ウメハラ選手や小川選手たちの"闘神激突"決勝大会へかける意気込みとは? "闘神"インタビュー第2弾を公開!

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ウメハラ選手や小川選手たちの"闘神激突"決勝大会へかける意気込みとは? "闘神"インタビュー第2弾を公開!

■”闘神”インタビュー第2弾!
 副将戦と大将戦で争う4名の”闘神”が胸の内を明かす

8月22日(土)に決勝が行なわれる、PlayStation®4用ソフトウェア『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』の公式大会”闘神激突”。「ギルティギア王者軍」と「プロゲーマー連合軍」それぞれ10名の選手が、プライドを賭けて激突します。昨日8月18日(火)の記事では、全参加選手と対戦カードを公開! さらに、BATTLE 7とBATTLE 8で死闘を繰り広げる”闘神”たちへのインタビューをお届けしました。

本日は昨日に続いて、BATTLE 9で対戦するFAB選手とsako選手、そして”闘神激突”を締めくくるBATTLE 10で雌雄を決する小川選手とウメハラ選手のインタビューをお届けします!

“闘神”インタビュー第1弾はこちら

<”闘神激突”決勝大会 対戦カード>

【BATTLE 9】ギルティギア王者軍:FAB選手インタビュー

「GUILTY GEAR」シリーズは自分の原点! ポチョムキンとともに歩んだゲーム人生

──まずは、使用キャラクターを教えてください。

FAB:パワータイプのポチョムキンです。私はパワーのあるキャラのほうが、プレイヤーが強くなればなるだけ強くなると考えているんですよ。防御はプレイヤーの頑張り次第でなんとかなりますが、キャラのパワー自体はプレイヤーが頑張っても上がらないので。まあ、実際はポチョムキンよりもパワーがあるキャラがいたりするのですが(笑)。

──確かにパワータイプのキャラはほかにもいますが、それでもポチョムキンにこだわる理由とは?

FAB:パワータイプのキャラでも、中にはパワーとは名ばかりみたいな感じのキャラもいるんです。身体は細いけどパワーはある、みたいな。でも私は、それはなんかちょっと違うな……といった感覚なんですよね。長いことポチョムキンを使っていた弊害でもあるんですが、やはりパワータイプといったら、筋肉がしっかりあってゴツイキャラ、みたいな。あと、私は投げ技が好きで、ポチョムキンはその投げ技が強いキャラなんです。気に入った技を使いたいと考えると、ポチョムキン以外はなかなか使えないんですよ。

──「GUILTY GEAR」シリーズに触れたのはいつからですか?

FAB:PlayStation®で発売された初代『GUILTY GEAR』からで、それ以降に登場したアーケード版もずっとプレイしています。私が格闘ゲームを本格的にやりだしたのはそのころなので、「GUILTY GEAR」シリーズとともに歩んできたゲーム人生といった感じです(笑)。

──まさにFAB選手の原点ともいえる、「GUILTY GEAR」シリーズの魅力を教えてください。

FAB:高い自由度とそれを損なわない競技性を併せ持ち、そのうえで魅力的なキャラが動いてくれるところですね。その3つが高い次元で融合し、ものすごくカッコいいゲームになっている印象です。

──シリーズ初心者に向けて、上達するためのコツはありますか?

FAB:その人の目標によって変わってくるとは思いますが、単純に強くなりたいということであれば、最初は攻撃から覚えるといいと思います。特にセットプレイと呼ばれる、ダウンさせた相手の起き上がりを攻める方法や、自分の攻撃が当たったときやガードされたときのコンボや連携などを覚えると、勝率が一気に上がると思います。その次に、相手から攻められたときの対処方法を覚えると。

──ポチョムキンは巷では弱いと言われていることもあり、そのキャラで活躍するFAB選手はポチョムキン使いの憧れの的かと思います。そこで、ゲーム全体ではなく、ポチョムキンに限定した上達のコツも教えていただけないでしょうか。

FAB:最初は必殺技を出せるだけでいいと思います。ポチョムキンの必殺技はどれもダメージが大きいので、まずはそこからですね。その次は攻め込まれたときのガード方法という形になりますが、どうしても攻められる場面が多いキャラですので、防御をちょっと重視して練習したほうがいいかもしれません。

──「GUILTY GEAR」シリーズには、相手の攻撃に合わせてタイミングよくガードすると、通常のガードよりも有利になる直前ガード」というシステムがあります。FAB選手は特にそれがうまいプレイヤーとして評判ですが、この「直前ガード」を成功させるコツはありますか?

