幾多の英傑が活躍した中国の三国時代で、中華統一を目指して戦う人気歴史シミュレーション「三國志」。シリーズ誕生から30周年を迎えた今年の12月10日(木)、ファン待望の最新作であるPlayStation®4/PlayStation®3用ソフトウェア『三國志13』が発売される。広大な中国大陸を1枚の3Dマップで再現し、個々の武将の生きざまを体験できる”全武将プレイ”に対応するなど、多数の特徴を備えた本作。今回は、富国強兵に欠かせない都市施設や、武将相関図を活用した各種の戦略要素を紹介しよう。
■「上位施設」や「都市技術」、「集落」を活用して都市を育てよう
「三國志」シリーズで、勢力を強化するために欠かせないのが都市の発展だ。『三國志13』では武将が任務を行なうことで内政値が上がり、それに応じて都市がより豊かに発展していく。
【「上位施設」を建設すると都市の成長も加速!】
国の基盤となる都市には「市場」「農地」「学舎」「兵舎」の4種類の都市施設が存在する。各施設には最大4つまでの上位施設が存在し、それぞれ武将の任務で「商業」「農業」「文化」「兵科の熟練度」を上げ、条件を満たすと建設可能になる。上位施設は通常の施設とは外観も異なり、さまざまな施設を建設することで都市全体の様相も変化していく。
◆市場/農地
◆学舎/兵舎
上位施設には、任務を行なうと通常の施設より多くの効果や経験を得られるほか、さまざまなメリットがあるものも多い。たとえば、市場には任務実行後に金や価値の高い名品を入手することがある「遊技場」や「交易所」が、農地には「物資」コマンドから兵糧が購入可能になる「大農家」や農業任務の成果が上がり政治経験も多く獲得できる「貯水池」が、学舎には病気や怪我をした武将が回復しやすくなる「医学所」、文化任務の成果を大きく高める「天文台」などが存在する。
また、兵の訓練が行なわれる兵舎にも、任務に協力した武将の親近感が上がりやすい「戦闘訓練所」や、作業期間を短縮する「特殊訓練所」といった上位施設が用意されている。どのように発展させていくかを考慮して建設する施設を選択していこう。
いいことずくめの上位施設だが、そこで任務を実行するためには、一定以上の身分に就いている必要があるケースがほとんどだ。配下武将でのプレイ時は、通常の施設での任務や戦争で地道に功績を積み、早めに多彩な上位施設を使えるようになっておきたい。
【都市の成長の方向性を決めるのは「都市技術」】
内政を通じて都市の文化を一定まで上昇させると、都市1つにつき最大6つまでの「都市技術」が獲得できる。都市技術には、内政値の上限拡張や、内政施設の効果上昇、人口増加上昇といった複数の種類があり、都市ごとに選択できる技術が異なる。
プレイヤー武将が太守以上の身分の場合は、獲得する都市技術を自分で選ぶことができ、都市の成長の方向性を自分で決められる。資金調達に特化した商業都市、強力な兵科を安く編制できる軍事都市など、どの都市技術を選ぶかで同じ都市でも勢力内での役割は大きく変わるはずだ。
【街道に点在する「集落」も勢力の強化に欠かせない】
都市と都市の間には「集落」と呼ばれる、農民や賊の小規模な共同体が存在する。この集落を自勢力の都市に従属させると、商業や農業の内政値を上昇させたり、青州兵のような特殊な兵科が編制可能になったりといったメリットが得られる。
集落を自勢力の都市に従属させるには、集落ごとに設定された「従属率」を100%まで上げるのが条件。従属率を上げるには、使者を派遣して説得を行なう、部隊を出陣させて制圧するなどの方法がある。敵対勢力の集落を引き抜けば敵対勢力の都市を弱体化することもできるので、他勢力への侵攻の際は先に周囲の集落から攻めるのも手だ。
■武将たちの関係がわかる「相関図」は常に確認を!
