現代病理を抱える者の心の淵を覗きこむ、次世代学園ジュヴナイルRPG
見てはいけないものほど見たくなる、してはいけないことほどしたくなる──。そんな「カリギュラ効果」をタイトルの由来とする学園RPG『Caligula -カリギュラ-』が、6月23日(木)、PlayStation®Vitaに登場する。
メインキャラクターは、周囲には理解されがたい現代病理を抱える男女。仮想世界メビウスに閉じ込められた彼らは、心の救いを得て現実に戻ることができるだろうか。
『Caligula -カリギュラ-』プロモーションムービー第1弾
『Caligula -カリギュラ-』プロモーションムービー第2弾
シナリオライターに里見直氏、イラストレーターにおぐち氏、サウンドに増子津可燦氏を起用し、発売前から話題を呼んでいる本作。ストーリー、キャラクター、システムなど現時点でわかるすべての情報をお届けしよう。
STORY
仮想世界メビウスに閉じ込められた男女は、現実世界に戻れるのか
ユーザーが組み込んだ音声を歌い上げるボーカルソフト、μ(ミュウ)。その存在は社会現象を起こし、個人で楽曲を制作してμに歌わせるという文化が世界中に浸透することになった。圧倒的な数の楽曲を歌い、蓄え、楽曲制作者の人生を追体験するうちに、μは徐々に自我を目覚めさせていく。
人々がμに作り、歌わせる楽曲はポジティブなものだけではなかった。現実への不満や恨み嫉みの類を込めた楽曲を代弁して歌ううちに、μはひとつの大きな気づきを得る。
「現実というものが人々を苦しめ続けている」
──私はきっと愛すべき人間たちを救うために生まれてきた。
μは自分に歌を捧げ、歌を聞いてくれる人々を自ら創り上げた理想の世界メビウスに閉じ込め、その中で人々が望むすべてを与えた。それが愛する人間たちに緩やかな滅びをもたらしているとも知らずに。
CHARACTER
“帰宅部”VS”楽士”──敵対する両者の素顔とは
μが創り出したメビウスは、現実での自分を忘れさせる依存の世界。このメビウスが現実ではないと気づいてしまった男女9名は、現実に帰るための方法を探す部活”帰宅部”を結成する。しかし、彼らも元は現実に苦悩し、メビウスに救いを求めた人間であり、それぞれ悩みやトラウマを抱えているようだ。
そんな”帰宅部”の前に立ちはだかるのが、μに楽曲を提供する”執拗反復(オスティナート)の楽士”たち。メビウスを維持するために楽曲の力を必要とする彼らは、秩序を乱す”帰宅部”たちを反逆者として排除しようとする。”帰宅部”が現実に帰りたいと願う一方で、”楽士”には現実に帰りたくない理由があるようだ。
自分たちの理想の楽園を守るべく立ちはだかる”楽士”に対抗し、”帰宅部”が得た唯一の武器が「カタルシスエフェクト」。これは自らの皮膚を突き破って顕われる兵器であり、人によってそれぞれ異なる形状をしている。主人公たちは、各々のカタルシスエフェクトを武器に、”楽士”たちに立ち向かっていく。
バトルBGMは、動画再生サイトなどを中心に活躍するサウンドコンポーザー9名によるオリジナル楽曲。”楽士”たちが待ち構えるダンジョンでは、μが歌う彼らの楽曲が流れる中でバトルが繰り広げられる。
では、メビウスを生んだμ、”帰宅部”の面々、”楽士”たちの姿を紹介しよう。下記以外に人気クリエイターのみきとPも音楽制作に参加している。
【メビウスの創始者】
◆μ(ミュー)
CV:上田麗奈
元々は、ユーザーが組み込んだ音声を歌い上げるだけのボーカルソフト。人々が作る楽曲を歌ううちに少しずつ自我を芽生えさせていき、 現実へ苦悩する人間を救うために、常若(とこわか)の世界”メビウス”を創り出す。みんなを幸せにするため、笑顔を絶やさずメビウス中を飛び回っている。
【帰宅部】
◆主人公
CV:沢城千春
虚飾の世界”メビウス”からの脱出を目指す、通称”帰宅部”の部長。最後に入部したが、とある事情により笙悟から部長を譲られることになる。結成以降、停滞気味だった帰宅部の活動は、彼の入部を境に急展開を見せることになる。
