コーエーテクモゲームスから2013年に発売され、ハンティングアクションタイトルの中核のひとつとして高い人気を誇る「討鬼伝」シリーズ。その最新作である『討鬼伝 極』は、前作『討鬼伝』の要素をすべて内包しつつ、新たなシナリオや”鬼”、武器種などを追加したボリューム満点の1本だ。特集1回目となる今回は、『討鬼伝 極』の世界観やアクション、敵である”鬼”など本シリーズの根幹となる魅力に迫っていく!
■和の世界観で繰り広げられるモノノフと”鬼”の果てしない戦い
木造建築の小さな家々や舞い落ちる紅葉、美しく流れる川のせせらぎ。昔懐かしい和の雰囲気を感じさせるような世界を舞台に、強大な力を持つ異形の存在”鬼”と、”鬼”を討つ者モノノフたちの戦いが描かれる。プレイヤーは、ウタカタの里と呼ばれる”鬼”との最前線に配属されたひとりのモノノフ。続々と現れる”鬼”を相手に、今を生きる人々を守るため、幾戦もの死闘を繰り広げていく。
“鬼”との戦場となる異界・領域にも、禍々しくありながらどこか美しく感じる風景が広がっている。幻想的な和の世界で展開する、大迫力の”鬼”討ちを堪能しよう!
■物語を彩る魅力的な登場人物たち
プレイヤーと同じモノノフとして里を守る者や、里に住まう人々など、個性豊かな登場人物たちにも注目。中心人物にはそれぞれに焦点を当てたエピソードも用意されており、戦闘だけでなく物語も深く楽しめるのが本作の魅力といえる。彼らとともに歩んだ先に、プレイヤーを待っているものとは……?
<主な登場人物>
●桜花(CV:浅野真澄)
ウタカタ随一の太刀の使い手。討伐隊の中心的存在で、戦場での指揮統率の役割を担っている。自分にも他人にも厳しく、凛々しい性格だが、妹の橘花には弱い。
●速鳥(CV:中尾良平)
疾風迅雷の双刀使い。どんな任務も完ぺきにこなす孤高の仕事人で、単独での行動を主としている。必要以上のことは語らない寡黙な性格だが……。
●那木(CV:佐藤朱)
正確無比な弓の名手。学問全般に深い造詣を持ち、”鬼”の研究を生業としている。冷静かつ柔和な大人の女性らしい立ち振る舞いをしているが、ときには子どものようにはしゃぐ無邪気な一面も。
●息吹(CV:野島健児)
実戦経験豊富な槍使い。規則に縛られない自由奔放な人物だが、戦場では冷静かつ慎重な動きを見せる。軽薄でいい加減な色男を演じているが、それには深い理由が……。
●初穂(CV:野中藍)
鎖鎌を操る天性の自信家。最年長を自称し、ことさらお姉さんぶろうとするものの、空回りすることが多い。天真爛漫な性格で常に明るく振る舞うが、ときおり寂しげな様子を見せることがある。
●富嶽(CV:福原耕平)
拳ひとつで戦場をわたる、百戦錬磨のつわもの。戦いに無類の喜びを感じる生粋のケンカ好きだが、面倒見の良い兄貴的な一面もあり、子どもには好かれてしまう。
●相馬(CV:緑川光)
精鋭のモノノフで構成される部隊・百鬼隊の参番隊隊長。北の地に現れた”鬼”と戦うため、参番隊を率いてウタカタの里を訪れる。豪快で細かいことは気にしない男気溢れる人物。
●暦(CV:津田美波)
薙刀の扱いに長けたモノノフ。シラヌイの里から派遣され、百鬼隊に協力している。外見には幼さが残るものの、質実剛健で冷静さも持ち合わせている。
●ホロウ(CV:照井春佳)
記憶喪失の銃使い。ふらりとウタカタの里に現れ、里のモノノフたちと行動をともにする。常識に欠けており、奇想天外な言動でさまざまな騒動を巻き起こす。
■使用できる武器は9種類! 多彩なアクションで異形の者たちを討て!!
本作に用意されている武器は9種類に分類される。それぞれで攻撃モーションなどの挙動が異なるのに加え、各武器独自の特殊技も用意。さらに、モノノフに備わる特殊な力も戦闘の行方を左右する大きなポイントだ。”鬼”の部位を一撃で破壊する「鬼千切」、複数の部位を一度に破壊する「鬼千切・極」、”鬼”の残り生命力や部位のダメージ蓄積具合などが見られる「鬼ノ目」など、本作ならではのアクションも多数存在する。もちろん、集めた素材で武具を強化して性能を高める、マルチプレイでほかのプレイヤーと共闘するといった、ハンティングアクションならではの楽しみも!