FAB:相手の攻撃パターンを覚えることが重要ですね。経験と練習により、相手がこのタイミングで攻撃してくる、連携で固めてくる、というのがわかるようになるので、まずはそれを覚える。家庭用だとトレーニングモードで練習できます。それを繰り返していくと、自然に身に付いていくんですよ。「このキャラが相手の時は、このテンポでガード」といった感じで覚えると、タイミングを少しずらされても応用が利きます。

◆勝利は大前提! そのうえで観客を魅せる戦いを心がけたい

──それでは、”闘神激突”への意気込みをお願いします。

FAB:もちろんチームとして勝利は大前提なのですが、ただ勝つのではなく、魅せる戦いをしたいと思っています。私のプレイスタイルはどうしても防御が中心になるので、的確に相手の攻撃をガードして反撃し、そこから流れを一気に変える、といったことを見せることができればベストだと思います。

──”闘神激突”へ向けての練習時間や、練習内容を教えてください。

FAB:ゲームセンターに行くとだいたい閉店までいるので、5時間くらいですね。ただし、それは対戦の練習というか遊びの延長という側面もあります。家でのしっかりとした練習という話になると、だいたい30分から1時間ですかね。ゲームセンターへ行くと、なかなか時間を取れないので。

──自宅でトレーニングモードによる練習よりも、ゲームセンターへ通って実戦形式で腕を磨く、という感じですか?

FAB:現在はそれがメインですね。例えば、ゲームが登場して間もない時期だと、家での練習がメインになることもあります。そういった試行錯誤の期間みたいなものはあるのですが、それはもう過ぎていますね。今は実戦で勘を磨くという感じになっています。

◆片手間で勝てるほど「GUILTY GEAR」は甘くない!

──”闘神激突”出場選手の中で、注目しているプレイヤーはいますか?

FAB:やはりウメハラ選手がどれだけ仕上げてくるかは気になりますよね。また、ナゲ選手とオンライン予選を勝ちあがった中村選手は、キャラの持ち味を前面に押し出してくるプレイヤーなので、それが大会でどう爆発するかな、と注目しています。

──相手チームとなる「プロゲーマー連合軍」へメッセージをお願いします。

FAB:実際のプロゲーマーの方々については、「片手間で勝てるほど「GUILTY GEAR」は甘くないぞ」と(笑)。予選を勝ち抜いて「プロゲーマー連合軍」に入った方々には、「敵になるなら容赦しない」といった感じです。まあ、基本的に敵となる人が「プロゲーマー連合軍」にエントリーしている気がするので、今さらかな? という気もしますが(笑)。

──それでは最後に、PS.Blogの読者へ向けてひと言いただけますか。

FAB:「GUILTY GEAR」シリーズは見ているだけでも派手で面白いと思うので、まずはそこから興味を持ってほしいですね。そこからさらに動画をあさってみたり、そして実際に触れてみたりして興味の幅を広げてもらい、最終的に「GUILTY GEAR」の輪が広がってくれると嬉しいです。

<プロフィール>

FAB
「GUILTY GEAR」シリーズにおける、公式全国大会出場の最多記録を持つポチョムキン使い。圧倒的な練習量に基づく巧みな防御や、精密かつ正確に繰り出される高難度のコンボと粘り強い勝負強さが武器。赤いカラーのポチョムキンを好んで使うが、得意とする「直前ガード」が成功するとキャラが一瞬白く光り、それを連発させるガード能力の高さから、「白いポチョムキン」と称される。先日ドイツで行なわれたイベント「FFM Rumble #8」では、海外勢を全勝で一蹴した。

