【特集第2回】『デジモンワールド -next 0rder-』──実際にプレイして感じたAIバトルの楽しさをレポート!

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【特集第2回】『デジモンワールド -next 0rder-』──実際にプレイして感じたAIバトルの楽しさをレポート!

3月17日(木)の発売まで、残すところ10日と迫った、PlayStation®Vita専用ソフトウェア『デジモンワールド -next 0rder-』。デジモンの育成や交流をはじめ、伝統のAIバトルや未知のフィールドを探索する楽しさといった、シリーズで好評を博している要素を継承。それだけではなく、パートナーとなるデジモンが2体に増えたり、新たなバトルシステムを実装するなど、さまざまな要素が進化を遂げているのも見逃せない!

特集第2回では、『デジモンワールド -next 0rder-』を実際にプレイしてわかった、本作の序盤の流れやAIバトルを中心に解説していく。購入検討中のファンはもちろん、「デジモンワールド」シリーズ入門者も、ぜひチェックしてほしい!

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前回の特集記事はこちら

特集第1回 テーマは”デジモンとの冒険の楽しさ”! シリーズ最新作がPS Vitaで究極進化!!

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■まずは主人公を選択し、ゲームスタート!
 デジタルワールドへの冒険の幕がついに上がる!!

「デジモンワールド」シリーズとしては前作から約3年ぶり、PS Vita用タイトルとしては初登場となる本作。どんな冒険が待っているのか期待してゲームを起動すると、まずは主人公の選択を迫られる。男性主人公はタクト(CV:粕谷雄太)、女性主人公はシキ(CV:藤田咲)だが、もちろん名前は変更可能。また、どちらの主人公を選んでも物語の展開に大きな変化はないが、選ばれなかったキャラはゲームに登場しないので選択は慎重に。

特に主人公がデジモンをお世話する時の優しい声がけや、バトルに敗れた時にデジモンたちを慮るシーンでの情感がこもったセリフには、男性、女性でそれぞれに個性がある。細かい点だが、デジモンと過ごす日々の中でプレイヤーの感情移入を促す大事な演出なので、単純に性別だけで選ぶのではなく自分の好みを見極めたい。今回は、男性主人公のタクトでプレイしてみることに。

主人公を選択するとムービーが挿入され、プレイヤーはデジタルワールドへ旅立っていく。しかし、たどり着いたのは、かつて夢見た美しい世界ではなく、薄暗く不気味な世界だった……。

暗い世界で、敵に遭遇! パートナーデジモンが2体になったことなどにより、進化したAIバトルについてのチュートリアルが行なわれる。過去のシリーズ作品をプレイしたことがある人はもちろん、本作で初めてAIバトルに触れる人も、しっかりチェックしておきたい。

■はじまりの街「フローティア」とその周辺を探索!

チュートリアルが終わると、薄暗い世界は終わりを告げ、色鮮やかな美しい世界へ! しばらくの間は、このはじまりの街「フローティア」が拠点となり、ジジモンたちから受けたオーダーに応えストーリーを進めていく。最初はほとんどデジモンの姿もない、小規模でさみしい街(村?)だが、復興が進むにしたがって、にぎやかで便利な街へと発展し、生まれ変わって行く。

最初は街とは言いづらい拠点も、復興が進むといろんな施設ができ規模も大きくなっていく。街が進化していく過程を楽しめるのもポイントだ。

本作には時間経過の概念があり、同じ場所でも時間が違うと、周囲の雰囲気も様変わりする。昼間は平穏だった街の周辺に、夜には強力なデジモンが待ち受けていることもあるので、無防備に突っ込んで行かないように注意。

フィールドは広大になり、釣りを楽しめるポイントやキャンプをしてデジモンたちと夜を過ごすことも可能になった。街の外には敵として遭遇するデジモンのほかに、友好的なデジモンも存在。これらのデジモンの話を聞き、オーダーを受けてクリアすると、そのデジモンが街の復興に手を貸してくれることも。

また、フィールドの各地には街の復興に使用する資材や食材を採取できるポイントなどが点在している。これらを効率よく収集しながらはじまりの街「フローティア」に活気を取り戻そう。この収集で街が便利になるだけでなくテイマー(デジモンを飼い馴らす人物のこと)としてのレベルも上がるので、まさに一石二鳥! 自販機やデジモンたちのお世話に必須のトイレなどがあるフィールドもあるので、遠出をする際は活用しよう。

■シリーズ伝統のAIバトルが進化! 2体のパートナーをサポートせよ!!

