PSブログ読者の皆さま、こんにちは。
カージナルスの強い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
メジャーリーグのオールスター戦まであと10日を切り、いよいよ夏らしくなってきましたね。
「そうだねえ」とうなずくMLBファンの方から、「日本語でしゃべってくれ……?」ととまどう方まで、はじめまして。
SCE JAPANスタジオの『MLB 15 THE SHOW(英語版)』 担当の”イッシー”こと石立です。
このたびは『MLB 15 THE SHOW(英語版)』の魅力を皆さまに伝えさせていただくべく、プレイレポートを書かせていただくことになりました。
4月9日の発売以来、そこそこ多くの方々にお楽しみいただいている『MLB 15 THE SHOW(英語版)』ですが、オンラインマニュアルやニコ生では各モードの詳細までお伝えできていませんでした。
そこで、このブログではプレイレポートを通して、「MLB THE SHOW」シリーズ初心者の方でも各モードをたっぷり楽しんでいただけるよう、各モードの遊び方や、簡単なコツをお伝えしていきたいと思います。
本作にまったく興味がないアナタも、「野球ゲームはやるけど、MLBはよくわかんない」というアナタも、このプレイレポートを通して本作の魅力の片鱗だけでも感じとっていただければ……。そしてMLBファンの方にも新しい発見があるかと思います!
それでは、プレイボール!!
「Road To The Show」編
さて、第1回の今回は、「MLB THE SHOW」シリーズの看板ともいえる「ROAD TO THE SHOW(通称RTTS)」モードをご紹介します。自分で作成した選手をプレイしてマイナーリーグからメジャーの頂点を目指すこのモード、2009年度版で導入されて以来、最高の人気を保つ、ハマったらやめられない泥沼のような大傑作モードなのです。
その魅力の理由は、なによりゲームプレイ自体の完成度が高く面白いこと、そして、選手の成長で「できなかったことができるようになる」という単純ながらも色あせない快感を味わえることです。
「止めどきが見つからない」と評判のRTTSモード、私が本作を紹介したJAPANスタジオのN村先輩もすっかりハマられたようで、あまりの面白さに2週間寝食を忘れて3シーズン分もRTTSモードをプレイされたとか。
紹介してから2週間後、私の席にいらっしゃった先輩が、無精ヒゲを生やしたやつれた顔で、「おまえ、オレにとんでもないオモチャを与えてくれたな」とおっしゃっていたのが忘れられません。
そんな悪魔的魅力を持つ「ROAD TO THE SHOW」モードのプレイレポート、お楽しみいただけたら幸いです。
そして、もし興味を持たれたら、PlayStation®Storeで本作を購入し、実際にプレイしてみてください!
第1回 「新メジャー候補生、誕生」
メジャーリーグ(MLB)、それは栄光。
芝生に射す日光の下で、白球を追う国民的スポーツ。
わずか数年で100億稼ぐことすら可能なアメリカン・ドリームの世界。
だが、その境地の前には、つらく厳しい栄光への道(Road To The Show)が待っている。
多くの選手が、栄光を夢見てはこの道へ足を踏み入れ、挫折してきた。
そして、ここにまたひとり、メジャーリーグに魅せられた男がその道へ歩み出そうとしていた……。
▲こいつが主人公だ! おや、どこかで見たような顔……。
メジャーリーガー候補の誕生、すなわち、いわゆるキャラメイク
さて、RTTSモードで最初に行うのは自らの分身となる選手の作成だ。
□ボタンでキャラクターの容姿を簡単に作成できる神システムもあるが、せっかくならこだわりたいもの。
ここでは、私の分身であるオリジナル選手「Daisuke Ishidate」を作成しながら、作成方法を解説しよう。
①まずはメイン画面で「ROAD TO THE SHOW」モードを選択。
▲メイン画面。画面の変更はR1ボタン・L1ボタンで行なえる。
②新規作成は「New」、続きから始める場合は「Continue」を選択。
▲前作のセーブデータからデータを引き継ぐことやクラウドに保存したセーブデータをロードすることも可能
③使用するロースターを選択。ここでは最新のロースターが反映される「Current」を選んだ。
▲ロースターとは公式試合に出場できる選手のリストのようなもの。なお、公式ロースターは一部を除き架空のマイナー選手データを使用している。こだわりたいひとは、本作ファンによる自作ロースターの導入も可能だ。
④基本タイプの選択。
実在のMLB選手を元に作るか、完全なオリジナル選手を作成するかを選択する。
▲優秀なMLB選手を元に作成する方が有利。だが、私はもちろん、オリジナル選手を選択!
