シリーズ作品いずれもが日本ゲーム大賞で優秀賞を受賞し、海外でも数々の賞を獲得している「DARK SOULS」シリーズ。その最新作『DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN(ダークソウルII スカラーオブザファーストシン)』のPlayStation®4版が、いよいよ明日2015年4月9日(木)に発売される。
日本国内のみならず、世界中でシリーズが愛される理由はどこにあるのか。あるファンは本格ダークファンタジーの世界観を挙げ、またあるファンは少ない情報を吟味して自分で攻略ルートを模索する楽しみを挙げるだろう。もちろん高い難易度も魅力のひとつだが、決して難しさだけがウリではない。これら全てにRPGが持つ成長や発見の面白さといった要素が融合し、「DARK SOULS」シリーズは不動の人気を獲得したのだ。
本作は前作『DARK SOULS』と世界観は同じだが、物語は異なる人物、異なる場所で語られる。ストーリーとして前作との直接的な関係はないため、初体験の人も安心して『DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN』の世界へ旅立ってほしい。
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前回までの特集記事はこちら
特集第1回 PS4™で新生した世界で始まるソウル探求の旅路──
特集第2回 PS4™版を実際にプレイ! 変化を遂げた世界とは!?
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■絶望に彩られた世界の旅路
本作の舞台となる失われた国「ドラングレイグ」は、生の概念が希薄な、悲しみに満ちた場所である。そこは魂をむさぼる亡者と化した人々であふれ、安住の地などもはやどこにもない。そんな絶望に満ちた地を訪れた主人公には、呪われた刻印”ダークリング”が刻まれていた。この刻印が刻まれた人間は、やがて全てを失い亡者と化す。しかし、この「ドラングレイグ」には人の理を呼び戻す”ソウル”と呼ばれる力があるという──。
絶望が支配する世界で見いだした、たったひとつの希望を求め、プレイヤーは本格ダークファンタジーの世界へと身を投じる。
【断片的に描かれる世界の事象】
アイテムの紹介テキストやNPCとの会話から、少しずつ物語を読み解いていく独特のストーリーテリングは、本作の魅力のひとつだ。断片的な情報はプレイヤーの想像力を掻き立て、物語への深い没入感を演出する。
<物語のキーワード>
・ドラングレイグ
かつての繁栄は見る影もなく、荒れ果てた王国。本作の舞台となる。
・ダークリング
不死となった者に現れる、呪われた刻印。この刻印が現れた者はいずれ何もかもを失い、やがて亡者と化す。
・ソウル
生命全ての源であり、人の理を呼び戻すことができると言われる力。不死や亡者は本能的にそれを求め続ける。ゲーム中では経験値やお金の役割も果たす。
・亡者
人間としての自我もなく、ただひたすらにソウルを欲する存在。それはもはや人にあらず。
・人の像
暖かくやわらかで、影のように暗い色をたたえた像。その姿は見る者によって異なるという。使用すると亡者から生者に戻る。
■自らの手で攻略ルートを切り開く「発見」の喜び
物語が直接描かれないように、プレイヤーが次に進むべき明確なルートも提示されない。自分の戦力で現在進める場所はどこなのか、NPCは何か道しるべとなることを言っていなかったか、といった情報を吟味し、進むべき道を自分で模索する。とあるエリアにあったアイテムが全く異なるエリアの鍵となることもあり、それを自らの手で発見したときの喜びはひとしおだ。
“親切なゲーム”に慣れたプレイヤーは、ストイックなゲーム性に新鮮な感覚を覚えるだろう。
■プレイヤーの意思を反映できる自由なキャラメイキング
プレイヤーの分身となるキャラクターは、性別や細かい外見はもちろん、ステータスまでも自由に設定できる。戦士や魔術師といった、いわゆる職業の概念”素性”は存在するが、それらが及ぼす影響は初期のステータスのみ。ゲーム開始後はソウルを集めてプレイヤーが自由に各パラメータをアップすることできるので、戦士でもレベルアップ後のステータスの割り振りによっては魔法を使うこともできるし、特徴のない”持たざるもの”といった素性を選択して、最初から自分の思い通りにキャラクターを育成することも可能だ。
