VRシステム"モーフィアスをやってみた!" 15のデモを怒濤のプレイインプレッション!【E3 2015】

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VRシステム"モーフィアスをやってみた!" 15のデモを怒濤のプレイインプレッション!【E3 2015】

数多くのコンテンツのプレイアブルデモ&技術デモが展示された、話題のバーチャルリアリティ(VR)システム「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」(以下、モーフィアス)。E3 2015会場で実際にプレイした電撃PlayStation編集部スタッフとPS.Blog取材スタッフが総掛かりで15のデモを語り尽す!

※出展された中でスタッフが実際にプレイしたデモのみです。表記は出展時のもので、技術デモも含みます(掲載はデモ名称50音順)。


【EVE Valkyrie】

(開発元:CCP)

360度を見渡せる広大な宇宙空間で戦闘機を操るシューティングゲーム。コントローラーによる移動操縦とは別に、敵を視野に入れることでロックオンし、ミサイルで攻撃することができる。

●360度の宇宙空間での一人称視点シューティングとモーフィアスの組み合わせは、とにかく相性がいい。移動と加減速、射撃はすべてコントローラーでシンプルに操作できるが、モーフィアスで注視した敵をロックオンできるというシステムが秀逸だ。ある敵を正面に捉えてバルカンで攻撃しながら、別の敵は視線で追ってロックオン、ミサイルで撃墜するということもできる。アニメの世界で見たハイテクな機能を体験できてしまうのだから、プレイ中はワクワクが止まらなかった。もちろん、宇宙で機体に乗っている浮遊感や臨場感、ゲームへの没入感も文句なしで、いくらでも遊んでいられる。体験ブースに用意された中で、製品化に近いデモだというのも納得だ。 (PS.Blog・松田)


【FUTURIDIUM】

(開発元:Mixed Bag)

巨大戦艦上に設置された青いキューブを破壊する3Dシューティング。自動的に前方に進む自機を上下左右に操り、障害物や敵の攻撃を避けながら、すべてのキューブを破壊するとステージクリア。

●海外ではPS4™、PlayStation®Vitaでリリースされている同名ゲームが、モーフィアス対応に。キューブをビームで破壊するシンプルなゲームだが、戦艦の底面や物陰にキューブが隠れているため頭を動かして覗き込みながらプレイするのがモーフィアスならではの楽しさ。前方強制スクロール、しかも時間制限があるので、「あ、今キューブがあったのに!」「残りのキューブはどこよ!?」とハラハラさせられスリリング。画面奥に吸い込まれるような浮遊感、ミニマルなサウンドが生み出す独特のトリップ感も心地よい。 (PS.Blog・野本)


【The Refuge】

(開発元:Impulse Gear)

PlayStation®Moveモーションコントローラをガンコンに取りつけた「PlayStation®Move Sharp Shooter」を使って、モーフィアスで体験できる正統派FPS。エイリアンが棲む惑星を進み、迫りくる敵と激しい銃撃戦を繰り広げる!

●モーフィアスの性能を生かした、ある意味ド直球のガンシューティング。だからこそ、VRの醍醐味といえばコレ! という気がします。未知の惑星を進んでエイリアンと派手にやり合うというシチュエーションは、男子にはグッとくるもの。FPSはイマイチ苦手という人でも、本作では頭と銃の向きでエイミングを行うため、コントローラーでの操作よりも直観的なエイミングが可能ですよ。360度あらゆる方向から敵が迫ってくるため、正面のモニターを向いてゲームを始めたはずが、気づいたら壁に向かって必死に銃をかまえていました。方向感覚がなくなるくらい熱中することは請け合いです! (電撃PS編集部・山川)


【Godling】

(開発元:Sólfar)

昆虫と同じ視点で豊かな自然の中に降り立ち、草や花が大木のようにそびえ、虫たちが巨大生物のように歩く非現実的な空間を探索。プレイヤーは自然界を育てることができるが、ときとして破壊をもたらすことも……。