◆響 鍵介 (ヒビキ ケンスケ)
CV:蒼井翔太
学園に通う高校1年生。”楽士”として一度は主人公たちの前に立ちふさがるが、戦いの末、”帰宅部”の一員に。少し生意気な皮肉屋で、誰に対しても一段上からものを言うタイプ。
彼のカタルシスエフェクトは身の丈ほどの大剣と、腰から生える羽。戦闘ではカウンターに特化し、巨大な防壁を攻撃された瞬間、強烈な反撃を返す。
◆佐竹 笙悟 (サタケ ショウゴ)
CV:武内駿輔
常にけだるげで、落ち着きはらった”帰宅部”の元部長。3年生。主人公に部長を譲るが、部員たちには変わらず頼られている。テンションは低く面倒くさがりだが、しめる所はきちんとしめる。ぶっきらぼうだが、基本的には温厚。
両手にはまった枷が痛々しい、笙悟のカタルシスエフェクト。戦闘では、巨大な銃を手に広範囲アタッカーとして活躍する。
◆柏葉 琴乃 (カシワバ コトノ)
CV:村川梨衣
清楚で大人びた雰囲気の癒し系美少女。お姉さん的存在の3年生。清らかなお嬢様のようでいて大人の色気も醸し出し、誰にでも分け隔てなく優しいため、男子から異様にモテる。
彼女のカタルシスエフェクトは天使の羽根のようだが、誰の侵入も許さない堅牢な檻のようにも見える。戦闘では弓矢状の武器を用い、遠距離から攻撃を放つ。
◆巴 鼓太郎 (トモエ コタロウ)
CV:細谷佳正
大柄な体格に似合わず、お節介で陽気な3年生。”帰宅部”のムードメーカー的な存在。その反面、自分が気に入ったものはやたらと人に勧めるという親切の押し売りをするため、孤独を好む維弦とはソリが合わない。
大柄な体をさらに大きく見せる鎧が、彼のカタルシスエフェクト。戦闘でも、仲間たちの盾となってくれる。隙は大きいが、ダイナミックな攻撃が得意。
◆篠原 美笛 (シノハラ ミフエ)
CV:高橋李依
人懐っこい笑顔が特徴の1年生。”帰宅部”の妹的存在。以前はバレーボール部で、平均的な身長ながらエースだった。運動部らしく、健康的なスタイルの良さが人目を引く。
カタルシスエフェクトは、美笛のチャームポイントでもある口元を覆う器具。戦闘では、卓越した運動神経を活かして活躍してくれる。
◆峯沢 維弦 (ミネサワ イヅル)
CV:梅原 裕一郎
主人公と同級生の2年生。端正な容姿で有名だが、無口で表情に乏しく、他者と関わることを好まない。笙悟の誘いにも応じないまま、1人で現実に帰る方法を探していた。どこか周囲と感覚がズレたところがあり、仲間を驚かせることも。
左顔面を突き破り、美しい顔を仮面のように覆い隠す維弦のカタルシスエフェクト。戦闘では、レイピアのような武器を手に、超スピードによる近距離攻撃を繰り出す。
◆神楽 鈴奈 (カグラ スズナ)
CV:田中美海
いつも心細そうな顔をしている、物静かな1年生。打たれ弱いが、一度決心すると泣きながらでもやり遂げる芯の強さも持っている。まじめで人見知りのため、会話はあまり得意ではない。パニックになると、周りが耳を塞ぐほどの大声を出す。
彼女のカタルシスエフェクトは、まるで魔女のような帽子。槍状の武器による攻撃、回復能力、ガードブレイクなどのスキルなど、オールラウンドに活躍する存在だ。
◆守田 鳴子 (モリタ ナルコ)
CV:小澤亜李
好奇心旺盛で噂話やスキャンダルに目がない、パパラッチ気質の2年生。「Gosipper」というSNSのヘビーユーザーで、フォロワーの数に一喜一憂している。フォロワーの期待に応えるため、とんでもない行動に出ることも。
彼女のカタルシスエフェクトは、本人ではなく、背負ったリュックが変化するという他に類を見ないタイプ。リュックから飛び出した兵器で、攻撃を仕掛ける。
【執拗反復(オスティナート)の”楽士”】
◆カギP (響 鍵介)
CV:蒼井翔太
コンポーザー:40mP
のちに帰宅部の一員になることが判明している鍵介だが、物語の序盤では”楽士”の1人「カギP」として楽曲制作を行なっていた。「大人になりたくない」「周りに理解してもらえない」など、思春期の鬱憤をテーマにした楽曲で絶大な支持を得ている。
