毎回SCEJAのインディーズゲーム担当チームがオススメの作品とその魅力を解説する、連載コラム「インディーズゲーム探索隊」。今回はPlayStation®Vita向けの不思議で可愛い2Dアクションゲーム『ニヒラブラ』を紹介!
担当チームのみなさん、よろしくおねがいします!
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ハロー、みなさん。宣伝担当のワンです。
みなさん、ハッピースプリングライフを楽しんでいますか。
春になってくると花粉アレルギーや風邪などいろいろありますね。現在ワンも邪悪な風邪に絶賛襲われ中なので、頭の中が完全に空っぽです。無シングです。…まさかこれが”ZEN(禅)”ですかね!?
そんな今の僕のムードにそっくり。PlayStation®Vita向けダークファンタジーのパズルアクションゲーム『ニヒラブラ』を今回紹介します! 「虚無」から逃げ出すことが設定なので、僕もプレイしたら頭に充満してた空虚感がなくなって元気になりましたよ。(…”ZEN(禅)”ではなかったみたいです)
『ニヒラブラ』はパズルのアクション性と不思議なストーリーを中心として創られたゲーム。プレイヤーは、ある日「虚無(ボイド)」から突如生まれた名前のないキャラクターを操作し、その主人公を取り戻そうとしている「虚無」から逃げます。自分の存在は何なんだろう…という重い悩みを抱えながら世界を旅する主人公は、凍てついた山脈や灼熱の砂漠、森や火山地帯などの環境を越えていきます。それぞれの地域には障害物があり、「虚無」もこわ~いモンスターを送ってくるので危険です!
↑最初はまん丸で可愛いのだけれど、かかしの形をコピって人間っぽい姿になる主人公。
ここまで設定を紹介してたら、自分がいま赤ちゃんに戻っちゃったら何を考えるのか想像しちゃいました。…でも「ボク、何で生きているんだっけ?」なんてこと考えずに、初めて食べ物を食べた時の感動が凄そうだな、なんて。食べるのはもちろんハンバーガーですけどね。
ゲームの説明に戻りましょう。とにかく、『ニヒラブラ』のゲームプレイは中毒性が高い! それぞれのステージで主人公が青、緑、茶色、赤、黄色という5種類の「色」を手に入れるが、それぞれの「色」を入手したら特別なパワーを使えるようになります。さらに、ゲーム内の地面を指でタッチすると、そこに「色」が塗られる仕組みです。各「色」の効果が異なるので、頭を使って「色」の使い方を考えれば、どんな難しい状況でも超えられます。最初はこのパズル要素がシンプルですが、どんどん複雑になっていきますので楽しいですよ。
↑「色」をこういう感じでさまざまな地面に塗っていく。
もうひとつ、マイセルフがとても好きな要素はナレーションです。主人公は発言できないのですが、途中途中で謎の声が天から響き、主人公のストーリーを語っていきます。声と合わせてテキストも表示され、主人公がその時に感じていることがプレイヤーに伝わってきます。場合によってはナレーションがプレイヤーの動きに突っ込んできたり、ときどき哲学的な発言もしてきたり。
もし実際に僕の人生を語ってくれるナレーターさんがいたら、たぶんこんな感じ。
「噛んだ瞬間、口の中に広がったものは…そう、「旨味」。バーガーだ。体が反応する。”幸せ”って案外身近にあって気づかないものなんだよって、誰かが言ってたよね?」みたいな。
スミマセン、本題に戻ります。
ナレーションを使ったストーリー展開は非常に面白いのですが、サウンドやアニメーションも抜群なので世界観を楽しめます。背景の絵がとてもキレイで、「色」を塗るときのビジュアル効果がとてもスムーズで気持ちいい! また、サウンドへのこだわりも感じます。それぞれに出てくる敵の叫び声やBGMなどが本作特有のダークファタンジー要素に生命を吹き込みますよ。さすが、BeautiFun(ビューティファン) Gamesというスタジオですね!(HA HA HA!)
『ニヒラブラ』は現在配信日が未定ですが、日本語版の制作が順調です! 設定が不思議で面白く、時間を使ってパズルの解き方も考えないといけないので、終わるまでPS Vitaを手放したくなかったです。その上、ストーリーを知っていくと少し哲学的にもなるので、いつもと少々異なるゲーム体験ともいえると思います。
ぜひ、本作を注目しプレイしてみてくださいね!
それでは、次回まで! さよならバーガー!
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ありがとうございました!
次回の「インディーズゲーム探索隊」も、どうぞお楽しみに!
© BeautiFun Games
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