●まず、昆虫と同じ視点という世界のスケールが圧巻。周囲を見回したとき、自分より大きなカタツムリがすぐ近くにいると、怖いくらいの迫力だった。アクションが反応する場所はアイコンで示されるので迷わず見つけることができ、雫をキャッチして芽にかけるとニョキニョキ成長。「なるほど、こうやって世界を発展させていくのか」と、ほのぼの系の箱庭育成ゲームを予想したが、次に現われたマッチを使うと状況が一変する。枯葉についた炎があっという間に燃え広がり、辺りは山火事のような大惨事に。雫をかけたところで消火は間に合わず、アリやテントウムシが燃えながら逃げ惑う様子に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。大いなる神の力は創造と破壊につながり、どう使うかはプレイヤー次第とのことだが、次にプレイする機会では豊かな自然に導きたい。 (PS.Blog・松田)


【Headmaster】

(開発元:Frame Interactive)

飛んでくるサッカーボールをゴールに向かってひたすらヘディングするゲーム。いくつかのラウンドがあり、各ラウンドでプレイするルールが変化。既定の点数をクリアすることを目指す。

●サッカーは高校以来、ヘディングをしたこともほとんどないのに大丈夫か…とプレイする前は思いましたが、むちゃ楽しい(笑)。ひたすらヘディングするだけなのにルールが変わるので飽きません。ルールは、キーパーをかいくぐってゴールしたり、ゴール前にぶら下がったぬいぐるみにぶつけるものなどさまざま。最初はもちろんうまくいきません。だけど最後のほうは「ヘディングってボールから目を離さないで真正面から打つんだよ」とかサッカー経験者みたいなことを言い出す始末。バーチャルリアリティはただの真似事ではなく、実際に大事なポイントまで再現されているので、”やった気”のレベルが高いですね。 (電撃PS編集部・西岡)


【KITCHEN】

(開発元:株式会社カプコン)

不気味なキッチンを舞台に、想像を絶するリアリティ溢れる恐怖を体験できる。プロデューサーは「バイオハザード」シリーズを手掛けた川田将央氏。身動きできない状態に迫りくる恐怖。

●プレイする前からなんかもうイヤな予感しかしませんでした。『KITCHEN』て楽しそうな響きのデモのわりにはプレイしている人を見ていると「キャーッ!」とか叫んだりしてるし。どんなピザが出てくるんだよ…と思いながらモーフィアスをかぶってスタートすると場所がキッチンでした。そこで繰り広げられるのは”遠慮のない”ホラーバイオレンス。もともと、ホラーとバーチャルリアリティ(VR)って相性が最高にいいと思っていたんですが、『KITCHEN』を体験してみて思ったのは、プレイする人にとっては”最恐”。VRの特徴として、現実で起こったのと同じ感情や感覚になることがありますが、まさにそれ。自分が刺される瞬間が”痛い”、刺されることが”怖い”。モニターを客観的に見てゲームをプレイするのとはここが決定的に違います。カプコンの作った技術デモでジャンルはホラーということで、これが「バイオハザード」シリーズなどにつながるものなのかは現時点では不明ですが、VRまで視野に入れているなんてゲームファンとしてはドキドキせずにはいられませんよね。 (電撃PS編集部・西岡)

●のっけからネタばらしをすると、デモタイトルの意味はそのまま「キッチン」。では食材になるのはというと……そう、プレイヤー自身である。DUALSHOCK®4を持った状態でゲームをスタートするが、それによって両手が拘束された状態を表現しているのはナイスアイディア。ボタン操作を行なうことはなく、位置情報のみを検出しているが、助けてくれようとする協力者が拘束具の切断を試みる際に切りやすいよう掲げるなど、非常に上手く活用されている。しかし、顔のすぐ目の前でナイフのようなものをギコギコされるのは怖いよ……。つねに新しい怖がらせ方にチャレンジしているカプコンだけに、閉鎖空間の中での恐怖表現も秀逸だ。部屋の奥から聞こえる食事音。足元に投げ出される生首。ヒタヒタと後ろから忍びよる気配。そして、衝撃の結末は……? 会場ではあまりの恐ろしさから悲鳴をあげる人もいたほどで、真剣に怖い。機会があれば、ぜひ身を以ってこの恐怖を体験してほしい。 (PS.Blog・小林)