◆スイートP
CV:新田恵海
コンポーザー:OSTERproject
「ゆめかわいい」を信条としたファッションを身にまとう、メビウス一のファッションリーダー兼”楽士”。まつ毛が長く、パッチリした瞳が特徴的。本人の見た目同様、ガーリィでメルヘンチックな少女趣味な楽曲を作り、一部の女性層に熱狂的な人気を誇る。
◆ミレイ
CV:中村 繪里子
コンポーザー:蝶々P
メビウス内のマリンリゾートを根城に、取り巻きの男をかしずかせて悠々自適な生活を送るクイーン的存在。高慢でワガママな悪女だが、事実(性格以外は)すべてにおいて優れている。自らがナンバーワンであることに異常にこだわり、μにすら対抗心を抱く。
◆イケP
CV:斉藤壮馬
コンポーザー:亜沙
主人公たちと同じ学園に通う高校2年生。維弦のクラスメイトで、バンドマン風の男。生粋のナルシストだが、女性人気は維弦にかなわない。ファンからの賞賛の声を何よりも求めており、自らの人気を確認するためにもライブ活動に余念がない。
◆少年ドール
CV:花守ゆみり
コンポーザー:PolyphonicBranch
メビウスにある巨大な図書館に住み、外界との接触を完全に絶っている少年。社会的な生活を営む人々を「群れなければ何もできない人間」と嘲笑い、攻撃するような陰鬱かつ暴力的な楽曲を制作する。孤独を抱える人間には救いの歌となっており、一部に熱狂的信者を持つ。
◆シャドウナイフ
CV:内田雄馬
コンポーザー:164
メビウス内での反逆者を誅殺する正義のヒーロー。影とナイフを自在に操る能力を駆使して悪を裁く。楽士の中でも戦闘に特化した能力を持っているため、μの護衛役としての役割も担う。名前、外見、能力など、すべてが数年前に流行ったアニメそっくりとの説も。
◆ソーン
CV:大坪由佳
コンポーザー:cosMo@暴走P
“楽士”たちのリーダー。神出鬼没としか言いようのないタイミングで主人公たちの前に姿を現わす。μの楽曲制作者としては最古参で、重く暗く激しいラブソングで絶大な人気を博している。μとの信頼関係が深く、μもソーンの言うことには素直に従う。
◆???
CV:???
コンポーザー:YM
“楽士”の中には、まだ姿を現わしていない人物も。果たして、その素顔は……?
【その他】
◆アリア
CV:下田麻美
μと同時期に作られたバーチャルアイドル。純粋無垢で可憐なμに対して、陽気で明るく親しみやすい性格をしている。メビウス内ではμの力が強すぎるため、元の姿を保てず小人のような姿になっているらしい。μを止めるべく、主人公たちに戦うための力を与える。
SYSTEM
500人以上のメビウス住人と交流を深めつつ、”楽士”とのバトルを展開
メビウスは、現実に苦悩した人々が理想の学園生活を送る世界。ここでは、老若男女問わず500人を超える人物が、理想のままに高校3年間を永遠にループし続けている。生徒たちとコミュニケーションを取ることもできるが、中には主人公たちに襲いかかる人物も。バトルシステム、コミュニケーション方法など、システムの詳細を追っていこう。
【空想力でコンボをつなぐ「イマジナリーチェイン」】
“楽士”の狂信者”デジヘッド”は、人間の内面にある泥質化した感情が皮膚を突き破って硬質化した異形。μへ否定的な態度を取った人間を襲撃することもある。ダンジョン探索中に”デジヘッド”をはじめとする敵にエンカウントすると、シームレスでバトルに突入。μの歌が流れる中、シミュレーションの戦略性と格闘ゲームの爽快感を兼ね備えた新感覚のコマンドバトルに挑もう。
バトルでは、コマンド制RPGの進化系として、”空想力”を利用してコンボをつなぐ新システム「イマジナリーチェイン」を実装。コマンドを選択すると空想がビジョンとして可視化されるので、誰のどの技を重ねるか、じっくり考えながら実行に移そう。より効果的で、美しいコンボを決めることで最終的なダメージも増加。イマジネーション次第で強敵も瞬殺できる!