–【イッシーのワンポイントアドバイス①】———————————————————
ひとつ注意したいのは、実在の選手を元に作成した場合、その選手の守備位置や外見などが作成した選手に引き継がれるということだ(外見は作成後に変更可能)。特定の守備位置を希望する場合には、同じ守備位置のMLB選手を元に作るか、オリジナル選手を作成しよう。
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⑤能力決定
オリジナル選手の場合は、まず守備位置と利き手(右投げ/左投げ、右打者/左打者/スイッチ)を選択。その後、投手のみ初期の3球種を選択。最後に能力ポイントを振り分ける。
▲実在の選手を元に作成する場合は、その選手の能力がそのまま採用される。
なお、各能力の意味は以下のとおり。能力を割り振るさいの参考にしてほしい。
打者:
CONTACT – ミート能力。投球を芯でとらえる力。
POWER – パワー。打球を遠くまで飛ばす力。
FIELDING – 守備力。打球への反応速度と打球処理の技術。
ARM – 送球。肩の強さと送球の正確さ。
SPEED – 走力。守備および攻撃時の移動速度。
投手:
VELOCITY – 球速。各球種の速度。
CONTROL – コントロール(制球力)。狙いどおりの位置に投げる力。
BREAK – 変化。速球/変化球を問わず、球の変化の大きさ。
MAKE UP – ピンチへの対応力。塁上(特に二塁以降)にランナーがいる際の対応力。
FIELDING – 守備力。打球への反応速度と打球処理の技術。
–【イッシーのワンポイントアドバイス②】———————————————————
メジャーでは、守備位置によって求められる能力が大きく異なる。以下の画面写真が、守備位置ごとの基本能力(順に、先発投手・抑え投手・捕手・一塁手・二塁手・三塁手・遊撃手・左翼手・中堅手・右翼手)だ。守備位置選びの参考にしてほしい。
- 先発投手。コントロールが大切。
- 抑え投手。球速とピンチへの対応力が高い。当たり前か……。
- 捕手。守備力と肩が重視されているのが分かる。
- 一塁手はとにかく打撃力が求められるポジションだ。
- バランスの整った基本能力を持つ二塁手。
- 三塁手は、二塁手よりも一塁から遠いため、肩の重要性が増している。
- 守備の要、遊撃手には、守備力と肩がないと話にならない。
- 左翼手。一定以上の走力と肩に、打撃力も求められる
- 中堅手。走力で広いエリアを守備する。
- 右翼手。左翼手と同じ基本能力。異なる守備位置で同じ基本能力なのはこの2ポジションだけ。
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この能力決定こそ選手作成のキモといってよい。初期球種や能力配分などは、プレイ開始時の各種ステータスはもちろん、のちのちの成長にまで影響をおよぼす。なので、後悔しないように完成した姿を想像しながら、そこへたどり着くためには何が必要か、楽しく悩みながら決定してほしい。
さて、ここからはDaisuke Ishidate選手の作成だ。
まず守備位置はノータイムで先発投手(SP)を選択!
これにはちゃんとした理由がある。
まず、MLBで一番の花形が先発投手であること。野球というゲームは点を取られなければゲームに負けることはない。そのため、先発投手の出来はゲームの勝敗を大きく左右するのだ。先発ローテーションを整えることは優勝を狙う球団にとっては至上命題といっていいため、その待遇も非常に良いものとなっている。
さらに、「MLB THE SHOW」シリーズのRTTSモードでは、どちらかというと投手のほうが短時間でプレイしやすい。
最後に、これは個人的な理由だが、三振をとったときの気持良さが(私にとっては)ホームランやダイビングキャッチ、盗塁の快感を上回ること。相手の意表をついてど真ん中で見逃し三振を奪ったり、カーブでタイミングを外して空振り三振を奪ったりしたときには、喜びのあまりひとりでガッツポーズをしてしまうことすらある。こればかりは、実際にプレイして味わってもらうしか伝えられないのだが。
▲やっぱり先発ですわ!