●やばい! コワすぎ!! もうプレイしたくない!!! といいたくなるほど。突き立てられるナイフ、飛んでくる生首、血まみれの手で突然の目隠しなど、とにかく衝撃体験すぎて、終わったあとは汗びっしょりでした。おぼつかない手つきで、自分の拘束具をナイフで切断しようとしてくれる男性にもビクッとしましたが(※一瞬マジで刺されるかと思った)、その男性をいきなり包丁で刺してきた黒髪の女性が本当に衝撃的。男性を引きはがして、視界が届かないキッチンの裏でチョメチョメしているのですが、音は聞こえても自分は動けないという状況が絶望的すぎて、途中で本当にモーフィアスをはずしたくなりました。この『KITCHEN』は技術デモということなので、これが今後どんなものになるのか……。プレイする際はショックで倒れないように準備運動をオススメします。 (電撃PS編集部・山川)

●バーチャルな空間で”何かをさせよう”とするデモが並ぶ中、”何もできない”異色の技術デモ。画面の中に見える手はつくりものだから、ふつうならそこで距離を感じるところだが、手首をちょうどコントローラーを握ったくらいの間隔で皮紐のようなもので繋がれ椅子に縛りつけられた画面の中の自分と、全く同じポーズをとらされることによって、リアルとバーチャルの境界が消える演出が秀逸。紐を切ってくれようとする瀕死の仲間(?)のナイフが危なっかしくて、コントローラーを握りしめた手につい力が入る。手を離せばいいんだけど、リアルな自分もいつの間にか見えない紐に縛られているのだ。バーチャルな世界に”没入していく”感じよりも、むしろ逆にリアルな空間がバーチャルな世界に塗り替えられてしまう感覚。それは、これまでちょっと感じたことのない不思議な手触り。VRは没入感で語られがちだが、”入る”ではなく、ただそこに”いる”感じこそが、モーフィアスの本当の凄さなんじゃないか──。そんな真面目なことを考える余裕もないくらい、『KITCHEN』はただただひたすら怖い。いまのデモのままでも、アミューズメント施設に置いたら大ヒット間違いなし。怖すぎるから行かないけどね! (PS.Blog・岡村)


【RIGS】

(開発元:ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ)

マルチプレイに対応し、3対3のチームで競い合うFPSロボットシューター。ロボットに搭載された武装でライバルの機体を撃破しつつ、ゴールに飛び込んだ得点で勝敗が決まる。

●FPS視点で、ロボットに搭乗する感覚がリアルに体験できる『RIGS』。戦闘機や戦車など、実際のコックピット感が味わえるモーフィアスデモはほかにもありますが、コントローラーの方向キーではなく、自分が向いた方向に機体が進むというところが本作ならではの感触でした。慣れないうちの急激な視点移動は三半規管の限界にチャレンジしてきますが、真のロボット乗りを目指すうえでは避けて通れない道かと。3vs3の協力プレイは事前打ち合わせなしだったので、前もって役割分担を相談できれば戦略が広がってもっとおもしろくなると思います。相手を3体キルして喜んでたら1回もゴールをくぐれないままタイムアップしてしまったので、リベンジしたい〜。 (電撃PS編集部・山川)

●巨大メカのコックピットに乗り込んで対戦する大型筐体ゲームは、とうに一般的なものになっているが、コントローラー操作ではなく、視点で操作するのがモーフィアス。メカ好き・ロボ好きにとっては憧れのあんな作品、こんな作品の主人公になり切ってプレイできる、期待通りの未来像がここにある。最初はついスティックを倒して方向決めしようとしてしまうので、ぎこちないことこのうえなかったが、慣れてくればスイスイと滑るようにアリーナを駆け巡ることができた。スイスイと勝てるわけではなかったけど。スポーツライクで戦術がものをいうルールは、”戦闘”というより”団体競技”。かつて映画などで見た未来のスポーツって、まさにこんな感じ。”RIGS”の意味は謎。誰か教えて。 (PS.Blog・岡村)