【BATTLE 9】プロゲーマー連合軍:sako選手インタビュー

◆対戦動画で見たザトー=ONE使いにあこがれて

──まずは、使用キャラクターを教えてください。

sako:ザトー=ONEです。使い始めたのは『GUILTY GEAR XX #RELOAD』時代に通っていたゲームセンターで見た、対戦動画がきっかけですね。その動画にめちゃくちゃ強いザトー=ONE(※当時のキャラ名はエディ)使いがいて、対戦相手をボコボコにしていたんですよ。ザトー=ONEは本体と分身を同時に操作して戦うキャラなんですが、その戦い方がとても綺麗で衝撃的でした。こんなのに誰が勝てるの? と思い、こんな風に戦えたら絶対面白いやん! ということで、ザトー=ONEを使い始めました。

──「GUILTY GEAR」シリーズに触れたのもそのころですか?

sako:いえ、シリーズ自体は、PlayStation®で発売された初代『GUILTY GEAR』からプレイしていました。

──ただし、プロゲーマーとしての活動もあり、今年までは「GUILTY GEAR」シリーズからは少し遠ざかっていたという感じでしょうか?

sako:そうです。ゲームセンターに『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』が登場したときは興味があったんですが、なかなか時間が取れなくて……。でも、家庭用が発売されてからはプレイし始め、大会にも参加しました。

──現在は「ストリートファイター」シリーズがメインのsako選手ですが、「GUILTY GEAR」シリーズの魅力はどこにあると思われますか?

sako:最近の格闘ゲームって、連続技のダメージが減ってしまったり、コンボが長すぎてつまらなかったりするものもあるんですよ。ですが、「GUILTY GEAR」は連続技のダメージが大きく、コンボもそこまで長くなくて、爽快感がある。連続技を決めるだけで気持ちいいし、新しい連続技を発見したらやりたくなる魅力があります。あと、ロマンキャンセルのおかげで自由度が高いのも面白いですよね。駆け引きに対して、無限の答えがあります。

──初心者に向けて、シリーズから少し離れていたsako選手ならではの上達のコツはありますか?

sako:連続技の爽快感を味わうところからスタートするのもいいですし、駆け引きも面白いですからね。最初は勝てないかもしれませんが、強い人も神様ではなく人間なので、弱点は絶対にあるんですよ。自分に足りないものは何か、ということを考えてプレイするのが格闘ゲームの醍醐味なので、その辺りを味わってもらえるといいかなと思います。

◆ひと筋縄ではいかないが、それでも勝つ!

──それでは、”闘神激突”への意気込みをお願いします。

sako:ぶっちゃけると「ギルティギア王者軍」のメンバーが鬼畜すぎるので、ひと筋縄では勝てないと思っています。ただし、勝つつもりではいます。

──”闘神激突”へ向けての練習時間や、練習内容を教えてください。

sako:ほかの仕事もあるんですが、それでも最低3時間はやっています。休日ですと、ほぼ朝から晩まで練習していますね。10時間以上やるときもあります。

──やはり対戦に割く時間のほうが多いですか?

sako:そうですね。内容は8割くらいがオンライン対戦で、残りがトレーニングモードといった感じです。ただし、対戦中でも負けが込んでくるとすぐにトレーニングモードへ移行して、その理由を調べるといったことはあります。

◆ただ、全力でやりにいきます!

──”闘神激突”出場選手の中で、注目しているプレイヤーはいますか?

sako:もちろん「ギルティギア王者軍」の小川選手です。尊敬するプレイヤーのひとりですね。同じザトー=ONE使いということもありますし。

──”闘神激突”での対戦相手となる、FAB選手へメッセージをお願いします。

sako:FAB選手は昔から名の知れたポチョムキン使いで、職人と言われるプレイヤーなんですよ。オンライン対戦でもポチョムキン使いはけっこういますが、FAB選手ほどの猛者はいない。その人に対してどこまで戦えるのか? という気持ちはあります。でも、ただでは負けるつもりはないですし、勝つつもりでいますよ。

