『New みんなのGOLF』は、プレイヤーがそれぞれ自分のキャラクターをつくってオープンフィールドのリゾート地に飛び込み、自分なりのゴルフ生活を満喫できる新しいタイプのゴルフゲーム。「SCEJA Press Conference 2015」での発表以来、「みんGOLファー」のみならず、ユーザーからの期待と注目を集めている。
9月18日(金)に行なわれた本作のメディアセッションには、プレゼンターとしてSCE JAPANスタジオのシニアプロデューサー長井伸樹氏と、プロデューサーの小番(こつがい)芳範氏が登壇。長井氏は本作のコンセプトをはじめとするゲームの概要を紹介し、小番氏は実機プレイを交えてゲームについての詳細を語った。
左からプロデューサーの小番芳範氏と、シニアプロデューサーの長井伸樹氏。
■コンセプトは原点回帰! ゴルフを知らない人でも楽しめる!!
現在は6作目までナンバリングタイトルが登場している「みんなのGOLF」(以下「みんGOL」)シリーズ。本作はなぜ”7″ではなく”New”なのか。それは、本作がシリーズ最大の変化を遂げているからだと、長井氏は切り出した。
メインコンセプトは”原点回帰”。ポップでカジュアルなゴルフゲームとして幅広い層の支持を獲得した初代『みんなのGOLF』のように、ライトユーザーはもちろん、例えゴルフを知らない人でも楽しめるゴルフゲームを目指しているそうだ。
ゴルフをはじめ、RPG要素、オープンフィールド、オンラインマルチ、そしてサービスを融合。”今の時代にあわせた新しい「みんGOL」”をつくる要素として、長井氏は3つのポイントを挙げた。
◆ポイント1
世界中の人たちが行き交うオープンフィールドでのゴルフ
本作ではプレイヤーは自分の分身となるマイキャラを作成し、ゴルフコースやさまざまな施設が設置された広大なオープンフィールド「みんGOLアイランド」へ降り立つとのこと。自分以外にも、島内にはネットワークを通じて集まった、さまざまなプレイヤーが存在すると長井氏は語った。従来の「みんGOL」シリーズのように、参加したいプレイヤーがロビーなどに集まってゴルフコースへ出発するのではなく、プレイヤーは挑戦したいコースへ自らの足で移動し、そこで出会ったプレイヤーたちと自由にゴルフを楽しめるそうだ。
◆ポイント2
自分なりに描ける”みんGOLファー人生”
「みんGOLアイランド」には、チャレンジ大会や全国大会へ参加したり、ライバルと勝負をしたりといった、従来の「みんGOL」に近い”ゴルフアスリート的な楽しみ”は、もちろん収録。そのうえで、釣りやカート、ボール拾い、ファッションやギアのコレクション、そして他のプレイヤーとのコミュニケーションなど、ゴルフだけにとどまらない”エンジョイゴルフ的な楽しみ”も用意しているとのこと。この「みんGOLアイランド」でどんな”みんGOLファー人生”を送るかは、プレイヤーの自由だそうだ。
◆ポイント3
オンラインサービスによって広がり続ける世界
長井氏によると、オンラインアップデートによって、ゴルフコースやルールの追加を予定しているとのこと。ゴルフゲームとしての幅が広がるのはもちろん、ゴルフ以外の遊びもアップデートで充実させ、「みんGOLアイランド」での暮らしをより楽しめるようにしていくそうだ。
また、長井氏は本作におけるプレイヤーの成長要素として、ボールを打てば打つほどマイキャラのパラメーターがアップしていくことを明らかにした。例えばボールをピン側に寄せればコントロールがアップし、遠くに飛ばせばパワーがアップ。コツコツとマイキャラを強化する、”一打の重み”も重視しているという。
■実機プレイによる解説と質疑応答で見えてきた『New みんなのGOLF』
実機プレイによるゲーム解説では、小番氏が自分そっくりのマイキャラを操作し、「みんGOLアイランド」を探索。この実機プレイでは、ほかの場所からネットワークを通じて参加しているプレイヤーもいた。小番氏がカートで移動していると、ほかのプレイヤーがバーディを達成したとのアナウンスが挿入される一幕も。それぞれのプレイヤーが思い思いの場所で、”みんGOLファー人生”を満喫している様子が確認できた。
小番氏のマイキャラがティーグラウンドに入ると、先にティーショットを行なっていたプレイヤーに続いて、即座に小番氏のマイキャラがスイングの態勢に。ゴルフコースへ行くために複雑な手続きの必要もなく、途中で抜けるのも自由だそうだ。ほかのプレイヤーと一緒にコースを回ってもいいし、ひとりで後からついていくことも可能。うまい人と一緒だと気後れしてしまうという人も、気楽にゴルフを楽しんでほしいとのことだ。
