全国のカーメーカーやチューニングメーカーが集う、カスタムカーの祭典「東京オートサロン2016」。今回で第34回目を迎え、1月15日(金)から1月17日(日)にわたって3日間開催されたこのイベントに「グランツーリスモ」が協賛ブースを出展しました。協賛ブースではシリーズ最新作『グランツーリスモSPORT』(PlayStation®4専用ソフトウェア)の映像展示と、体感型シミュレーターを使用した『グランツーリスモ6』(PlayStation®3専用ソフトウェア)のテクニカルデモを出展。さらにステージイベントとして、国内トップクラスのレーシングドライバーが『グランツーリスモ6』で対決する「スーパーグランツーリスモ選手権 in オートサロン」も開催されました。協賛ブースの出展内容と、ステージイベントでの激闘の模様をお届けします。
■『グランツーリスモ6』体感型シミュレーターと
『グランツーリスモSPORT』の映像やグラフィックを出展!
オートサロン会場の通路部分に配置された、今回の「グランツーリスモ」協賛ブース。来場者が頻繁に通る場所だけに注目度は高く、多くの方が2016年初旬にベータテストが予定されている『グランツーリスモSPORT』の映像や、『グランツーリスモ6』の体感型シミュレーターに足を止めて見入っていました。
「第44回東京モーターショー2015」でも大きな注目を集めた『グランツーリスモ6』体感型シミュレーターのテクニカルデモ体験プレイは、開場から早々に整理券がなくなってしまうほどの人気でした。ポリフォニー・デジタルと株式会社アクセスが共同開発を続けているこの体感型シミュレーターは、7軸のシリンダ制御によってハンドル操作で発生する左右へのロール、ブレーキング時の荷重移動による前後の動き、リアタイヤのスライド感といった一連の挙動を再現するこだわりの内容。実際にプレイされた方はもちろん、プレイの様子を見ていた人も画面と操作のリンクぶりや、動作の細かさに感心していました。
『グランツーリスモSPORT』の映像出展では、発表済みのトレーラーに加えて、シリーズプロデューサーの山内一典がゲームのコンセプトを語る映像も放映されました。映像の中では、『グランツーリスモSPORT』がこれまでのシリーズ作品とはまったく違った、新たなステップを踏み出したいという考えから生まれたことや、7歳から77歳まで全ての年齢層に向け、リアルなモータースポーツではできないクルマの楽しさを伝える作品を目指していることなどを語っていました。
「グランツーリスモ」に関連した展示としては、「ビジョン グランツーリスモ」のコラボレーションから生まれた「マツダ LM55 ビジョン グランツーリスモ」がMAZDAブースにて出展されていました。同車は関東圏では初のお披露目で、注目度は抜群。MAZDAブースには同車を使用できる『グランツーリスモ6』の試遊台も配置され、多くの人がその走りを楽しんでいました。
■一流レーシングドライバーが集結し、頂点を競った
「スーパーグランツーリスモ選手権 in オートサロン」
開催2日目の1月16日(土)には、イベントホールで「スーパーグランツーリスモ選手権 in オートサロン」が開催されました。スーパーフォーミュラやSUPER GTで活躍する一流レーシングドライバーが『グランツーリスモ6』で対決したこちらのイベント。脇阪寿一選手、本山哲選手、大嶋和也選手、山本尚貴選手の4人の一流レーシングドライバーが出場し、司会・実況をモータースポーツ実況アナウンサーとして知られる辻野ヒロシさん、オートスポーツwebナビゲーターの桃原美奈さん、GTアカデミーのアドバイザーも務める千代勝正選手が担当。実際のレース実況のような雰囲気で楽しめるイベントとなっていました。冒頭では『グランツーリスモSPORT』の映像の紹介が行なわれ、本山選手が”流れたクルマの映像がグラフィックかどうかわからず、隣の千代選手に「これ実写?」って聞いてしまった”とコメントするひと幕もありました。
脇阪寿一 (LEXUS TEAM WedsSport BANDOH)
本山哲 (MOLA)
大嶋和也 (LEXUS TEAM LeMans ENEOS)
山本尚貴 (TEAM KUNIMITSU)
千代勝正 (GAINER)
第1戦として行なわれたのは、4人の選手による予選走行です。脇坂選手、大嶋選手は「TOYOTA FT-1 ビジョン グランツーリスモ」、本山選手は「インフィニティ コンセプト ビジョン グランツーリスモ」、山本選手は「Honda NSX コンセプト 2013」と、それぞれなじみのあるカーメーカーのマシンを使用。勝敗はタイムアタック形式で決定され、鈴鹿サーキットで同時に4台が走り、10分間の時間制限の中でいかに良いタイムを出せるかが競われました。
本来、予選のタイムアタックではあまり激しく競り合う必要はないのですが、選手同士の意地が発揮されたのか、その展開はまるでレースのような内容に。”アウトラップでは自分のクルマの速さをライバルに見せつけるのも重要。決勝の前からレースは始まってますから”と語った脇坂選手など、最初は選手のみなさんもにこやかにコメントしていましたが、残り時間が5分を切ったあたりから本気モードに突入。全員がプロドライバーらしい熱い走りを見せ、会場は大いに盛り上がりました。
結果、タイムアタックバトルを制したのは、鈴鹿サーキットを得意とする山本選手でした。2番手には脇坂選手、3位には大嶋選手が入り、調子が上がらず4位となってしまった本山選手はシートをゲストドライバーに譲り、決勝レースの解説役を務めることになりました。
本山選手に代わり決勝のゲストドライバーとして登場したのは、2015年の「GTアカデミー2015」日本大会代表メンバーに選ばれた高橋拓也選手! 日本で「グランツーリスモ」の頂点を競いリアルのドライバーに最も近づいたプレイヤーと、プロのレーシングドライバーたちが激突する、夢の対決が行なわれました。決勝は予選からルールを変え、グリッドからのスタンディングスタートとなる5周のレース形式。高橋選手は本山選手が使った「インフィニティ コンセプト ビジョン グランツーリスモ」を駆り、4番グリッドからのスタートとなりました。
決勝1周目は脇坂選手がトップに立って、レースをリード。しかし2周目のデグナーカーブでオーバーランしたところを後続のメンバーに追いつかれ、以降はテール・トゥ・ノーズの状態で激しく順位が入れ替わる混戦に。最後は最終ラップでトップに立った山本選手が、やや焦りを見せた3人の選手を振り切る安定した走りでチェッカーを受け、選手権での勝利を飾りました。
最後は「スーパーグランツーリスモ選手権」のホスト役であり、イベントの顔ともなっている脇坂選手がコメント。”今回の高橋選手のようにPlayStation®と「グランツーリスモ」で真剣にドライビングを学んだ人たちが、GTアカデミーのようなプロジェクトを通じてリアルのレースに触れ、ドライバーとなって活躍できるようになれば、より子供たちがモータースポーツに入りやすくなると思います。僕らのようなプロのレーシングドライバーも、こうしたイベントに積極的に協力し、一緒にモータースポーツを盛り上げていきたいです”という言葉に、多数のクルマファンの集まったイベントホールから大きな拍手が送られていました。
※一部写真提供『Pit Stop』
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