『オーバーウォッチ』プレイレポート! 練りこまれたルールが生み出す、極上の乱戦バトルの魅力とは?【特集第2回/電撃PS】

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『オーバーウォッチ』プレイレポート! 練りこまれたルールが生み出す、極上の乱戦バトルの魅力とは?【特集第2回/電撃PS】

『オーバーウォッチ』の大きな特徴は、登場するヒーローがそれぞれ異なる能力を持ち、戦い方も大きく変わること。また、対戦ルールがすべて目的地の占領や目標の護衛などのオブジェクティブルールとなっており、いわゆるチームデスマッチのような相手を倒すだけというルールがありません。『オーバーウォッチ』は、チームの連携に重点を置かれているのも特徴なんです。独特の要素が多く、ほかでは味わえない魅力に溢れた本作について、実際に触れてわかったポイントなどをレポートしていきましょう。

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前回の特集記事はこちら

勝利へのカギは個の力ではなくチームの力! ヒーローたちが戦う『オーバーウォッチ』【特集第1回/電撃PS】

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ヒーローごとのロールや個性を生かしたチーム戦が熱い!

まず、本作に登場するヒーローは、全員何かしらのロール(役割)に属しています。ロールは、火力に優れた”オフェンス”、防御や制圧力に優れる”ディフェンス”、豊富な体力やアビリティを活かして味方を守る”タンク”、味方の回復や支援スキルを持つ”サポート”の4種類が存在。

ヒーローを選ぶときは、この4つのロールがチーム内に最低1人ずついるようにすると、安定感の高いチームになるでしょう。もちろん、チーム全員がオフェンスやディフェンスといった偏った編成でも、戦えないことはありません。また、全員同じヒーローで出撃するといったことも可能です。

目標地点の確保やオブジェクトの護衛などがバトルの目的となるため、全員がバラバラに動いて敵を倒すのではなく、チーム一丸となって戦線を押し上げていくといった駆け引きが、非常に重要となってきます。

最もベーシックな連係としては、タンクが最前線で敵の注意を集め、後ろからオフェンスやディフェンスが攻撃、サポートが回復、というような立ち回りでしょうか。タンクはどう動けば敵の注意を引けるか、オフェンスなら今倒すべき敵は誰かというように、各ロールごとに、バトル中に考えることも異なるのがおもしろいところです。

では、オープンベータを触れてみての、各ロールの主な使用感をお伝えしていきましょう。自分にはどのロールがあっているのかを確認しておくと、多彩な個性を持つヒーローたちのなかから誰を選ぶのか、決めやすくなると思いますよ。

【オフェンス】
攻撃力が高いので、敵を撃破しやすいロールです。正面からの撃ち合いを得意とするヒーローや、奇襲能力を生かして一撃離脱を得意とするヒーローなどがいるので、使用するヒーローに合った立ち回りを意識したいところ。全体的に機動力が高いヒーローが多いので、奇襲タイプなどは敵の裏側に回り込んで攻撃するのが有効。反面、奇襲タイプは耐久面が弱いため、正面からの撃ち合いには向いていない印象です。

【ディフェンス】
トラップや設置型砲台・タレットの展開など、陣地防衛で活躍するスキルを持ったヒーローが多いロール。敵の移動経路を予測して立ち位置を決めることが重要なので、マップを頭に入れておかないと活躍しにくいロールかも!? 逆に、マップを把握して相手のルートを予測できれば、トラップやタレットなどで、無警戒で進んできた相手に大きな被害を与えられるでしょう。

【タンク】
体力が多く、敵の攻撃にも長い間耐えられるのが特徴。しかし体が大きいヒーローがほとんどなので、戦場でも目立つほか、当たり判定もそのぶん大きいため、注意が必要です。1対1なら有利に戦えるポテンシャルはあるものの、攻撃の射程が短い&接近するまでに集中攻撃される、ということもめずらしくありません。敵を倒すことよりも、敵の攻撃を引き受けながら、長い間生きながらえることを意識し、味方の活躍の機会を作る立ち回り方を心がけたいところです。

【サポート】
本作では、戦場に点在する回復アイテムを拾う以外に、体力回復の手段はありません。そのため、体力を回復できるサポートが1人いるだけで、生存力が大きく高まります。基本的にはタンクよりも後ろにいて、体力が減った味方を援護していきましょう。ただしサポート自身は打たれ弱いうえ、相手からすると厄介なロールなので、狙われやすくなるので注意。また、ヒーローによっては体力回復以外の支援を得意とする場合があるので、サポートとはいえ、ヒーローごとの特徴はしっかり把握しておきたいところです。

攻撃側と防衛側にハッキリと分かれた戦い

戦闘ルールのほとんどが、攻撃側と防衛側に分かれているのも特徴。ゲーム開始後、防衛側がまず行動でき、防御の準備を整えます。その後、攻撃側が行動可能になります。オープンベータでは、攻撃側のスタート地点に防衛側が待ち伏せしており、扉を潜ると同時に砲火にさらされることも多く、こういった敵の防衛網をいかに潜り抜けるかが、最初の駆け引きの熱いポイントに!