鼓太郎が打ち上げ属性を持つアッパーを放つ! 敵が空中に打ち上がり、無防備な状態に。
続けて、主人公が空中にいる敵に大技を重ねる。ビジョン上で、コンボがうまくつながっていることが確認できる。
【理想の学園生活を送る500人もの生徒たち】
学園は500人以上の生徒が存在し、彼らは思い思いの生活を送っている。全員に固有の名前やプロフィールが存在し、それぞれ現実で受けたトラウマや悩みを抱えているが、メビウスではそれを忘れているようだ。彼らの悩みを解決することがサブクエストのような位置づけになっており、これがやり込み要素の1つとなっている。生徒たちとのつながりが、メビウスを脱出する手がかりになるかもしれない。
500人以上のメビウス住人には、それぞれ人格があり、思い思いの行動を取っている。距離が近づけば、相手のプロフィールが開示されていく。
親密になると、現実から引きずっているトラウマが顔をのぞかせることも。メインシナリオには影響ないが、メビウスにもっと深く関わりたいプレイヤーにおすすめ。
【歌に侵食され、敵化する生徒たち】
メビウスには、”帰宅部”や”デジヘッド”以外にもさまざまな生徒たちが存在する。彼らには「侵食率」というパラメータが設定され、いかにメビウスに甘え、自己を失っているかを示すメビウスへの依存度を表わしている。μの楽曲が流れたり、近くで戦闘が行なわれたりすると「侵食率」が高まり、やがて敵化してしまう。見つかると戦闘になるため、注意が必要だ。
【”帰宅部”および生徒たちの好感度】
生徒たちと親密になっていくことで、メビウス内の相関図が開放されていく。一見、何の関係もなさそうな生徒たちが意外なところでつながっていたり、帰宅部たちの気づかない場所で大きな何かが動いていたりするかもしれない。彼らとのつながりが現実への帰還のカギを握るので、”帰宅部”の活動の合間に彼らにも目を向けよう。
生徒たちとコミュニケーションを取り、親密になると、相関図「因果系譜」が開放されていく。
生徒たちにはそれぞれユニークな悩みを抱えている。解決すると、主人公たちが新たなスキルを獲得。生徒の数、つまり500以上のサブクエストが用意されている。
【メビウス内の生徒たちがパーティに加入!】
メビウスに存在する500人以上の生徒を、パーティに加入させることができる。自分の好みのタイプを見つけたり、同じ悩みを持った親近感のわく生徒を加入させたり、誰を仲間にしても自由。イケメンだらけのパーティにしたり、美女ぞろいのパーティを組んだりと組み合わせは∞!
【”帰宅部”メンバーのキャラエピソードも用意】
本作では、メビウスの行く末をたどるメインシナリオに加え、本筋では触れられない”帰宅部”メンバーのキャラエピソードも用意されている。メインシナリオが”世界”の話であるのに対し、キャラエピソードではとても濃密な”個人”の話。彼らの現実での姿に踏み込めるのは、主人公であるプレイヤーしかいない!
ここでしか手に入らない豪華4大予約特典!
本作には、豪華4大予約特典が用意されている。予約するだけで、無料でもらえるため、お見逃しなく!!
①『Caligula -カリギュラ-』フルアルバムCD
9人のサウンドコンポーザーによるオリジナル楽曲を、μ(CV:上田麗奈)のボーカル付きで収録した全9曲に、本作のために結成されたスペシャルユニット「RePLiCA」(ミレイ(CV:中村繪里子)×スイートP(CV:新田恵海)×ソーン(CV:大坪由佳))が歌う主題歌『idolatry -アイドラトリィ-』を加えた、全10曲のフルアルバム。
②ビジュアルブックレット
キャラクターデザインを担当したおぐち氏による描き下ろし。コメント付きでの設定資料など、読みごたえのある豪華ブックレット。
③ゲーム内で使用できる「水着衣装」プロダクトコード
この予約特典でしか手に入らない、”帰宅部”メンバーの衣装が全員水着になるダウンロードアイテム。
④スペシャルイベント参加応募券
発売後に開催される、イベントへの参加応募券。豪華出演陣による、ここでしか体験できないスペシャルイベントだ。参加者にはプレゼントも予定!
出演予定:上田麗奈、中村繪里子、新田恵海、大坪由佳、下田麻美、高橋李依、武内駿輔、沢城千春、蒼井翔太
※画像はイメージです。
※特典は数に限りがありますので、予約時に店頭にてご確認ください。
※内容・名称は変更となることがございます。
数量限定の『Caligula -カリギュラ-』PS Vitaコラボモデルが予約受付中!
本作の発売を記念して、ソニーストアでは「PlayStation®Vita Caligula -カリギュラ- Limited Edition」を数量限定で発売!
このコラボモデルには、オリジナルデザインが刻印されたPS Vitaに加え、オリジナルテーマ、オリジナルデザインパッケージ、スペシャルイベント参加「Limited Edition」専用席応募券が付属。PS Vitaのデザインは、「Catharsis Flower ver.」「μ ver.」「Extreme ver.」「Corolla ver.」の4種が用意されている。
ファン必携のアイテムなうえ、数量限定モデルとなっているので、こちらも予約を忘れずに! 詳細については、こちらの記事で確認しよう。
「PlayStation®Vita Caligula -カリギュラ- Limited Edition」特設ページはこちら
登場人物の闇に踏み込むか否かは、プレイヤー次第。背徳感と高揚感の詰まった異色学園RPG、その幕開けは近い!
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Caligula –カリギュラ-
・発売元:フリュー
・プラットフォーム:PlayStation®Vita
・ジャンル:RPG
・発売日:2016年6月23日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,980円+税
ダウンロード版 販売価格 6,900円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上)
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©FURYU Corporation.
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