●太刀
広めの攻撃範囲に加え、平均的な攻撃速度と威力を併せ持つ扱いやすい武器。特殊技の「残心(影残心)」を効果的に用いることで、一気に大ダメージを与えることもできる。
<主な攻撃>
・翻身斬:移動しつつ回転攻撃を繰り出す
・真空斬:力を溜めて衝撃波を放つ。長く溜めるほど威力が増す
・残心(影残心):気力を注いだ刃で敵に刀傷を刻む。攻撃数に応じて刀傷が深くなり、「残心解放」の発動で刀傷の数と深さに応じた追加ダメージが与えられる
●双刀
一撃の威力が低く攻撃範囲も狭めだが、圧倒的な攻撃速度を誇るスピードタイプの武器。空中に飛び上がってから空中連続攻撃を繰り出せるなど、地上と空中の両面から”鬼”を斬り刻める。
<主な攻撃>
・疾駆:高速で突進する状態になる技。走りながら攻撃を繰り出せる
・回天:コマのように回転し、周囲を斬り裂く
●槍
突きを軸とした中距離の立ち回りが得意な武器。溜め攻撃が可能なほか、”鬼”の攻撃に合わせて「槍衾」を発動、スキを突いて「鷹襲突」を繰り出すなど、特殊技を駆使した戦いが肝となる。
<主な攻撃>
・烈塵突:溜め攻撃や「槍衾」からつながる連続突き。ボタン連打で突き数が増加
・槍衾:槍を前方に構え、”鬼”の突進攻撃を食い止めてカウンター攻撃を繰り出す
・鷹襲突:槍を使って高く舞い上がり、上空から敵を貫く
●手甲
攻撃速度が遅く攻撃範囲も狭いが、一撃の威力の高さは折り紙付き。「赤熱打撃」で”鬼”の部位の防御力を下げつつ、タイミングよくボタンを押すことで発動する「好連係」で攻撃の威力をアップ。さらに、「不動の構え」でガードするなど、使いこなすことで攻守に優れた性能を発揮する。
<主な攻撃>
・赤熱打撃:攻撃を当てた部位を赤熱化させ、ダメージを与えやすくする
・不動の構え:手甲を構え、敵の攻撃を防ぐ
・百烈拳:強力な連打をあびせたのち、強力な締めの一撃をたたき込む。攻撃を当てるほど繰り出す速度が速くなる
●鎖鎌
分銅での攻撃と鎌での攻撃が可能なトリッキーな武器。分銅を用いた技で距離を調整しつつ攻め込むなどやや慣れが必要だが、ほかの武器では味わえないユニークな戦法が可能だ。
<主な攻撃>
・飛び退き打ち:分銅をたたきつけ、後方へ飛ぶ
・分銅射出:分銅を敵に投げつけ、間合いを一気に詰める。飛びかかり中に攻撃可能
・瞬迅印:さまざまな攻撃のあとに「分銅射出」が行えるようになる
●弓
遠距離からの攻撃が軸となる武器。特定の部位を狙う場合は「一矢射ち」、複数の部位や”鬼”を狙う際は「番え射ち」や「呪矢」を利用するなど、状況に応じて各攻撃を使い分けることが重要に。
<攻撃の種類>
・一矢射ち:矢を1本放つ。溜めることで威力が上昇
・番え射ち:矢を複数番えて発射。本数に応じて攻撃範囲や飛距離が変化
・印矢:攻撃を当てた部位に特殊な印を付加し、次の攻撃を当てた際に爆発による追加ダメージを発生させる
・呪矢:敵の部位をロックオン後、矢を一気に発射する
●金砕棒
攻撃範囲と一撃の威力に優れた武器。武器の先端を命中させると「豪打」となり威力が上昇するうえ、「豪打」を成功させ続けることで「豪腕状態」になり、攻撃速度上昇と溜め攻撃の溜め時間短縮の効果を得られる。
<主な攻撃>
・発止:金砕棒に構え、敵の攻撃に合わせてカウンター攻撃を繰り出す
・破潰:溜め攻撃。攻撃ごとに溜め段階が維持され、最大で9段階まで溜められる
●薙刀
一撃の威力は低めだが、攻撃範囲と攻撃速度に優れる武器。「流転」をマスターすれば”鬼”の攻撃を華麗にかわしつつ、流れるような連続攻撃を繰り出せる。また、”鬼”の攻撃を受けずに、自分の攻撃を当てていくと、攻撃のヒット数や攻撃速度が上がっていく「連舞状態」となる。さらに、双刀と同じく空中に飛び上がってからの連続攻撃も可能だ。
<主な攻撃>
・流転:敵の攻撃を受け流す
・繚乱:素早い連続斬りを繰り出す
●銃
遠距離攻撃を得意とする武器。狙撃弾、貫通弾、散弾、爆発弾、吸引弾、時限弾の6種類の弾が存在し、武器に応じて使用できる弾が異なる。対峙する”鬼”や状況に合わせて適切な弾を装填しつつ戦うのがカギに!
<主な攻撃>
・擲弾:霊力を込めた爆弾を投げつける。投げた爆弾を撃ち抜くと、弾種に応じた特殊な爆発が発生
・霊弾射撃:魂の力をこめた強力な弾を撃ち出す。弾種によって撃ち出される弾が変化
■英雄たちの魂であるミタマの力が、キミをさらに強くする!