これではかなり防衛側が有利に感じますが、最前線が攻撃側の拠点付近である以上、防衛側のプレイヤーが倒されると、最前線に戻るまで、かなりの時間がかかります。いっぽうで、攻撃側は倒されてもすぐに復帰できるので、徐々に敵の防備を崩すことも可能。当然、最前線が移動するにつれ、この復帰までの時間バランスが逆転していきます。一定時間攻撃側の目標達成を妨害できれば防衛側のチームが勝利となるので、攻撃側は可能な限り速く敵の防御を突破すること、防衛側は時間を稼ぐことが重要となります。

こういった事情から、攻撃側と防衛側で使いやすいヒーローが変わるのもポイント。防衛側は出てくる敵を迎え撃てばいいので、近距離タイプよりも遠距離タイプ、砲台のように活用できるヒーローが使いやすくなります。攻撃側では敵の猛攻の中を突破しなければいけないので、打たれ強いヒーローや一気に駆け抜けられる機動力を持つヒーローが活躍しやすいですね。とはいえ、どのヒーローを選んでも戦えないことはなく、かつバトル中でも復活時や本陣でヒーローの切り替えがいつでも可能なので、戦況に応じて使うヒーローをどんどん切り替えていくのも、戦い方の1つです。

同じロールでも、ヒーローによって操作感がガラッと変わるのもポイント。例えばオフェンスのロールでは、スタンダードなFPSのような操作感の”ソルジャー76″は、正面からの撃ち合いが得意です。いっぽう”リーパー”は、武装が近距離用のショットガンしかなく、正面からの撃ち合いは弱いですが、長距離テレポートを使った奇襲攻撃が得意! このように、ヒーローにはそれぞれ得意な戦闘スタイルが決まっているため、それぞれの持ち味を生かした立ち回りを考えるのが、本作の楽しいところです。

初心者でも気楽に楽しめる『オーバーウォッチ』の気の利いたゲームメイク

バトルにかかる時間は1戦5分~10分ほどと短かめで、非常にテンポがいいのも本作の特徴。また、敵を倒せなくても目標を達成すれば勝利できるので、FPSに不慣れなプレイヤーでも、タンクやサポートなどで味方をサポートすることで、チームに貢献でき、楽しみやすくなっています。

そして本作ならではの見どころとして、バトル終了時に最も活躍したプレイヤーをゲーム側で判断して、ハイライト映像を流してくれるところ。必ずしも勝利チームのプレイヤーが選ばれるわけではなく、バトルに参加している全プレイヤーから選ばれます。場合によってはサポートタイプのヒーローが選ばれることもあるので、オフェンスのヒーローの見せ場というわけでもないんです。

また、バトル終了後のスコア表示も独特で、最大キル数やヒール回復量など、ランダムで選ばれた4つの項目ごとに、トップを取ったプレイヤーが両チームから選ばれて表示されます。通常のシューターでは全員のキル数やデス数が一覧で表示されますが、本作では詳細なデータを見られるのは自分のもののみ。逆にいえば、ほかの人に自分のスコアを見られることがないため、腕に自信がないプレイヤーでも気兼ねなく挑戦することができるでしょう。

ヒーローの外見や動作をカスタマイズできるトレジャー要素

プレイを繰り返すと経験値がたまり、プレイヤーのランクが上がっていきます。ランクが上がる際にトレジャー・ボックスが手に入り、4つのアイテムがランダムで出現します。入手できるアイテムは、ヒーローの外見を変えるスキンや、勝利時のポーズ、ボイスやスプレーといったもの。バトルには直接影響のないものばかりですが、バトル中でちょっと変わったスキンを使ったり、めずらしいスプレーを壁に吹き付けたりすると、ほかのプレイヤーが反応してくれたり。ゲーム開始時の待機時間に、チーム内で自分のスプレーを壁に向けて披露しあうといったことも、ベータテストではたびたびありましたね。

トレジャー・ボックスからランダムで手に入るアイテムには、これらのものが直接入手できるだけでなく、”ヒーロー・ダスト”が出現する場合も。ヒーロー・ダストをためれば、スキンなどと交換ができるため、欲しいスキンなどがあればヒーロー・ダストを貯めて入手するのも手です!

まだまだ書き足りないところではありますが、ベータテストをプレイしてわかった本作ならではのポイントは、これらになります。あくまでベータテストを受けてのレポートですので、5月24日(火)発売の製品版では修正・変更される部分もあるかと思いますので、ご注意ください。

オリジナリティにあふれた新世代シューター『オーバーウォッチ』。シューター初心者でもプレイしやすいように丁寧に作られているため、この手のゲームに二の足を踏んでいたプレイヤーでも、安心して遊ぶことができるはず。スポーツライクに対戦を楽しめる作品なので、対戦ゲームに気後れしがちな人も、一度触れてみてほしい作品です。

ちなみに現在PlayStation®Storeでは、ダウンロード版の予約を受付中! 発売日前日の5月23日(月)までに予約すると、1,000円引きで購入できるほか、ウィドウメイカー・ノワールスキンが予約特典として付いてきます。

▼PS4®『オーバーウォッチ オリジンズ・エディション』のPS Storeでの予約購入はこちらから

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オーバーウォッチ オリジンズ・エディション

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションシューティング
・発売日:2016年5月24日(火)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,800円+税
    ダウンロード版 販売価格 8,424円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1〜12人)
・CERO:C(15才以上対象)

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『オーバーウォッチ』公式サイトはこちら

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