──相手チームとなる「ギルティギア王者軍」へメッセージをお願いします。

sako:全力でやりにいきます(笑)。

──それでは最後に、PS.Blogの読者へ向けてひと言いただけますか。

sako:実は「GUILTY GEAR」シリーズは、格闘ゲーム初心者でもとっつきやすいんです。チュートリアルモードやミッションモードといった、初心者講座みたいなシステムがしっかりしていますし、解説もわかりやすくて、なおかつ飽きさせないものが多い。初心者でも楽しめると思うので、ぜひ遊んでみてください。

<プロフィール>

sako
関西の雄として格闘ゲーム界に名を轟かせるプロゲーマー。極めて攻撃的なプレイスタイルから「最強の矛」との異名を持つ。公式世界大会「Capcom Cup 2013」の『スーパーストリートファイターIV アーケードエディションVer.2012』部門を制し、公式世界王者に君臨したことも。今年の2月にフランスで開催された「Cannes Winter Clash」では、『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』の個人戦部門で優勝を果たしている。

【BATTLE 10】ギルティギア王者軍:小川選手インタビュー

◆とことんやり込めるボリュームが「GUILTY GEAR」シリーズの魅力

──まずは、使用キャラクターを教えてください。

小川:昔からずっと使っている、ザトー=ONEというキャラです。デザインも気に入っていますが、独自のシステムによる独自の強さを持ったキャラなんですよ。それが自分のプレイスタイルに、とても合っているんです。

──ほかのキャラクターへ浮気しそうになったことはありますか?

小川:『GUILTY GEAR XX SLASH』のときにカイを使っていたことがありましたが、すぐに飽きちゃったんです(笑)。やはりザトー=ONEのほうが面白くて、戻しました。あとは『GUILTY GEAR XX Λ CORE』の時代に、サブキャラとしてポチョムキンを触っていたことがあるくらいですね。ザトー=ONEはエディという名前に変わったこともありましたが、「GUILTY GEAR」シリーズでは、ほとんどこのキャラを使っています。

──「GUILTY GEAR」シリーズに触れたのはいつからですか?

小川:初のアーケード版として2000年に登場した『GUILTY GEAR X』からです。ザトー=ONEとはそれからの付き合いですね。

──「GUILTY GEAR」シリーズの魅力を教えてください。

小川:やはり、立ち回りにおける自由度の高さです。連続技の研究はもちろん、『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』で加わった新要素によって増えた読み合いの場面での対策など、やれることが多い。少しプレイしただけでは埋まらないボリュームがあり、しかもそれが飽きない調整をされているところが好きです。

──シリーズ初心者に向けて、上達するためのコツはありますか?

小川:家庭用版であれば、ミッションモードやチャレンジモードなどをプレイすると、システムの理解が早いと思います。また、東京・高田馬場のゲームセンター「ミカド」さんが初心者向けの動画をアップしているので、わからないところがあればそういった動画を見るのもいいですね。あとは、強い人の考え方を聞いたり、対戦動画を見てうまい人の真似をしてみたりするだけでも、立ち回り方がわかってくると思います。

◆「プロゲーマー連合軍」を倒して「GUILTY GEAR」の面白さを伝えたい!

──それでは、”闘神激突”への意気込みをお願いします。

小川:大きな大会に抜擢されたということもあり、「プロゲーマー連合軍」をブッ潰そう! と、仲間たちと意気投合しています。ただそれだけではなく、「GUILTY GEAR」のゲームとしての面白さも、見ている人たちに伝えたいと思っています。

──面白さを伝えるというポイントは、普段から意識されているのですか?

小川:普段から勝ち負けにこだわる環境でプレイしているので、やはり強さを磨くことを重視してはいますね。もちろん、楽しんでプレイすることが一番大切ですが(笑)。

──”闘神激突”へ向けての練習時間や、練習内容を教えてください。

小川:自宅での練習の場合は、仕事から帰宅したら少し休んで、それから3、4時間くらいですね。ただし、現在はゲームセンターで対戦する場合のほうが多いです。やはり対戦をしないと感覚が鈍ってしまいますし。自宅でトレーニングモードでの練習は、あらかじめ決めておいた命題をこなしていくといった感じです。

──やはり対戦はオンラインよりも実際にゲームセンターへ足を運ぶことが多い?

