■Guerrilla Gamesのスタッフが語る3つのキーポイントとは
E3 2015の開幕前日に行なわれた｢PlayStation® E3 EXPERIENCE 2015 Press Conference｣において、その存在が明らかになった『Horizon Zero Dawn』。
本作は｢KILLZONE｣シリーズを手掛けたGuerrilla Gamesが制作するPlayStation®4専用の完全新作アクションRPGだ。E3 2015の初日、現地時間の6月16日(火)には、Guerrilla GamesのMathijs De Jonge氏とMark Norris氏によるプレゼンテーションが行なわれ、本作のポイントについて語ってくれた。その模様をお伝えしていこう。
『Horizon Zero Dawn』のキーポイントは3つある。最初に挙げたポイントは、本作がオープンワールドアクションRPGであるということ。広大で美しいフィールドはシームレスに移動することができ、目に見える景色はすべて、その場所にたどり着くことができるという。
2つめのポイントは、ディープなストーリー。文明が滅亡を迎えてから1,000年後の世界という設定であり、ここでは人類が原始時代に戻ったかのような狩猟生活を送っている。一方で、世界を支配しているのは動物の姿をした”マシン”たち。マシンがどのような存在で、どこからやって来たのかは、ストーリーを進める中で明らかになっていくということだ。
そして3つめのポイントは、戦略性に富む戦闘システムだ。主人公のAloyは、マシンたちを狩るマシンハンターだが、大きさやスピード、力強さでいえばマシンにはかなわない。そこで、多彩な武器や罠を駆使して、非力さを補いながらマシンを狩ることに面白さがあるのだ。
キーポイントの解説のあとは、実機を使ったデモプレイがスタート。今回のミッションでは、敵のマシンを倒し、その背中にあるタンクを回収することが目的となった。
最初は”ウォッチャー”と呼ばれるマシンが現れ、これに見つかると大勢のマシンを呼び寄せられるという。草むらに身を隠しながら接近し、一撃で倒したところを見ると、ウォッチャーの戦闘力自体は高くないようだ。
続いては、草食動物をイメージさせるマシンの群れに対し、Aloyが罠を仕掛けて狩るという場面に。あらかじめ、引っ張ると爆発するロープを張り巡らせておき、マシンたちの近くに爆発する矢を打ち込む。驚いたマシンたちが罠にかかり、爆発とともにダメージを受けていた。こうしてマシンを倒したら、武器やアイテムの素材となるパーツを回収することができ、新たな装備を作り出すクラフトシステムも大きな見どころになるだろう。デモプレイ中は、弓矢と銃を使い、クラフトシステムでは新たな矢を作成していた。もちろん、弓矢や銃以外にも多彩な武器が使えるようになり、実際に武器の切り替えアイコンには4つのスロットが用意されている。
最後は、恐竜を思わせる巨大なマシンが出現。ここでいったんゲームを止めて、説明してくれたところによると、このマシンは55万個のポリゴンで描かれ、破壊できるパーツは93カ所に及ぶ。破壊し、マシンの体から外れることで、Aloyが武器に使えるパーツもある。また、オレンジ色に輝く弱点パーツは、通常の3倍のダメージを与えられるとのことで、弱点に攻撃を撃ち込むためにどのような戦略を立てるかは本作を楽しむ要素になるという。今回のプレイでは、まず電撃を帯びた矢を放ってマシンの動き鈍くしたところで、アンカーつきのロープを撃ち込んで拘束。露出した弱点パーツにじっくりと狙いを定め、討伐を成功させていた。多くの種類の武器やアイテムを駆使して、細かなパーツで作り込まれたマシンに挑む。戦略性の高い戦闘システムをキーポイントに挙げるのも納得という狩りだった。
デモプレイの後は質疑応答に移り、｢日本ではハンティングアクションゲームの人気が高いが、これらのゲームから影響を受けたか｣という問いが投げかけられた。すると、｢影響は受けていて、ウェスタンなテイストのハンティングアクションゲームを目指している｣との回答が。一方で、ハンティングゲームにはおなじみの、マッチングして一緒に狩りに行くというスタイルは取らないが、なんらかの形のオンラインマルチプレイは考えているという。果たしてどんなプレイスタイルが提供されるのか、気になるところだ。
PS4™専用のハイクオリティな完全新作ハンティングゲームの登場で、期待が高まる『Horizon Zero Dawn』。新時代のハンティングゲームの姿を見届けよう。
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