々Rocksteady Studiosが掲げたコンセプトです。今回のデモでは、変身パートで見えるバットコンピュータに触ることができませんが、最終的にはすべてのコンソールに触れるようになります。
──本作でバットモービルに乗ることはできますか?
アクションゲームではないので、残念ながら見ることはできても乗れません。しかし、PS VRによって、これまで以上の究極のバットマン体験を楽しんでもらえると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。
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バットマン:アーカム VR
・発売元:ワーナー ブラザース ジャパン合同会社
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:未定
・発売日:2016年10月予定
・価格:未定
・プレイ人数:未定
・CERO:審査予定
※PlayStation®VR専用
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BATMAN: ARKHAM VR software © 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Rocksteady Studios.
BATMAN and all characters, their distinctive likenesses, and related elements are trademarks of DC Comics © 2016. All Rights Reserved. WB GAMES LOGO, WB SHIELD: ™ & © Warner Bros. Entertainment Inc. (s16)
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