卑弥呼、安倍晴明、織田信長、斎藤一。かつて我々が生きる世界で名をはせた英雄たちに加え、イザナギやオトタチバナヒメ、桃太郎といった神話、童話の人物たちの魂が”ミタマ”となり、モノノフたちの力となる。ミタマは、武器に用意されている「魂溝」に最大3つまで装着可能。彼らには10種類の戦闘スタイルが設定されており、装着したミタマの戦闘スタイルに応じた効果が得られるほか、タマフリという特殊な力も使用できる。さらに、レベルを上げることでさまざまなスキルを習得し、プレイヤーの能力を高める効果も。総勢300人以上のミタマのなかから、最高の組み合わせを見つけ出そう!
<戦闘スタイルの概要>
・攻:攻撃を得意とするスタイル。攻撃力や会心力を上げるタマフリがある
・防:守りを得意とするスタイル。防御力を上げるなど守りに関するタマフリがそろう
・迅:素早い立ち回りを得意とするスタイル。移動速度や攻撃速度を上げるタマフリを持つ
・癒:回復を得意とするスタイル。タマフリでは味方の回復や瞬時の救援などが行える
・魂:遠距離攻撃を得意とするスタイル。追尾弾や部位を爆発させるタマフリが使える
・隠:特殊な立ち回りを得意とするスタイル。気配を消す、敵を一定時間に行動不能にする効果のタマフリを持つ
・空:特殊な補佐を得意とするスタイル。敵を引き寄せる、空間に「鬼祓い」の効果を発生させるなどのタマフリを所持
・賭:運頼みのスタイル。運勢によって能力が増減する、味方のタマフリの回数を回復させるなどのタマフリがある
・献:支援を得意とするスタイル。味方の能力上昇や一定時間ダメージ無効といったタマフリを持つ
・壊:部位破壊を得意とするスタイル。タマフリでは部位への攻撃力上昇、即座の「鬼祓い」完了などが可能
なお、本作の初回生産分には、幕末の思想家である吉田松陰の妹・杉文のミタマがダウンロードできるプロダクトコードが付属される。ちなみに杉文は、今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の楫取美和子の旧姓名だ。ダウンロード版にも期間限定で特典が付属されるので、気になる人は早めの購入を!
■異界より降臨せしまがまがしき”鬼”たち
“鬼”は、本作の討伐目標となる存在。人よりも小さいサイズの小型から、見上げるほど巨大な大型まで多くの種類が存在する。とくに危険な大型の”鬼”は驚異的な生命力を誇っており、通常の状態ではダメージを与えることができない。彼らにダメージを与える手段は3つ。ひとつ目は部位を破壊後に「鬼祓い」を行い、生命力が具現化した”マガツヒ”状態の部位を攻撃すること。ふたつ目は攻撃を繰り返して生命力が表面化した状態である全身”マガツヒ”状態にしてから攻撃を行う方法。3つ目は、生命力の減少など、特定の状態によって凶暴化した”タマハミ”状態のときに攻撃する方法だ。強大な”鬼”への対抗手段を頭に入れ、任務の成功を目指そう!
<『討鬼伝 極』で追加された主な”鬼”>
●イミハヤヒ
巨大な尾を持つ、獣のような姿の大型”鬼”。しなやかな身体には、凶暴な本能と圧倒的な力が満ちている。モノノフの里の北の地に現れた未知の”鬼”のうちの1体であり、その来歴、生態は一切不明。
●カゼヌイ
猫のような姿をした女性型の大型”鬼”。愛らしい外見とは裏腹に、その性質は狡猾かつ残忍。背後から音もなく忍び寄り、鋭い爪でモノノフを斬り裂く。
●オノゴロ
岩塊のような姿をした”鬼”。丸太のように太い肢体から繰り出される攻撃は驚異的な威力を誇るのはもちろん、硬質さも兼ね備えており、火や水などの属性攻撃をほぼ受け付けない。
●ウロカバネ
漆黒の外殻で全身を鎧った巨大な”鬼”。その姿はクエヤマと呼ばれる”鬼”に酷似している。一説によると、クエヤマの骸を侵食して操る未知の”鬼”だというが……?
●ゴズコンゴウ
牛頭人身の大型”鬼”。北の地に現れた”鬼”の大将格だと思われるが、過去の文献には記録が存在しない新種で、その力は未知数である。
■4月14日から待望の体験版が配信開始!
明日、4月14日から本作の体験版が配信開始! PS4™版のクオリティをいち早く目にしたい人は、ダウンロードをお忘れなく! 製品版が気になる人は、公式で配信されている以下の動画もチェックしておこう。
【動画①】
【動画②】
【動画③】
次回更新も、明日4月14日。内容は、PS4™版ならではの要素をまとめてご紹介! 乞うご期待!
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