武将たちの親密度や関係がひと目でわかる「相関図」は、本作で導入された新システムの中でも特に注目すべき存在。登用、外交、師事など、さまざまな場面でアプローチすべき武将がわかる優れものだ。
【登用できる武将は相関図からひと目でわかる】
新たな武将を勢力に勧誘する「登用」コマンド。本作では登用を行なうために対象の武将を直接訪問する必要があるが、相手と「面識」がないと会うこともできない。面識がない武将を登用するには、相関図で自分と相手武将の共通の知り合いを探し、その人物に「紹介」してもらって接点を作るのがセオリーになるが、絞り込み機能の「口添可能」を使えば、目的の武将を「紹介」してくれる武将をひと目で知ることができる。また、この相関図では勢力に仕える意思があるかどうかも直接知ることもできる。
【親近感の高い武将が他勢力にいれば外交でも有利!】
本作では、「交渉率」と呼ばれるステータスを100%にすることで各種の交渉が成功する、新しい外交システムが採用される。プレイヤー武将が使者になった場合、相手君主との「交渉」、相手勢力の配下武将との「折衝」「口添」、君主との「最終交渉」の3段階の駆け引きを通じて交渉が行なわれる。折衝時に相手勢力の重臣を舌戦で破ったり、親近感の高い武将に交渉の口添を頼んだりすれば、交渉率を上げることができる。口添を得られる相手がいるかどうかをあらかじめ相関図でチェックして交渉に臨めば、有利に交渉を進められる。
勢力間の交渉では「恩義」というステータスが新たに用意され、それを消費して交渉率を高めることが可能。恩義は「親善」で相手勢力に貢物を送ったり、捕虜返還など相手の「要求」に応えたりすることで蓄積され、「同盟」や「要請」、「停戦」などの交渉を申し込む際に使用できる。どこで恩義をためて、どの局面で使うかに、プレイヤーの外交センスが問われるだろう。
<外交で行なえる7種類の交渉>
親善:使者を送って君主同士の親近感を高める。貢物を要求されることがあり、受諾すると恩義を得られる。
要求:金、兵糧、捕虜返還を要求する。
同盟:相手勢力と同盟を結ぶ。
破棄:勢力との同盟、停戦を破棄する。
要請:同盟中の勢力に、都市の攻撃や防衛を要請する。
停戦:相手勢力と停戦を結ぶ。
勧告:劣勢の相手勢力に降伏勧告をする。
【関係を深めた武将に「師事」して能力をアップ】
「師事」コマンドではNPC武将に教えを請い、武将の能力を上げたり、新たな「特技」や「戦法」を修得したりできる。師事が行なえるのは、プレイヤー武将がNPC武将の任務を手伝ったり、名品を贈与したりすることで、NPC武将が感謝・好感・魅了・畏敬といった感情を持ったときだ。師事を行なえる武将がいるかどうかや、どの特技を教えてもらえるかは相関図でいつでも確認できる。親近感が高い相手は、師事したときにより大きな効果が得られるのも覚えておこう。
<NPC武将の感情例>
感謝:任務を手助けされたNPC武将が、恩返しをしたいと思っている状態。
好感:酒や書物など、好みの名品を贈与されたことで、NPC武将が好意を抱いている状態。
魅了:NPC武将が一時的に憧れを抱いている状態。
プレイヤー武将の行動に合致した価値観を持つNPC武将が魅了状態になる。
畏敬:プレイヤー武将の存在感が一定以上の時、存在感が小さい、または、
プレイヤー武将が一定以上の実績があり、かつ、その実績に対応する価値観を持つNPC武将が畏敬状態になる。
NPC武将がプレイヤー武将の噂を聞いて恐れを抱いた状態。
【各種の計略や旗揚の際にも相関図が役立つ!】
君主に対する反感をあおり武将の忠誠を下げる「籠絡」や、敵対勢力の武将に寝返り工作を行なう「作敵」など、各種計略の効果も相関図である程度確認できる。堅牢な都市にこもった相手を攻略する際は、こうした計略を積極的にしかけて、登用や作敵で有力な武将を自分の勢力に引き入れるのも効果的だ。
新勢力を立ち上げる「旗揚」や、所属勢力に対して「反乱」を行なう際には、親近感の高い武将や絆を結んだ武将たちがプレイヤー武将に呼応し、配下武将となってくれる場合がある。自ら勢力を興そうとするときは相関図で周囲の武将との関係をチェックし、行動の指針にするといいだろう。
■状況によって変化する名将たちのビジュアルを紹介!
『三國志13』では内政と戦闘時でビジュアルが変化する武将が多数存在するが、さらに特定の武将は年齢や地位に応じてもビジュアルが変化することが明らかになった。今回紹介している中で、劉備は桃園の誓いを結んだ青年期、旗揚以降の通常時、50歳以降の老齢期、蜀皇帝への即位時と内政時ビジュアルが状況に合わせて変化する。
◆劉備(青年期)/(通常)
(老齢期)/(皇帝即位時)
◆呂蒙(戦闘)/呂蒙(内政)
◆姜維(戦闘)/姜維(内政)
◆鄧艾(戦闘)/鄧艾(内政)
◆李典(戦闘)/李典(内政)
◆賈詡/魯粛
劉備以外にも、丞相就任時の董卓や都督になった周瑜など、特定の官爵や身分に就任することで姿の変わる武将が数多く存在する模様。三国志演義などのエピソードを調べつつプレイし、姿が変わりそうな武将をチェックするのもゲームの楽しみの1つになりそうだ。
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三國志13
・発売元:コーエーテクモゲームス
・フォーマット:PlayStation®4/PlayStation®3
・ジャンル:歴史シミュレーション
・発売日:2015年12月10日(木)予定
・希望小売価格
通常版 パッケージ版 販売価格:8,800円+税/ダウンロード版 販売価格:7,619円+税
限定版 30周年記念 TREASURE BOX 販売価格:13,800円+税
川本喜八郎モデルオリジナル諸葛亮人形(1/3サイズ)同梱の『GAMECITY限定セット』販売価格:68,800円+税
・CERO:審査予定
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※画面写真はすべて開発中のものです。
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