■企画・ゲームデザイン・シナリオは『俺の屍を越えてゆけ』の桝田省治氏。コンセプトは「終わりから始まるRPG」
企画・ゲームデザイン・シナリオは『俺の屍を越えてゆけ』など、独自のゲーム性を盛り込んだ作品で知られる桝田省治氏。「勇者が魔王を倒した」という、従来のRPGなら「ゲームクリアの時点」から始まるという未知のゲーム体験は、本作ならではのものだろう。
音楽には伊藤賢治氏、キャラクターデザインにはクロサワテツ氏といった豪華クリエイター陣が参加し、PlayStation®Vitaでブラッシュアップ移植される『勇者死す。』。「RPGなのに成長しない!?(むしろ弱くなる)」「勇者があと5日で死んでしまう」といった本作ならではのゲーム性にスポットをあててみよう。
◆自分の「葬式」をゲームの世界で疑似体験!
もしも今自分が死んでしまったら。誰が泣いてくれるのか。そして何人葬式に集まるのか。友人たちはなんと言って自分を送るのか。それを知りたくはないですか?
こわいけど、誰もが少なからず持っているそんな好奇心。現実には生前葬でもしない限り、その断片すらも見ることができない……そんなちょっとした好奇心を、本作では「自分の行動を反映した勇者」という形で満たすことができる。
◆「魔王を倒して、本当に平和になるのか?」といった、RPGファン永遠の謎に答えます!
本作のユニークなところは、いわゆるファンタジー世界を救った勇者がむかえた「エンディング後」の世界を描くことで、RPGファン長年の疑問だった「その後の世界はどうなった?」「滅ぼされた街が復興するとして、そのお金は誰が払うんだ?」「魔王の配下の魔物たちはどうなった?」といったRPGファンなら一度は思った疑問符に、ひとつの答えを提示していること。
「魔王討伐のために手をとりあった異種族は、その後も共存できるのか」なんて話、みなさんは興味ありません?
■STORY&CHARACTER:魔王打倒、から始まる5日間の物語
『勇者死す。』はその名の通り、勇者が死ぬところから物語が始まる。
勇者と魔王の戦いは勇者が魔王と刺し違えることで決着。一度は命を落としてしまった勇者だが……神様の計らいで5日間だけ命をもらい、彼は自分が救った世界を見て回ることになるのだった。
しかし、魔王を倒したことで平穏な世の中が来ると思った世界は、善と悪では割り切れないさまざまな問題に直面し、いまだ混乱の渦中にあったのだった。
しかも勇者の力は余命とともに弱まっていき、最終的には仲間の助けなしには雑魚モンスターにさえ苦戦することになってしまう。
そんな勇者が、限られた5日間という時間で何を見て、何を成そうというのか。魔王亡き世界は、勇者という存在をどう受け入れるのか。
そして約束の5日間が過ぎた後、避けられぬ死が訪れたとき……どのような葬儀が行われ、人々は勇者にどんな言葉を捧げるのだろうか?
勇者
CV:代永翼
「いざとなったら刺し違えてでも魔王ギールは、必ず俺が倒す。だから俺を行かせてくれ!」
自分の命と引き換えに魔王ギールを打ち倒した、本作の主人公。魔王を倒す以前の記憶に欠落があり、とある女性を愛していたという強い思いはあるが、それが誰かを思い出せずにいる。
ユリア
CV:今井麻美
「では、悔いなき5日間を」
一度は命を落とした勇者を、現世へよみがえらせた神様の使いである天使。記憶をなくした勇者のサポートを行い、5日後に死す運命にある勇者を迎えに来る。勇者に自分が救った世界を見て回ることや、忘れてしまった最愛の人を捜すことを薦める。
フローラ
CV:村川梨衣
「せめて、あなたが救ったこの国の各地を巡り、ご自身の偉業をその目で確かめてくださいませ」
やや世間知らずなところもあるが、心優しいこの国の王女。勇者に恋しており、彼が復活した後もアイテムの支援などをしてくれる。しかし、その交換条件として自分との結婚を持ちかけてくる。
魔王ギール
CV:最上嗣生
「ならば、勇者よ。ともに地獄に堕ちようぞ!!」
破壊の限りを尽くし、勇者の命と引き換えに倒された魔王。死してなおその影響力はすさまじく、破壊された街や人々の心に大きな爪痕を残している一方で、魔王の復活を望む者もいるとか……。
■「やり残したことはありますか?」
これが『勇者死す。』の主なゲームの流れ!