2体のパートナーがそれぞれ自分の考えで行動する「デジモンワールド」でお馴染みのAIバトルでは、テイマーであるプレイヤーのサポートが必要不可欠! パートナーたちの状況によって支持を出したり、アイテムを使ったりしよう。デジモンたちを普段からきちんとお世話すれば、冒険で活躍してくれること間違いなし!

【プレイヤーの声援が力になる「0rderシステム」】

デジモンが戦闘中に声援を送ると「0rderポイント(0P)」が増加し、さらにデジモンがいい動きをしたときに声援を送れば0Pの増加量もアップ。そして、この0Pを消費することで、パートナーのデジモンたちがさまざまな力を発揮するのが「0rderシステム」だ。このシステムの導入で、バトル中も今まで以上にデジモンとの一体感を感じることができた。パートナーとの絆がゲームの重要な要素であるだけに、これは大きな進化であると感じる。0Pをこまめに補充、消費しながら戦うか、それとも必殺技で大逆転を狙うか!? プレイヤーの数だけ戦略がある!

<ハイテンション化>

“HP自動回復”や”力強さ上昇”など、パートナー固有の能力を発揮する。

<直接指示>

パートナーが覚えている攻撃技を、その場で即時に発動! 範囲攻撃などをタイミングよく使えば、複数の敵を一気に撃退することも。

<必殺技>

デジモン固有の強力な必殺技を使用できる。0Pの消費は大きいが、その分効果は絶大だ。各必殺技の演出も見所。

【絆がもたらす特殊な進化「”ExE”-volution」】

パートナーたちとの絆の強さといった特別な条件を満たすことにより、バトル中に発動するのが「”EXE”-volution」! 倒れたパートナーたちが進化して復活し、圧倒的な力で、ピンチからの大逆転が可能だ。条件を把握して満たしておくことで、自らの手で”ExE”を発動させることもできるとか……?

パートナーが2体になったAIバトルは、テンポがよくなったうえに、それぞれのデジモンが繰り出す必殺技の演出や攻撃のバリエーションも豊富なので見ているだけでも楽しいものだ。その進化のほどは、ぜひ自分の手で遊んで確かめてほしい。また、今回のインプレッションはゲームの序盤も序盤であり、まだテイマーとしても未熟なため、デジモンたちが思い通りに動いてくれなかったこともある。

しかし、それだけに「0rderシステム」でパートナーにいい声援を送れたときの喜びや、うまく攻撃が通った時の快感はひとしお! 「よくやった!」「グッジョブ!」など、褒めるときは別に声に出す必要はないのに、自然と声が漏れてしまっていることに気づいて思わずニヤリとさせられる。

パートナーを成長させ、テイマーとしてプレイヤー自身も成長すれば、もっともっとデジモンたちの活躍が見られるはず! 日々のお世話はもちろん、街の復興にも力を入れていこうと、固く心に誓うのだった。

■世代を超えてレッツプレイ! デジモンが繋ぐ親子の絆!!

