プレイアブルキャラクター全員のインプレッション! 発売間近の『デビル メイ クライ4 スペシャルエディション』の新たなアクションを徹底分析!!【特集第2回/電撃PS】

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プレイアブルキャラクター全員のインプレッション! 発売間近の『デビル メイ クライ4 スペシャルエディション』の新たなアクションを徹底分析!!【特集第2回/電撃PS】

名作アクション『DMC4』に、グラフィックの強化をはじめとするさまざまな追加要素を施した本作。追加要素のなかでもとくに注目を集めているのが、新規プレイアブルキャラクターであるバージル、レディ、トリッシュの3人だ。本作の発売まで1週間と迫った今回は、トリッシュのアクションを解説。これに加えて、編集部に到着したサンプルROMをプレイして判明した、トリッシュたち3人の新情報を加えたインプレッションも掲載していく。なお、バージルとレディのアクションについては、過去のPS.Blogの記事で紹介しているので、そちらもチェックしてほしい。

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前回の記事はこちら

バージル、レディ、トリッシュたちの原点とは? スタイリッシュアクション「デビル メイ クライ」シリーズの歴史を振り返る!【特集第1回/電撃PS】

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■魔剣と格闘、雷を組み合わせて戦うダンテの相棒・トリッシュ

トリッシュは初代『DMC』から登場しているキャラクターで、シリーズの主人公であるダンテのパートナーだ。『DMC2』では、特定の条件を満たすことでプレイアブルキャラクターとしても使用できた。『DMC4スペシャルエディション』でのトリッシュは、「LADY/TRISH GAME」で使用可能。なお、トリッシュは、本編となる「NERO/DANTE GAME」におけるダンテのミッションで戦うことになる。

彼女のアクションは『DMC2』のときのものとは大きく異なる。武器は、魔剣スパーダとベアナックル(格闘攻撃)、遠距離武器が扱える。最大の特徴は、ほかのキャラクターにある「装備武器を変更する」という概念がないことで、魔剣スパーダは○ボタン、ベアナックルは△ボタン、遠距離武器は□ボタンで繰り出すことが可能。シリーズ初心者でも簡単に繰り出せるシンプルな操作でありながらアクションの種類は豊富で、コンボをつなぐ爽快感もほかのキャラクターと遜色ないものになっている。

【ラウンドトリップを基点にした特徴的な戦闘スタイル】

トリッシュのアクションでとくに特徴的なのが、魔剣スパーダに回転を加えて敵に投げつける「ラウンドトリップ」。魔剣は投げられたあとも回転を続け、敵を斬り刻み続ける。この間にトリッシュを操作して、敵に技を重ねる攻撃が可能だ。その際は、「ラウンドトリップ」の威力が上昇し、持続時間も延長される。さらに、「ラウンドトリップ」使用中にしか出せないアクションも多数存在。まさに彼女の攻撃の要ともいえるアクションだ。

<ベアナックルコンボC>

「ラウンドトリップ」からの派生技のひとつ。トリッシュがブレイクダンスのようにスピンして、周囲を巻き込む。△ボタン連打で回転数が増加する。

<コレダー>

「ラウンドトリップ」からの派生技のひとつ。地面に拳をたたきつけて、周囲に雷を帯びた衝撃波を発生させる。△ボタンを押し続けると威力がさらにアップ!

<サンダーブロウ>

「ラウンドトリップ」からの派生技のひとつ。前方に突進しながら雷の一撃を繰り出す。敵との間合いを詰めつつ攻撃できるのが魅力。これも△ボタンを押し続けると威力が上がる。

【魔剣はもちろん災厄兵器すら自在に操る!】

「ラウンドトリップ」以外にも、使い勝手のいいアクションが充実しているトリッシュ。以下では、そのなかから3つをピックアップして紹介しよう。注目してほしいのは、”災厄兵器”と呼ばれるパンドラを使ったアクション。トリッシュの射撃攻撃は、□ボタンだけなら二丁拳銃ルーチェ&オンブラを連射するだけだが、R1ボタンでのロックオンと左スティックの組み合わせで、パンドラのアクションが繰り出せる。パンドラはダンテの武器のひとつで、彼が使う場合は「災厄ゲージ」をタメる必要があったが、トリッシュの場合はゲージなしで無制限に使用可能だ。