自分によく似たキャラクターを作成するもよし。全く異なる異国風のキャラクターを作成するのもよし。長い冒険をともにする分身を、こだわりを持ってメイキングできる。
■駆け引きを重視したスリリングなバトル
本シリーズの戦闘は相手の攻撃を誘って反撃したり、敵との微妙な間合いを調節したりといった駆け引きの要素を重視。例え雑魚が相手でも複数に囲まれるとあっという間にやられてしまうことがあるため、時には撤退して体勢を立て直す慎重さも必要だ。一瞬の気の緩みが死へとつながる、本格的なアクションバトルを堪能してほしい。
闇雲に武器を振り回すだけでは、死と隣り合わせの世界を生き残れない。
■幾多の死を乗り越えた先で得られる達成感
死に直結する苛烈な攻撃や初見者殺しのトラップといった高い難易度は、やはりシリーズを語るうえで欠かせない要素のひとつ。だが、その難しさは決して理不尽なものではない。最初はどうにもならないように思えても、繰り返しプレイすることによって突破口が見える絶妙なバランスとなっている。おそらく本作をクリアするまでに、プレイヤーはいくつもの壁にぶつかるだろう。しかし、何度も繰り返した経験と知恵とテクニックでそれらを乗り越えたとき、何物にも代えがたい達成感を得られるはずだ。
トラップを用いて敵を倒すことも可能。攻略法はプレイヤーによってさまざまだ。
【プレイヤー自身の「経験値」が冒険の力となる】
どんなに強力な敵が相手でも、繰り返しプレイすることで敵の配置、挙動や隙が見えてくる。プレイヤー自身が学習して徐々に強くなっていく。”難しさ”ではなく得がたい”達成感”こそが、シリーズの魅力だ。
■新米冒険者を導くサポート要素
ゲームクリアまでの道のりは、確かに険しく厳しい。しかし、条件はあるがネットワークに接続して協力者と一緒にボスを倒したり、NPCを召喚してともに戦ったりすることも可能だ。頼れる味方の存在は、過酷な世界で生き抜くための大きな手助けとなるだろう。
【オンラインマルチプレイで別の世界のプレイヤーとつながる】
基本的にはひとりで遊ぶ本作だが、ネットワークにつないで遊んでいるプレイヤー同士で協力プレイが可能。ひとりでは倒せなかった強敵も、複数人で挑めばかなり楽に戦える。また、他のプレイヤーが死亡したときの状況や残したメッセージを確認できるため、活用すれば旅を安全に進めるための判断材料になるはずだ。ただし、他のプレイヤーは敵として自分の世界へ侵入してくることもあるため、気は抜けない。
【共闘できるNPCの存在】
ネットワークにつないでいてもいなくても、NPCを召喚してオンラインマルチプレイのような共闘プレイを楽しめる。本作では、オリジナル版からさらに多くの協力NPCが追加され、難局を乗り切るための手助けになるだろう。
PS4™版を動画でチェック!
(注/PS4™の実機上では解像度1080p、フレームレート60fpsだが、この動画上では解像度720p、フレームレート30fps)
【初心者必見のガイドブックが付属!】
パッケージ版の数量限定特典には、駆け出し冒険者を導く全72ページのガイドブックが付属する。キャラクターの育成指南やシステムの詳細な解説に加え、戦闘テクニックの紹介やマップの掲載により、ゲーム序盤の攻略を徹底サポート。オンラインマルチプレイの条件についても、詳細な表でまとめられている。数量限定版には特製地図ポスターとBGMを収録した2枚組オリジナルサウンドトラックCDも付属するので、お見逃しなく!
※本特典は、パッケージ版専用のものです。ダウンロード版には付随しません。
※画像はイメージです。実際のものと多少異なる場合があります。
※数に限りがあります。品切れの際は予めご容赦ください。
※特典の有無は必ず販売店頭にてご確認ください。
ついに発売を迎える明日の特集では、これまでのおさらいに加えて『DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN』とは実際にどういったゲームなのかを、序盤のプレイ動画ともにお届けする。お楽しみに!
『DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN』公式サイトはこちら
©2015 BANDAI NAMCO Games Inc. / ©2011-2015 FromSoftware, Inc.
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