小川:自分はゲーセン派ですね。オンライン対戦も、知らない人といつでも距離に関係なく対戦できるのは魅力ですが、やはり自分はゲーセンっ子だったもので(笑)。

◆日々の努力でプロゲーマーとの差を埋める

──”闘神激突”出場選手の中で、注目しているプレイヤーはいますか?

小川:知っている人や実際に対戦したことのある人が多いので、私にとっての未知の強豪、オンライン対戦最強と噂される竹原選手が気になります。また、同じザトー=ONE使いとして、「プロゲーマー連合軍」のsako選手の試合は興味があります。彼は私が気づいていない部分の発見が早いですし、どういう動きをするのか気になりますね。

──同じザトー=ONE使いとしての対抗心はありますか?

小川:“浮遊”や”分身”といったザトー=ONE独自のシステムを絡めた戦い方に関しては、私が抜きんでていると自負しています。あと、私は攻撃だけでなくガードに関して努力している部分もあるので。

──”闘神激突”での対戦相手となる、ウメハラ選手へメッセージをお願いします。

小川:ウメハラさんは世界的な人気を誇るプロゲーマーですが、やはり「GUILTY GEAR」では自分のほうが上だと思っています。

──相手チームとなる「プロゲーマー連合軍」へメッセージをお願いします。

小川:私はプロゲーマーの人たちと比べたらそんなにレベルが高いわけではないでしょうが、それを日々の研鑽で埋められるということを証明できればと思っています。

──それでは最後に、PS.Blogの読者へ向けてひと言いただけますか。

小川:最初はガチャガチャとプレイするだけでもいいので、まずは「GUILTY GEAR」に触れてみてほしい。家庭用だとストーリーモードがとてもよくできているので、格闘ゲームはよくわからないという人も、ストーリーモードは楽しめると思います。それでもし気に入ったなら、練習するためのモードも充実しているので、ちょっとずつプレイしていただければと。対戦したくなったらオンライン対戦もできますしね。

<プロフィール>

小川
過去のシリーズにおける大会で幾度となく優勝を飾った、「GUILTY GEAR」最強プレイヤーと目される人物。相手が誰であろうと、そしてキャラが何であろうとお構いなしに蹂躙していく暴力的なまでのプレイスタイルは、果てしないやり込みによって実現したもので、努力家としても知られている。

【BATTLE 10】プロゲーマー連合軍:ウメハラ選手インタビュー

◆11年ぶりに自分を迎えてくれた「GUILTY GEAR」シリーズの魅力

──まずは、使用キャラクターを教えてください。

ウメハラ:ソルですね。少し離れていたゲームの大会への参加なので、開催までの練習期間を考えると、もともと使っていたキャラクター以外は考えられない。そのため、過去のシリーズで使用していたソルでの参加を決めました。

──久しぶりに触ったソルというキャラクターはいかがでしたか?

ウメハラ:思っていたよりは動かしやすいというか、かつてプレイしていたときの感覚で操作できたので、そこは助かっていますね。新しい必殺技も見たままのわかりやすい性能なので、変につまずくこともありませんでした。

──「GUILTY GEAR」シリーズをプレイするのは11年ぶりとのことですが、離れていたことであらためてわかった、本シリーズの魅力を教えてください。

ウメハラ:「GUILTY GEAR」シリーズには、大好きなシステムがあります。特殊なアクションを行なうために必要な「テンションゲージ」というもので、消極的な戦いをしていると、このゲージにペナルティが発生するんです。

まず僕は、格闘ゲームに限らず遊びは、興奮しないと駄目だと思っています。お互いにアグレッシブに動き、我を忘れて夢中になって遊ぶことが大切だと思っているんです。でも、格闘ゲームには勝ち負けが存在する以上、勝つために最善な行動を求められる場面が生じる。そのときに、自分からはまったく動かないほうが強い、ということも、当然起こり得るわけです。かつてはそこに格闘ゲームの欠点というか限界を感じていたのですが、「GUILTY GEAR」シリーズでは消極的なプレイに対する否定を、システム的に加えていた。

──いわゆる”待ち”や”逃げ”の否定ですね。

ウメハラ:もちろん、対戦中は受けに回らざるを得ない状況はありますし、あっていい。むしろあるべきなのですが、最初から何もしないほうが強いというのは問題だと思っていたので、「GUILTY GEAR」シリーズはそこが画期的でしたね。ほかの格闘ゲームでもそういったシステムを見かけますが、「GUILTY GEAR」シリーズが元祖です。

──シリーズ初心者に向けて、上達するためのコツはありますか?