<スパーダコンボA>

魔剣スパーダで敵を3回斬りつける、最も基本的なコンボ。○ボタンを押すタイミングで、魔剣が槍に変形する「スパーダコンボB」に派生する。状況に応じて使い分けたい。

<PF013 エピデミック>

パンドラをボウガン状に変形させ、爆発力のある弾丸を発射。空中からでも使用できる。パンドラはほかに、バズーカやレーザー砲にも変形可能だ。

<Vディバイダー>

魔剣スパーダを縦に回転させて敵に投げつける。敵を攻撃するだけでなく、こちらに引き寄せる効果もあり、コンボを継続させたいときに役立つ。

【トリッシュの技と魔力でフォルトゥナに待つボスを蹴散らせ!】

トリッシュではダンテのミッションをプレイすることになるので、彼女の前には当然ながらダンテを苦しめたボスが立ちはだかる。ダンテと異なるアクションで戦うトリッシュでは、どんな戦法が有効なのか? いろいろ模索しながらプレイできるのも『DMC4スペシャルエディション』の魅力といえる。体力吸収や下僕の召喚を行うアンジェロアグナスとはどう戦えばいいのか、今から想像しておくとプレイの際に役立つかも?

魔剣教団の技術局を統べるアグナスが、”帰天”と呼ばれる儀式で悪魔化した姿。羽のような器官で自分が生み出した擬似魔界に接触、無数の悪魔を呼び出す。

■3キャラのインプレッションをお届け

トリッシュのアクション解説がひととおり終わったところで、次はプレイアブルキャラクターのインプレッションをお届け。実際にプレイしてわかった事実を中心に、それぞれのアクションの見どころを掘り下げていく。

【トリッシュ】

トリッシュの場合、ほかのキャラクターと違ってシンプルな操作で多彩な技を組み合わせることができるのが魅力。敵を上空に打ち上げる「ハイタイム」からの「エリアルコンボ」など、ダンテでおなじみのアクションもそろっているため、『DMC』シリーズ経験者なら違和感なく操作できると感じた。「ラウンドトリップ」からのコンボも、単に威力が高いだけでなく、大半の敵の動きを止めつつ攻撃可能。1対1の戦いで頼りになった。

多数の敵と戦う際は、空中で△ボタンを押すと出せる「イナズマ」が大活躍。これは、ナナメ下方向にキックしながら雷のラインを張りめぐらすアクションで、ラインに触れた敵に継続ダメージを与えつつ動きを止められる。乱戦時には、適当に出しておくだけで敵を攻撃&足止めができて、非常に役に立った。複数相手の攻撃手段としては、遠距離からパンドラを使うのも有効。弾丸やレーザーは威力が高いだけでなく、左スティックの上下で射線の修正ができ、敵の密集地帯を狙い撃ちするのも容易だ。全体的に、遠距離・近距離のどちらもこなせてバランスがいいという印象。シリーズ経験者はもちろん、初心者にもオススメのキャラクターといえそうだ。

ちなみにシナリオの進行上、彼女の出番は「LADY/TRISH GAME」の中盤以降になるので、早くプレイしたい人はレディを使って、その前のミッションを素早くクリアしよう。