【SEGA feat. HATSUNE MIKU Project VR Tech DEMO】

(開発元:株式会社セガゲームス)

電子の歌姫「初音ミク」のVRライブを鑑賞できる技術デモ。曲に合わせてサイリウム代わりの「PlayStation®Move モーションコントローラ」を振ると、初音ミクが手を振ったりウィンクしたりと反応をみせる。

●……なんだ、このドキドキは。1万人は優に入りそうなアリーナに初音ミクが登場すると、アーティストMitchie Mさんの楽曲がスタート。初めて行くアイドル現場のようにきょろきょろしながら周りの観客の動きに合わせてサイリウムを振っていると、途中からミクさんに誘われてステージ上へ! 手を伸ばせば触れられそうな近さで(実際に手を伸ばす人続出)、動き回るミクさん。なぜかステージ上でひとりサイリウムを振る自分。かわいいやら恥ずかしいやらで、体がぞわぞわしっぱなし。辺りを見回すと向いた方向の歓声が大きく響くなど、音響も臨場感アップに貢献している。 (PS.Blog・野本)

© SEGA
© Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
記載の商品名および社名は各社の登録商標です。


【Summer Lesson E3 2015 DEMO】

(開発元:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

夏のひとときを題材に「近さ」のコミュニケーションを体験。首を縦に振れば「イエス」、横に振れば「ノー」。風景やオブジェクトに視線を向けて会話内容を選択できるなど、実際に会話をしているかのような臨場感を楽しめる。

●E3 2015で新登場のキャラクターは、アメリカからホームステイ中のミュージシャン! 灯台の見える海辺にある、日本家屋の縁側が舞台。まさに古き良き日の日本の夏というイメージで、臨場感だけでなく開放感も抜群だった。プレイヤーは家庭教師となって日本語を教えるのだが、VRならではの真横に座られている「近さ」を感じながら、たどたどしい日本語で「センセイ」と呼びかけられる日が来るなんて……生きててよかったよ、ホント。もう手取り足取りなんでも教えちゃうよ! 肝心のコミュニケーションの部分では、「注目アイコン」を注視することで話題を選択できるのが嬉しい。日本語テキストを横からのぞき込んだり、頭についた虫を捕ろうとしてくれたり、近い近いよ! とプレイヤーをドキドキさせるシチュエーションが盛りだくさんだったのも神様に感謝。しかし、幸せな時間というのは長くは続かないもので、最後に原田勝弘プロデューサーが出てきて……。 (PS.Blog・小林)


【Super Hypercube】

(開発元:Polytron)

目の前のブロックを360度回転させ、画面奥の穴に通す立体パズル。頭を傾けて穴の形を確認しながら、迫りくる壁がブロックにぶつかる前に、穴と同じ形になるよううまく回転させよう。

●わかりやすく例えるなら垂直視点の3次元パズルゲーム。進行方向に出現する壁の穴の形に合わせてコントローラーでキューブの向きを整え、くぐり抜けるというもの。くぐり抜けるたびにキューブの数が追加されていき、瞬時の判断で形を整えるのが難しくなっていきます。壁にぶつけてしまったキューブはバコッと吹っ飛んでしまうので、せっかく大きくしたキューブを凡ミスで散らしたしまったときはリアルに「オーマイガッ!」となりますね。VRといえば「フォトリアルな空間で現実と同等の体験を提供するもの」というイメージがありましたが、この『Super Hypercube』は少し趣が異なっていて、モーフィアスのふところの広さを感じました。 (電撃PS編集部・山川)