ウメハラ:「GUILTY GEAR」シリーズに限ったことではないのですが、格闘ゲームの対戦って、ある程度の知識が必要じゃないですか。本来なら知識がなくても、ガムシャラに遊んでいるだけで面白いというのが理想なんでしょうけど、格闘ゲームで勝つためには知識が必要ですね。そのため、家庭用の格闘ゲームであれば、対戦中でも何かわからないことがあったらトレーニングモードですぐに確認することが大事なのかな、という気はします。自分も実際にそうしていて、この技はどうやって返すんだ? みたいなことはすぐに確認しています。そうすることで効率よく上達できると思います。

◆最近では珍しい「チャレンジャー」としての立場

──それでは、”闘神激突”への意気込みをお願いします。

ウメハラ:まず、今回は久しぶりに触れるゲームの大会ということで、自分にとって不利なところからのスタートとなります。ですが、「GUILTY GEAR」をメインにプレイしている、まちゃぼー選手といういい師匠に恵まれたので、なんとか調整を間に合わせたい。

また、単純にイベントとして考えたときに、そのシリーズをやり込んでいる「ギルティギア王者軍」が勝つのは普通でしょ? みたいな部分はあると思うんですよ。それでは面白みがないので、「よし、それじゃ一発事件を起こしてやろう!」という気持ちを持った人がたくさんいるのは嬉しいですね。とてもやりがいがあります。

──ただ、ウメハラ選手は注目の的ですから、かなりのプレッシャーを感じているのでは?

ウメハラ:正直に言ってしまうと、プレッシャーはゼロなんですよ。先ほどもお話しましたが、今回はどう考えても自分にとって不利な勝負なので(笑)。むしろ絶対に負けられないというプレッシャーが強いのは、「ギルティギア王者軍」じゃないですかね。今回はどちらかというと自分がチャレンジャー側という、普段とは逆の立場なので、むしろちょっと楽しいな、とも思っています。いずれにせよ、やるからには勝つ、という気持ちはありますけどね。

──”闘神激突”へ向けての練習時間や、練習内容を教えてください。

ウメハラ:アメリカで開催された大会「Evolution 2015」が控えていたときはバランスを取っていましたが、多い日は1日に16時間練習していました。

──対戦の練習では、手応えのようなものは感じましたか?

ウメハラ:操作にそれほど違和感がなかったこともあり、思ったより勝負ができていますね。”闘神激突”でも、まったくどうにもならないとは思っていません。

◆チームとしての勝算は高く、自分の試合も「ひょっとしたら?」と思わせたい

──”闘神激突”出場選手の中で、注目しているプレイヤーはいますか?

ウメハラ:現在のプレイヤーに関する知識は全然ないのですが、「ギルティギア王者軍」のFAB選手だけは昔から知っているので、11年前の自分の記憶から彼がどう変わっているのかというのは、興味がありますね。

──相手チームとなる「ギルティギア王者軍」へメッセージをお願いします。

ウメハラ:「プロゲーマー連合軍」にはいいプレイヤーが続々と集まってきているので、油断していると危ないですよ、といったところですかね(笑)。チームとしての勝算はこちらが高いと思っていますし、個人としては不利ですが、試合を期待してくれている人たちに「ひょっとしたら勝つかも?」と思わせたいです。

──それでは最後に、PS.Blogの読者へ向けてひと言いただけますか。

ウメハラ:格闘ゲームをプレイするということは、最初は難しく感じると思います。勝てないとつまらないですし。ですが、自分も久しぶりにチャレンジャーという立場なので、一緒に上達していけたら楽しいですね。これをきっかけに『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』をプレイしてみようかなという人がいたら、ぜひ一緒に遊びましょう!