【レディ】

レディは本作で初めてプレイできるようになったキャラクターで、アクションは銃器が中心。武器はハンドガン、ショットガン、カリーナ=アン(ミサイルランチャー)の3種類で、どの武器も□ボタンをタメ押しすることで、3段階までアクションを強化できる。このなかで、カリーナ=アンのタメ撃ちがとにかく強力! タメ時間は長いものの、威力も攻撃範囲もトップクラスで、大抵の敵なら一撃で倒せた。華麗な行動をすると上がるスタイリッシュランクも、このアクションだと上がりやすいのが○。最高ランクのSSSも簡単に出せて、アイテム購入用のレッドオーブと、アクションの拡張に使えるプラウドソウルがどんどん稼げた。正直、よほど敵の攻撃が厳しくない限り、武器はカリーナ=アンだけで問題ないほど。とはいえ、ほかの武器も魅力たっぷり。

たとえば、ショットガンは□ボタンのタメ押しを移動しながら行え、3段階までタメればしばらくの間強力な散弾が撃ち放題。ハンドガンなら敵を燃やしたり、時間差で爆破させて周囲の敵を巻き込む射撃が行える。ほかにも、「ワイヤーショット」は地上の敵を上空に打ち上げて無防備にできるだけでなく、空中の敵を地上に落とすことも可能。メフィストなど、空中を飛び回って攻撃してくる敵を倒すのに重宝した。中距離であればハンドガン、近距離であればショットガンと、敵との距離に応じて武器を使い分けるのも有効だ。しかし、敵との距離を保てれば有利かつ安全に戦えるのはレディの大きな魅力。トリッシュ同様、誰でもプレイできる遊びやすいキャラクターだ。

【バージル】

バージルは初心者から上級者まで、非常に遊びごたえのあるキャラクター。敵と戦うときに攻撃を受けない、ムダに走らないなど、バージルらしいスタイリッシュな行動をすることで上昇する”集中ゲージ”をタメることでアクションの威力や攻撃範囲が強化される。集中ゲージが高い状態で戦うとバージルは本当に強くてカッコよく、いちアクションゲームファンとしてたまらないものがあった。ただし、この集中ゲージを高く保つのが意外にたいへん。威力の低い攻撃でも、集中ゲージはガツンと減ってしまうため、戦闘中はともかく攻撃を受けないことが大切に。走らないことへの対策では、バージルが使えるトリックアクションを活用した。遠距離攻撃の「幻影剣」を発射→「幻影剣」を当てた敵の前に瞬間移動で移動する「エアトリック」で接近→近接攻撃、といった感じが基本戦法に。これなら走って集中ゲージを下げることなく、敵に素早く接近して攻撃できた。また「エアトリック」は、単純に回避行動としても利用できてイイ感じだ。

バージルの武器は、攻撃範囲の広い閻魔刀(やまと)に、攻撃力の高い格闘武器のベオウルフ、安定感のある戦いができるフォースエッジの3種類。実際に使ってみてのイチオシは、やはり閻魔刀だ。この武器は広範囲を攻撃できるものが多いものの、攻撃の合間に大きなスキができるものが多い印象。敵の動向に注意しつつ、最適なアクションを選ぶのが重要になりそうだ。ただし、スタイリッシュさではほかの武器の追随を許さず、集中ゲージMAX&魔人化発動状態でのみ使える必殺アクション「次元斬・絶」まで使える。閻魔刀を極めずして、バージルは語れないだろう。


以上、トリッシュのアクションや新規プレイアブルキャラクターのインプレッションをお届けした。インプレッションの総括としては、3人ともそれぞれのアクション性を確立した、完成度の高いキャラクターに仕上がっている印象。ひとりひとりが”らしい”アクションで戦えて、プレイ感覚もまるで異なる。こんなプレイアブルキャラクターが、ネロとダンテを含めて5人もいるアクションゲームは、そうはないはずだ!

さて、次回の特集記事は『DMC4スペシャルエディション』の発売日と同日に公開。全体的な概要のおさらいに加えて、本作をプレイする際に役立つちょっとしたワンポイント、さらには6月13日(土)のイベントで公開されるPVの情報も掲載する予定だ。『DMC4スペシャルエディション』を買う予定の人も、買うか迷っている人もどうぞごらんあれ!

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ILLUSTRATIONS:Kazuma Kaneko/ATLUS

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