●非常にシンプルなゲーム性ながら、モーフィアスならではの仮想空間の奥行きをしっかりと感じさせてくれるデモ。画面奥から徐々に壁が接近するなか、手前にあるブロックの左右、ときには下からのぞき込みながら壁の穴の形を確認しつつ、コントローラーでブロックをどう回転させたらピッタリとハマるかを考えるのは、地味に忙しいが楽しい。複雑に突き出たブロックを無事通過させたときの気持ちよさはなかなかのものだが、通過する手前で急に壁が回転して穴の形が変化することもあるので気が抜けない。映画『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』に影響を受けているとあって、どことなくレトロなCGやサウンド、ネオンライトに彩られたビジュアルもいい感じ。激しいゲームは3D酔いしそうでちょっと怖いなと感じている人にオススメしたい、モーフィアスを初めて体験するのにうってつけの1本。 (PS.Blog・小林)


【THE PLAYROOM VR(Monster Escape)】

(開発元:ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ)

モーフィアスを装着したプレイヤー1名が怪獣になり、コントローラーを手にした4人と戦う非対称型対戦ゲーム。怪獣役のプレイヤーは頭突きでビルなどを破壊し、残りの4人はモノを投げつけて対抗する。

●モーフィアスをかぶったプレイヤー(=怪獣)とそれ以外の4人のDUALSHOCK®4を操作するプレイヤー(=ARボット)に分かれ、追いかけっこや物当てをする技術デモ。怪獣のプレイヤーは最初、街を破壊しながらARボットたちを追いかけるのですが、頭をぶんぶん振り回すことで周囲の建物や飛んでいるヘリコプターを壊すことができ、気分はもう怪獣そのもの! 湾岸部の行き止まりまで逃げてくると、今度は一転してARボットたちが周囲に落ちているオブジェクトを怪獣に向かって投げ、怪獣は頭を上下左右に振りながらそれを避ける。これは本当に頭が勝手に動いてしまうほどの没入感で、相手のパンチをかわすボクサー気分を味わえました。モーフィアスを着けたプレイヤーと他のプレイヤーが一緒に違った視点で同じゲームを楽しめることも素晴らしく、さまざまなゲームが生まれる可能性を感じました! (電撃PS編集部・山川)

●『プレイルーム』のVR版として、SCE JAPANスタジオが開発を担当。1台のPS4™を使って、モーフィアス側とDUALSHOCK®4側で異なる映像を表示してプレイできるという、実は技術的にすごいことを実現しているデモであり、会場でもひそかに注目を浴びていた。試遊では怪獣とARボットの両方の立場を体験することができたが、やはり注目はモーフィアスを使った怪獣視点。DUALSHOCK®4はARボット側が使うこともあってか、操作はモーフィアスのヘッドトラッキングのみ。逃げるARボットを追いかけつつ頭を前に倒しての頭突きで壁やビルを壊したり、頭を左右に振って攻撃を回避したりと、アクションとしてもなかなか楽しい。視点も怪獣だけに、まわりをうるさく回るヘリコプターを横目に高所から見下ろしつつ進撃するなど、怪獣気分を満喫できた。今後、この非対称型の技術をどのように活用したタイトルが登場するのか、期待したい。 (PS.Blog・小林)


【Trackmania】

(開発元:Ubisoft Nadeo)

ジェットコースターのように起伏の激しいアクロバティックなコースを、猛スピードで爆走できる。エディットモードも搭載され、自作コースを走れるようになりそうだ。

●予想はしていたが、一人称視点のレースゲームとモーフィアスは親和性高し。ジェットコースターばりにアップダウンが激しいうえ車高が低いせいか乗り物酔いしてしまったが、実際に車を運転しているかのようなリアリティは既存のレースゲームをはるかに凌いでいる。グワッと加速したり、急カーブを曲がったりする時には、体にGがかかったように感じられるほど! 最後にデモ映像も見せてもらったが、他のプレイヤーが走ったコースをリプレイで追体験するだけでもバーチャルドライブやジェットコースターシミュレーターとして楽しめそう。ステアリングコントローラーへの対応にも期待。 (PS.Blog・野本)

