今回は、自分のクローンを生み出して仕掛けを解いていく『The Swapper(スワッパー)』。”SWAP”とは”交換する”という意味で、その名のとおり自分のクローンに意識を移し変えて、パズルを攻略していく。プレイヤーとまったく同じ動作を行なうクローンにスイッチを踏ませたり、穴の先に生み出したクローンと入れ替わることで、穴を越えて進んだりと、クローンを活用した独特のパズル要素が特徴的だ。
■クローンを出す順番や、入れ替わるタイミングなどを考慮してパズルを解こう
クローンは、基本的に視線が通っている先ならどこでも簡単に生み出すことができ、生み出した先でプレイヤーとまったく同じように動くという特徴を持っている。
たとえば、自力では登れそうにない足場の先にスイッチがある場合は、まず足場にクローンを生み出す。その後、自分が前進することでクローンも同時に前進するので、足場の先にあるスイッチをクローンに踏ませられる……といった感じだ。
また、クローンへと意識を移すギミックも重要! クローンは最大4体まで同時に存在でき、それぞれのクローンとの視線が通っていれば、順々に意識を移していくことで、複雑な地形でも突破することができる。
ある程度ゲームが進むと、ライトによってクローンの生成や意識の移し変えが阻害されるといった場面も登場し、パズルとしての歯ごたえがより増していく。ジャマなライトを消すためには、スイッチを押さなければならず、そのスイッチを押すには、クローンを向こうへ送り込まなければならない……というように、ゴールまでの道筋を順序よく構築できるかが、パズルを解くカギとなってくる。
なお、失敗してもすぐにリトライできるので、ゲームのテンポが損なわれないのもポイントだ。トライ&エラーで、いろいろと試していこう。
■未知との遭遇を描いた、SFならではの物語にも注目
どこか物悲しさを連想させる、退廃的なSF感も本作の魅力の1つ。ゲーム開始時、主人公が宇宙ステーションから脱出ポットで、コーリⅤと呼ばれる惑星へと降り立つ描写はあるが、それ以外の詳しい設定は語られない。しかし、降り立った先の研究施設を調べているうち、ターミナルから得られる情報や、研究対象と思われる”思考する岩”、わずかな研究員の生き残りとの接触などにより、断片的に状況や世界設定が判明していく。
決して多くは語られないストーリーだが、与えられる情報や演出で想像することは多い。施設内のパズルを解いて先に進みつつ、研究施設を襲った謎を解き明かしていこう。
今回お届けした『The Swapper』は、2月24日(水)に配信予定の「プレイステーション」公式生放送プレキャス℠で、実際のプレイととともに紹介予定だ。クローンを活用したパズルの魅力と悩ましさを、プレキャスで、ぜひ確認してみよう。
▼PS Store『The Swapper』はこちらから!
The Swapper ™ and © Facepalm Games. Licensed by Curve Digital.
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