1999年に誕生し17年の時を重ねた「デジモンワールド」は、既に親子2世代でも楽しめるシリーズへと成長。ということで今回は、デジタルグッズのセレクトマガジン「デジモノステーション」で16年ゲーム担当を務め、「デジモンワールド」シリーズ初体験のお子さんを持つ石田副編集長に、このシリーズの魅力を語ってもらった。

ゲームに関しては英才教育を施しているという石田さんのお宅。仕事の関係上、全てのゲーム機が揃っているので、8才のジンくんと5才のレイくんも自然とゲームが大好きになっていったとのこと。いつもゲームは30分までというお母さんとの約束を守りながら、お気に入りのゲームを遊んでいる。

石田さん自身の「デジモンワールド」シリーズとの出会いは、PocketStation®との連動で注目を集めたPlayStation®用ソフト『デジモンワールド2』。

「デジモノステーションのゲーム担当だったので、ハマってプレイしていましたね。ただ、『2』はシリーズの特長でもあるデジモンをお世話する要素や、デジモンが寿命を迎えて死ぬというシステムがなかったため、その点はPSP®「プレイステーション・ポータブル」の『デジモンワールド リ:デジタイズ』であらためて体験することになります」

小学生のジンくんは『デジモンワールド リ:デジタイズ』もお気に入りのゲームのひとつになっている。

「アニメの放送ともズレているし、原点を知らない世代なので興味は示さないかと思いましたが、今回プレイさせてもらえるのでPS Vitaでダウンロードして見せたところ、しっかりハマりましたね! 一番のお気に入りポイントはカッコいいデジモンが多く登場すること。可愛い幼年期、成熟期を経て完全体、究極体に達した時のビジュアルが好みのようです。男子が好きな見た目のデジモンが多いのがうれしいみたいです」

さらに「デジモンワールド」シリーズならではのバトル、育成システムが子供とのコミュニケーションにつながると石田さんは話してくれた。

「『デジモンワールド -next 0rder-』もそうですが、基本がAIバトルなので、まだ文字が読めない子供でもちゃんと楽しめています。実際、幼稚園児のレイもお兄ちゃんのプレイを観ながら、自分でもPS Vitaを持って遊んでいます。ただ、ふたりで取り合いをするのは勘弁してほしいですけどね(笑)。もちろん僕がプレイする時は、しっかりデジモンに指示を出して戦略的に戦います!」

「育成の要素も子供とのコミュニケーションには役立ちます。デジモンは寿命を迎えると死に、次に代を継ぎますよね。そして、ちゃんとお世話をしないとデジモンの機嫌を損ねてしまったり、進化が思い通りに進まなかったりします。子供たちにはデジモンを思い通りに進化させ、仲良くなりたいのなら、ちゃんとお世話をすることが大事ということを伝えました。

ウチにはトラという犬がいるんですが、トラとデジモンは一緒なんだよって言ったら、ごはんもあげるし、おトイレのお世話もちゃんとする! って張り切ってました。あとはお決まりの『じゃあパパ、お話は進めておいてね~』といった感じです(笑)。死んで代を継いでいくということも、長男にはこのゲームがきっかけで少し突っ込んだ話ができたように感じました」

特集第3回では石田さん親子に、最新作『デジモンワールド -next 0rder-』をプレイしてもらい、その感想を伺います。

■デジモンファン感涙! 豪華な初回封入特典の内容をチェック

本作の初回版に封入される特典は、以下の5点の豪華アイテムが獲得できるプロダクトコード! 中でも目玉は、初代『デジモンワールド』のサウンドトラックがまるごとダウンロードできるデジタルデータ。当時のブックレットもそのままデジタルデータとして付属する、豪華な仕様だ。確実に手に入れたい人は、早めの予約を!

初回封入特典の情報は、以前の記事で詳しくお伝えしているので、そちらもチェックしておこう。

<初回封入特典>
①『デジモンワールド』サウンドトラック(1999年発売)復刻版デジタルデータ
②オリジナルテーマ2種セット
③育成スタートダッシュセット
④特別なアグモン&ガブモンのデジタマ
⑤未知なる究極進化核


次回の特集では、デジモンの育成と進化についてのレビューをお届けするので、こうご期待!

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デジモンワールド -next 0rder-

・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation®Vita
・ジャンル:育成RPG
・発売日:2016年3月17日(木)発売予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,800円+税/ダウンロード版 販売価格 7,344円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)

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©本郷あきよし・東映アニメーション
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

©本郷あきよし・東映アニメーション・テレビ朝日・電通
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