<プロフィール>

ウメハラ(梅原大吾)
東京を拠点にプロゲーマーとして活躍する、世界的に有名な格闘ゲームの達人。鋭い洞察力で相手の動きを見抜くゲームスタイルは、世界中の格闘ゲーマーに衝撃を与え続ける天性の魅力を持つ。その「神業」で数々の大規模な大会を制し、奇跡的な逆転劇を繰り広げてきたウメハラは、アメリカで開催された「Evolution 2004」で世界にその名を知らしめる。その大会のプレイ映像は今や伝説として格闘ゲーム界で語り継がれ、映像からも確認できる野性味あふれるプレイスタイルから、欧米のゲームユーザーの間では「BEAST」と呼ばれようになった。

■8月22日(土)の決勝大会は東京・六本木のニコファーレで開催!

「ギルティギア王者軍」と「プロゲーマー連合軍」の決戦は、8月22日(土)に東京・六本木のニコファーレにて行われます。メインMCには、お笑い芸人パンサーの菅良太郎さんと向井慧さんの2名を。試合の実況には、オンライン予選はもちろん、さまざまな格闘ゲーム大会の実況でおなじみの神園さん。解説にはアークシステムワークスの関根一利さん。そして「ギルティギア王者軍」応援団長にグラビアアイドルの吉田早希さん、「プロゲーマー連合軍」応援団長にゲーム実況グループ「最終兵器俺達」のコースケさんを起用! 決勝大会を熱く盛り上げてくれることは間違いありません。決勝大会の模様はニコニコ生放送やYouTube Live、Ustreamで生中継しますので、ぜひご覧ください!

『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』のゲーム大会”闘神激突”特設サイトはこちら

◆ゲーム大会”闘神激突”決勝大会概要

大会名
 PlayStation®4 ×『‎GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』
 ギルティギア王者軍 vs プロゲーマー連合軍
 ”闘神激突”

開催日時
 2015年8月22日(土)18:00 ~

大会会場
 ニコファーレ(東京都港区六本木)

出演者
 メインMC:菅良太郎(パンサー)、向井慧(パンサー)
 実況:神園
 解説:関根一利(アークシステムワークス)
 「ギルティギア王者軍」応援団長:吉田早希
 「プロゲーマー連合軍」応援団長:コースケ(最終兵器俺達)
 プレゼンター:盛田厚(SCEJAプレジデント)

対戦カード
※先に掲載した<”闘神激突”決勝大会 対戦カード>をご覧ください。

生中継
 ニコニコ生放送:http://live.nicovideo.jp/watch/lv231608522
 YouTube Live:近日、特設サイトにて公開
 Ustream:近日、特設サイトにて公開

■もうすぐ締め切り!
 ”闘神激突”決勝大会の当日観覧席(立見席)に抽選で25名をご招待!

“闘神激突”決勝大会をニコファーレで観戦できる立見席に、抽選で25名の招待が決定! 観戦をご希望の方は、当日観覧応募専用のTwitterアカウント@toshin-gekitotsu_ouboをフォロー後、ハッシュタグ「#闘神激突応募」を本文内に含めてツイートしてください。応募期間は8月19日(水)の17時までとなります。20名の猛者が繰り広げる激闘を、生で観戦できるこのチャンスをお見逃しなく!

◆”闘神激突”決勝大会:当日観覧席(立見席)応募方法

当日観覧応募専用のTwitterアカウント@toshingekitotsuをフォロー後、
ハッシュタグ「#闘神激突応募」を本文内に含めてツイート。

募集人数
 25名(当選者は1名の同伴が可能。本人含めて最大2名)

応募期間
 
2015年8月18日(火)17:00 ~ 2015年8月19日(水)17:00まで

当選通知
 当アカウントからのDM機能でのご連絡(8月20日(木)夕方を予定)

※メンション等でのご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。


「ギルティギア王者軍」と「プロゲーマー連合軍」が、それぞれのプライドを賭けて行なう勝負の行方やいかに? もちろん、8月22日(土)の決勝大会のレポートもお届けする予定なので、乞うご期待!

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