セッションの最後に行なわれた質疑応答では、ゲームの内容に深く踏み込んださまざまな質問が寄せられ、長井氏と小番氏が回答。ひとつのゴルフコースへ同時に参加できる人数や、他のプレイヤーの存在によるゴルフプレイへの干渉などについての言及もあった。
現在は64人までひとつのコースに同時参加可能だが、それはあくまで技術的な部分としての最大人数とのこと。パフォーマンスなどを考慮し、同時に参加できる人数はこれから詰めていくそうだ。多くの人が参加する大会などでは、適切なルールを定めてスムーズに進行させていきたいと語られた。
また、他のプレイヤーの当たり判定によってグリーンなどでパットが邪魔される、といったことはないそうだ。プレイ中のゴルフコースへカートで突入することについても、進入禁止エリアを設けることでの対処を検討中とのこと。ただし、進入禁止エリアが多いと乗り物で移動する楽しみもなくなってしまうので、そのあたりについてのバランス調整は慎重に行なわれる。
たくさんのプレイヤーの存在に加えて、動物キャラクターの登場も予定されており、それらによって生じる”カオスな空間”をどう整地していくかというルールづくりを、現在は行なっているそうだ。ワールドワイドな展開も予定しており、定型文を選ぶことによって、他の国のプレイヤーとのコミュニケーションがとれるような機能も予定されている。
オフラインプレイでもオンラインプレイと同様に、「みんGOLアイランド」を散策できるとのこと。本作はゴルフゲームとしても『みんなのGOLF 6』と同等のボリュームを収録しており、成長要素はもちろん、ゴルフ以外の釣りといった遊び要素も楽しむことができるそうだ。ただし、オフラインだとほかのプレイヤーがいないため、広い空間を寂しく感じてしまうかもしれない。また、本作ではイベントや大会、コラボレーションといったオンラインサービスにも力を入れていくとのこと。スカイダイビングといった新たな遊びの追加も予定しており、オンラインならではの要素が多いようだ。
PS4®にプラットフォームを移したことによるマシンパワーの向上については、さまざまな恩恵と発見があったそうだ。過去のシリーズでは多数のギャラリーと他のプレイヤーを表示させようとすると処理が追いつかない場面があったそうだが、PS4®ではそれが容易にできるとのこと。見栄えをよくできるうえに盛り上がっている雰囲気を出せるため、大きな違いが感じられると語った。
また、マシンパワーの向上により、9ホールを同時に存在させられるようになったことも、ゲーム性に影響を与えているそうだ。過去のシリーズではマシンパワーの問題で同じゴルフコース内でもホールを同時に表示できず、O.B.だったときにアンプレイアブルを宣言せざるを得なかった場所からでも、普通にボールを打てるらしい。隣のホールにボールをわざと打ちこみ、そこからショートカットできるシチュエーションもあるそうだ。
長井氏は、オープンフィールドとなった本作のマップには、ホール以外の場所にもいろいろな要素を詰め込むことができ、広さを活かした遊びができるようになったのは大きなポイントだと語った。
最後に、小番氏は「シリーズに携わって長くなりましたが、本作はこれまでのタイトルの中でも、みんGOLシリーズを大きく変えようとしており、その意思をはっきりと表していることが、一番伝わってほしい。変化を期待してプレイしていただいた人を裏切らないと思うので、ぜひ手に取っていただけるとありがたいです」と語った。
長井氏は「小番をはじめとする開発スタッフからは、ここまでゴルフゲームとして完成してきたみんGOLシリーズを変化させ、次の次元に行きたいんだという想いを感じています。従来のファンのみなさんはもちろん、新しいユーザーも取り込みたいと思っているので、新しくなった『New みんなのGOLF』を多くの人に楽しんでいただきたいです」と言葉を結び、セッションを締めくくった。
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©Sony Computer Entertainment Inc.
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