限られた5日間で何を成すのか? 本作はそんな特異なゲーム性を実現するため、通常のRPGとは一線を画したシステムを搭載している。もしもやり残したことがあったら……また最初の1日目からやり直すことができる!
勇者が自らの命と引き換えに魔王を討伐。ここが『勇者死す。』のゲームの始まり!
余命が減るにつれ、次第に弱まっていく勇者の力。魔王討伐の時点を頂点に、どんどん相対的に敵が強くなっていく!?
6日目に再びやってくる、逃れられない死。勇者の葬儀にはさまざまな人が参列し、別れの言葉を告げていく。
◆日に日に弱まる勇者の力
初期ステータスはレベルマックスでステータスもカンストという勇者だが、余命が減るごとに弱体化するところがユニークな本作。あまり無茶をしすぎると最大HPが1になってしまうこともあり、仲間の助けなしには最弱のモンスターすら討伐できなくなってしまう。
ゲーム開始時のステータスMAX状態。
最終的に、ちからも素早さも賢さも1に……。覚えていた魔法も忘れていき、重い防具も装備できなくなってしまう。装備品の欄に注目。
◆避けられない死と勇者の葬式について
勇者の命はあくまで借り物の5日間のみ。6日目の死を避ける方法は本作には存在せず、のちに葬式が執り行われる。この葬式はプレイヤーに対する評価でもあり、5日間の行動によりその内容が変化する。どんな人と出会ったか、どんな偉業を果たしたか……シナリオの進行具合によって、評価もさまざま。死後、ある人に愛をささやかれることもあれば、終わり方によっては真逆の対応をされてしまうこともあるわけだ。
さまざまな問題を抱えた「魔王討伐後」の世界。どこへ向かうも、プレイヤーの自由
◆繰り返される5日間。以前はできなかったことに挑戦してみる? それとも……
たとえ一度の葬式が終わっても、本作の冒険はまだまだ終わらない。ゲームは何度でもプレイし直すことができるため、以前の5日間ではできなかった課題に挑戦したり、出会えなかった人に会いに行ったり、訪れていない場所に行くことで、新たな発見があったりする。
試行錯誤を繰り返すうち、断片的な情報から物語の「全体像」もきっと見えてくる!?
■グラフィックのリファインだけじゃない!
PlayStation®Vita版『勇者死す。』の新要素
◆全ヒロインに新シナリオをプラス。さらに新規ヒロインも2人追加!
桝田省治氏書き下ろしの追加シナリオにより、物語はケータイアプリ版の約2倍のボリュームに。これによってより複雑な分岐も発生し、プレイしごたえのある内容となった。
◆楽曲などサウンド面もパワーアップ。新規BGMの追加もあり!
PlayStation®Vitaの性能を活かし、ケータイアプリ版よりも多彩で美しい楽曲を実現。伊藤賢治氏による新規楽曲も追加される。
また、メインキャラクターにボイスが実装されるのも大きなポイントの一つ。公開されたキャラクター以外の出演者には五十嵐裕美さん、加隈亜衣さん、松井恵理子さん、行成とあさん、福圓美里さん、藤田咲さん、高垣彩陽さん、後藤ヒロキさん、拝真之介さんなど、豪華キャストが名を連ねている。
■予約特典は本編のサウンドセレクション!
本作の予約者には『勇者死す。』のゲーム内BGMを厳選し、収録した「『勇者死す。』サウンドセレクション」がプレゼントされる。収録楽曲については、後日公開される予定なので公式ホームページをチェックしよう。
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勇者死す。
発売元:日本一ソフトウェア
ジャンル:RPG
フォーマット:PlayStation®Vita
発売日:2016年2月25日(木)発売予定
パッケージ版メーカー希望小売価格 5,980円+税/ダウンロード版販売価格 5,143円(税込)
CERO:審査予定
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