『Bloodborne』をまだプレイしていない方を獣狩りの夜に誘う【春コレ!PlayStation®】特集第2回は、周回プレイを重ねたり能力の異なる狩人を何タイプも育成したりと、本作をやりこみまくるPS.Blogスタッフがおすすめポイントをご紹介。前回の記事と合わせてピンとくるところがあれば間違いなく楽しめるので、気になってウズウズしてきた方はぜひ一読を!
■雰囲気たっぷりの世界観にゾクゾクしっぱなし!
まずお伝えしたいのは、『Bloodborne』の世界観が圧倒的に濃密だということ。
物語の舞台となる古都ヤーナムにはさまざまなエリアが存在し、そのどこに行っても雰囲気たっぷり。多くの家屋があるのに生活感が失われた「ヤーナム市街」や「聖堂街」、怪しげな儀式が行なわれている「ヘムウィックの墓地街」、鬱蒼とした中に巨大な石碑が立ち並ぶ「禁域の森」など、ゴシックホラーをモチーフにした不気味さに背筋をゾクゾクさせながら探索し、意味深な造形物に想像を膨らませる……。ていねいに作り込まれたマップの情景は不気味なだけでなく美しく、周囲の敵を排除して安全を確保したら、鑑賞せずにはいられないほどだ。ゴシックホラーに興味があるなら、それだけでもプレイする価値がある!
さらに、物語中盤からは何やら宇宙的神秘(?)を感じさせる雰囲気が加わり、異質な敵も出現してくる。「宇宙人のような敵は何者なのか?」「獣の病とどんな関係が!?」と謎に満ちた展開にまた背筋がゾクゾク。『Bloodborne』では物語が明確に語られることはなく、時折見かける断片的なメッセージを頼りにプレイヤーが想像していくことになるため、あれやこれやと考察しているうちにこの世界観にどっぷりと浸かっているのだ。
ハードな戦いに身を置きながら、濃密な世界観を味わえるエリアの数々。プレイする際は、フィールドをくまなく探索してその雰囲気を味わってほしい!
<ヤーナム市街>最初に探索するエリア。「獣狩りの群衆」が徘徊する路地の恐怖と、沈みゆく夕陽の美しさのギャップがたまらない。
<聖堂街>「聖堂街」のシンボル、大聖堂の内部。広い空間には荘厳な雰囲気が漂うが、祀られている像には神秘的な奇妙さも。
<悪夢の辺境>市街地の雰囲気から一転、岩だらけの険しい道が続く「悪夢の辺境」。麓が霧に隠れ、巨大な祭祀場が宙に浮かんでいるように見える光景は圧巻だ。
<廃城カインハースト>雪に覆われたエリア「廃城カインハースト」。血族と呼ばれる者たちが住んでいたとされ、ほかの市街地とは造形の趣が異なる。
<ビルゲンワース>湖面に映る月が美しい。建物の中では神秘の研究が行なわれ、本や標本であふれているが、その名残だけを感じるのはかえって不気味。
<聖堂街 上層>古都ヤーナムを統べる「医療教会」の中枢でありながら、宇宙的神秘を感じさせる情景を数多く目にすることができる。
■こだわりの狩人を作る! 魅せる!!
前回の記事で、さまざまな特徴のキャラクターに育成できることを紹介したが、見た目の設定の自由度もかなり高い。ゲームの初期設定の際に行なえるキャラクタークリエイトで、実に細かいところまで作りこめるのだ。しかも、その機能が使いやすく、こだわりのキャラクターを簡単に作れるのが嬉しいところ。性別と年頃を決めて、ベースとなる顔のサンプルを選択したあと、似た系統の異なるパターンを自動で複数生成してくれる。大まかなイメージを形にするときに失敗がなく、すぐに詳細なこだわりの調整に移れるというわけだ。細かい色合いやパーツの調整はスライダーバーで直観的に操作でき、好みの表現が思いのまま!