●簡単にいうと、ジェットコースターのレールがそのままコースになったような無重力レーシングゲーム。ときには天地がひっくり返った状態でレースを進めていくのだが、正直なところ、走っている間はまわりの風景を楽しむ余裕なんかないから、「なんだ、ふつうのレースゲームじゃん」と思ったが、モーフィアスならではの感覚に襲われたのは、コースが途切れて大ジャンプした瞬間。勢いよく空に飛び出したあと、フワッと浮かびながらコースに復帰するまでの数秒間、フライング系のアトラクションのような”腰が浮く”感覚が味わえた。内臓がマイナスGで浮きあがるあの感じが、目からの情報だけで体感できるのが驚き。”浮遊感”もモーフィアスのキーワードのひとつになっていくのかも。『Jumping Flash!』もぜひ。 (PS.Blog・岡村)


【VirZOOM】

(開発元:VirZOOM)

馬に乗って草原を駆けたり、翼を生やして空を飛んだりすることができる技術デモ。馬の速度は実際に設置されたフィットネスバイクを漕ぐ速度で調整が可能。

●馬の進行方向は自転車のハンドルで操作するのですが、まずは自転車を漕ぎ続ける体力が必要(笑)。ドリフトみたいな曲がり方をしてしまうこともしばしば。道に落ちている翼を拾うと空を飛べるようになるのですが、空を飛び続けるには一定以上の速度が必要で、時間が経ってくるとリアルの体力が! でも、途中でゼエゼエ言いながら空を飛ぶために必死になっている自分が客観的におもしろくなって、不思議な気分になりました。脳内BGMは青春時代によく聞いていたスピッツの「空も飛べるはず」。トレーニングジムでこんなゲームが楽しめると、すごくモチベーションが上がると思います! (電撃PS編集部・山川)


【Wayward Sky】

(開発元:Uber Entertainment)

さまざまなギミックが置かれたフィールドを舞台に、主人公の女の子を誘導していく三人称視点のパズルアドベンチャーゲーム。パズルを解いたりギミックを作動させたりしながらゴールへと導くのだ。

●モーフィアスで注視した場所をクリックすると、主人公がそこに向かって移動を始めるという操作系。通常時はフィールドを俯瞰で見る3人称視点なので、ぐるりと見回しながらギミックが反応する場所を探して主人公を誘導。ギミック操作のシーンではアップの一人称視点になり、パネルやレバーを注視、クリックして作動させるという流れだ。おそらく、こうした操作系にはマウスが向いている。しかし、次に向かう場所はどこか? あのギミックを動かすスイッチはどれ? と、モーフィアスを向けてキョロキョロと探すのは、主人公と一緒に探索している感覚があって楽しい。ギミックやパズルを解くことに集中するだけでなく、ゲームの世界にのめり込む感覚はモーフィアスならではだ。 (PS.Blog・松田)


【World War Toons】

(開発元:Reload Studios)

トゥーンアニメの世界で戦うシューティングアクション。視点は一人称(ファーストパーソン)でなかなかの迫力。舞台は西部劇に出てくるような雰囲気の町で、敵となるのは動物や兵士だ。

●デモではなく発売を前提にしたタイトルということで、なかなかの完成度でした。移動はコントローラーの左スティックで行いますが、移動する方向は視点で決定します。攻撃する際の照準あわせも視点で行うので、移動→止まって照準をあわせて攻撃という感じ。慣れれば移動しながらでも攻撃できます。パワーアップアイテムもあり、それを取れれば有利に戦えます。最後のほうで特別に戦車を使わせてもらったのですが、それが強い強い。強いし気持ちいいしで最初から使わせて欲しかったわーこれ(笑)。E3ではNPCとの戦いでしたが、プレイヤー同士で戦ったらさらに面白いだろうなぁと感じました。 (電撃PS編集部・西岡)


モーフィアスの発売は2016年上半期予定。もちろん今後、国内で触れることのできるチャンスはきっとあるはずだ。百聞は一体験に如かず。触ればその凄さに納得できるはず!

「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」についてはこちら!

『RIGS Mechanized Combat League』プレイインプレッションはこちら!

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