続いて、利き手は右投右打を選択。これは実際の利き手に合わせた。牽制のやりやすさなどが多少違うとはいえ、左右どちらでも大差ないと考えてよい。
次の球種と能力ポイントだが、球種は速球系中心の「4SFB」「スプリッター」「2SFB」を選択し、にもかかわらず能力ポイントは球速アップに必要な「VELOCITY(球速)」にはひとつしか割り当てなかった。これにも理由がある。
せっかくなので、これまでやったことがないタイプの投手を作ってみたかったのだ。
それに、人生のうち、数ヵ月に相当する時間を本シリーズにささげた身としては、単なるプレイレポートでは物足りない。せっかくなら、ダメ選手でメジャーの頂点を極めたいではないか。
速球系の球種が武器なのにもかかわらず、最高球速が90マイル(約144km)以下という冗談のようなハンデ。メジャー先発投手の多くが92マイル(約147km)以上の速球を投げ、それ以外の投手のほとんどが複数の変化球を持つ。そんな中、走らない速球とスプリットのみで勝負するDaisukeは、「ひのきのぼう」で竜王と戦おうとするかのような勇者といえるだろう。……たまらん!
▲とにかくコントロール命。毎回毎回、命を削りながら精密なコントロールで投げるしかない。
⑥出身地の選択
続いては出身地を米国東部・中部・西部・米国外の4地域から選ぶ。
これも基本的には好みや事実にもとづいて選んで問題ない。
ただし、米国内の地域を選ぶと新人ドラフト時にその地域にある球団から指名されやすくなるので、覚えておこう。
(実は、出身地域に関係なく特定の球団から指名される方法もある。詳しくは次回のレポートで)
Daisuke Ishidateは、西地区の球団から指名されたかったので「WEST(米国西部)」を選択。
▲西海岸の球団に就職を希望するため西海岸出身と申告。日本なまりがトレードマークの米国出身選手が誕生した。
⑦外見カスタマイズ
ここでは、選手の年齢・背番号・打撃/投球フォーム・サブポジション(野手の場合のみ)・体型・顔がカスタマイズできる。なお、利き手はここでも変更できる。
–【イッシーのワンポイントアドバイス③】———————————————————
外見カスタマイズは、選手作成後であっても「EDIT PLAYER」からいつでも行なえる。あせらずに時間のあるときに少しずつカスタマイズを進めていくことも可能なのだ。
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ちなみに、カスタマイズの中で年齢・打撃/投球フォームの2点だけは特に注意が必要だ。
それぞれ解説していこう。
1)年齢
18~22歳の範囲で選択可能。当然ながら年齢はいったん決めると変更できないので、慎重に選ぼう。
–【イッシーのワンポイントアドバイス④】———————————————————
基本的には年齢を何歳にしようとプレイに支障はきたさない。だが、特にこだわりがないなら18歳を選択しておけばゲームの進行が多少有利になる。
というのも、RTTSモードで新人ドラフトの対象になるのは22歳までなのだ。
新人ドラフトで意中の球団に指名されなかったり、ショーケースの試合で活躍できなかったりした場合でも、年齢が若ければ大学に進学して次回のドラフトを目指すという選択もできる。
大学進学は最大で2回まで行なうことができるので、若い年齢にしておけばやりなおしがきく分、チャンスが多いといえるだろう。
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2)打撃/投球フォーム
こちらも、趣味で選んでよい要素ではあるが、実際にプレイしてみると、フォームによってタイミングの取りやすさに違いがあることに気づくだろう。
特にメジャーリーグの投球フォームには、なかなか奇抜なものもあるので、シャレでかつての有名選手を選ぶと、タイミングが取れずに大苦戦……なんてこともある。
まあ、それも楽しみのひとつではある。なので、好みのフォームを選んでおき、どうしても操作がむずかしく感じた場合だけ、「EDIT PLAYER」で変更するのがよいのではないだろうか。
▲実名・匿名をふくめて数百種類のフォームから選べる(おそらく権利の関係上、引退選手のフォームは匿名になっていることが多い)。
これら以外の要素は、単純に、「似ている選手を作って盛り上がる」ための要素だ。キャラクリエイトが好きな人ならこれだけで徹夜できるくらい豊富なカスタマイズ要素があるので、存分に楽しんでほしい。
▲背番号も選べる。Daisuke Ishidate選手の背番号は? もちろん「14(イッシー)」だ!