なお、ゲームを始めると作成したキャラクターの設定は変更できず、別のキャラクターで楽しみたい場合は新しくゲームデータを作る必要がある。新規で作成したゲームデータでは当然、初期レベルから育成し直すことになるのだが、それを手間と思わずにキャラクター作りにこだわるプレイヤーが多かったりもする。自分の場合、最初に作ったキャラクターでそれなりに満足していたため、特徴を変えて育成する2人目以降も同じ見た目にするつもりだったのだが、マルチプレイでいっしょに遊んだフレンドがハンマーを振り回す細身の女狩人を使っているのを見て触発されてしまった。結果、4人目のキャラクターを育成中なのに、先走ってキャラクタークリエイトだけ済ませ、本格的な狩りのスタートを待つデータが別に4つある。これくらいの数は、世界中のプレイヤーを見渡せばそれほど珍しくない……はずだ。
キャラクターの見た目へのこだわりで言えば、狩装束選びも重要なポイント。狩装束はいわゆる防具のことで、武器と同様にさまざまなバリエーションが存在する。本来は防御力や耐性の高さを選択の基準にするところだが、性能よりも作成したキャラクターのイメージを優先して選んでしまうことは、けっこうある。オンラインマルチプレイでほかのプレイヤーにお披露目する機会もあるだけに、こだわりのキャラクター作りを試してみてはいかがだろうか。
キャラクタークリエイトではベースとなる顔を選んだあと、パーツの形や色合いを細かく調整。自分だけのこだわりを表現することができる。
渋めの老狩人を作成。性別や年頃で初期能力が変わることはないが、「くぐり抜けてきた経験が違う!」というような自分なりの思い入れを持ってプレイを楽しめる。
狩装束はバリエーション豊か。ドレスのような女性向けのものや、特定の敵を倒して入手できる固有の装束もある。
頭部装束の1つである「騎士の一房」。顔を隠さず防御力も高められるため、こだわって作成したキャラクターを見せつけることができる一品。
■巨大、複数、敵対狩人──あらゆるタイプの死闘を満喫!
アクション面については前回の記事で触れているが、本作のコンセプトである「圧倒的死闘感」は改めて語らせてほしい、いや、語らせてもらう!
あらゆるタイミングで死亡する『Bloodborne』の中で、死闘感を存分に味わえるのはやはりボス戦だろう。道中の敵が強いといっても、ボス戦でのピリピリとした死闘感は群を抜いている。ボスとの初戦では、まず迫力ある存在感に圧倒される。そして大抵の場合、何もできないまま葬り去られ、「こんな敵にどうやって勝てばいいんだ……」と絶望するが、これは想定の範囲内。挑戦を繰り返しながら対抗できることが少しずつ増え、手応えを感じていく過程はかなり燃えるところだ。追いつめたことでボスが本気になり、再び蹴散らされたりもするが、何度目かの挑戦でようやく倒せたときの達成感は凄まじい!
しかも、登場するボスはどれも特徴的。スピードのあるタイプや、超巨大で強烈な一撃を繰り出すタイプ、複数の敵が連携してくるタイプなど、あらゆるシチュエーションでの死闘が待っている。ゲームを進める中で自分のアクションスキルが上達しているのを実感できるのだが、だからといって次に会うボスをいきなり完封できるほど甘くはない。新たなボスと出会うたびに「このボスが一番強い!」と感じ、それまでと違う戦い方を模索しながら全力でぶつかることになる。特徴的で強力なボスが次々と現われるからこそ、ギリギリで勝つカタルシスを毎回味わえる。死闘感満載のボス戦を、ぜひ体験していただきたい!
単体で戦うだけでなく、複数の敵が登場するボス戦も。「ヤーナムの影」は攻撃方法が異なる3体が絶え間なく襲ってくるため、緊張感ある戦いを満喫できる。
敵対する狩人と戦うシチュエーションもある。獣の敵とはまるで違う、スピード感あふれる攻撃の応酬が展開されることになる。
巨大な体躯を誇る「アメンドーズ」。現われた瞬間に軽く絶望できるほどスケールの差があるが、そんな敵にどうやってダメージを与えるか模索しながら戦うのは燃える!
動画でチェック! 「サイズもタイプも個性的! ボス戦ダイジェスト」
それぞれのボスがどれだけ個性的か、戦闘のダイジェストを動画にまとめてみた。静止画では伝えきれない迫力とともに、圧倒的な攻撃力に苦戦する様子からその強さを実感してもらえるだろう。こんな敵と対峙し、倒したときの歓喜の味わいは、ぜひあなた自身の手で!
※PS4™の実機上では解像度1080pだが、この動画上では解像度720p
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2回にわたってお届けした『Bloodborne』の魅力の数々、ぜひとも実際に体験してもらいたい。世界中のプレイヤーがマルチプレイ用アイテムの鐘を鳴らしながら、新たな狩人の到来を待っている!
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Bloodborne
・発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
・プラットフォーム:PlayStation®4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:2015年3月26日(木)
・パッケージ版 希望小売価格 6,900円+税
・ダウンロード版 販売価格 6,372円(税込)
・CERO:D(17才以上対象)
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