–【イッシーのワンポイントアドバイス⑤】———————————————————
時間がない人のためにカスタマイズのコツを。以下のポイントさえ整えておけば、最小限の努力で「なんとなくそれっぽい」くらいには「似ている感」を出せる。
・肌の色(BODY項目のSkin Tone)
・身長(BODY項目のHeight)
・体重(BODY項目のWeight)
・体型(BODY項目のBody Type)
・髪型(HAIR項目)
・眉毛(EYEBROWS項目)
・鼻(NOSE項目)
・ヒゲ(FADIAL HAIR項目)
要は、遠くから見たときに「あー、なんとなく似ている」感が出ればいいのだ!
試合中は全身が映されることが多いので、これだけでも、没入感が全然違う!
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さて、Daisuke Ishidate選手だが、キャラクリエイト名人である本作宣伝担当のいわっちが授けてくれたレシピどおりに作成すると……おお、マジカル(まるで魔法)! 私に生き写しのプレイヤーが誕生したではないか!
▲何度見ても鏡に映った自分としか思えない。
さらに、投球フォームにもこだわる。日本人初のメジャー先発投手である野茂投手と同じトルネード投法だ! 多くの日本人の目をメジャーへ向けさせた功績は、本当に大きい! 同じ日本人として、ここはトルネードを選ばねばなるまい。まあ、Daisuke Ishidateは米国西部出身なのだが……。
▲使ってみたい方は、投球フォームの「All-Star Windup 13」を選択すべし。
こうして誕生した、Daisuke選手。
次回はいよいよ、メジャーへの登竜門、「ショーケース&ドラフト」だ!
–【イッシーのオマケ情報】————————————————————————-
快適にプレイするための「各種設定」とRTTSモードで重要な「選手の各能力」の翻訳を日本語オンラインマニュアルに追加しました。特に選手の能力をご覧になっていただくと、今後のプレイレポートがさらにわかりやすいかも。
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解説&豆知識:
カージナルス……ミズーリ州セントルイスに本拠地を置く大リーグ球団。ナショナルリーグ中地区に所属し、過去11度のワールドシリーズ優勝をほこる強豪。昨年まで4年連続ポストシーズン出場中。本稿執筆時点で、2位に9ゲーム差をつけて首位を独走中。
オールスター戦……アメリカンリーグ(AL)とナショナルリーグ(NL)から選ばれたトップ選手が所属リーグごとに分かれて一試合だけ戦う夢の舞台。2015年は7月12日にオハイオ州シンシナティ市のGreat American Ball Parkにて開催。同日にマイナーリーグから選ばれた選手による「フューチャーオールスター」やかつての名選手や有名人によるソフトボールの試合も行なわれる。
N村先輩のその後……やつれた顔で「おれは、サイ・ヤングの511勝を超えるよ」と宣言されて立ち去られた先輩。先日、久しぶりにお会いしたところ、その後も1週間に平均1.5シーズンのハイペースで試合を進められ、すでに200勝を達成されたそうです。疲れ切った表情での「あと、311勝か……。サイ・ヤングは偉大だな」とのつぶやきは胸に迫るものがありました。仕事は大丈夫なのでしょうか。
前作のセーブデータ……いったんクラウドにセーブデータをアップロードし、プレイするPlayStation®4にダウンロードしてから「Continue from MLB14」を選ぶ。なお、PlayStation®3版、PlayStation®Vita版からPS4™版へのデータ移行も可能。
クラウドに保存したデータ……各モードの「Options」にある「Upload to Cloud」でひとつだけセーブデータをクラウドに保存できる。保存したデータは「Load from Cloud」でダウンロードし、データを引き継いでプレイできる。
ロースター……メジャーリーグの公式戦に出場できる資格をもつ選手のリスト。このリストに登録されていないと試合には出場できない。8月31日までの試合とポストシーズンに出場できる「25人枠ロースター」と、メジャー契約の対象となり9月1日以降のレギュラーシーズンに出場できる「40人枠ロースター」の2種類がある。(25人枠ロースターに入っている選手は自動的に40人枠ロースターにも含まれる)
最新のロースター……オンラインにつないでおくと、毎回ゲームの起動時に最新のロースターデータをダウンロードしてくれる。逆に言うと、オフラインでは最新ロースターが反映されない。
マイナー選手のデータ……熱すぎるファンによる、全マイナー選手をカバーしたロースターも用意されており、「Vault」からダウンロードできる。ダウンロードしたロースターデータは、ロースター選択画面で「Saved」を選びロードすることで使用できる。
守備位置……野球ファンなら自明の略語だと思うが、いちおう解説。「SP」先発投手(スターター)、「CP」抑え投手(クローザー)、「C」捕手(キャッチャー)、「1B」一塁手(ファースト)、「2B」二塁手(セカンド)、「3B」三塁手(サード)、「SS」遊撃手(ショート)、「LF」左翼手(レフト)、「CF」中堅手(センター)、「RF」右翼手(ライト)。
初期の3球種……どの球種をどのボタンに指定するかは重要なので注意。×ボタンの球種がもっとも得意な球種、次が○ボタン、次が△ボタン、次が□ボタン、最後にR1ボタンとなり、初期能力値にも差がついてくる。いちばん多く使いたい球種を×ボタンに、次に多く使いたい球種を○ボタンに……とするのが無難。ちなみに、初期3球種のうちひとつは速球系(4SFB、2SFB、RFB、CUT、SNKのいずれか)にしておくことをお薦めする。緩急(スピードの差)は、「どこに投げるか」「どっちにどのくらい曲がるか」と並んで打たれないための3大武器のひとつだからだ。
先発ローテーション……ご存じの方も多いかもしれないが、MLBでは先発投手5名を中4日(1回登板したら4日休める)で起用するのが一般的だ。1、2番手は相手を圧倒的な力で抑えこむ防御率2点台以下のエース級が多いが、4、5番手になると試合を崩さず6回以上を投げられる投手であることが最低条件で防御率が4点台の投手も珍しくない。もちろん例外はある。
ローテーション投手の待遇……有力な投手のFA(フリーエージェント/自由契約選手)がその年どの程度いるかにもよるが、防御率4点程度の先発4、5番手でも安定して成績を残せるならば年俸10億円以上の複数年契約となることが珍しくない。
投手の方がプレイしやすい……くわしくは次回のプレイレポートでも述べるが、ひとつだけ理由を述べると、野手と違ってすべての試合に出場する必要がなく、先発投手なら年間でおよそ33試合程度の登板(試合出場)ですむからだ。今回は時間に制限がある中でのプレイレポートなので投手がピッタリだった。
速球の威力……本作をプレイすると分かることだが、ホンモノの速球、特に97マイル(約155km)以上の高めの速球には、「思わず振ってしまう」力がある。しかも、それに速球が速いほど変化球との落差が効果的になる。一流投手の変化球は、その球を狙っていないと打てないが、変化球を待っているときに97マイルの速球が来るとどうしても対応できないのだ。初めて100マイル(約160km)の速球を投げられたときには、「これ、打てないでしょ……」と思わずつぶやいてしまった。もちろん、プレイし続けることでなんとか対応できるようにはなってくるのだが、なぜ現実世界の大リーガーがあんなに簡単に速球を見逃して三振するのか、本作をプレイした人なら心の底からよく分かるはずだ。
複数の変化球……例外として、魔球「ナックルボール(球の回転が非常に少ないため、不規則な変化をするうえに打球が飛びづらい)」を駆使する投手(ナックルボウラー)がいる。いまや絶滅危惧種ともいわれるナックルボウラーは、ナックルの威力(打ちづらさ)にすべてを賭ける、修行僧のようなストイックさが魅力だ。投球も、ほとんどはナックルで、たまに速球(ごくたまに他の変化球)という極端な配球になる。一流のナックルボウラーが投げるナックルは、来ると分かっていても打てない、まさに魔球だ。一方で、コントロールがむずかしいため球数が多くなる、ナックルを打たれたら代わりに使う球種がない、などのけっこう致命的な弱点も抱える。
大学へ進学…大学進学時には能力値を伸ばすためのトレーニングポイントももらえるので、18歳のドラフトでは箸にも棒にもかからなかった選手が、2~3年後にトップ指名されることも。
タイミング……投球の場合、操作方法を「Classic」にするとタイミングをとらなくてよくなる。どうしてもタイミングがとれないようなら、「Classic」の使用も考えてよいかもしれない。
豊富なカスタマイズ……使用する用具の色や登場時のBGMまで設定可能だ!
背番号を選べる……各球団の永久欠番と同じ背番号を選ぶと、近い背番号に自動で変更される
日本人初……ちなみに日本人初の大リーガーは「マッシー村上」こと村上雅則投手。野茂投手全盛のころにはやたらと取り上げられていたが最近は見ることも少なくなった……と思ったら、「Number」誌の日本人メジャーリーガー特集号にインタビューが掲載! 当時の事情などもお話されていて非常に興味深い。
オンラインマニュアル……以下のURLからご覧いただけます。
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